ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.19(2016/09/24〜25)  @

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(Update:2016/09/29)

 

9月最後のノリクラ雪渓カレンダーです。本格的な紅葉シーズンに入り、話題は紅葉の話ばかりになってしましますが、グリーンシーズンを締めくくる最後の大イベントですから十二分に楽しみたいと思います。

9月24日(土)は、朝一番はきれいな青空に恵まれましたが8時頃から曇り空へ、乗鞍高原から確認した位ヶ原方面の山肌を見ると、それほど紅葉が進んでいないように感じられるものの、現地に向かえばダケカンバが山肌前面を黄色く染め上げています。誰の目から見ても、「紅葉が見頃に入った」と感じられる状況になりました。山麓から周期的に濃霧・雲が流れ込め、それが紅葉撮影にとって一つのモチーフになるもの...午後から気温は低下を始め、14時の大雪渓は6℃と久しぶりに一桁台の気温となりました。

9月25日(日)は、朝一番は曇り空でしたが、7時過ぎから雲が抜け始めます。久しぶりに広がる青空の下、見頃を迎えた紅葉が輝き、今日は「一年で一番美しい一日」に。昨日よりも人出は多く、おそらく半数以上の方は紅葉散策に訪れたものとみられ、大雪渓から位ヶ原山荘に至る県道乗鞍岳線は紅葉散策の方々が途切れることなくお昼過ぎまで続きました。午後から再び曇り空へと変わり、この時期日が陰ると急激に冷え込むものの、冷え込みも緩く、今日はまさに紅葉散策するためのような一日でした。

大雪渓はようやく雪解けが収まって来た様子がみられ、大きさの変化が少なくなってきました。滑走距離はわずか20メートル。それでも、二日間とも常連スキーヤーがお越しになって、普段通りの滑走をされていました。

紅葉については4ページ目からお伝えいたします。上部の大雪渓・位ヶ原エリアは、ウラジロナナカマドの落葉が進み、ダケカンバの色合いはあと一声というところで、両者の状況・バランス考えると現時点が最も良いピーク状態でしょう。また、中腹の冷泉小屋〜摩利支天エリアは、28号カーブ付近はほぼピークに達したものの、それ以外の箇所では昨年よりも遅い状況がみられます。さらに摩利支天より下部では昨年より1週間程度遅い状況が見られ、乗鞍高原の一の瀬大カエデも昨年より遅れています。おそらく、次週末の見頃は冷泉小屋〜摩利支天・三本滝付近ではないかと思われます。

それでは、二日間の様子をご覧ください。

◎ 今回の目次

Page-1 : 【9月24日(土)、朝の観光センター駐車場】       【一の瀬大カエデへの行き方】       【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景T(観光センター〜三本滝ゲート)】
Page-2 : 【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景U(三本滝ゲート〜位ヶ原山荘)】       【一年で一番美しい一日 − 位ヶ原〜大雪渓は紅葉散策でにぎわう】
Page-3 : 【雪渓下部】       【雪渓上部】
Page-4 : 【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】       【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近T(標高2500m付近)】
Page-5 : 【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近 U(標高2500m付近)】 
Page-6 : 【紅葉情報−位ヶ原山荘付近(標高2350m付近)】       【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】       【紅葉情報−摩利支天〜三本滝(標高2000〜1800m付近)】       【昨年の今ごろは?】        <編集後記>

■  【一の瀬大カエデへの行き方】     (Page-1)
【県道乗鞍岳線、および、乗鞍スカイラインの給水・トイレの各施設】 (Page-2)
【長野県安全登山条例について】 (Page-3)
【屋根板のビューポイントへの行き方(位ヶ原山荘〜宝徳霊神登山道)】 (Page-5)
【ヒルクライマーへのアドバイス・お願い2016年版】(レインウェアの持参、熱中症と水分補給可能場所、走行上の注意点)

●参考資料●
(紅葉情報) − 紅葉総合INDEX
(周辺地図) − ノリクラガイドマップ(紅葉上部エリア版)ノリクラガイドマップ(紅葉下部エリア)  ノリクラ ガイドマップ (春〜夏スキー大雪渓・山頂版)     ノリクラガイドマップ県道乗鞍岳線版  
(シャトルバス・マイカー規制) − 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報
(長野県安全登山条例) − 7月1日より長野県側登山道は登山届が必要です(長野県安全登山条例、指定登山道)。(2016/04/13)

  

 

【9月24日(土)、朝の観光センター駐車場】

観光センター前

こちらは朝の観光センター前駐車場。昨日までの雨が収まり、現在の天候は晴。この1週間は雨続きで、シャトルバスもほとんど運休ばかりの日が続きました。1週間を振り返ってみると...

