第14回 乗鞍スカイラインサイクルヒルクライム
(2017/07/08〜09) D
【表彰式】
再び戻って大会会場 |
下山して再び大会会場に戻ってきます。フロントフォークに取り付けた計測チップは大会会場に戻って来た時点で回収しますので、ほおのき平駐車場からやって来た選手の方も一旦大会会場に戻る必要があります。
宿儺鍋の無料提供 |
そして、選手にふるまわれるのは地元の宿儺鍋(すくななべ)。元々は地元特産の宿儺かぼちゃを入れた鍋のことを言うようですが、宿儺かぼちゃの出荷は8月下旬から10月上旬ですから、今回はかぼちゃはありませんが、美味しくいただくことができました。
宿儺かぼちゃ...ヘチマみたいな細長い形で甘くてホクホクした食感が特徴と言われ、皮が薄くて調理しやす所は、台所に立つ方にとっては良いのではないでしょうか?
表彰式が始まる | 山崎委員長の総評 来年はぜひとも完走者1000人を... |
そして、12時より表彰式が始まります。まずは山崎委員長より総評をいただきます。
「天気も良く、タイム的にも結構上がって来たようです。完走者824名で、今まで最高ではなかったかと思います。マナーについても守ってくれまして、立哨員からも非常に良かったと頂きました。特に下りでもきちんと守っていただき、事故がなかったと思います。他のヒルクライム大会では必ずといってよいほど事故が発生しております。事故ゼロは非常に良かったと思います。また来年は継続して実施し、ぜひとも完走者1000人というところまで持っていきたいと思います。」
チャンピオンクラス表彰式 |
まずはチャンピオンクラスの表彰式から。1〜3位までの入賞者には、飛騨銘菓セット、越冬酒、トマトジュースなどが送られ、総合優勝者・フェミニン・男子Iには飛騨牛ギフト券が送られました。
多くの選手に見守られ | ともに戦った3人(田中・矢部・中村選手) |
チャンピオンクラスは13名と少ないものの、各大会で上位の成績を収めている選手が出場しているだけに、年代別クラスの選手よりも確実に早いタイムを出し続けています。これまでは実業団の出場により、出場選手のレベル水準の向上が図られましたが、昨年からのチャンピオンクラス新設がそれに置き換わる役割を十分果たしているといってよいでしょう。
新記録となりましたお気持ちをひとこと...「ちょっと、全体的にはだいぶタレてしまったので、デフォルトを更新するとは思ってもみませんでした。」
苦しいレースでした。今年参戦レースの中で一番きついレースでした(田中選手) |
チャンピオンクラス入賞の3人にお話をお聴きすると...
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さらに田中選手にレースを振り返ってお聞きすると。
レース中は、全く進んでいる感じがせず耐えるだけで、後ろ見ると矢部さんがずーっとついているし、普段なら集中して走れるのに、今回に限ってはキツイだけでした。優勝はしましたけど、正直課題の残るレースでした。来月の乗鞍(全日本マウンテンサイクリングin乗鞍)はさらに強い選手が出てきますので、今より一段二弾は強くならないと。 |
今シーズン出場したヒルクライムレースは5戦4勝という好成績が続き、今回の結果のみならず、来月の乗鞍でも注目の選手になることは間違いないと思われます。
男子D表彰式 | 男子D優勝は飯田剛士選手 |
そして、さらに表彰式は続きます。男子D優勝は飯田剛士選手。
チームメンバーに報告 |
真っ先に報告するのはチームのメンバー。
男子H表彰式 |
表彰を受ける宮崎博久選手、「3位でした」と残念そうにされるものの、やはり、表彰台に立つということは偉業だと思います。
フェミニン優勝 宮下朋子選手 |
そして、フェミニンの優勝は、昨年に引き続き、宮下朋子選手が表彰を受けます。
フェミニン表彰式 | 自己ベストを更新できたことが良かった (宮下選手) |
「天気も良く、自己ベストを更新できたことが良かったです。」と、コメントされていました。今回は気候的に走りやすいコンディションだっため、自己ベストを更新された選手が多かったのではないでしょうか。
優勝選手一同で記念撮影 |
「日本一標高の高いヒルクライムレース」であると同時に、「通年マイカー規制の乗鞍スカイライン」というステージがあることが、ヒルクライマーにとって大きな魅力。レースだけでなく、それに向けた練習でも安全に走行できる環境が整っているのが、ここノリクラなんです。
単にレース期間中にとどまらず、レースに向けた練習でも通っていただけるような環境作り・雰囲気作りが今後も継続して実施して行く必要があるかと思います。
<編集後記>
大会が実施されるということは、そこへ練習に訪れる選手が何度か足を運んでくれるはずです。大会が実施される2日間だけでなく、大会に向けた練習のために訪れたという選手が増えてくることが、一番の効果ではないでしょうか?そのためには本大会に出場することが一つのステータスになるような存在にならなければなりません。
そこは大会を主催・運営する側の意識というよりも、選手の方々の認識をどのように変えて行くかという問題かと思われます。2004年の初回から比べると、まるで別の大会のように成長しました。それに伴い、選手の方々の認識も大きく変わってきています。来年も更なる進化を期待したいところです。
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