【速報バックナンバー 2007年7月分】

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◎ 7月

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■2007年7月29(日)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.12

@ 2007/07/29 09:40
文句ない晴天、今日はツェルトはいりません
A 2007/07/29 10:55
ヒルクライマーが続々とやってきます

B 2007/07/29 11:10
久しぶりの夏空

C 2007/07/29 14:10
午後は霧が流れるものの一日中よい天気でした

 ▼ 今日は久しぶりの晴天に恵まれたノリクラでした。朝の乗鞍高原はやや雲量の多い青空から始まります。6時の気温は14℃で観光センター前駐車場は約半分くらいが埋まって80台ほどが停まっています。ここまでは昨日と全く同じ状況です。ただ、昨日は山頂付近が全く見えませんでしたが、今日はその姿をはっきりと確認することができ、今日一日このままの天候が続いてくれることを期待したいところです。観光センターの駐車台数は昨日とほぼ同じですが、シャトルバスは昨日ほどの混雑ではなく、6時便・7時便はそれぞれ1台で8時便が3台、9時便が4台と、昨日より1台ずつ少ない状況です。
7時を回る頃になると気温は20℃くまで上昇します。心地のよい天候と気候が続きます。今日はヒルクライムする自転車の方がたくさんいらっしゃいました。今日の天候と気候はヒルクライム日和といってもよいほどで、暑くも寒くもない気温に加え、日差しがあってもじりじりと肌に突き刺すようなものではなく、冷泉小屋付近までは長袖のサイクルジャージではちょっと蒸し暑さを感じますが、位ヶ原山荘より上部ではちょっとひやっとしたそよ風に心地よさを感じる状況です。また、地元の自転車チームの走行会が開催され、次々と大雪渓前をロードレーサーが通過し、8月下旬に開催される全日本マウンテンサイクリングを思い起こさせるような光景です。そんなロードレーサーの方々のサイクルジャージを見ても長袖と半袖が半々の状態でした。
午前中の大雪渓は夏の入道雲が青空に広がる状況で、夏が近くまでやってきていることを思わせます、ただ、真夏のようなじりじりと照りつける日差しはなく、そよ吹く風に涼しさがあって、大雪渓駐車場で休憩していてもちょうどよいほどです。車道から真正面に見えるモーグルコースにはいつものようにたくさんのモーグラーが訪れ、雪渓脇で休憩される方々の様子を見ても、暑さで日陰を作ったり、また、寒さで一枚羽織る様子はなく、本当に心地よい状況が見受けられます。
12時の大雪渓の気温は13℃。この頃になると青空よりも雲のほうが多い状況になってきて、太陽が雲に隠れて、時折、日差しがなくなります。それでも山頂付近の様子ははっきり確認することができ、蚕玉岳から剣ヶ峰に向かう稜線にはアリの行列のごとく登山者が数珠繋ぎで登ってゆく様子を伺うことができます。
大雪渓の雪質は上部から下部までどのエリアも柔らかめの状態。ただ下地までやわらかい状況ではなく、逆にそれが滑りやすい状況を作っていて、モーグルコースではヒールキックで雪飛沫を上げながら楽しそうに駆け下りて行く様子も見られました。
午後になると雲量が増え始め、13時ごろから山頂付近に雲がかかり始めます。それと同時に西から吹くそよ風に冷たさが出始め、14時の気温は14℃です。この頃から室堂ヶ原方面から霧が入るようになりますが立ち込めるほどの状況ではありません。ただ、その霧も次第に濃さが増して、15時前あたりから視界が奪われるときもありましたが、それも一時的で、日差しが戻ってくるときもあるほどでした。
大雪渓エリアの霧は14時以降ですが、畳平では午後から霧が入り始めていたようです。畳平のお花畑は先週と同様、ハクサンイチゲが見ごろを迎えていますが、その他にもクロユリ、ミヤマキンポウゲなども見ごろとなり、訪れる人の目を和ませてくれます。
17時の畳平の気温は11℃。この頃から少し寒さを感じるようになってきますが霧は抜け始めます。長野県側の大雪渓でも霧が抜けて、山頂付近ははっきりと確認できるようになりました。
今日はやわらかい日差しとまずまずの晴天で、本当にすごしやすい一日を楽しむことができ、もちろん雨は一滴も降りませんでした。なお、速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の 2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダー Vol.12 で紹介する予定です。(2007/07/29 22:00更新)

 

2007/07/29 09:35

 

▼ 今朝の大雪渓は晴。雲量はやや多く北から南へ雲が早く流れ、そよ風程度の風が吹き心地よい状態です。10時の気温は18℃。ジーっとしていても寒さは全くありません。すでにたくさんのモーグラーがラインを駆け抜けて行く様子が伺えます。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますので、ご了承ください。(2007/07/29 10:20更新)

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■2007年7月28(土)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.12

@ 2007/07/28 08:50
今シーズン一番の運行台数
A 2007/07/28 10:15
次第に雨が降ったりやんだり

B 2007/07/28 14:40
午後になると視界が回復し...