日付 天候・道路状況・シャトルバス運行状況

18日(日)

雨、乗鞍スカイラインは12時25分で通行止め、県道乗鞍岳線も合わせて通行止め。

19日(月)

雨、県道乗鞍岳線は7時に開通、乗鞍スカイラインは終日通行止め。シャトルバスは11時09分大雪渓・肩の小屋口発下り便のみ臨時運行(山小屋宿泊者対応)。

20日(火)

濃霧・雨、県道乗鞍岳線は通行可。乗鞍スカイラインは8時より通行可。シャトルバスもそれ以降運行(岐阜県側:Cダイヤ、長野県側:Bダイヤ)。乗鞍スカイラインは17時30分に雨量規制通行止め。

21日(水)

濃霧、県道乗鞍岳線は通行可、乗鞍スカイラインは昨日夕方からの雨量規制通行止め継続、15時30分通行止め解除。シャトルバス運休。

22日(木・祝)

雨、県道乗鞍岳線・乗鞍スカイラインともに通行可。シャトルバス通常運行(両県ともAダイヤ)

23日(金)

雨、県道乗鞍岳線は通行可、乗鞍スカイラインは雨量規制通行止め、16時通行止め解除。シャトルバス運休。

ご覧のとおり、乗鞍スカイラインはほとんどの日で雨量規制通行止めがあり、シャトルバスもほとんど運休でした。ただ、長野県側の県道乗鞍岳線は通行可能でしたので、大雪渓方面には、タクシーで向かうことが可能で、実際、タクシーを利用された方も多かったようです。

 

晴・気温11℃・無風 − 高めの気温が続く 山肌はダケカンバの黄色い紅葉

乗鞍高原の天候は、晴・気温11℃・無風。早朝の気温が一桁台になっておかしくない時期になってきますが、今年は高めの気温が続いています。山頂付近には雲が横たわっているものの視界は良好。その山肌を見ると、ダケカンバが黄色く色づき始めている様子がうかがえます。山麓から見るとまだ色づきが薄いように見えますが、イチョウの紅葉の色合いといったらお分かりでしょうか?明るい黄色に色づいています。ダケカンバは今後さらに濃い色合いに進展し、明るい黄色も・濃い褐色系の色合いも、どちらもきれい光景を見せてくれます。

 

シャトルバス始発便に乗車する方々が集まる

今日は乗鞍スカイラインも通常通り3時30分に開通し、シャトルバスも正常時のAダイヤでの運行で、始発便に乗車される方が集まってきました。

 

シャトルバスの運転手さん − 今日は家族サービス! 紅葉の時期は必ずお越しのカメラマン

「明日から10日間連続で乗鞍勤務なんですが、今日は家族サービスなんですよ...」と、おっしゃるのはシャトルバスの運転手さん。ハンドル越しに紅葉の状況をチェックされていて、今日が一番とお越しになっていますから、間違いない紅葉散策ができるはず...「山頂に登ってから、下山しながら紅葉散策します。」とのことでした。

そして、紅葉の時期には毎年欠かさずお越しのカメラマンのお二人。こちらもナナカマドがベストの日を狙ってお越しになりました。今年はウラジロナナカマドの状況がよくありませんが、それでも行ってみないことには...

 

紅葉シーズンは下山が混雑 − 時間に余裕をもって!
=10月から始発便は7時に=

今日の始発便は2台運行で、その後の便は2〜3台程度で混雑は見られませんでした。ただ、紅葉散策の方が多く、位ヶ原山荘や宝徳霊神などの途中バス停から下り便に乗車される方が多くなってきましたので、今後、時間帯によっては、乗車困難な場合も発生しますので、下山は時間に余裕を持って行動してください。ただ、今回も走行中のバスから道路下山者の人数を車窓から把握するなど、乗り残しのないように対応していて、紅葉の最盛期には、位ヶ原山荘にも係員が配置されますので、よほどの混雑がない限りは問題は少ないかと思います。

なお、10月から始発便が7時に変更され、10月17日(月)より、晩秋ダイヤが適用され、便数が大幅に少なくなって下り最終便が17時05分から16時30分(いずれも畳平発)に変更されますのでご注意ください。詳細については、乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 〜2016シーズン版〜 をご覧ください。

 

9月25日(日)の始発便は3台運行 − お盆以来の人出

そして、こちらは二日目の9月25日(日)の始発便の様子。一日目よりも二日目のほうが天候が良い予報が出ていたこともあって、紅葉散策の方が数多くお越しになりました。始発便が3台運行されるのは、お盆以来のことです。

 

【一の瀬大カエデへの行き方】

@ 一の瀬園地入口を通過(南進)
=一の瀬大カエデの見頃は例年10月20日前後です=

今回はちょっと遠回りして、一の瀬大カエデに立ち寄ります。一の瀬大カエデの紅葉は10月20日前後が見頃ですが、場所がわかりにくいという事情があり、今回は行き方の説明をいたします。観光センターの交差点を南進すると、こちらの「一の瀬園地入口」の看板がみられますが、そのまま南進してください。一の瀬大カエデは一の瀬エリアの中で、もっとも南側にあります。

