ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.11(2017/07/22) A

 

 

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(Update:2017/07/27)

 

【雪渓下部 T】

ここからは大雪渓下部の様子をお伝えします。

 

2014年の大雪渓入口
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2014/07/26〜27) B
2015年の大雪渓入口
ノリクラ 雪渓カレンダーVol.12(2015/07/25〜26) B
今週の大雪渓入口
昨年より2週間早い雪解け

大雪渓入口付近は、2014年より1週間早く、2015年とほぼ同じ雪解け状況です。

 

2014年の大雪渓入口(47メートル)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2014/07/26〜27) B
2015年の大雪渓入口(47メートル)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2015/07/25〜26) B
今週の大雪渓入口
車道からの距離は48メートル−昨年より2週間早い雪解け

車道からの距離は15メートルから48メートルに。2014年は47メートル、2015年は47メートルで同等です。

 

登山道入口(隙間は7メートル)

大雪渓入口から北へ50メートルほどの所に肩の小屋への登山道入口があります(肩の小屋口登山口)。車道との間の隙間は7メートルほど。2014年は6メートル、2015年は9メートルでした。

 

2014年の登山道入口(雪解け区間約80メートル)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2014/07/26〜27) B
2015年の大雪渓入口(雪解け区間90メートル)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2015/07/25〜26) B
今週の登山道入口(雪解け区間83メートル)
設計下部で昨年より雪解けが遅いのはこの付近だけ

登山道入口から雪解けが完了しているのは83メートル。2014年は約80メートル、2015年は90メートルで、2014年とほぼ同じ、2015年より1週間ほど遅い雪解けです。

 

2014年の登山道(雪解け区間48メートル)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2014/07/26〜27) B
2015年の登山道(積雪区間66メートル)
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2015/07/25〜26) B
今週の登山道(積雪区間63メートル)

先週よりもだいぶ雪解けが進んでいますが、積雪区間は63メートルあり、2014年よりも長く、2015年とほぼ同等です。2015年は2週間後に積雪が完全になくなりましたので、今年もあと2週間でなくなると考えられます。

 

シナノキンバイが開花

先週はつぼみ状態だったシナノキンバイが開花しました。2014年とほぼ同じで、2015年より1週間ほど遅い状況です。

 

2013年のモーグルコースの岩
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2013/07/27〜28) C
2015年のモーグルコースの岩
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2015/07/25〜26) B
今週のモーグルコースの岩
昨年よりやや遅い雪解け

岩場がゴツゴツとしている大雪渓も、厳冬期以降はすべてのものが雪に閉ざされてしまいます。春になって雪解けが進んで最初に姿をあらわすのが、画像の中の左上に写るモーグルコースの岩です。ですから、モーグルコースの岩は、大雪渓の積雪量・雪解け状況を最も早く観測できるバロメーターとなります。7月になるとこの付近にモーグルコースが作成され、多くのスキーヤーが集まることから、モーグルコースの岩と呼称させていただいております。

こちらは2013年と2015年で比較しておりますが、2016年は極端な雪不足、2014年は厳冬期に入っても姿が埋まることがありませんでした。2013年よりやや遅く、2015年より1週間ほど遅い雪解けになっています。

 

2014年の石碑の岩
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2014/07/26〜27) B
2015年の石碑の岩
ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.12(2013/07/27〜28) C
今週の石碑の岩
昨年よりやや早く、例年より遅い雪解け 

そして、モーグルコースの岩から南へ約100mほどのところに、大雪渓で二番目に姿をあらわす岩があります(石碑の岩)。先週と同じく、2014年・2015年とほぼ同じ雪解け状況です。

 

チングルマが一輪だけ咲きました

こちらは毎年定点でお伝えしている石碑の岩にあるチングルマ。一輪だけ咲きました!2014年とほぼ同じで、2015年1週間遅い状態で、徐々に例年とのが短くなってきています。

 

石碑の岩の下部のバーン
例年よりも少し遅い雪解け

石碑の岩の下部のバーンでは、先週同様に例年よりも少し遅い雪解け状況です。

 

【雪渓下部 U、モーグルコース】

モーグルコース − 2レーンあります

それではここからは、モーグルコースの様子をお伝えします。先週と大きな変化はなく、2レーンあります。

 

左側はピッチが短く、右側はピッチが長い

2レーンのモーグルコースは、上から見て左側はコブのピッチが短くてモーグラー向き、右側はピッチが長く基礎スキーヤー向きのラインになっています

 

左側のレーン − 長さは24コブ×88メートル

こちらが左側のレーン、長さは24コブ×88メートル(ピッチ:3.6メートル)、先週より2コブ短くなっています。

 

コース脇に岩の頭

ただ、スタートから数コブ目にご覧のようにコース脇に岩の頭が見えるようになってきました。

 

2014年のモーグルコーススタート付近の岩
2014ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.12(2014/07/26〜27) B
2015年のモーグルコーススタート付近の岩
2015ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.12(2015/07/25〜26) C
=今年とほぼ同等の2015年は、8月上旬まで多くのモーグラーが滑走していました=

こちらは2014年と2015年の様子。2014年よりもやや雪解けが遅く、2015年とほぼ同じであることがわかります。今後の雪解け状況を2015年の状況から推測することが可能かと思われますが、2015年に雪渓下部のモーグルコースは8月上旬まで利用され、その後は雪渓上部左側のモーグルコースに大半のモーグラーが移動し、8月中旬まで滑走できました。

 

左側のレーン − 長さは19コブ×87メートル

そして、こちらが左側のレーン、長さは19コブ×87メートル(ピッチ:4.5メートル)です。こちらはコース上に岩などの析出はないものの、スタート付近はかなりモーグルコースの岩が迫ってきていますので、来週は数コブ程度短くなっているかと思われますが、滑走自体に支障となるものはないと考えられます。

 

常時40名前後がお越しになる

今日も多くのモーグラーがお越しになり、常時40名前後の方が雪渓上に滞在していたと思われます。

 

板が重いよぁ〜〜 ふぅ〜〜

小学校に入り、スキー板は自分で持って登るようになりました。でも、ジュニア用とはいえどもレーシング用のしっかりしたものですので、小さな肩に痛いほどくいこみます。途中で何度も休憩しながら頑張ります。

 

くじけずに登ります

見ているこちらのほうも、歯を食いしばって応援したくなる感じ...(笑)。でも、くじけず登り切るんです...

 

夏休みに入って子供さんの姿が

夏休みに入ったこともあり、子供さんの姿がいつも以上にありました。

 

「どんな形状になっても、練習になるんです...」と、今日も人一倍の滑走本数を..

ラインはかなりえぐれて、尖った形になっています。「どんな形状になっても、練習になるんです...」と、今日も人一倍の滑走本数を稼ぎます。

 

スマホで滑走シーンを確認 − 切磋琢磨の日々(堀島兄弟)

順番に互いの滑りをスマホで撮影。切磋琢磨の日々が続きます。

 

雪渓でキンキンに冷えたビールが最高

大雪渓での楽しみは雪渓脇に陣取ってのお昼休み。雪渓でキンキンに冷やされた缶ビールを傾ける瞬間は至福の時。これがなくっちゃ、大雪渓に来た意味を見出すことができませんよね〜(笑)。

 

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