ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.15(2016/08/19〜20) A

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(Update:2016/08/25)

 

【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景U(三本滝ゲート〜位ヶ原山荘)】

三本滝ゲート

観光センターから7km先の三本滝ゲート。ここからマイカー規制が実施され、この先はバス・タクシー・自転車のみの通行となります。今日も多くのヒルクライマーがここを駆け上がります。

 

大会まであと1週間 − 最後の追い込みに

全日本マウンテンサイクリングin乗鞍まで1週間となり、最後の調整に現地トレーニングされる選手の姿が数多く見られました。7月1日に三本滝から県境までの冬季閉鎖が解除され、大会コースの全てが通行可能になります。それを待っていたかのように、週末ともなれば続々と出場選手が練習にお越しになり、その様子が8月末まで続きます。そのため、バスやタクシーよりもはるかに多くの自転車が駆け抜けて行き、ヒルクライムのための道路といっても過言ではない状況です。

 

前日の三本滝ゲート − 視界50メートル
=ヒルクライマーもヘッドライト・テールライト実装を!=

さて、こちらは前日の8月19日(金)の様子。今日の晴天とは打って変わって、視界の全く効かない濃霧。シャトルバスすら霞んでしまうほどです。自転車の場合、悪天候時は特に視認性がよくないため、この先、トンネルなどはありませんが、ヘッドライト・テールライトがいつでも点灯できるように実装されることを強くお勧めします。

また、長野県側の県道乗鞍岳線よりも、岐阜県側の乗鞍スカイラインのほうが濃霧が多いため、悪天候時は自転車のみ通行止めにすることがあります。この場合、畳平から岐阜県側には下山できませんので、三本滝ゲートに表示される看板に特に注意してください。

 

かもしかゲレンデ

三本滝ゲートを通過して、かもしかゲレンデを横切ります。

 

レンゲツツジは終了に ゴマナ − これから秋の花へ

ここは数々の山野草の花が咲き誇ります。レンゲツツジはほぼ終了してしましたが、これから秋の花へと移り変わり、今はゴマナの季節となっています。高山植物と比べると雑草に見えてしまいますが、一つ一つにちゃんと名前があって、図鑑などにも載っています。

ここを通過する際には、そんなことも思い出しながら花々を楽しんでいただくとありがたいです...

 

かもしかゲレンデからの眺望

鬱蒼としたカラマツ林を通過して、視界が一気に開けます。この景色を見るだけでも満足ですが、この先は数々の絶景が待っています。

 

景色に溶け込みながら走る

そんな景色に溶け込みながらのヒルクライムが、ノリクラでの正しい楽しみ方。

 

右上にレンズ雲 − 天候悪化の兆し

画像では半分隠れていますが、富士見岳の山頂付近にレンズ雲のような雲が発生しています。一般的には天気は悪化傾向を示すといわれています。こんなに晴れていて、天候が悪化なんてあまり気にも止めませんね。

 

晴れているうちに勝負!

晴れているうちが勝負!朝一番い出発した方々は、すでに下山を開始されている様子も見られ、大会を控えて一本でも多く走っておきたいという選手の方々も多くいらっしゃいました。

 

【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景V(位ヶ原山荘〜大雪渓)】

こちらは9時の位ヶ原山荘。

 

目指すゴールを眺めながら

観光センターから15kmの地点にあり、県境まで残すところあと5km。遠くには目指すゴール地点手前の富士見沢を横切る道路が確認でき、「あともう少し!」と、スイッチが入ります。

 

天気が良すぎて、ラクに来れちゃいました!

初めてノリクラにお越しになった方も「天候が良すぎて、想像以上にラクに来ちゃうことができました!」と、余裕のご様子。今日は畳平から乗鞍スカイラインを下って一往復される予定とのこと...

