【速報バックナンバー 2007年11月分】

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◎ 11月

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■2007年11月25日(日)■  

@ 2007/11/25 09:40
トレース(かもしかゲレンデ)
A 2007/11/25 09:45
二泊三日で山篭り

B 2007/11/25 14:40
ツアーコースはもう一降りほしいところ(位ヶ原入口付近)

C 2007/11/25 14:40
日没まで快晴無風の絶好の一日(位ヶ原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今期の取材活動は10月で終了していますので、次期の活動開始までは、不定期で速報だけお伝えいたします。
今日は朝から雲を全く見ることのない快晴の一日を送ることができました。早朝5時30分頃、白く雪化粧したノリクラの峰々に満月がまるで夕日のように沈んで行くところから今日の朝が始まります。乗鞍高原の6時の気温はマイナス8℃。寒い朝のはずですが温度計で示される気温ほどの寒さはありません。ノリクラの峰々は雪化粧をしているものの、完全に真っ白というところまでには至っていません。本格的な真冬まではあともう一歩といったところでしょうか?雲の全くない快晴無風の透明な青空にノリクラの雪肌が朝日に当たって輝いています。県道乗鞍岳線は乗鞍高原までは全く凍結はないものの、観光センターの先のスキー場前のバス停より先は所々積雪凍結があり、休暇村の手前では路面が完全に白くなっているところもあるほどです。休暇村から先は冬季閉鎖のため、徒歩でゲレンデ内を登って行くことになりますが、朝の冷え込みから一転して、日差しが差し込むとぐんぐんと気温が上がってゆきます。9時の気温は6℃、気温以上の日差しのため、小春日和を通り越して汗ばむほどで薄着でちょうどよい状態です。休暇村ゲレンデから三本滝レストハウスまで区間は下部で一部地面が隠れていないところもありますが、途中からはブッシュなどもほとんどなくなり、滑走上問題ない状態になります。そして、かもしかゲレンデではツアーコースを滑り降りてきたテレマークの方に出会いました。二泊三日でテント泊しながら山スキーをされていたとのこと。ツアーコースはまだ人の背丈ほどのブッシュがあり、良い状態ではないとのことです。
三本滝ゲートから先の県道乗鞍岳線はほぼ全線積雪があり、魔利支天より先はツボ足の場合だと沈み込みが気になる状態になってきます。それでも登行に苦労させられるほどではなく、位ヶ原山荘付近までは問題なく歩くことができます。ただ、シールもしくはスノーシューのほうが良い状態であることは間違いありませんので、現地に出向く場合はそれなりの装備をされたほうが良いでしょう。三本滝レストハウス付近までは汗ばむ状態でしたが、魔利支天付近までやってくると程よい気候になります。正午の荒田橋付近は9℃。朝から全く変わることのない快晴無風が続きます。季節的にもう冬といっても良い時期ですから、正午になっても日差しの差し方が低く、日のあたらないところでは、ちょっと暗さを感じる状態です。位ヶ原山荘まではほとんど沈み込みがなかったものの、それより先の位ヶ原方面はツボ足の場合、脛あたりまで沈み込むようになり、極端に登行スピードが遅くなります。位ヶ原山荘より先は森林限界となるため、木々よりも白い雪肌の方が目立つようになってきます。そして11号カーブ付近から望むことができるツアーコース入口もきれいに雪化粧し、ツボ足で太ももまで沈み込む状態です。ただ、所々ブッシュが残っていて、かもしかゲレンデからシールやスノーシューなどによる登行や滑走は、もうしばらく待ったほうがよさそうです。
どんなに天候の良い日でもどこかに雲がかかるものですが、今日は全く雲を見ることがありません。そして、15時を過ぎる頃になると、高天ヶ原と剣ヶ峰の間に今日の晴天をもたらしてくれた太陽が沈もうとしてゆきます。気温は5℃。この気温でも全く寒さを感じさせません。雪化粧した中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、穂高連峰はノリクラが完全に翳ったあとでもきれいに浮かび上がっています。
今日は冬のノリクラというよりも、秋とほとんど変わらない気候ですごしやすい一日を送ることができ、こんな日ばかりであれば良いのにと思ってしまうものです。
なお、次期のノリクラ雪渓カレンダーを開始するまでの期間中は、今回のように不定期で速報をお伝えする予定です。  (2007/11/25 21:05更新)

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■2007年11月10日(土)■  

@ 2007/11/10 12:10
お昼前までは降ったりやんだり
A 2007/11/10 12:45
午後からは雨が収まります(鈴蘭〜白骨登山道)

B 2007/11/10 13:05
雲の切れ間から青空が見えるものの...

C 2007/11/10 16:25
日没近くから濃霧が立ち込めます

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今期の取材活動は10月で終了していますので、次期の活動開始まで期間中は速報のみ不定期でお伝えいたします。深夜の乗鞍高原はまだ雨は降っていなかったものの、3時くらいからまとまった降り方を見せるようになります。早朝5時くらいになると降ったりやんだりを繰り返すようになってきますが、降り方に強さが増してくるようになります。シャトルバスも終了して観光センター前駐車場にやってくる車は数台程度。どちらかというと地元の方の車が多いほうです。この降ったりやんだりの雨は午前中いっぱい続きます。そして、正午前あたりから突然、日がさすようになり、一時は観光センター前駐車場のアスファルトが乾き始めるほどまで日差しが強くなります。正午の観光センターの気温は12℃。今日は朝から全く寒さを感じさせない気温ですが、薄手のウエアで出歩いても十分なほどの気候です。ただ、晴れ間が見えるようになっても天候はかなり不安定で、正午を過ぎた頃、雨脚の強いにわか雨に見舞われます。突然の晴れ間に誘い出された瞬間のにわか雨はちょっと出鼻をくじかれてしまいますがそれも10分ほど。その後は再び目の覚めるような日差しに覆われ、強い日差しに路面からは霧が湧き上がるほどです。
午後からは近辺の登山道を歩きましたが、薄手のウエアだけでも顔からは汗が噴き始めるほどの陽気になってきます。雨に降られることはほとんどなくなりましたが、それでも天候は安定しているとは言えず、霧が立ち込めたと思えば、厚い雲にぽっかりと穴が開いて、青空と強い日差しが降り注ぎ、午後はその状態の繰り返しです。乗鞍高原周辺の紅葉は広葉樹は完全に落葉し、カラマツの紅葉が幾分残っている程度で、白骨に向かう登山道もミズナラとカラマツの絨毯に覆われています。そして見晴峠を越えた下り道では足にかかる負担をカラマツの絨毯がやわらげてくれるほどの分厚さがあります。見晴峠付近で心地よい風を少し感じたものの、今日はほとんど無風です。そんな状態でもバラバラと音を立ててカラマツの落葉が降り注ぎ、首筋など隙間という隙間にいやというほど入ってきます。午後から回復した天候も日没近くなると濃霧が立ち込めるようになってきます。速報を書く18時時点では少し収まってきたように見えますが、日没直前の視界は100メートルほどで、ちょっと幻想的な雰囲気さえ感じさせてくれます。今日は全く冬を感じさせない一日でしたが、時折、雲間に見える山頂付近の積雪は沢筋だけで、冬が完全に訪れた様子はなさそうです。なお、次期のノリクラ雪渓カレンダーを開始するまでの期間中は、今回のように不定期で速報をお伝えする予定です。  (2007/11/10 18:15更新)

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