【速報バックナンバー 2008年10月分】

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◎ 10月

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■2008年10月26日(日)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.24(最終号)

 

@ 2008/10/26 07:40
あっという間に路面は積雪
(位ヶ原山荘付近)
A 2008/10/26 09:10
吹雪 − 積雪5〜10センチ、吹き溜まりで30〜50センチ
(大雪渓)

B 2008/10/26 10:20
雷鳥、5羽の群れ − まだ、冬毛に生え変わっていません 
(大雪渓)

C 2008/10/26 13:45
午後は降雪が収まるものの濃霧が一層ひどくなる
(位ヶ原山荘)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 天気予報に反して、今日は完全に冬景色を迎え、吹雪の一日となりました。
早朝、5時ごろから降り始めた雪は、6時ごろになると徐々に積もり始めるようになります。6時の位ヶ原山荘の気温は0℃、屋根板の下部がなんとか確認できる程度の視界はあるものの、山頂方面は全く確認できない状況。7時を回る頃になると雪の降り方が徐々に強くなり始め、県道乗鞍岳線の積雪は魔利支天バス停の少し上部あたりから始まり、三本滝レストハウス付近でも霙交じりの雨が降っています。そして、位ヶ原山荘付近の路面はこの1時間の降雪で完全に真っ白な状況になってしまいました。
9時の大雪渓の気温はマイナス1℃。大雪渓駐車場付近ではすでに5〜10センチほどの積雪となっています。視界は100メートルほどで西からの風にさらされて、吹雪が続いています。この風も大雪渓入口付近では、まだ穏やかな状況ですが、肩の小屋付近に到着した途端、突風となり、周辺では雪は吹き飛ばされて、地肌は凍てついた真冬の光景となっています。もちろんこの降雪ですから、周辺のハイマツも雪に押し倒されて、大雪渓周辺はモノトーンの世界となっています。10時の肩の小屋の気温はマイナス2℃。吹雪は一層ひどくなり、時折吹く突風に首筋からいやおうなく冷気と雪が入り込むと、一気に体が冷え込んでくる感覚を覚えます。厚手のグローブをはめていても指先の感覚がなくなってくるほどで、否応なく吹き付ける雪と風で顔面の感覚がなくなってきます。大雪渓は完全に雪に覆われるものの、まだまだ、岩場を全て覆い尽くすほどではなく、雪を踏み抜くたびに大きくバランスを崩し、深いところでは50センチほど積もっていて、おそらく完全に根雪となって行くことと思います。
乗鞍スカイラインも県道乗鞍岳線もこの状況のため、朝から通行止めとなり、シャトルバスも運休。吹雪が続く状況で大雪渓には全く人影はありません。そんな中、唯一目にすることができるのは雷鳥。徐々に冬毛に変わり始め、これまでは黒い岩場に白い胸毛が目立ちましたが、今日は完全に生え変わらない背中の黒い部分が逆に目立つ状況。こんな寒い中でも数羽ずつに群がって、まだ朽ちずに残っているウラジロナナカマドの実などをついばむ様子があちこちで見かけることができました。
正午の大雪渓はマイナス2℃。午後をまわると雪の降り方が弱くなり、13時ごろになるとすっかり降雪は収まります。それに反して濃霧はさらにひどくなり、視界は50メートルほどまで低下します。その後も濃霧は続き、位ヶ原山荘付近でも時折強めの風が吹き抜けるようになります。そして、15時の位ヶ原山荘付近の気温はマイナス1℃。濃霧は全く変わらない状況ですが、雪から細かな雨に変わって来ました。そのため、路面に積もる積雪は朝と比べて幾分湿り気を帯びるようになり、おそらく、明日はひどく凍結することが予測されます。
毎週末お届けした2008シーズンの速報の連載も今日が最後です。これまで多くの方々にご覧いただき、ありがとうございました。今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.24(最終号) は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。
なお、今シーズンの速報やノリクラ雪渓カレンダーなどWebSiteに関するご感想などお寄せくださいましたら幸いです。(E:mail : WebMaster@norikura.org) (2008/10/25 17:45更新)

