ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.19(2016/09/24〜25)  B

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(Update:2016/09/29)

 

【雪渓下部】

雪渓下部 今年は7月最終週に消滅

それではここからは雪渓の様子をお伝えします。こちらは車道沿いの雪渓下部ですが雪はありません。今年は7月最終週(第5週)に雪解けが完了しました。2015年は9月第3週、2014年は9月第2週、、2013年10月第1週、2012年・2011年・2010年は9月第2週、2009年は9月第1週に雪解けが完了しました。2004年・2005年は2年連続して雪解けが早かったですが、それでも、8月第2週・8月第3週で、7月中に完了するのは2000年以降初めてのことです。

 

【長野県安全登山条例について】
大雪渓入口に新たな看板が設置 【画像拡大:7月より登山届が義務化されました】

大雪渓入口に設置された「肩の小屋口登山口」の看板は、7月からは登山届の提出が義務化されたことを案内する内容が記されています。登山届義務化の概要については、 お知らせ−7月1日より長野県側登山道は登山届が必要です(長野県安全登山条例、指定登山道)(2016/04/13)。をご覧ください。

長野県は、「長野県安全登山条例」を昨年12月17日に公布・施行し、登山計画書の提出を義務付ける「指定登山道」を4月11日に決定し、昨日7月1日から登山計画書の提出を義務化しました。

条例の中では、遭難の発生のおそれが高いと認められる167の山岳と、1の景勝地を「指定山岳」として定め、指定山岳の山頂及び景勝地に至る主な登山道の起点となる122の登山口を「指定登山口」として定めます。その中で指定登山口から指定山岳の山頂及び景勝地までの区間にある登山道を「指定登山道」として定めます。

ノリクラにおいては、指定登山岳「乗鞍岳(朝日岳、摩利支天岳)」、指定登山口に「鈴蘭橋登山口、肩の小屋登山口」が指定され、指定の登山道の一部でも利用する場合は、登山届の提出が必要です。また、大雪渓でのスキー・ボードは、肩の小屋口登山道を利用しているものと解釈され、登山届の提出が必要です。

【ご注意:実際の登山道入口は大雪渓入口から車道を北へ50m先にあります】

ご注意:実際の登山道入口は車道を北へ50m先にあります

実際の肩の小屋口登山口

おそらく、この看板は設置場所の問題からここに建てられたものと思われますが、肩の小屋口登山口は大雪渓入口とは異なり、この画像より車道を北へ50メートルのところにあります。

 

大雪渓入口の紅葉 − すべて枯れる

大雪渓入口の紅葉は、今週に入ってほぼ全てが枯れた状態になりました。今年はまだ霜などは降りていないものの、紅葉が始まるとすぐに枯れてしまい、紅葉になる前の段階から、葉の状態が良くなかった傾向がみられます(縮れ・乾燥)。

 

石碑の岩 チングルマ

こちらは石碑の岩のチングルマ。

 

ようやく紅葉が始まる

今年はようやく紅葉が始まりました。昨年よりもかなり遅い状況。寒さがない影響で遅くなったのかもしれません。

 

昨年の石碑の岩の下部(紅葉)
2015ノリクラ 雪渓カレンダーVol.21(2015/09/26〜27) C
先週の石碑の岩の下部(紅葉)
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.19(2016/09/17〜18) B
今回の石碑の岩の下部(紅葉)
=かなり落葉している=

石碑の岩の下部から見られる大雪渓周辺・位ヶ原の紅葉。先週と比べると、多くの部分で落葉していることがわかります。昨年も落葉が始まっていましたが、残っている部分の発色がまだ良い状況でしたので、遠目には見頃が続いているように見えました。

先ほども申し上げたように、今年は紅葉が進むと同時に枯れ、落葉も早かったため、見頃といえる状態がかなり短い状況でした。

 

【雪渓上部】

雪渓上部全景 雪渓上部左側

現在、積雪が残っているのは、雪渓上部左側のみ。

今年は例年になく雪解けが激しく、他のエリアでの滑走が困難となり、モーグラーだけでなく、アルペンレーサーも多数お越しになり、雪渓上部左側のほぼ全域で滑走されていました。しかし、雪渓上部左側で安全に滑走できるのはモーグルコースのある右寄り部分と一番奥の左寄り部分で、中央付近は傾斜が強いため滑走には適しません。現時点では雪が柔らかく、滑走に問題ないところ状態で、これがお盆以降はバーンが硬くなり、バーン表面のギャップもひどくなって滑走困難な状況も考えられます。そのため、急斜面を滑落の危険性があるため、初心者の方の滑走は困難ですのでご承知ください。

 

先週の雪渓上部左側
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.19(2016/09/17〜18) C
今回の雪渓上部左側

こちらが雪渓上部左側全景。今週はあまり雪解けがみられず、先週とほとんど変わらない状況を見せています。例年なら10月に入るまでは雪解けスピードが遅くなることはありません。

 

今回の雪渓下端(117m)
2011年の雪渓下端(10月上旬、72m)
2011ノリクラ雪渓カレンダーVol.22(2011/10/08〜09) B
2012年の雪渓下端(10月下旬、72m)
2012ノリクラ 雪渓カレンダーVol.24(

落書きの岩と雪渓下端は117メートルと微増。昨年は10月末の時点ではこれよりも積雪が多い状態でしたので、昨年と比較することがもうできません。また、先週は2011年・2012年で10月上旬・下旬と近似の状態でしたが、これらの年はその後、降雪により積雪量が増えてしまったため、今週と近似の状態の物がありません。おそらく、先ほどの雪渓上部左側の全景画像で示した2004年に近似するものがあるはずですが、この年は落書きの岩からの計測を行っていないため、画像がありません。

 

右側部分 縦の長さ17メートル

こちらは右端部分。縦の長さは先週の20メートルから17メートルへと短くなっています。

 

左寄りの滑走エリア ハイクアップはつま先をけりこんで

こちらは滑走エリアの左寄り箇所。

 

滑走距離は先週の26メートルから20メートルに縮小

滑走距離は先週の26メートルから20メートルへと縮小。それでもショートポールを設置すれば、それなりの練習が可能。

 

滑走エリアの外側は大院縦溝と小石が散乱

滑走エリアの外側は、ご覧のようにひどい縦溝が見られ、田んぼの畝のようになっています。そこに上部から石が流れ込み、コース整備はご覧のような石拾いから始めなければなりません。

 

そして、翌日も常連メンバーがやってきます。

来週もできそうです! 紅葉を眺めながらの秋スキー

「この調子だと来週も行けそう...」とのこと...毎回毎回「もうそろそろ、ダメかも...」と、綱渡り状態が続いていますが、雪解けが収まってきて、何とか次週末の状況が読めるようになってきました。位ヶ原の紅葉を眺めながらの秋スキーですが、そんな紅葉風景が視野に入れながら練習に励みます。

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