C 2007/07/28 16:40
最後の最後になって青空が覗き始めます

 ▼ 今日のノリクラの天候を見ると、関東甲信地方でまだ梅雨明けの発表が出されないのも納得してしまうような一日ででした。
観光センター駐車場はすでに昨晩からたくさんのクルマがお越しになり、今日に日付が変わる頃にはもう30台以上が駐車されています。明るい月夜が広がり、月の明るさで星が見えないほど。風はなく気温は16℃で半袖で夜空を見上げていると寒さを感じるほどです。そして、早朝までにさらに駐車台数は増え、朝6時の段階で80台ほどおこしになり、駐車場全体の半分程度が埋まっています。朝からよく晴れた観光センターから見る山頂方面にはモクモクとした夏の雲がかかっていています。シャトルバスは6時便・7時便の2台を皮切りに、8時便が4台、9時便が5台がそれぞれ運行され、ご来光バスも2台運行されるなど、今シーズン一番の運行状況となりました。
7時便の出発する頃の観光センターは19℃。早朝から比べるとかなり気温が上がっていますが、暑くも寒くもない気候です。ただ、この晴天も上部に向かうにつれて次第に下り坂となり、三本滝ゲートを通過する付近から曇り始めます。8時の大雪渓の気温は11℃。乗鞍高原を出発した頃との気温差が8度もあり、半袖でやってきた方が身震いさせていました。朝の速報でもお伝えしたように、大雪渓付近は時折晴れ間が見えるものの曇り空。ちょうど大雪渓の上端から山頂にかけて雲がかかっています。それでも大雪渓自体は視界が確保されています。しかし、視界の効いている時間帯もほんのわずかで、9時ごろから雪渓上部から次第に霧が立ち込めるようになり、10分もしないうちに大雪渓全体が覆われるようになります。気温は12℃です。立ち込めた霧は連続的に覆っている状態ではなく、北もしくは西からの風が強くなったり弱くなったりしながら、時折、晴れ間も見える状態でした。
今日の大雪渓はシャトルバスの混雑状況ほどの人出はなかったようです。車道から真正面に見えるモーグルコースはほぼいつもの賑わいぶりだったことを除くと、それ以外のエリアは学生のスキークラブなどがお越しになっている以外は、さほどの人出ではありませんでした。雪質はやや固め。ハイシーズン並みの締まり具合と評価するモーグラーの方もいらっしゃり、硬いながらも比較的すべりやい状況です。ただ、モーグルコース以外ではスプーンカットやうねりが目立ちますので、整地してから滑走する必要があります。
それまで濃霧だった天候は10時位から雨が降り出します。そして、雨が降り出すと同時に濃霧はさらにひどくなり、視界は50メートル以下になり、吹く風に冷たさを感じるようになります。この雨はすぐにやみましたが、濃霧のほうはその後もほぼ変わらない状況が連続します。お昼を迎えても一向に天候は変わらず、正午の大雪渓は10℃。視界は30メートルほど。そして、再び雨が降り出します。10時の頃よりまとまった雨が降りますが、それも一時的で、モーグルコースの脇では雨に打たれながらおにぎりをほおばる姿をあちこちで見かけることができました。もう少しまとまった雨が降れば下山する方が多くなりますが、降る量と時間が少なく、その後も下山せずに滑走される方が多かったようです。
朝からかかるこの濃霧も14時30分ごろからようやく抜け始めます。その後も霧が立ち込めたり抜けたりを何度も繰り返し、16時を過ぎる頃から上空に青空が覗き始めるようになり、霧が抜けて見られる山麓方面は強い日差しが照りつけていて、どうやら大雪渓を含むノリクラ一帯だけが雲に覆われているようでした。天候は回復傾向を見せましたが、明日もあまりよい予報は出ていません。早く梅雨が明けて欲しいものですね。(2007/07/28 20:20更新)

 

2007/07/28 07:55

 

 ▼ 今朝の大雪渓は曇。時折、晴れ間がのぞく天候です。ちょうど大雪渓の上端から山頂にかけて雲がかかり、その雲がゆっくりと大雪渓に下りたり上がったりしています。8時の気温は11℃。半袖でシャトルバスから降りた方々が身震いさせていました。北からの風に冷たさがあり、長袖でも少し肌寒さを感じるほどです。まだまだ静かな大雪渓ですが、山麓は結構混雑していましたので、これからにぎわってくることと思います。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますので、ご了承ください。(2007/07/28 08:20更新)

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■2007年7月22(日)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.11

