ノリクラ 雪渓カレンダー<番外編>

Vol.26(2015/10/31) C

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(Update:2015/11/05)

 

【山頂・稜線の積雪状況】

登山道入口(肩の小屋前)

それでは、山頂方面の様子もご覧ください。こちらは肩の小屋前の登山道入口。

 

目まぐるしく雲が流れる

午後になって雲が目まぐるしく流れるようになってきました。

 

雪が貼りついたハイマツの根 この付近の積雪量は5〜10センチ

地表にむき出しになっていたハイマツの根はご覧の状態。ただ、稜線手前まではそれほどの積雪量ではありません。積雪量は先週のほうが多い状態でした。

 

稜線付近 − 支柱はエビの尻尾がびっしり

そして、稜線まで到達すると、誘導ロープの支柱はエビの尻尾。どの支柱も西に向かって伸びています。つまり、昨日の降雪は西から吹き付けたもののようです。

 

標高3026mの山頂 (乗鞍岳 剣ヶ峰) 鳥居のエビの尻尾は20〜40センチ

こちらは標高3026メートルの乗鞍岳山頂 剣ヶ峰。右の画像では鳥居のエビの尻尾は20〜40センチにも達しています。

 

気温マイナス6℃、風は穏やか − 訪れる登山者はいない

気温はマイナス6℃、ただ、先週のような強烈な風はなく、穏やかそのもの...今日は訪れる登山者はほとんどなく、静かな山頂ですが、周囲は雲に覆われて、はっきり確認できません。

 

頂上小屋も店じまい

山頂直下の頂上小屋もご覧のように小屋締めされました。今年8月に建て替えられ、初めての越冬です。例年通りであれば、来シーズンは6月頃オープンされます。

 

夕方の大雪渓 数多くの雷鳥が飛び交う − すでに真っ白に換羽

大雪渓に戻ると、もちろん誰もいないサイレントな世界ですが、ほとんど風もなく、このまま冬季閉鎖に入ってしまうことを全く想像させない穏やかな状態。それでも、普段ならあまり大雪渓で見られない雷鳥があちこちで飛び交っていて、カエルのようなオスの声、小さく鳴くメスの声が響いています。その雷鳥もほぼ完全に真っ白に換羽し、冬への準備が始まっています。

明日からは、誰も訪れることのない冬季閉鎖です。今シーズンは本当にこれで全て終了です。最終日のきれいな光景を目に焼き付けて下山します。

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