 

ノリクラガイドマップ(紅葉 − 下部エリア版) アイコンをクリックすると周辺画像が表示

ノリクラガイドマップ(紅葉 − 下部エリア版) で、一の瀬大カエデの位置(地図)が確認できます。地図上のアイコンをクリックすると、周辺の映像が表示されますので、ご参考になさってください。また、三本滝より大雪渓・位ヶ原方面の紅葉については、ノリクラガイドマップ(紅葉 − 上部エリア版) をご覧ください。

 

A 座望庵の駐車場を通過(南進) B 一の瀬つつじ園を通過(南進)

右側に未舗装の大きな駐車場があり、「座望庵」の看板があります。ここもそのまま南進し、「一の瀬つつじ園」の看板もそのまま進みます。

 

C 右手に数台の駐車スペースのある場所 に車を止める
=赤線のとおりに歩く=
D 右方向へ

すると車が数台停車できる場所があります。こちらに車を停めて、右手に歩いて進みます(画像C)。途中で道が二手に分かれるところがありますが右方向へ(画像D)。なお、画像Cを行きすぎてしまうと道路は下り坂となり、深い谷を渡る橋が現れます(上高地乗鞍スーパー林道A線)。

 

E 一の瀬大カエデ

歩き始めて2〜3分でご覧の場所に...右側に見えるのが一の瀬大カエデです。

 

昨年同時期の一の瀬大カエデ
2015ノリクラ 雪渓カレンダーVol.21(2015/09/26〜27) @
今回の大カエデ − 色付きが遅い
=見頃・ピークは例年10月20日前後=

昨年と比べると、紅葉の進展はやや遅めです。ただ、この状況が見頃の時期を左右するかどうかは現時点ではわかりませんが、少なくとも早めに訪れることはなさそうです。例年10月20日前後が見頃・ピークを迎えます。

 

【乗鞍高原から大雪渓へ、沿道の風景T(観光センター〜三本滝ゲート)】

鈴蘭バス停のカエデ

それでは、いつものように大雪渓に向かう沿道の様子をお伝えします。こちらは観光センターのすぐ先ににある鈴蘭バス停のカエデ。

 

2014年の鈴蘭バス停のカエデ
2014ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2014/09/27〜28) @
2015年の鈴蘭バス停のカエデ
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2015/09/26〜27) @
今回の鈴蘭バス停のカエデ
色付きが年々遅くなっている

こちらのカエデを年を追ってみると、ご覧のように色づきが薄くなっている(遅れている)様子がわかります。老木であることが影響しているのか、気候の問題であるのか不明ですが、少し気がかりです。

 

「紅葉の状況はどうでしょうか?去年9月末に来た時は完全に終わっていましたので...」

ヒルクライムの足を止めてくださったこちらの方。8月下旬にお会いして以来ですね。「紅葉の状況はどうでしょうか?去年9月末に来た時は完全に終わっていましたので...」とのこと。良い状態まで進んでいることをお伝えすると、急いでペダルを踏み込みます。明日は上高地・涸沢へ山歩きとのこと...

 

ヤマウルシの紅葉も少し遅れ気味

乗鞍高原でダントツに紅葉が早いのはヤマウルシ。例年だと、8月下旬から9月上旬には色づき始めますが、今年は色の変化はあったものの、しっかりと色づいたのは9月下旬に入ってから。例年とちょっと傾向が異なっています。

 

今回の鈴蘭橋 紅葉を迎えた鈴蘭橋(昨年10月中旬)
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.24(2014/10/18〜19) D

ノリクラの紅葉エリアは標高2700メートルの大雪渓から標高1500〜1400メートルの乗鞍高原まで広がり、9月中旬の大雪渓から、10月末の乗鞍高原まで、1ヶ月半もの長期間楽しむことができます。しかし、各エリアの紅葉は長くて2週間、本当に良い状態のピーク期間は1週間もない状態。そのため、事前にいつが良いのかどこが良いのか下調べしておく必要があります。

 

今回の休暇村〜三本滝間 紅葉を迎えた休暇村〜三本滝間(カラマツ、昨年10月下旬)
2014ノリクラ 雪渓カレンダーVol.25(2014/10/25〜26) D

乗鞍の紅葉情報をまとめた 紅葉情報INDEX から当WebSiteのすべての紅葉情報へアクセスでき、その中に、乗鞍の紅葉を大まかに把握するには、乗鞍紅葉情報 は初めての方にお勧めです。

また、撮影ポイントについては、ノリクラガイドマップ(紅葉上部エリア版)ノリクラガイドマップ(紅葉下部エリア) は改訂作業が終わり、公開いたしました。県道乗鞍岳線沿線のビュースポットが地図上で把握できるようになっております。また、撮影当時のノリクラ雪渓カレンダーにもリンクされていますので詳細な状況の把握も可能です。紅葉撮影にお越しの際には一度ご確認ください。

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