【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】
今回の速報を持って、今シーズンの連載は終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
<速報>
2008年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。また、2008年12月から2009年3月までのウインターシーズンについては不定期で週末の状況をお届けする予定です。その後の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー取材日に合わせて実施する予定です。
<ノリクラ雪渓カレンダー>
今シーズンの連載は今週末掲載予定のVol.24が最終号となります。
来シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2009年3月中下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2009年5月中旬頃を予定しております。

 

@ 2008/10/26 06:15
雪 − シャトルバスは運休(位ヶ原山荘)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今朝の速報は位ヶ原山荘からお伝えします。6時の気温は0℃。明け方から細かな雪が連続して降り始めました。ご覧のように山頂方面は全く確認できず、少し風があって雪はやや斜めに降っています。道路はまだ積もっている状況ではありませんが、これから気温が低くなると積もり始めることと思います。このためシャトルバスは運休の措置が取られています。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/10/26 06:45更新)

【ご注意 − これからの時期は初心者及びソフトブーツのボードの方は滑走できません】
大雪渓は雪解けが進み、急斜面の雪渓上部左側しか残っていません。これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈し、初心者の方、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

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■2008年10月25日(土)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.24(最終号)

@ 2008/10/25 09:25
紅葉 − 真紅の絨毯
(鈴蘭バス停)
A 2008/10/25 09:25
紅葉 − 落葉を踏みしめながら
(善五郎の滝 遊歩道)

B 2008/10/25 13:50
気温6℃ − 今日は歯が立たないひどいアイスバーン
(大雪渓)

C 2008/10/25 15:15
低く雲が垂れ込め、晩秋の雰囲気が寄り一層漂う
(位ヶ原 お花畑)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ さほど低い気温ではありませんでしたが、晩秋を迎え、雰囲気的にも寒さを広がる一日となりました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は雨はすっかりやんで、星が細かく瞬く夜空が広がっています。気温は12℃。西から流れる弱い風に寒さは全くありません。上空は全く雲のない透明感の溢れる状況が広がっていますが、西の空には少し霧が残っていて、位ヶ原より上部が霞んでいます。もっとも月のない暗い夜空では山頂方面ははっきりと望むことができません。静かな夜空が広がります。
そして、一夜明けて、早朝の乗鞍高原は曇空。それでもノリクラの山々ははっきりと望むことができます。気温は6℃。風はほとんどなく、寒さは全く感じません。上空には所々に青空がのぞき、雲はさほど厚みのあるものではなく、足早に東へ流れてゆきます。観光センター駐車場には15台ほどの車がお越しになっているだけで、10月最後の週末ということもあって、静かな朝を迎えました。それでも、時間とともにお越しになる車の姿が多くなり、少しずつにぎやかな雰囲気となってきます。7時のシャトルバスは1台。24名の方が乗鞍高原をあとにします。東の空には少し厚めの雲がたなびき、青空がのぞくような状況にもかかわらず、明るさは感じません。それでも8時を過ぎる頃になってようやくしっかりとした日差しが差し込むようになり、天候の回復を期待できるような雰囲気になります。しかし、9時を回る頃になると、青空はすっかりなくなり、その後は全く青空を望むことはできなくなります。天候もはっきりとしない状況で、午前中のシャトルバスはどの便も2台程度で運行され、混雑は全くありません。
早朝はそれほど寒さを感じませんでしたが、今日は日中になって冷たい空気が流れるようになり、9時を回ってスタートした今日のヒルクライムは漕げば漕ぐほど寒さが増してくる状況。サイクルジャージのジッパーをしっかり上まで閉めて、いつも以上に負荷をかけてペダルを回しても体がアップして来ません。三本滝を過ぎる頃になると少し風が吹くようになり、周辺に広がるカラマツ林からはバラバラと音を立てて、一斉に落葉のシャワーが始まります。そして、雲も足早に西から東へ流れるようになってきます。
正午の位ヶ原山荘は7℃。今日はこれ以上気温は上がりません。位ヶ原山荘まではさほど強くなかった風も、森林限界を超えた位ヶ原では、ツアーコース入口のある11号カーブ付近から強風に見舞われるようになり、自転車がその風にあおられる状況。それでも視界は全く変わることなく、南アルプス・八ヶ岳がはっきりとその姿を雲海の上に突き出しています。
今日の大雪渓は常連の方が数名お越しになりました。ただ、気温以上に今日はひどいアイスバーンでまともに滑走できる状況でなく、大半の方がお昼過ぎに撤退するほどでした。13時の気温は6℃。強弱を繰り返す風に体感的にはかなりの寒さを感じます。そんななかでも大雪渓駐車場の避難小屋では今月末の完成に向けて急ピッチで工事が進められています。
夕方になって雲はさらに厚みを帯びたように感じるものの、それ以上の天候の悪化はなく、今日はこの状態で一日を終えることとなりました。
紅葉もすっかり終わり、晩秋の雰囲気が漂う状況の中、どんよりとした雲と、枯葉を巻き上げながら吹き抜ける風が、秋から冬へシフトしつつある状況が十分に感じられる一日となりました。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.24(最終号) は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/10/25 19:10更新)