@ 2007/07/22 11:10
昼寝にはもってこいの気候
A 2007/07/22 13:25
午後からは濃霧の中

B 2007/07/22 14:50
15時前から本格的に雨が降り出す

C 2007/07/21 17:35
上部の天候は回復するが山麓の雲は雨の中

 ▼ 今朝の乗鞍高原は曇。6時の気温は19℃で、早朝のひんやりとした感覚よりもちょっと湿気を感じる朝を迎えます。曇り空ではあるものの、上空の雲には濃淡があって、時折薄日のさす天候です。観光センター前駐車場は昨日よりは訪れる人が多く、すでに40台ほどの車が停まっていて、7時のシャトルバスは1台が運行され、乗客は14名でした。 そして7時30分を過ぎる頃から影ができるほどの日差しがさすようになり、8時くらいからはしっかりとした青空が広がるようになります。このところ天候がよくないためか、自転車でヒルクライムされる方が少ない状態でしたが、今日はいつもよりは少したくさんの方がお越しになったようです。乗鞍高原で広がりだした日差しも、三本滝を過ぎる頃には再び曇り空となり、今日は日差しがさしている時間帯がほとんどなかったため、ヒルクライムしていても、乗鞍高原から三本滝に向かう時に少し汗ばむ程度で三本滝からは汗が引いてくるほど。また冷泉小屋付近からは逆に寒ささえ感じる状態で、長袖のサイクルジャージでちょうどよい気候です。
朝の速報でもお伝えしたように、山頂付近に雲がかかるものの、大雪渓は視界のよい状態です。10時の気温は18℃。風はほとんどありませんが、10時30分ごろから西からの風が吹くようになってきますがそよ風程度で、昼寝にはもってこいの気候です。今日の大雪渓は昨日よりは幾分人出が多いようで、モーグルコースはもちろんのこと、雪渓上部の基礎キャンプや中学生・高校生のレーシングキャンプなども行われていました。シャトルバスは8時便は2台といつもの週末と変わりませんが、9時便は3台運行され、シャトルバスのほうもいつもより若干は多かったようです。
バーンコンディションは雪渓下部のモーグルコースは昨日よりやわらかく、深めのラインができてます。また、雪渓上部ではたけのこ状の氷の柱が目立つようになり、昨日整地したフラットバーにも翌日には再びうねってくる状態です。
正午の大雪渓は18℃。10分ほど前から山頂から山麓に向けて霧が流れるようになり、すぐに大雪渓全体が霧に包まれるようになります。大雪渓に霧が入り込んで全体が包まれるようになるまでに20分もかかっていないと思います。このときの視界は100メートルほどです。霧が流れてきてもその霧で全身ずぶ濡れになるということはありません。
その後は、時折、視界が回復するときがありましたが、それもつかの間のこと。そして、14時くらいから大雪渓では小雨が降り始め、14時30分ごろからはまとまった雨が降るようになってきます。雨が降っても視界は一向に回復しません。そして、雨に降られて多くのスキーヤー・ボーダーが一斉に下山を開始します。雨が降り出した後、これまで100メートルほどあった視界が30メートル近くまで低下します。畳平のお花畑は、現在、ハクサンイチゲが開花し大群生しています。だんだんこれからバリエーションが広がってくると思います。
今日は岐阜県側よりも長野県側のほうが濃霧がひどく、畳平から県境ゲートをくぐった瞬間に濃霧に襲われる状態です。しかしそれもつかの間で、大雪渓付近まで標高を下げると、ほとんど濃霧はなくなります。しかし、今度は山麓から霧が立ち込めるようになり、冷泉小屋付近から下部は雲の中に入ります。そして、雲の中に入った瞬間、まとまった雨に降られてしまいました。また、冷泉小屋付近から見える幻の滝は夕方になってもその流れを確認することができ、このところの天候がよくないことを物語っています。
今日は昨日よりはよい天候だったと思いますが、濃霧に見舞われたり、夕方から雨に降られたり、今ひとつぱっとしない状態でした。
なお、速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の 2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダー Vol.11 で紹介する予定です。(2007/07/22 22:20更新)

 

2007/07/21 09:55

 

 ▼ 今朝の大雪渓は曇り。10時現在の気温は18℃です。ご覧のように山頂付近には雲がかかり、その雲がゆっくりと降りてきて、大雪渓エリアは時折霧がかかることがあるものの、視界は良好です。風はなく寒さはありません。人出はまずまずといったところでしょうか。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますので、ご了承ください。(2007/07/22 10:20更新)

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■2007年7月21(土)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.11

