第12回 乗鞍天空マラソン

(2017/06/17〜18) B

 

 

(Update:2017/07/05)

 

【大雪渓に向けてスタート!】

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それでは、ここからはレースの模様をお伝えいたしますが、取材の都合上、35kmコースのレース展開に限定いたします。観光センターをスタートした選手は、右に曲がって、スキー場方面を目指します。この時点で、1349阿部浩司選手が先頭に躍り出ます。

 

【コース概要−エイドステーション、関門時間】

  名称 場所 距離(フル/35)(標高) 飲料水 軽食 トイレ 関門時間
(フル/35)
登り スタート 観光センター

0km(1500m)

     7:40/7:30
第1エイド 観光センター

5km(1500m)

○     
第2エイド 三本滝

12/9.8km(1800m)

  9:20/8:40
第3エイド アレタ沢

17/9.8km(2100m)

○   ○   
第4エイド 位ヶ原山荘

20/12.8km(2350m)

 ○  10:40/10:40
折返し 第5エイド 大雪渓駐車場

24/16.8km(2600m)

11:15/11:15
下り 第6エイド 位ヶ原山荘

27/19.8km(2350m)

 ○  
第7エイド アレタ沢

30/22.8km(2100m)

 ○  ○ 12:05/12:05
第8エイド 三本滝

35/27.8km(1800m)

   12:50/12:50
ゴール 観光センター

42.195/35km(1500m)

     13:40/13:40

スタートからゴールまでの各エイドステーションの概要はご覧のとおりです。コース変更とスタート時刻変更に伴い、関門時間も変更されてます。

 

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観光センターから約500メートル、ここから約5kmのトレイル区間に。スキー場の初心者コース(迂回路コース)へと進入します。

 

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この付近はまだ草が生えて柔らかな足裏感覚があります。

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ただ、コースが若干狭いため、後続の選手は団子状態になってしまった模様。そのため、ある程度上位のタイムが狙える人は、スタート位置が重要になってくるでしょう。

 

拡大 − トレイル区間マップ

トレイル区間はスキー場内の作業道・ゲレンデを中心に構成されています。

 

【35kmコース、トレイル区間】

ゲレンデ内の模様はこちらの画像をご覧ください。トレイル区間のコース概要は、距離5km・標高差300m・平均勾配6%です。また、場所によっては砂利・石の硬いバーンもあって、脚への負担は若干気になったとおっしゃる選手もいらっしゃいました。

 

三本滝からはオンロード。この先はフルマラソンコースと一緒になり、折り返し地点の大雪渓を目指します。

 

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トップは駆らわず、1349阿部浩司選手。三本滝ゲートを通過します。こちらのエイドステーションは、これまで道路沿いに設置されていましたが、今年は駐車場内へと変更されています。

 

遠景の山並みにも雲がかかり、今にも泣きだしそうな空模様ですが、気温12℃・無風のコンディションが続き、選手には走りやすい条件です。

 

1349阿部浩司選手 1053岸本泰彦選手 1076渡辺正毅選手

先頭はこちらの3名に絞られます。(1349阿部浩司選手、1053岸本泰彦選手、1076渡辺正毅選手)

 

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スタートか約7km地点。摩利支天バス停付近。トップの1349阿部浩司選手が通過した数十秒後..

 

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3位だった1076渡辺正毅選手が2位の1053岸本泰彦選手をかわし...

 

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さらにトップの1349阿部浩司選手の背中を追います。

 

渡辺選手 − 先頭の阿部選手をとらえてトップへ
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その1kmほど先の直線区間で、先頭を走る1349阿部浩司選手をとらえて、1076渡辺正毅選手がトップに。

 

荒田沢のエイドステーション

こちらは荒田沢のエイドステーション。従来エイドステーションがあった場所に移動式トイレが設置され、エイドステーションは100メートルほど先に変更されました。そのほかのエイドステーションは、フルマラソンで一の瀬から折り返してきた観光センター前に新たに設置された以外は変更はありません。

 

水分補給
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水分補給を受け、しっかりしたピッチで快走します。

 

2017:06:18 08:17:34 次の関門時刻が表示

次のエイドステーションは位ヶ原山荘で、ご覧のように関門時刻が表示されています。従来より、スタート時間が1時間延びたものの、35kmコースで5km、フルマラソンで12kmもコースが延びているため、関門時刻に通過できない選手が例年より多かった模様でした。

こちらの表示はスタートから位ヶ原山荘までの距離と関門時刻が表示されていて、フルマラソン:20km、35kmコース:12.8kmで、関門時刻はどちらも10時40分(フルマラソン:3時間、35kmコース:3時間10分)です。

 

荒田沢橋から冷泉小屋までが辛い区間
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特に荒田沢橋から冷泉小屋までの約1kmは、平均勾配が約10%もの急坂が続きます。選手にとってかなり辛い区間であるはずです。

 

そして、こちらが位ヶ原山荘のエイドステーション。

 

救護のメンバー 選手の到着を待つ

にこやかにピースサインを送っていますが、左の画像の方々は救護のメンバー。医師・看護師に加えて救急車も配備され、不測の事態に備えていますが、今回は気候に恵まれたこともあって、出動ありませんでした。

 

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ここでも給水を受けて快調に飛ばします。

 

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位ヶ原山荘を過ぎると森林限界を超えるため、周囲の木々が少なくなり、風景が一変します。

 

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乗鞍天空マラソンの最大の魅力といえば、広大な雪景色と高くそびえる雪の壁。乗鞍岳を含めた北アルプスの3000m級の高山には、同じように雪景色が広がっているものの、森林限界を超えたエリアで、ご覧のようなマラソンができる山はノリクラ以外にはありません。

こちらの車道は隣の乗鞍スカイラインと併せて、日本一標高の高い車道として有名であり、この乗鞍天空マラソンが日本一標高の高いマラソンとしてアピールできる所以はここにあります。

 

トップは1349阿部浩司選手
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そして、大雪渓手前のもっとも雪壁の高い4号カーブを通過。トップは1349阿部浩司選手で、このままゴールまで独走です。

 

2位 − 1053岸本泰彦選手
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3位 − 1066秋葉知律
2017:06:18 08:50:58

そして、2位は現時点3位の1053岸本泰彦選手、3位は現時点4位の1066秋葉知律選手でした。

 

 

【フルマラソン、観光センター〜一の瀬間】

なお、フルコースのスタートは観光センターを出て左に曲がり、一の瀬方面へ進みます。折り返し地点は、今まさに満開を誇るレンゲツツジで有名な一の瀬つつじ園の駐車場で、ここを折り返した後、観光センターまで戻ると、エイドステーションが用意されていますので、補水を受けたら、県道(オンロード)をひたすら登ります。35kmコースのようなトレイル区間はありません。

 

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