【紅葉情報 − 乗鞍高原も終盤を迎えつつあります。(2008/10/25現在)
 
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.24  【紅葉情報】 をご覧ください )
乗鞍高原の紅葉も終盤を迎えています。ただ、見頃はまた続いている所もあり、紅葉の絨毯を楽しむことができるところが趣があってよいかもしれません。また、三本滝ゲート〜休暇村付近のカラマツが見頃です。詳細は今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.24  【紅葉情報】 をご覧ください。
大雪渓(標高2700〜2600m)付近 (状況:× 完全に終了です。)
完全に落葉して紅葉は終了しました。
宝徳霊神〜位ヶ原(標高2600〜2400m)付近 (状況:× 完全に終了です。)
大雪渓と同様、完全に落葉し紅葉は終了しました。
冷泉小屋〜魔利支天(標高2200〜2000m)付近 (状況:× 完全に終了です。)
大雪渓・位ヶ原と同様、完全に落葉し紅葉は終了しました。
 三本滝ゲート〜乗鞍高原(標高1800〜1500m)付近 (状況:○ 乗鞍高原が見頃。)
先週見頃のエリアが残っていたは三本滝ゲート付近は完全に終了しています。乗鞍高原においても落葉が目立つようになってきました。それに取ってかわるように三本滝ゲート〜休暇村付近のカラマツが見頃です。

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。そのため、畳平下り最終は乗鞍高原行きが17時10分から16時10分に、ほおのき平・平湯温泉行きはAダイヤの場合、16時50分から16時20分(土日祝−ほおのき平止まり)、15時50分(平日)となりますので、ご注意ください。詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。

【ご注意 − これからの時期は初心者及びソフトブーツのボードの方は滑走できません】
大雪渓は雪解けが進み、急斜面の雪渓上部左側しか残っていません。これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈し、初心者の方、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

@ 2008/10/25 06:40
曇(乗鞍高原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今朝の速報は乗鞍高原からお伝えします。6時の気温は6℃。曇り空が広がっていますが所々に青空がのぞいています。太陽の姿は全くないものの、さほどの寒さはありません。観光センター駐車場の車もご覧の通りまばら。それでも、紅葉の彩がまだ綺麗に残る山肌に囲まれた気持ちのよい朝を迎えています。青空も少しずつではあるものの多くなって来ていますのでまずまずの一日を送ることができそうです。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/10/25 07:45更新)