@ 2007/07/21 09:55
霧雨の中、どっちの合羽がステキ?
A 2007/07/21 13:10
濃霧の中、モーグルコースはいつもの賑わい

B 2007/07/21 15:50
夕方になっても一向に天候の回復はありません

C 2007/07/21 16:40
最後の最後にほんの一瞬晴れ間が見えます

 ▼ 昨晩の雨はやんで今朝の乗鞍高原は曇り。7時の観光センター前駐車場には25台ほどの車がやってきていますが、静かな朝を迎えています。気温は20℃。駐車場のアスファルトがすでに乾いてきているためか蒸し蒸しした感じはなく暑くも寒くもない気候です。明るさはあるものの雲は低く垂れ込めて、山頂方面は全く見ることができません。今日のご来光バスは乗客がいなかったため運行されませんでした。7時のシャトルバスは1台。観光センター前バス停からは6名の方が乗車され、途中の バス停からの乗客も含めると最終的に17名の乗車です。乗鞍高原内は視界がよかったものの、三本滝ゲートを通過したあたりから周辺に霧が立ち込めるようになります。しかし、位ヶ原山荘を越えるあたりから、上空には青空が見えはじめ、雲海の上に出そうな雰囲気を見せたものの、大雪渓の数百メートル手前のヘアピンカーブの4号カーブから再び霧の中となり、大雪渓は視界が30〜50メートルの状態となります。8時の大雪渓の気温は12℃。寒さは感じませんが、西から東に霧の粒が激しく流れていく様子を目で確認することができるほどで、その霧の粒のためバスから下車してすぐに全身ずぶ濡れ状態になります。この霧の粒はその後勢いを増して霧雨といってもよい状態になります。西から東へ霧雨が流れてゆく様子を見ると、まるで時代劇のワンシーンのような雰囲気を思い浮かばせてくれます。シャトルバスは8時便が1台、9時・10時便がそれぞれ2台運行され、シャトルバスが到着するたびに、たくさんのモーグラーの方々が下車します。そしてこの霧雨に打たれ、すぐさま合羽を羽織る姿が繰り広げられました。
車道の真正面にあるモーグルコースはいつものとおりの賑わいでしたが、今日は雪渓上部に基礎キャンプやレーシングチームの練習風景なども見られました。雪渓上部のバーンコンディションはたけのこ状の氷の塊があちこちにできている状態で、とても滑りやすいとはいえない状況ですが、それでもある程度整地すれば滑走できる状態になります。そんな中、細かなピッチの残るバーンで濃霧に飛び込むように高速ターンのトレーニングを繰り返す基礎キャンプの方々の様子を伺うことができました。
正午の大雪渓は16℃。天候は相変わらずですが、この頃になると霧雨はなくなります。そして霧が抜けて視界が開ける時間が少し長くなってきているように感じます。それまでの西から吹いていた風は13時に一旦やんだかと思うと、14時に青空が広がります。しかし、それもものの10分程度で、その後は再び霧の中に引き戻されます。一旦やんだ風も吹き出しますが、風に生あったかさを感じるようになってきます。そして風に乗って霧が流れる様子を目で確認することができるものの、午前中のような霧にぬれてしまうことはありません。
16時くらいからは生暖かい風が連続して吹くようになります。その後、一瞬青空が広がるものの、最終的に霧が抜けることはなく、今日一日が終わりました。17時の大雪渓は12℃。今日は終日あまり気温の変動がなかった一日でもありました。明日は前線の活動が弱まるようで、日中は晴れ間も見える天候という予報が出ています。梅雨明けはまだ先ですが、明日も何とか一日楽しめそうです。
(2007/07/21 20:15更新)

 

2007/07/21 07:50
濃霧

 

 ▼ 今朝の大雪渓は濃霧。8時現在の気温は12℃です。寒さはありませんが、目の前を霧の粒が西から東へ激しく流れ、全身ずぶ濡れになってしまいます視界は30〜50メートル程度です。空は明るく、少し山麓寄りでは青空も見えていましたので、今のところ天候に大きな崩れを感じさせるような雰囲気ではありません。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますので、ご了承ください。(2007/07/21 08:25更新)

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■2007年7月16(月)■ ( →7月14〜15日取材分の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.10

2007/07/16 15:30
現地特派員より − 霧の立ち込め始めた夕方の大雪渓

 

 ▼ 本日は取材に出向きませんでしたが、現地特派員や各種情報を元にお伝えいたします。(情報・画像のご提供ありがとうございました。)
昨日は夕方まで通行止めだった長野県側の県道乗鞍岳線、岐阜県側の乗鞍スカイラインとも朝から通行可能で、シャトルバスは平常通りの運行となりました。観光センター前駐車場は昨日までの状況とは打って変って、9時前にはほぼ満車状態。そのため9時便のシャトルバスは4台で運行され、7月1日の運行開始以降、最高の運行台数です。ただ、その後は1〜2台程度といつもと同じような状況です。
朝は小雨の天候だったものの、大雪渓付近は9時過ぎから晴れてくるようになります。そして強い日差しに照らされて、山麓からは雲が湧き上がるようになり、大雪渓付近にも霧がかかるようになり、時折、視界がさえぎられうこともあるほどです。山麓から湧き上がる雲は夏空を思わせるようなもので、午後から天候の急変が心配されましたが、若干、パラっとくることがあったものの、15時くらいまではよい天気が続き、その後は霧に覆われ始めましたが、雨に降られることなくすごすことができました。
強い日差しに照らされると暑さを感じてかなり日焼けしたスキーヤーもいらっしゃったようですが、風が吹くと少し肌寒さを感じるような気候で、バーンコンディションも表面が少しやわらかめだったものの下地は硬い状態。雨に降られた14日(土)も滑走したスキーヤーの話では状況は、14日(土)とあまり変わらない硬さだということです。
10時13分に新潟中越沖でマグニチュード6.8の地震が発生し、新潟県柏崎や長野県飯綱などでは震度6強の震度が観測されました。大雪渓では歩いている方や滑走されている方は感じることはなかったようですが、座っている方は地震を感じたようです。また、位ヶ原山荘支配人の話では、3月25日の能登半島地震の時よりも大きめの揺れを感じ、また、そのときよりも少し長く感じたとのことでした。
本日は取材に出向いていませんので本日分の記事はありませんが、昨日・一昨日の記事は 今週末掲載予定の2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダー Vol.10 で紹介する予定です。(2007/07/16 19:10更新)

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 ■2007年7月15(日)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.10

@ 2007/07/15 10:30
小雨が降り続きます(観光センター駐車場)
A 2007/07/15 12:00
濃霧に包まれます(肩の小屋)

B 2007/07/15 16:10
15時にシャトルバス運行開始(大雪渓駐車場)

C 2007/07/15 17:40
大雪渓・山頂付近は再び濃霧の中(ツアーコース入口付近)

