ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.8(2017/07/01) A

 

 

Top-page > Index > Page:    1  2  3  4 

(Update:2017/07/08)

 

【大雪渓までの沿道・雪壁の様子(観光センター〜三本滝ゲート)】

ニッコウキスゲが咲く季節 − 雨は似合わない

周期的に降り続く雨の中、高原の爽やかさを象徴するニッコウキスゲにはちょっとかわいそう...

 

7月でも半袖は寒い 観光センター自販機は通年でHOTの飲み物が

ノリクラでの本格的な夏は、梅雨明けからお盆くらいまでの20日間程度。それまでは日中でも長袖の方が良い日もあり、ましてや朝晩の半袖スタイルはご法度(笑)!それを象徴するのが観光センターの自販機で、年中、ホットの飲み物が選べます。

 

善五郎の滝駐車場付近にはアヤメが

それでは大雪渓に向かう沿道の様子をご覧ください。こちらは善五郎の滝の駐車場付近。今週に入ってアヤメが咲き始めました。

 

雨に濡れたアヤメ

雨に濡れたアヤメはやはりよくお似合い。例年より1週間程度遅く、今がちょうど見頃になっています。クルマの車窓からでも確認できるほど群生していますので、天然に自生するアヤメをぜひご覧ください。

 

マタタビの白化 − 毎年必ず同じ時期に

こちらも先週までは見られなかったマタタビの白化。花が咲くころになると白化は始まりますが、葉緑素がなくなるのではなく、葉の表面に空気が入ることで白く見えるとのこと。このように目立つことにより、虫の飛来を狙っているようです。

 

三本滝ゲート − この先マイカー規制

こちらは三本滝ゲート。冬季閉鎖が解除され、今日からゲートが開門されました。この先はマイカー規制です。

 

いつもの警備の方々

そして、こちらの警備の方々も久しぶりの再会。今日から仕事始めで、詰所の整備など朝からバタバタとしています。

 

今日からマイクロバスも通行可 運転手さんは毎年お越しの基礎キャンプの先生

そこに1台のマイクロバスが...今日からタクシーやマイクロバスの通行ができるようになりました。そのマイクロバスを運転されていたのは、毎年お越しの基礎キャンプの先生。まさかこの天気で?と思いましたが、生徒さんのスキーへの情熱に比べたら、これくらいの天気は...(笑)

最も、マイクロバスがあれば、悪天候になってもすぐに逃げ込むことができますので、その点は有利といえるでしょう。

 

【大雪渓までの沿道・雪壁の様子(三本滝ゲート〜大雪渓)】

道路は川のように

三本滝ゲートを過ぎると、雨の勢いがどんどんひどくなります。道路は所々で川にようになっています。

 

沿道の山野草・高山植物

こちらは先週もお伝えしましたが、県道乗鞍岳線の沿道にはかなり多くの花が咲き始めました。山野草や高山植物の好きな方なら、沿道を見ているだけで結構楽しいものです。

 

ミヤマキンポウゲ コイワカガミ

ミヤマキンポウゲとコイワカガミ。こちらは先週も見つけることができました。

 

カラマツソウ ハクサンチドリ

それに加えて、カラマツソウとハクサンチドリが咲き始めています。このように数々の山野草・高山植物が次々と咲く様子がみられます。

 

位ヶ原山荘

そして、標高2350メートルの位ヶ原山荘。

 

森林限界を境に天候は大きく変化

森林限界となるこの付近を境に、天候は大きく変化することが良くあります。今回もかなりひどい濃霧。乗鞍スカイラインは、濃霧時は自転車通行止めの措置が取られますが、県道乗鞍岳線には濃霧による通行規制はなく、このような状況でも自転車の通行は可能です。しかし、自転車は他の車両からの視認性が良くないため、ヘッドライトやテールランプの装備・点灯をされたほうが良いかと思います。

 

雪の壁

例年なら、7月に入る激減する雪の壁は、今年はまだご覧のようにかなり高い状態。

 

今年はまだ見ごたえあります 大雨が続く

形もきれいに残っていますので必見です。ただし、大雨による雪解け・浸食は今後激しくなりますので、お早目にご覧ください。

 

■ Next>>  Page3 【大雪渓に到着、雪渓下部】 ■


 


 

Copyright (C)   乗鞍大雪渓WebSite

Top ||   <<Back  1  2  3  4  Next>>