【ご注意 − これからの時期は初心者及びソフトブーツのボードの方は滑走できません】
大雪渓は雪解けが進み、急斜面の雪渓上部左側しか残っていません。これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈し、初心者の方、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

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■2008年10月19日(日)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.23  ) 

@ 2008/10/19 09:00
紅葉 − 錦絵
(鈴蘭橋)
A 2008/10/19 11:50
秋晴れ − ブルースカイが今日も続きます
(位ヶ原 お花畑)

B 2008/10/19 13:15
小春日和にのんびり休憩
(雪渓上部左側)

C 2008/10/19 14:20
足早に訪れる日暮れに雪飛沫を上げて
(雪渓上部左側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 昨日に引き続き、今日も秋晴れの快晴が夕方まで続く一日となりました。
今朝6時の乗鞍高原は快晴の青空に包まれ、ノリクラの峰々が茜色に染まるところから今日一日が始まりました。6時の気温は2℃。吐く息が白くなる寒い朝です。観光センター駐車場には50台ほどの車がお越しになり、始発のシャトルバスに乗車される方々が準備を始めています。観光センター駐車場に朝日が差し込む時間も徐々に遅くなり、7時を回る頃になってようやく太陽の暖かさに恵まれるようになってきます。シャトルバス始発の7時便は2台で、昨日とさほど変わらない状況です。7時の気温は5℃。空の青さもしっかりとしてきて、少しずつ気温も上がり始めますが、それ以外の天候や気候は、昨日と同様、全く変化がなく晴天が続きます。この晴天ですから、乗鞍高原周辺の紅葉は一段と綺麗に映し出され、部分的に枯れていてもそれをスポイルしてくれるほど。善五郎の滝や鈴蘭橋など定番のスポットには今日もたくさんの方が車を止めてその光景をシャッターに納める様子を見かけることができます。朝の冷え込みは昨日以上のものがあり、三本滝付近のかもしかゲレンデでは、日が高くなっても霜柱が残っています。そのため、山麓の乗鞍高原では紅葉の色合いが一段と深くなっているスポットもあります。
9時の三本滝は10℃。この頃から弱い風が吹き始め、路肩に積もった落葉がかさかさと音を立てて舞うときもあります。時間とともに日差しが強くなってきて、9時30分を過ぎる頃には冷たい空気が若干温度を感じるようになり、陽に照らされた部分は暖かさを通り越して汗ばむほどの状態で、ヒルクライムしていてもサイクルジャージのジッパーを開けてちょうどよい感覚にさせられます。こんなに良い天候・気候にもかかわらず、昨日以上に車道や登山道を散策する方に出会うケースが少なく、シャトルバスで畳平に向かった方の大半は山頂登山か畳平周辺の散策をされたようです。
雲ひとつない天候はまだまだ続き、11時の位ヶ原山荘は7℃。日差しのあるところとないところでは体感的にかなりの差があり、山荘のテラスでは日の当たる所のテーブルに休憩される方がわざわざ集まっている状態でした。そして、森林限界を超えた位ヶ原では青空が目一杯に広がり、昨日以上に深いグラデーションを楽しむことができます。紅葉がすっかり終わってしまった位ヶ原ですが、このブルースカイは山麓とは一味も二味も違って、この光景を目に焼きつけるために、わざわざここにやってきてもよいのではと感じるほどです。
正午の大雪渓は7℃。少しばかり弱い風があります。しかし、いつもと違って東〜南から吹きます。その風にはややひんやりとしたものではありますが、強い日差しにかき消され、雪渓上部左側に訪れた常連のスキーヤーの方々がお昼休みをのんびりと過ごすことができるほどの小春日和の陽気が続いています。今日の大雪渓は午前中は比較的バーン表面が緩んで滑り易い状況のようでしたが、午後から徐々に硬くなってきて、雪渓上部左側は14時回ると日差しがなくなり始めて、14時40分には完全に日が翳ってしまいます。日の翳った15時の気温は6℃。大きな気温の変化はありませんが、それまでその気温をスポイルしていた日差しがなくなったことで、急激な冷え込みを感じ、指先が悴む感覚が訪れます。その後は西から雲が流れるようになり、大雪渓エリアが完全に日暮れを迎える頃には西の空が雲に覆われますが、その後は雲ひとつない日没を迎えて、今日一日が終わって行きました。
週末二日間ともこれほどまで良い状況が続いたことは過去には例がないと思います。紅葉が終わった大雪渓・位ヶ原エリアですが、まだまだ十二分に楽しむことができた二日間でした
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.23 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/10/19 19:10更新)