 ▼ 県道乗鞍岳線は昨日22時に雨量規制値を超えたため、今日は朝から休暇村より上部は通行止めとなりました。7時の乗鞍高原は18℃。昨日からの雨が降り続いています。県道乗鞍岳線通行止めのため、ご来光バスも含めてシャトルバスは運休です。したがって、観光センター前駐車場にとまっている車は7時の段階で15台程度と閑散とした状態です。マイカーでお越しになった方は運休を聞いてすぐに移動を開始しますが、さわやか信州号など夜行バスや観光バスの団体客は予定が立たず、平湯への移動の仕方や乗鞍高原でもてあます時間をどのようにすごそうか、シャトルバスの係員などに問い合わせる姿が午前中は続いていました。
降り続いていた雨は10時ごろにはやみ始め、小雨が降ったりやんだりの天候となり、時折、薄日のさす状態まで回復します。観光センター前の気温は22℃。暑くも寒くもない気候です。しかし、乗鞍上高地地域の大雨注意報は昨日17時10分から発令されたままで、通行止めの解除の見込みは立っていません。
12時の観光センター前は24℃。少し蒸し暑さを感じる気候ですが、天候は少しずつ雨の時間が少なくなり、この頃になるとほとんどやんでいるといってよいほどで、駐車場のアスファルトも部分的に乾き始めてきたほどです。上空の雲は低く垂れ込んでいて鳥居尾根付近より上部は完全に雲の中にすっぽりと覆われている様子がわかります。いつもは西風が絶えず吹く肩の小屋付近は東からの風が吹き、12時の時点では視界50メートル、気温は11℃でした。
雨がやんで乗鞍周辺の主要道路の通行止めが徐々に解除され始めます。県道白骨温泉線(湯川渡〜白骨温泉)は13時に、県道奈川野麦高根線(川浦以西の野麦峠方面)は13時15分に、県道奈川木祖線(寄合渡以南の境峠)は14時にそれぞれ通行止めが解除され、県道乗鞍岳線も15時に通行止めが解除されました。また、乗鞍上高地地域の大雨注意報は15時15分に解除されました。
県道乗鞍岳線の通行止めが解除されたのを受けて、シャトルバスは15時便から運行を開始しましたが、岐阜県側の乗鞍スカイラインがまだ通行止めのため、大雪渓入口のある肩の小屋口バス停での折り返し運転です。ただ、通行止め解除後すぐの運行便のため乗客はゼロです。この頃になると路面も乾き始めて、これで天候が回復するかと思いましたが、15時30分くらいから再び雨が降り出すようになります。その後、16時前から大雪渓付近は上空の雲が抜けてきれいな雲海が広がるようになりますが、それもつかの間で、ものの10〜20分後には再び濃霧と小雨に見舞われる天候に逆戻りです。15時便は折返し運転でしたが、16時15分に乗鞍スカイラインも通行止めが解除されたため、最終のシャトルバスは肩の小屋口バス停を通過して畳平まで運行されました。17時の大雪渓は14℃。完全に濃霧の中で視界は50メートルほどしかありません。ただ、この濃霧も宝徳霊神バス停付近までで、少し下ったツアーコース入口付近から眺める高天ヶ原や剣ヶ峰は頭にだけ白い帯が北から南へ絶えず移動して行く様子がよくわかります。そしてツアーコース付近に点在するダケカンバ、ウラジロナナカマドの新緑が同じ緑であってもハイマツの深い緑とのグラデーションの違いがはっきりとして新緑が一番美しい季節になってきたと感じさせてくれました。
18時の位ヶ原山荘は15℃、その後も断続的に雨が降りますが、雨に打たれて下山してもさほどの寒さはありません。冷泉小屋付近から見える幻の滝の水量もそれほどではなく、県道乗鞍岳線の石の流出もほとんどありませんでしたので、大雨注意報が発令された割には、大した雨量ではなかったのではないかと思います。
なお、速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の 2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダー Vol.10 で紹介する予定です。(2007/07/15 21:45更新)

 

2007/07/15 06:15
雨 − 雨量規制のためシャトルバスは運休

 ▼ 今朝の乗鞍高原は台風4号の影響から時折強く降ったりしますが現在は小雨。7時の気温は18℃です。県道乗鞍岳線は休暇村〜県境(畳平)が雨量規制のため通行止め。また、岐阜県側の乗鞍スカイラインも平湯峠〜畳平が雨量規制のため通行止めとなっています。したがってどちらもシャトルバスは運休です。また、周辺の白骨温泉線、奈川木祖線、奈川野麦高根線が雨量規制のため通行止めとなっています。詳しくは、お知らせ−台風4号の影響による乗鞍上高地地方の主要道路の通行止めについて。(2007/07/15 07:00) をご覧ください。台風4号は6時時点で潮岬の東30kmのところにあり、まだ、これから影響が見込まれるとおもいます。(2007/07/15 07:30更新)

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■2007年7月14(土)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.10

@ 2007/07/14 08:50
ツェルトさえあればへっちゃら!(大雪渓駐車場)
A 2007/07/14 14:00
終日を通して視界は確保されます(モーグルコース)

B 2007/07/14 14:50
雨が強まっても夕方までみっちりレッスン(雪渓上部)

C 2007/07/14 17:10
車道は川の流れのように(大雪渓駐車場)

