ノリクラ 雪渓カレンダープレリリース版

Vol.5(2017/04/28〜29) B

 

 

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(Update:2017/05/04)

 

【乗鞍岳春山バス試運転−雪の壁が迫りくる】

撮影ポイントや運行上支障となるポイントをチェック

標高2230メートルの冷泉小屋を過ぎると積雪量がさらに増加。これより撮影ポイントとなる場所、及び、運行上支障となるポイントに停車して、状況チェックを行います。

 

テレビ・新聞の報道各社がカメラを構える

今日はテレビ・新聞の報道各社が多数お越しになり、本日夕方のニュースで放映されることと思われます。県内の方への訴求力はやはりテレビ・新聞の影響が大きいところ。

 

雪壁は冷泉小屋以降は最低でも3メートル以上 雪壁ギリギリを攻める

冷泉小屋を過ぎると低いところでも3メートルの高さがあり、ヘアピンカーブは雪壁ギリギリをこするかと思うくらいのハンドルさばきでクリアして行きます。テレビ局のカメラマンもフロントガラスに張り付いて、その迫力を撮影します。

 

これくらいのことはアサメシ前

でも、運転手さんは余裕の笑顔...乗鞍岳線の運転はこれくらいのことはアサメシ前っていう感じのようですよ。

 

雪壁が全部入らないよ〜

でも、撮影する側は必死...。雪の壁が入りきらずにのけぞる様子も...

 

一昨年の冷泉小屋〜位ヶ原山荘間
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版 Vol.7(2015/04/28〜29) B
昨年の冷泉小屋〜位ヶ原山荘間
2016ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.6(2016/04/20・23) B
今回の冷泉小屋〜位ヶ原山荘間
一昨年よりも多い

こちらも過去の画像と比較すると、昨年よりも多いことは間違いありませんが、一昨年と比べても多い状況です。特に谷側の積雪も多く、また道幅も狭いため、雪壁が迫ってくる圧倒感が感じられます。

 

昨年は高さ2.3メートル
2016ノリクラ 雪渓カレンダー
プレリリース版Vol.6(2016/04/20・23) B
今年は5.5メートル
2倍以上の積雪量

測定場所が異なりますので、単純に比較的出ませんが、昨年の2.3メートルに対して、今年は5.5メートル。2倍以上の積雪量の違いがあります。

 

何とかカメラに収めようと腹這いで撮影

その迫力を何とかカメラに収めようと、ご覧のように地面に腹這って撮影(笑)。

 

試運転日和 − どこを撮ってもきれいな画像に

今日はほぼ終日快晴が続き、どこを撮ってもきれいな絵になる状況で、試運転日和となりました。また、のりくら温泉観光協会長の話にもあったように、雪壁が真っ白でまだらの層がなく、きれいな状態です。

 

【乗鞍岳春山バス試運転−位ヶ原山荘に到着、4月29日(土)より運行開始決定】

位ヶ原山荘に到着

位ヶ原山荘に到着した11時30分の気温は0.7℃、日差しの暖かさはなく、肌寒い雰囲気。明らかに山麓の乗鞍高原とは季節が異なっています。

 

除雪担当の方「26日は30センチも積もったよ。除雪間りょも26日までかかっちゃった!」

試運転バスの後ろからついてきたのは除雪ドーザー。「26日は雪が降っちゃってさぁ〜30センチも積もったよ。だから、除雪完了も26日までかかっちゃったよ。」それでも、今年は三本滝ゲート以降の除雪開始が例年よりも遅かったので、それを勘案すればかなかなのスピードで完了できたと思われます。

 

位ヶ原山荘以降の除雪はこれから

現時点の除雪完了地点は位ヶ原山荘まで。この先はご覧のようにどこに道があるのかすらわからないほどの雪原が広がっています。今後、位ヶ原山荘から3.5km先の標高2600メートルにある大雪渓駐車場まで除雪が進められます。例年であれば、5月下旬には除雪が完了して、乗鞍岳春山バスは大雪渓駐車場にある、大雪渓・肩の小屋口バス停まで延長運行される予定です。

 

意見交換会が始まる

試運転バスでやって来た関係者は、位ヶ原山荘館内に移動し、こちらで意見交換会が実施されます。

 

各関係者からのコメント・意見

道路を管理する松本建設事務所を始め、環境省、中信森林管理署、松本地方振興局環境課などの関係機関、そして、乗鞍高原温泉旅館組合、のりくら観光協会の地元団体、除雪を担当したサワンド建設、バスを運行するアルピコ交通、春山バスの終点である位ヶ原山荘支配人のそれぞれのコメント・意見が出されました。

安全に運行すること、国立公園内のためマナーをもって行動してほしいことなどが挙げられましたが、問題となる点は挙げられませんでした。

 

「ある山バスの明日からの運行はいかがでしょうか」 全員の拍手で決定される

「それでは今回の意見交換会をもって春山バスの運行を明日から始めたいと思いますがいかがでしょうか」と、松本市山岳観光課の方の取りまとめに対して、全員の拍手により、明日4月29日からの乗鞍岳春山バスの運行が決定されました。

 

バス停を掘り起こし、明日からの運行の準備 安全運転に努めます

これで明日からの乗鞍岳春山バスの運行開始が決まり、春の息吹がノリクラに訪れます。

 

誰もがこの風景に手軽に訪れることができるようになる

「日本じゃないみたい〜」と、誰もが思うこの風景をバスによって手軽に訪れることができるようになります。この雪景色をご覧に、ゴールデンウィークは春山バスに乗ってお越しになりませんか?

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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