【紅葉情報 − 三本滝より上部は完全に終了。山麓の乗鞍高原が見頃です。(2008/10/19現在)
 
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.23  【紅葉情報】 をご覧ください )
三本滝より上部では完全に終了し、現在、見頃のエリアは乗鞍高原から山麓へと広がって来ています。状況は昨日とほとんど同じですが、昨晩の冷え込みで、乗鞍高原では色濃くなったエリアもあります。詳細は今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.23  【紅葉情報】をご覧ください。
大雪渓(標高2700〜2600m)付近 (状況:× 完全に終了です。)
先週は紅葉の残っているウラジロナナカマドがありましたが、完全に落葉して紅葉は終了しました。
宝徳霊神〜位ヶ原(標高2600〜2400m)付近 (状況:× 完全に終了です。)
大雪渓と同様、完全に落葉し紅葉は終了しました。
冷泉小屋〜魔利支天(標高2200〜2000m)付近 (状況:× 完全に終了です。)
大雪渓・位ヶ原と同様、完全に落葉し紅葉は終了しました。
 三本滝ゲート〜乗鞍高原(標高1800〜1500m)付近 (状況:○ 乗鞍高原が見頃。)
紅葉の上限は三本滝ゲート付近。それでも見頃の時期を過ぎた状態です。乗鞍高原においても落葉が目立つようになってきてピークを少し過ぎつつあるようにも感じます。しかし、昨晩の冷え込みで、まだ青いものが多かった鈴蘭橋周辺などでは一段と色濃くなり、三本滝ゲート〜休暇村付近のカラマツも全体的に昨日よりも一段と紅葉が進んだように感じます。

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。そのため、畳平下り最終は乗鞍高原行きが17時10分から16時10分に、ほおのき平・平湯温泉行きはAダイヤの場合、16時50分から16時20分(土日祝−ほおのき平止まり)、15時50分(平日)となりますので、ご注意ください。詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。

【ご注意 − これからの時期は初心者及びソフトブーツのボードの方は滑走できません】
大雪渓は雪解けが進み、急斜面の雪渓上部左側しか残っていません。これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈し、初心者の方、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

@ 2008/10/19 06:20
快晴(乗鞍高原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今朝の速報は乗鞍高原からお伝えします。6時の気温は2℃。今日も快晴の空が広がり、ノリクラの山肌が茜色に染まります。観光センター駐車場にはまだ太陽の日差しが差し込みません。吐く息が白くなる寒い朝となりました。駐車場は昨日よりもお越しになる車は若干多い程度。今日も始発便に乗車される方々が準備を始められています。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/10/19 06:45更新)

【ご注意 − これからの時期は初心者及びソフトブーツのボードの方は滑走できません】
大雪渓は雪解けが進み、急斜面の雪渓上部左側しか残っていません。これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈し、初心者の方、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

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■2008年10月18日(土)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.23  ) 

@ 2008/10/18 09:30
紅葉 − 木漏れ日を楽しみながら
(善五郎の滝 遊歩道)
A 2008/10/18 12:45
秋晴れ − ブルースカイがいつまでも続きます
(4号カーブ付近)

B 2008/10/18 14:20
営業を終えて、小屋締め
(肩の小屋)

