ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.5(2017/06/10) B

 

 

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(Update:2017/06/15)

 

【大雪渓下部】

ここからは大雪渓下部の様子をお伝えします。

 

先週の大雪渓入口
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.4(2017/06/03) B
今回の大雪渓入口

大雪渓入口の積雪もそろそろなくなってきました。

 

先週の大雪渓入口
ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.4(2017/06/03) B
今回の大雪渓入口

 

雪解けは、大雪渓入口にある「高山植物などの採取は禁止...」の看板付近まで進んでいます。

 

2014年の大雪渓入口
2014ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.6(2014/06/14〜15) A
2015年の大雪渓入口
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.6(2015/06/13〜14) A

こちらの画像から、大雪渓入口付近の雪解けは、2014年・2015年とほぼ同水準であることがわかります。

 

2014年の大雪渓入口
2014ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.6(2014/06/14〜15) A
2015年の大雪渓入口
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.6(2015/06/13〜14) A
今回の大雪渓入口
2014年と同水準、2015年よりやや遅い雪解け

別の角度から見た大雪渓入口付近は、2014年と同水準ですが、2015年よりもやや遅い雪解け状況です。

 

2014年のトイレ付近
2014ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.6(2014/06/14〜15) A
2015年のトイレ付近
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.6(2015/06/13〜14) A
今回のトイレ付近
2014年と同水準、2015年より1週間遅い雪解け

 道路を挟んで大雪渓の反対側も同様で、2014年と同水準で、2015年より1週間遅い雪解けです。

 

2013年のモーグルコースの岩
2013ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.6(2013/06/15〜16) B
2015年のモーグルコースの岩
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.6(2015/06/13〜14) A
今回のモーグルコースの岩
2013年とほぼ同じ、2015年よりも1週間以上遅い雪解け

岩場がゴツゴツとしている大雪渓も、厳冬期以降はすべてのものが雪に閉ざされてしまいます。春になって雪解けが進んで最初に姿をあらわすのが、画像の中の左上に写るモーグルコースの岩です。ですから、モーグルコースの岩は、大雪渓の積雪量・雪解け状況を最も早く観測できるバロメーターとなります。7月になるとこの付近にモーグルコースが作成され、多くのスキーヤーが集まることから、モーグルコースの岩と呼称させていただいております。

こちらは2013年と2015年で比較しておりますが、2016年は極端な雪不足、2014年は厳冬期に入っても姿が埋まることがありませんでした。2013年とほぼ同じで、2015年よりも1週間以上遅い状況です。

 

石碑の岩

そして、モーグルコースの岩から南へ約100mほどのところに、大雪渓で二番目に姿をあらわす岩があります(石碑の岩)。こちらは今週になって姿を現しました。

 

2014年の石碑の岩
2014ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.5(2014/06/07〜08) A
2015年の石碑の岩
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.5(2015/06/06〜07) A

昨年は5月上旬に、2015年と2014年は今年より1週間早く姿を現しています。過去5年間で最も遅かったのは2013年で、今年より1週間遅い状況でした。

 

【夏の大雪渓が始まっています(アルペンレーサー・ボード、モーグル)】

夏スキーヤーの姿が多くなってきた

今週あたりから大雪渓で滑走練習を繰り返す夏スキーヤーの姿が多くなってきました。スキー・ボードをおやりにならない方にとっては、春山スキーと夏スキーの違いはわからないかもしれませんが、行動範囲や装備など多くの面で異なっていて、春山スキーは山頂稜線からの大滑降をすることが目的出るのに対し、夏スキーは限られた斜面を繰り返し練習することを目的にお越しになっています。

このように多様な方がお越しになるヤマは他にはなく、色々な方が楽しめるのがノリクラの特徴です。

 

さて、こちらはゲートを設置して練習するアルペンボードのグループ。

 

タイムトライアル

大雪渓の積雪は車道沿いの緩斜面部分からから徐々になくなり、最後にはもっとも急斜面の雪渓上部左側が残ります。アルペンボードの方は比較的緩斜面での練習を主体とすることから、今年も早期に大雪渓入りされた模様。

 

おそらく、これからノリクラ通いが毎週続くことと思われます。

 

モーグルコース ハイクアップが辛い

そして、こちらはモーグルコース。

 

モーグルコースはどなたでも自由に滑走可能です

今日は天候が芳しくなっかったため、訪れる方は少な目でしたが、天候さえよければ、大雪渓で一番賑やかなエリアとなります。ポールなどを設置したアルペンレースのコースは、設置したグループのみが滑走する状況のようですが、モーグルコースに関しては、どなたでも自由に滑走できます。ただ、定期的にコース整備(デラ掛け)を行いますので、その際はご協力お願いいたします。

現在は雪渓下部に作られているモーグルコースは、7月下旬から〜8月上旬まで滑走可能で、今後、雪解けとともに上部バーンへと移動し、雪渓上部左側の急斜面のモーグルコースは上級者のみとなりますが、8月下旬〜9月中旬ごろまで滑走可能です。

 

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■ご注意■

今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)

 

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