ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.6(2017/06/16〜17) B
【大雪渓下部 T】
ここからは大雪渓下部の様子をお伝えします。
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先週の大雪渓入口 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.5(2017/06/10) B |
今回の大雪渓入口 雪解けがほとんど進まない |
先週と比べて雪解けがほとんど進んでいません。
2014年の大雪渓入口 2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.7(2014/06/20〜21) D |
2015年の大雪渓入口 2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.7(2015/06/19〜20) D |
同じ個所の過去のもの。2014年とほぼ同じで、2015年より1週間遅い状況です。
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先週のトイレ付近 ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.5(2017/06/10) B |
今回のトイレ付近 雪解けがほとんど進まない |
道路を挟んで大雪渓の反対側も同様で、2014年と同水準で、2015年より1週間遅い雪解けです。
大雪渓駐車場から位ヶ原山荘への下山滑走 |
さて、大雪渓駐車場前(トイレの前)から位ヶ原山荘への下山滑走ですが、ハイマツで途切れそうになっているものの、あと数日で、トイレからの下山滑走はできなくなりますが、駐車場右側の部分からだと、滑走できます。
大雪渓から位ヶ原山荘への滑走ルート |
さらに滑るとAからBへと進み、Cから屋根板下部へと急斜面になるところです。Cの急斜面上端部分はすでにハイマツ帯がかなり生い茂っていますので、Cの部分ではハイマツ帯の途切れているところを見つけて滑走してください。
登山道入口 標識が姿をあらわす |
大雪渓入口から北へ50メートルほどの所に肩の小屋への登山道入口があります。今週に入って登山道をあらわす標識が姿をあらわすようになって来ました。
2014年の登山道入口 2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.7(2014/06/20〜21) D |
2015年の登山道入口 2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.6(2015/06/13〜14) A ↓ |
2014年とほぼ同じで、2015年より1週間遅い状況です。
誘導ロープが設置 − 登山道入口から肩の小屋方面へ |
この登山道入口から、肩の小屋方面に向かって誘導ロープが設置されました。濃霧時などはこのロープにしたがって登って行くようお願いいたします。
2013年のモーグルコースの岩 2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.7(2013/06/21〜22) E ↓ |
2015年のモーグルコースの岩 2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.7(2015/06/19〜20) D ↓ |
今回のモーグルコースの岩 2013年とほぼ同じ、2015年よりも1週間以上遅い雪解け |
岩場がゴツゴツとしている大雪渓も、厳冬期以降はすべてのものが雪に閉ざされてしまいます。春になって雪解けが進んで最初に姿をあらわすのが、画像の中の左上に写るモーグルコースの岩です。ですから、モーグルコースの岩は、大雪渓の積雪量・雪解け状況を最も早く観測できるバロメーターとなります。7月になるとこの付近にモーグルコースが作成され、多くのスキーヤーが集まることから、モーグルコースの岩と呼称させていただいております。
こちらは2013年と2015年で比較しておりますが、2016年は極端な雪不足、2014年は厳冬期に入っても姿が埋まることがありませんでした。2013年とほぼ同じで、2015年よりも1週間以上遅い状況です。
石碑の岩 − 姿を現した |
そして、モーグルコースの岩から南へ約100mほどのところに、大雪渓で二番目に姿をあらわす岩があります(石碑の岩)。先週から姿を現しました。
2013年の石碑の岩 2013ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.7(2013/06/21〜22) E |
2014年の石碑の岩 2014ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.7(2014/06/20〜21) D |
2015年の石碑の岩 2015ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.7(2015/06/19〜20) D |
過去5年間で最も積雪の多い2013年に匹敵する状況で、2014年・2015年より1週間程度遅い状況です。
【大雪渓下部 U(モーグル、アルペンレーサー)】
モーグルコース(5月16日(金)) |
先週から作成されたモーグルコース。こちらは16日(金)で平日でも何人かの方が訪れています。
コブの長さは115メートル×25コブ |
コブの長さは115メートル×25コブ。これから本格的なシーズンを迎えると、休日には50名以上の方がお越しになります。
モーグルコース(5月16日(金)) | コブ管理人による整備 |
そして翌日の17日(土)のモーグルコース。今日はコブ管理人が入ってのコース整備が行われました。
ハイクアップが辛そう | 70歳を過ぎても元気! |
大半のモーグラーがシーズン初めということで、ハイクアップもやや辛そう(笑)。もう70歳を過ぎてしまったとおっしゃるこちらの方。今シーズンも元気な姿にお会いできて何よりです。
こちらのお二人、今シーズンは2回目。シーズン中はアルペンレースの練習ばかりですが、今日はコブの練習でもとのことでモーグルコースに。
モーグルコースには、モーグラーだけでなく、ボードやテレマークの方、また、先のアルペンレーサーなど、様々な方がお越しになります。
バーン表面が柔らかく整備がしやすい |
今年は梅雨に入っても雨が少なく、バーン表面が硬く締まっていません。そのため、バーン整備はかなり容易に行うことができます。
こちらはアルペンレーサーの子供たちで小学生から高校生までお越しになり、さらにはOBの大学生まで揃っています。大雪渓での夏スキーの思い出をたくさん作っていってもらいたいものです。
■ご注意■
今回の取材記事は、バックカントリースキー・ボードの経験のある方を対象としたもので、初めての方へのイントロダクションという位置づけの内容ではありません。
初めてツアーコースなどにトライしてみたい方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします。(乗鞍高原などにはガイドが同行するツアーを企画する会社がありますのでお問い合わせください。)
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