C 2008/10/18 15:00
日が翳ってバーンは一気に硬くなり今日のスキーは終了
(雪渓上部左側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は本当に綺麗に晴れ上がった秋晴れの一日を送ることができました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は上空を薄い雲に覆われています。満月から二日経過したまだ十分明るい寝待月が上空に昇るものの、濃淡のある雲間に時折その姿を見せますが、ほとんど動きのない雲に隠れている時間のほうが長い状態。西の空にも雲がかかっていて、明るい月が出ているときはその姿をはっきりと見せるノリクラの稜線は全く確認できず、鳥居尾根付近より上部はどうやら雲に覆われていることがわかります。気温は9℃。ゆっくりと西から流れる空気には寒さはなく、気温以上に暖かさを感じ、薄着でも長居しても十分夜空を楽しむことができます。
一夜明けた6時の乗鞍高原は3℃。雲ひとつない快晴無風の天候が広がっています。力強い太陽が差し始めると寒さをほとんど感じない状況。観光センター駐車場にお越しになった車は35台ほどと週末としては少なめですが、始発のシャトルバスに乗車する方々があちこちで準備を始める様子が確認できます。そのため、始発の7時便は2台配車され、45名の方が観光センターを後にします。その後のシャトルバスは8時便が2台、9時便が3台と混雑は全くありません。日が高くなるにつれて、空の青さがさらに増すようになってきます。ノリクラの稜線などを眺めていると若干透明感が少ないようにも感じますが、それでも、真っ青な青空が絶えず広がる状況は全く変わらず、気温も10℃前後と低めの気温を推移します。それでも太陽の光がダイレクトに降り注ぐような状況に、今日のヒルクライムは汗ばんでくる状況です。サイクルジャージのジッパーを開けながらペダルを回し続けます。先週の三連休では車道を下山しながら散策する方々と挨拶を繰り返しながら前に進む状況でしたが、今日は散策する方も少なめ。静かなノリクラを独り占めできる雰囲気にさせてくれます。冷泉小屋を過ぎる頃になると若干ひんやりとした雰囲気に包まれるようになり、正午の位ヶ原山荘は7℃。それでも体感的にはそんな寒さは感じません。そして、さらに上部に進んでいっても天候も気候も全く変わらず、位ヶ原から望む遠景はその山並みが水墨画のように折り重なる様子と、水平線から上に向かうほど、どんどん深い青空につながるグラデーションのコンビネーションは見事なもので、これほどまで綺麗な青空に久しぶりに巡り会うことができたように感じます。まるでジェット機の窓から空を眺めているといっても良いような青空の広がり方です。13時の大雪渓の気温は7℃。いつもなら西から吹く風が今日は柔らかく南から吹いています。穏やかな状況は全く変わりません。
13日(月)に営業を終了した肩の小屋では後片付けや積雪に備えた冬支度が完了し、本日小屋締めされて全てのスタッフが下山しました。営業が再開される来年7月まで長い冬眠に入ります。
今日の大雪渓には常連の方々が数名お越しになりました。午前中は比較的柔らかいバーンコンディションだったようですが、14時ごろから日が翳り始めると一気に硬くなり、下山を開始します。そして、15時30分ごろには大雪渓エリアは完全に日がなくなります。日がなくなると一致に冷え込み始め、16時の大雪渓は3℃。それでも力強い太陽の日差しは変わらず、今日は太陽の位置が東から西へ変わる以外に天候はなんら変化せずに真っ青な一日が終わって行きました。
今日はまさに秋晴れの一日を送ることができました。明日も良い天候が続くようですので、終盤を迎えたノリクラシーズンをしっかりと楽しんでおきたいものですね。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.23 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/10/18 19:30更新)

【紅葉情報 − 三本滝より上部は完全に終了。山麓の乗鞍高原が見頃です。(2008/10/18現在)
 