 ▼ 今日は終日雨の一日でした。そのため朝の観光センターは閑散とした状態。三連休の初日だというのに駐車場には15台ほどの車しか止まっていません。雨が降っているものの、6時の気温は18℃で、寒さは全くありません。さらに視界も比較的よく、山頂付近の輪郭ははっきりと望むことができます。7時のシャトルバスは1台。乗客は3名。今日はすべての便が1台で運行されました。雨脚はそれほど強くなく、雨量の多いときにだけ見ることのできる通称「幻の滝」には水の流れはありません。大雪渓入口の肩の小屋口バス停に到着した8時の気温は10℃。乗鞍高原を出発した7時と同様、稜線付近にはさえぎるものはなく、この天候ではあるものの、はっきりと望むことができます。7時のシャトルバスでは肩の小屋口で下車したスキーヤー・ボーダーはいませんでしたが、8時便でやっと3名のテレマーカーがお越しになります。また、8時便が到着した9時くらいから山頂に雲が入り込むようになってきます。そして、10時30分ごろから山麓よりあがってきた霧が雪渓上部付近に溜まるようになり、少し西からの風が気になるようになってきます。小雨だった雨脚も少し強弱を繰り返すようになります。それでもまだ台風の影響というものを感じさせるほどのものではありません。
今日はほとんど大雪渓を訪れる方はいませんでした。それでも基礎キャンプの方々と、お昼近くからモーグラーの方々がそれぞれ数名ずつお越しになりました。基礎キャンプが行われた雪渓上部は、滑走に使用したエリアを除くとたけのこ状の三角錐の氷の柱が無数にでき、とても滑りやすいという状況ではありません。また、モーグルコースは雪解けでほとんどフラット状態になっていました。ただ、今日、数名のモーグラーの方が滑走されましたので、少しはコブらしい形になってきています。モーグルコースは表面にはやわらかい層があるものの、下地のアイスバーンが出てきて、閉口されていたモーグラーもいらっしゃいました。それでもカリカリで歯も立たないといったほどではありません。
正午になっても天候・気候ともほとんど変わらず、霧は流れ込むもものの視界はよく、気温は12℃。無風です。ただ、しばらくすると、大雪渓全体が薄い霧に覆われるようになってきて、山頂付近は全く見えなくなってきます。その後も同じような天候が推移し、15時くらいになると次第に雨脚が強くなり、その雨脚も西から斜めに降るようになります。この頃から風も出てきました。気温は12℃とほとんど変わらないものの、その風に少し生暖かさを感じるところが、台風の影響が少しずつ出ているように感じます。
ただ、それ以降、天候に大きな変化はなく、17時の気温は11℃で、視界は若干悪くなって200メートルほどといったところですが、雨脚はだんだん強くなり、大雪渓前の道路は川のようになり、朝には見ることのできなかった、冷泉小屋付近から見える幻の滝にはかなりの勢いの流れを見つけることができました。そして乗鞍高原では18時くらいから強い雨が連続して降るようになってきました。明日は間違いなく台風の影響を受けると思いますので、状況によっては現地に向かうことができないことが予測されます。したがってその場合は現地からの速報ができませんので、ご了承ください。(2007/07/14 20:00更新)

 

2007/07/14 07:40

 ▼ 今朝の大雪渓は雨。気温は10℃です。風は全くなく、ご覧のように山頂付近ははっきりと望むことができます。雨の降り方もそれほど強いものではありません。長野県側・岐阜県側ともにシャトルバスは通常通りの運行で、まだ、台風4号の影響はほとんど感じられない状況です。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますので、ご了承ください。(2007/07/14 08:15更新)

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■2007年7月8(日)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.9

@ 2007/07/08 07:45
早朝の大雪渓は雲ひとつない快晴(肩の小屋前)
A 2007/07/08 08:55
山麓から霧が湧き上がる(大雪渓)

B 2007/07/08 14:40
お昼過ぎに一瞬の晴れ間(畳平お花畑)

C 2007/07/08 16:00
大雪渓は夕方まで曇り空(モーグルコース)