県道乗鞍岳線←→乗鞍スカイラインの往復をされる方の多くは、乗鞍スカイライン入口の平湯峠を折り返し地点とされるケースが多いと思いますが、こちらにはトイレも売店もありませんのでご注意ください。

【県道乗鞍岳線、および、乗鞍スカイラインの給水・トイレの各施設】

県道乗鞍岳線、および、乗鞍スカイラインの給水・トイレの各施設はご覧のとおりです。(⇒【ヒルクライマーへのアドバイス・お願い2016年版】(レインウェアの持参、熱中症と水分補給可能場所、走行上の注意点)

 

長野県側県道乗鞍岳線(観光センター〜畳平)

場所(観光センターからの距離、標高)

バス停

飲料水

売店(スポーツドリンクなど)

コインロッカー

トイレ

観光センター(0km地点、標高1430m) ○ (自販機・売店) ○(営業時間内) ○ (公衆トイレ)
三本滝レストハウス(7km地点、標高1800m) ○ (営業時間内) ○ (自販機) × ○ (公衆トイレ)
位ヶ原山荘(15km地点、標高2350m) ○ (営業時間内) × ○ (仮設トイレ)
大雪渓(18km地点、標高2600m) △ (沢水) × × ○ (公衆トイレ)
終点畳平(20km地点、標高2702m) ○ (営業時間内) ○ (営業時間内) ○(営業時間内) ○ (公衆トイレ)

 

岐阜県側乗鞍スカイライン(ほおのき平〜畳平)

場所(ほおのき平からの距離、標高)

バス停

飲料水

売店(スポーツドリンクなど)

コインロッカー

トイレ

ほおのき平(0km地点、標高1230m)
平湯温泉バスターミナル()


○ (自販機・売店)
○ (自販機・売店)
×
○ (公衆トイレ)
○ (公衆トイレ)
平湯峠(6.3km地点、標高1684m) × × × × ×
夫婦松駐車場(9.3km地点、標高1950m) × × × × ○ (公衆トイレ)
終点畳平(20.7km地点、標高2702m) ○ (営業時間内) ○ (営業時間内) ○(営業時間内) ○ (公衆トイレ)

岐阜県側乗鞍スカイラインは、夫婦松駐車場を除き沿線上に休憩施設が全くありませんのでご注意ください。

 

雲が流れ込むようになる ピースサイン − 暑さしらずのヒルクライム

9時過ぎから、雲が流れむようになり、青空がなくなってきました。気温は17℃、暑さしらずのヒルクライムは最高のコンディション。思わずピースサイン!

 

遠景には穂高の山並み 煙った雲が流れ込み、鉛色の雲が

位ヶ原山荘を過ぎると穂高の山並みも確認できるようになり、森林限界が間近まで迫っています。そして、よく見ると遠景の山には煙った雲が流れ、その上層は鉛色に近い雲が...

 

「いや〜...上の方はもう寒いですよ!」 

畳平から下山してこられたヒルクライマーの方。しっかり防寒対策をされていて、「いや〜...上の方はもう寒いですよ!」 下山で防寒着が全く不要なのは、梅雨明けからお盆までのよく晴れた真夏だけのことで、曇っていればほぼ確実に防寒着が必要です。

1ページ目で手ぶらで出発しようとしていたヒルクライマーの様子をお伝えしましたが、どんなに暑く晴れていても上部は寒いということはノリクラではごく普通のことですので、防寒着・レインウェアは必ず持参してください。

こちらは位ヶ原の11号カーブ付近。先週からすでに紅葉が始まっています。そして、今週は一部で枯れ始めています。こちらのウラジロナナカマドは他のものよりもかなり早く紅葉が始まりますが、それでも例年は9月上旬ごろで、非常に早かった昨年よりもさらに1週間程度早い状況です。

また、8月中ですでに枯れ始めることはこれまでにはなく、今後の状況が懸念されます。

 

ほぼ曇天に − 快晴は半日も持たなかった

10時を過ぎて、ほぼ青空がなくなり、今朝の超快晴は半日も持ちませんでした。

 

道路右側に注目 ツキノワグマの糞 − 目撃は多くないものの確実に出没
=ヒルクライマーも熊鈴携行を=

こちらは前日の画像ですが、道路脇右側に何かあるのがお分かりですか?先週からありましたが、こちらはツキノワグマが残していったもの...周辺には数か所同じようなものが残されています。今年はクマの目撃数が昨年ほど多くはありませんが、それでも実際に出没している証拠ですので、熊鈴などの携行は必要でしょう。特に自動車と異なって、静かな自転車は絶えず熊鈴を鳴らしながら走行されることをお勧めします。

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