ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.6(2016/06/17〜18) C

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(Update:2016/06/23)

 

【肩の小屋から稜線へ】

それでは肩の小屋から稜線に向けて出発します。

 

肩の小屋の南側 ハクサンイチゲが咲き始める − 昨年より1週間遅い

肩の小屋の南側では、キバナシャクナゲが先週開花しましたが、それを追うように、今週はハクサンイチゲが咲き始めました。昨年はハクサンイチゲを先に紹介し、キバナシャクナゲをその翌週(昨年の今週)にお伝えしました。ですから、今年のハクサンイチゲは昨年より1週間遅いということになります。

 

先週の肩の小屋〜山頂の登山道
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.5(2016/06/11〜12) D
今回の肩の小屋〜山頂の登山道
登山道上の積雪はほとんどない

肩の小屋から朝日岳直下までの登山道にはほとんど積雪がなくなったといってよいでしょう。

 

先週の肩の小屋〜山頂の登山道
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.5(2016/06/11〜12) D
今回の肩の小屋〜山頂の登山道
積雪上を歩く必要がなくなる

一部で積雪が残るものの、登下山するにあたって、積雪上を歩く必要はなくなりました。

 

拡大

積雪区間(赤線) 積雪区間

さて、朝日岳直下の積雪はご覧のとおりまだ残っています。雪の上を歩く必要があるのは赤線の部分のみです。

 

積雪区間はわずか15メートル − 例年より3〜4週間早い雪解け

こちらが赤線の部分。距離にして15メートルほど。次週末には積雪区間は消滅することと思います。例年より3〜4週間早い雪解け状況です。

 

この先、積雪はありません

この先は稜線まで完全に積雪はありません。

 

昨年の蚕玉岳〜朝日岳稜線
2015ノリクラ 雪渓カレンダーVol.7(2015/06/19〜20) B
先週の蚕玉岳〜朝日岳稜線
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.5(2016/06/11〜12) D
今回の蚕玉岳〜朝日岳稜線
昨年より1週間程度遅い雪解け

こちらが稜線部分。手前が朝日岳方面で、画像に写るなだらかなピークが蚕玉岳、それに続く奥のピークが主峰の剣ヶ峰です。昨年より1週間程度遅い雪解け状態です。

 

昨年の権現ヶ池
2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.7(2015/06/19〜20) B
先週の権現ヶ池
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.5(2016/06/11〜12) D
今回の権現ヶ池
昨年より2週間早く、例年より3週間雪解け

こちらは御岳の二ノ池に次いで国内2番目の標高に位置する権現ヶ池(ごんげんがいけ、標高2845m)。昨年より2週間ほど早い雪解けで、例年より3週間程度早い雪解けです。

 

昨年の朝日岳
2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.7(2015/06/19〜20) B
先週の朝日岳
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.5(2016/06/11〜12) D

今回の朝日岳
昨年1週間早く、例年の6月下旬〜7月上旬並み

朝日岳は昨年より1週間早い雪解けで、例年の6月下旬〜7月上旬並みの積雪状態です。

 

【剣ヶ峰〜蚕玉岳稜線】

 こちらは剣ヶ峰〜蚕玉岳(こだまだけ)稜線。

 

昨年同時期の2週間前画像
ノリクラ雪渓カレンダー Vol.5(2015/06/06〜07) D

蚕玉岳山頂付近は、先週から高さ1.2メートルほどの雪解けがみられ、昨年より2週間遅く、ほぼ例年並みの状況です。

 

ご覧のとおり、滑走エリアは全体的に積雪がなくなり、滑走できる状態ではなくなってしまいました。これで稜線から滑走できるエリアはなくなり、今シーズンの稜線滑走はすべて終了です。

これまで稜線方面の積雪状況をお伝えしてきましたが、今回を持って積雪状況提供は終了させていただきます。

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