 ▼ 今日も昨日とよく似た天候が繰り広げられた一日でした。快晴の朝を迎えた大雪渓はきれいに雲海が広がり、7時の気温は9℃。日差しがあって寒さはありません。山頂付近は本当に紺碧の青空ですが、雲海の広がる東の空は少し雲が湧き上がるようになり、雲海も徐々に薄くなってきました。8時近くになると、山麓から湧き上がる雲が山肌を伝って大雪渓から山頂方面に登り行く様子がはっきりとしてきます。この頃になると、日差しがさえぎられるようになってきます。そして、9時を回る頃には大雪渓一面が濃霧に覆われるようになってきます。風はほとんどなく、周期的に霧に包まれたり抜けたりを繰り返しています。その間隔はおよそ15分程度でした。
今日の大雪渓はまずまずの人出のようでしたが、シャトルバスのほうはそれほどの混雑はなく、7時便が1台、8時便が2台と昨日と同じような状況です。また、ご来光バスは2台運行されました。
今日は長野県側と岐阜県側では天候に差があって、大雪渓エリアや山頂付近の長野県側には雲が絶えず流れ込んで曇り空を見せている一方、畳平や不消ヶ池のある岐阜県側は青空が覗いている状況で、長野県側の山麓から沸きあがる雲がコロナ観測所と肩の小屋の専用道の分岐点や富士見岳の鶴ヶ沢から不消ヶ池方面に絶えず流れ込んで行く様子がはっきりとわかるほどです。
それまでは山麓から湧き上がる雲が大雪渓エリアに流れ込んでいたものの、11時30分ごろからは、室堂ヶ原や山頂付近からも雲が流れ込み、東西両方向から雲が入り混じって行く様子を確認することができます。この頃になると、畳平もお花畑方面から雲が流れ込むようになって、時折、視界がさえぎられるときもありました。12時の畳平の気温は14℃。暑くも寒くもない過ごしやすい気候です。
今日の畳平はのんびりとした雰囲気で、シャトルバスの停留所には全く混雑はありません。乗鞍高原への下りのシャトルバスは12時便・13時便ともに1台の運行でした。
先週まで雪に覆われていた畳平のお花畑はほとんど雪解けが終わり、お花畑の遊歩道も入口付近の一部積雪が残るものの一般開放されました。雪解けの終わったお花畑にはハクサンイチゲなどの高山植物が開花をはじめ、これからいろいろな高山植物の季節が訪れてきます。
畳平の濃霧は1時間もしないうちになくなり、14時位からはきれいな青空と強い日差しが戻ってきます。青い空に入道雲のような雲が広がり、真夏を思わせるような光景が広がります。気温は16℃。西からの弱い風が吹き抜けると強い日差しを和らげてくれて、心地よい昼下がりです。ただ、この天候も1時間もしないうちに湧き上がる雲に日差しが遮られ、再び曇り空へとなって行きますが、気温には長野県側と岐阜県側では差があって、15時の不消ヶ池付近で16℃まであった気温がコロナ観測所・肩の小屋分岐点を過ぎると、冷たい風に入れ替わり、12℃まで気温が下がります。
大雪渓は雪渓上部のピッチが若干目立ち始めたものの、それ以外の箇所は滑走上の問題はありません。また山頂への登山道は大雪渓から肩の小屋まではほとんど雪ですが、肩の小屋から稜線での区間では、朝日岳直下付近で登山道がつづら折れに差し掛かる箇所から手前の100メートルほどの区間に積雪があるほかは、完全に雪解けが完了しています。
夕方のシャトルバスにも混雑はなく15時便・16時便はそれぞれ1台で、大半のスキーヤーが乗車した16時便が肩の小屋口バス停に到着する頃の気温は12℃ですが寒さはありません。また17時に一時的に降雨があったもののすぐにやみました。
今日は梅雨の時期であるにもかかわらず、一時的ではありますが夏空を思わせえる天候を見せてくれて、終日、ノリクラ楽しむことができたと思います。
なお、速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダー Vol.9 で紹介する予定です。(2007/07/08 21:00更新)

 

2007/07/08 09:10
晴れたり曇ったり

 ▼ 快晴の朝を迎えた大雪渓は、現在は晴れたり曇ったりの天候を繰り返しています。10時の大雪渓の気温は13℃。太陽も雲に見え隠れしていますが、強い日差し照らされると、暑さをおぼえます。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますので、ご了承ください。(2007/07/08 10:15更新)

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■2007年7月7日(土)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.9

@ 2007/07/07 09:55
朝はまずまずの天候(雪渓下部)
A 2007/07/07 10:20
濃霧の中を疾走!(モーグルコース)

B 2007/07/07 12:10
お昼を過ぎても天候は変わらず(大雪渓駐車場)

C 2007/07/07 15:35
夕方に見せてくれた一瞬の晴れ間(雪渓上部)

 ▼ 今朝の乗鞍高原は曇り空が広がっているものの、山頂付近をはっきり望むことのできる天候です。6時の気温は18℃。寒さは全くありません。7時の観光センター前駐車場には30台ほどの車が止まっています。この頃になると日差しが見え隠れするようになって来ました。7時のシャトルバスは1台で運行され、観光センターからは11名の方が乗車されました。乗鞍高原では曇り空でしたが、シャトルバスで大雪渓に近づくにつれて天候は回復傾向に向かい、大雪渓入口の肩の小屋口バス停に到着した頃にはk完全な青空とまではいえないものの、曇りと晴れの中間くらいの天候を見せます。8時の気温は14℃、風がないため全く寒さを感じません。その後は寒さよりも蒸し暑さが気になる気候になって行きます。ただ、この青空も長続きせず、9時30分ごろから山頂付近に霧がかかり始め、10時を過ぎる頃から、大雪渓も濃霧に覆われるようになってきます。
車道から真正面に見える雪渓下部では今日もたくさんのモーグラーの方々お越しになり、時にはコース全体が霧に覆われ、スタート地点では、霧があけるのをジーっと待つ様子が伺えました。
先週はほとんどモーグラーの方しかお越しにならなかったような状況でしたが、今週は基礎キャンプやレーシングクラブなどの方もお越しになって、モーグルコース以外でもまずまずの活気がありました。ただ、シャトルバスは6時便と7時便が1台で、それ以降の午前中の便は2台しか運行されず、まだハイシーズンのような賑わいはありません。
お昼になっても天候の状況はほとんど変わりません。12時の大雪渓の気温は12℃。湿気があるせいか、じっとしていても全く寒さはありません。今日の雪質は先週と大きな違いはありません。表面は少しやわらかめの雪が一層乗っていて、普通に滑走するには滑りやすい雪質です。ただ、雪渓上部の上端付近は少しピッチがあって、若干滑りにくい状況です。
この天候も14時30分くらいになると、突然、青空が広がり、それまで雲に隠れていた太陽がはっきりとした日差しを降り注ぐようになります。これで天候が回復していくのかと思ったものの、15時くらいには再び雲に覆われるようになり、夕方には再び曇り空となってしまいました。17時の大雪渓の気温は14℃。今日は一日を通してほとんど無風で、大雪渓に立ち込める霧はすべて山麓からわきあがって来ました。また、体中にまとわりつく虫にも閉口した一日でもありました。
明日は曇りの予報ですので、雨に降られないことを願いながら、ノリクラの夏を楽しんで行きたいものですね。(2007/07/07 21:00更新)

