ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.11(2017/07/22) C
【雪渓上部 U、モーグルコース】
今日からライン作りが始まる | 30コブ完成 −1日30本完走する意気込みで |
さて、こちらは雪渓上部左側。今週から、コブ管理人がライン作りに励んでいます。「30コブ作りましたので、1日30本完走する意気込みでお越しください(笑)」とのことでした。
ハイクアップの足元がよろ付き始める |
でも、30本どころか、午前中の段階で、ハイクアップの足元がよろ付き始めています。
崩れるように倒れこむ |
スタート地点に到着するや否や、崩れるように倒れこんでしまいました。雪渓下部と比べてこちらは急斜面で、しかも、距離が長いため、体への負担はかなりきついものがあります。
お盆以降はバーンが硬くなり上級者のみ |
しかし、早い段階でこの斜度に体が慣れておけば、今後はさらに急な上方にラインを伸ばしていった段階では、対応がラクにはずです。こちらの雪渓上部左側のバーンはお盆以降は雪面が冷えて硬くなり、上級者以外は滑走が困難となります。できる限り、早い段階にこちらにお越しになり、斜面状況に慣れる必要があります。
【畳平、お花畑】
畳平 |
こちらは14時の畳平。ちょうど13時30分ごろからにわか雨が降り、少し小雨になったところ。天気予報に雨マークがなかったとしても、これくらいの天候変化には対応できるように雨具の準備は必要です。
畳平お花畑 |
それでは、いつものようにお花畑の様子をお伝えします。
入口付近 | ハクサンイチゲ満開 |
先週以上に、ハクサンイチゲが綺麗に咲き誇っています。全面満開といった状況です。
花茎が延びてきている |
入口付近は全体の中でも開花の遅いエリアですが、それでも花茎が延びてきていますので、開花から少し時間が経過している模様です。畳平お花畑のハクサンイチゲは、ピーク時は全面で満開となり、一見の価値があります。
ミヤマキンバイ | コイワカガミ |
もちろん、ハクサンイチゲ以外にも、ミヤマキンバイ、コイワカガミなども咲いています。
ハクサンイチゲの満開で全体が白くなる |
ハクサンイチゲの花で、全体がかなり白くなっていることがわかります。
ハクサンイチゲが満開になると、一年で一番薄くしい時期を迎える |
ハクサンイチゲが満開を迎えた畳平お花畑は、一年で一番美しい時期なんです。
ミヤマキンポウゲ | コイワカガミをコマクサと間違える方が多いです |
左の画像は先ほどのミヤマキンバイと違います。こちらはミヤマキンポウゲ。画像では違いがほとんどわかりませんが、ミヤマキンバイは高さが最高でも20センチほどで、ほとんどは10センチ程度しかないものの、ミヤマキンポウゲは30センチ以上の高さがあります。このほか、花や葉の形が全く異なり、全体の雰囲気も違っています。
右は先ほどと同じくコイワカガミ。観光客の方の多くがコマクサと間違える高山植物です。
奥の方が生育が早い |
これまでにもお伝えしておりますが、畳平お花畑は奥の方から入口へと雪解けが進んで行きます。従って、こちらの折り返し地点付近が最も生育の早いエリアとなります。
何だ〜これは... | ミヤマクロユリ |
そこで見つけたのはミヤマクロユリ。ハクサンイチゲが終わりに近づくころに見頃を迎えるのが毎年のパターンで、すでにこの付近のハクサンイチゲは終わりに近づいています。
ミヤマダイコンソウ | ヨツバシオガマ |
その他、ミヤマダイコンソウやヨツバシオガマなど、お盆前くらいに咲く花も見られるようになり、例年よりも遅めだった状況を挽回するかのように咲き乱れています。
ハクサンイチゲが満開の畳平お花畑は一見の価値あり! |
畳平のハクサンイチゲが満開を迎えると、お花畑全体を覆うように咲き誇ります。一見の価値がありますので、ぜひとも、お早目にお越しください。
<編集後記>
「山の日に畳平にて、乗鞍フォーラム開催」
毎年12月に行われていた乗鞍フォーラム(乗鞍自動車利用適正化協議会主催)が、今年は8月の山の日に、しかも、畳平にて行われます。このフォーラムは、岐阜県側の関係者が主体となって開催されるため、おのずと岐阜県側の参加者が多い状況ですが、今年からパネリストに長野県側の観光協会会長も参加します。これまでにも呼びかけはあった模様ですが、両県で話し合おうという機運が少しでも開けて行けたらと思っております。
また、関係者ではない一般参加者も、多方面の地域からの参加が必要と思われます。これまでは、一般参加者も地元の方が多いのが現状で、観光客目線での意見が非常に貴重だと思われます。
開催日が山の日の連休ですから、乗鞍登山・観光にあわせて、ぜひとも他県・遠方の方々の参加もお願いいたします。
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