 

2007/07/07 08:00
曇り空

 ▼ 本日より朝の速報を開始いたします。今朝の大雪渓は曇り空ではあるものの、山頂方面はくっきりと眺めることができる天候です。9時の気温は18℃。ちょっと蒸し暑さを覚えますがすがすがしい朝をむかえています。まだ人出はまばらで、静かな大雪渓です。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますので、ご了承ください。(2007/07/07 09:15更新)

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■2007年7月1日(日)■ ( →この日の記事 : ノリクラ雪渓カレンダーVol.8

@ 2007/07/01 08:40
夏のノリクラが始まりました(雪渓下部)
A 2007/07/01 10:00
冴え渡る青空に高く舞い上がります(雪渓下部)

B 2007/07/01 10:15
あっという間に霧に覆われます(雪渓下部)

C 2007/07/01 14:30
午後になっても霧に包まれたまま(登山道)

 ▼ 今日は早くも夏山特有の天候をみせ始めた一日でした。早朝の乗鞍高原は雲がやや多いもの青空に包まれたよい天候から始まりました。6時前の乗鞍高原はすでに16℃もあり、観光センター駐車場には30台ほどの車がやってきています。朝早くから山頂方面に出かける人々が忙しそうに準備を始めています。
今日から県道乗鞍岳線の三本滝〜県境間の冬季閉鎖が解除され、長野県側のシャトルバスの運行が始まりました。始発の6時の便は1台で、約20名ほどの方が乗車されました。そして、7時の便も1台で20名ほどの方が乗車され、三本滝を過ぎたあたりから少し雲行きが怪しいときもありましたが、位ヶ原山荘を過ぎたあたりから再びきれいな青空が広がるようになってきました。ただ、遠方の山々は完全に雲の中で、ノリクラの山頂だけが聳え立っています。7時便が大雪渓入口(肩の小屋口バス停)に到着した8時頃の気温は12℃。すがすがしい風が吹きぬけ、山頂付近に少し雲がかかるものの、きれいな青空が広がっています。
今日のシャトルバスはハイシーズンのような人出はありませんが、この後の便は、8時と9時の便がそれぞれ2台運行され、肩の小屋口バス停に停車するたびに、多くのスキーヤー・ボーダーが下車されました。
車道から真正面に見える雪渓下部では、常連のモーグラーの方々を中心にコブのラインのほかエア台も作成されました。そのエア台の完成を待つかのように、9時ごろから完全に晴天となり、少し汗ばむような日差しもみせてくれます。東の空には入道雲のようなモクモクとした雲が湧き上がり、まるで夏本番のような天候です。そして、快晴の青空を突き抜くようなバックフリップを披露して下さったり、コブラインをサクサクと疾走する様子を垣間見ると、活気のある大雪渓が一年ぶりに戻ってきた感じがします。おそらく30名以上の方がモーグルコースにお越しになっていたと思います。今日は日差しが強いわけではないのですが、そよ吹く風の冷たさが火照った体をクールダウンさせてくれるのにちょうどよいと感じるほどです。
ただ、この快晴も、1時間程度しか持たず、10時を少し過ぎたあたりから、室堂ヶ原方面より山頂付近を中心に霧が流れ込み、青空は完全に奪われ、曇空に急変します。そして、大雪渓でも、時折、視界が奪われるようになります。ただ、完全に濃霧となることは少なく、周期的に霧の濃さが強弱を繰り返す状態です。
正午の大雪渓は10℃。天候は相変わらず濃霧が続き、西から絶えず霧の粒が流れ込んでくる様子を確認することができるほどです。そして、13時の気温も10℃ですが、この頃になると吐く息が白くなることもあって、若干、寒さを覚えることもあります。14時30分頃に一時的に雨が降ったものの、それ以上の天候の変化はなく、15時の稜線付近でも気温は10℃とかわらず、それまで吹いていた風もほとんどなくなり、天候は夕方まで天候の変わらない状態が続きました。
昨日は滑走可能だった剣ヶ峰〜蚕玉岳の稜線からの沢筋も、一番細くなった部分で昨日はなかった岩の頭が出始め、上下が分断され始めました。朝日岳直下のコースも、大雪渓につながる部分がかなり細くなってきています。雪質は昨日とほぼ同じですが、若干締まった感じでした。
今日は朝の10時まではよい天候だったものの、その後、濃霧に覆われた夏特有の天候を見せてくれました。ただ、午後の霧は昨日ほどの状況ではなかったため、まずまずの一日を過ごすことができ、天候の変化や人出などいろんな面で、これから夏のノリクラが始まっていくことと思います。
なお、速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の2007シーズン ノリクラ雪渓カレンダー Vol.8 で紹介する予定です。(2007/07/01 21:10更新)

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