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.23  【紅葉情報】 をご覧ください )
三本滝より上部では完全に終了し、現在、見頃のエリアは乗鞍高原から山麓へと広がって来ています。詳細は今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.23  【紅葉情報】をご覧ください。
大雪渓(標高2700〜2600m)付近 (状況:× 完全に終了です。)
先週は紅葉の残っているウラジロナナカマドがありましたが、完全に落葉して紅葉は終了しました。
宝徳霊神〜位ヶ原(標高2600〜2400m)付近 (状況:× 完全に終了です。)
大雪渓と同様、完全に落葉し紅葉は終了しました。
冷泉小屋〜魔利支天(標高2200〜2000m)付近 (状況:× 完全に終了です。)
大雪渓・位ヶ原と同様、完全に落葉し紅葉は終了しました。
 三本滝ゲート〜乗鞍高原(標高1800〜1500m)付近 (状況:○ 乗鞍高原が見頃。)
紅葉の上限は三本滝ゲート付近。それでも見頃の時期を過ぎた状態です。乗鞍高原においても落葉が目立つようになってきてピークを少し過ぎつつあるようにも感じます。ただ、まだ青い状態のものあり、まだしばらく楽しめると思います。また、三本滝ゲート〜休暇村付近のカラマツが見頃の時期に入って来ています。

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。そのため、畳平下り最終は乗鞍高原行きが17時10分から16時10分に、ほおのき平・平湯温泉行きはAダイヤの場合、16時50分から16時20分(土日祝−ほおのき平止まり)、15時50分(平日)となりますので、ご注意ください。詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。

【ご注意 − これからの時期は初心者及びソフトブーツのボードの方は滑走できません】
大雪渓は雪解けが進み、急斜面の雪渓上部左側しか残っていません。これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈し、初心者の方、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

@ 2008/10/18 06:55
快晴(乗鞍高原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今朝の速報は乗鞍高原からお伝えします。6時の気温は3℃。寒い朝ですが、力強い太陽が昇ってそれほどの寒さを感じません。観光センター駐車場は混雑はないものの、シャトルバスに乗車しようとされる方が準備をされる様子があり、始発のシャトルバスを待つバス停には列ができるほどです。そして、始発のシャトルバスが発車した頃になるともう太陽の暖かさを感じるようになって来ました。今日も穏やかな一日を送ることができそうです。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/10/18 07:35更新)

【ご注意 − これからの時期は初心者及びソフトブーツのボードの方は滑走できません】
大雪渓は雪解けが進み、急斜面の雪渓上部左側しか残っていません。これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈し、初心者の方、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

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■2008年10月12日(日)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.22   ) 

@ 2008/10/12 08:55
本日のシャトルバス乗客数、2008名 − 今シーズン最高
(観光センター)
A 2008/10/12 09:20
紅葉 − 青空の下、乗鞍高原が綺麗な彩りに光っています
(善五郎の滝 遊歩道付近)

B 2008/10/12 11:15
紅葉 − 色づき始めたカラマツのパノラマを独り占め
(三本滝、かもしかゲレンデ)

C 2008/10/12 16:05
一旦曇った天候も夕方は青空に綺麗な鰯雲
(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 三連休中日の今日、予想通り、大変な賑わいを見せた一日となりました。
今朝の乗鞍高原は天気予報に反して曇り空が広がっています。6時の気温は6℃、肌寒い朝を迎えました。しかし、そんな寒さを吹き飛ばすかのように観光センター駐車場は早朝からシャトルバスに乗車しようとされる方々が準備を始める光景があちこちで見かけることができます。そして、観光センター駐車場自体も6時の段階で150台の車がお越しになって、ほぼ満車に近い状態となっています。そのため、始発のシャトルバス7時便に乗車しようとされる方が長い列を作り、列はバス停から50メートル先の観光センターの建物に達した後はさらに折れ曲がり、さらにその列が伸びて行く状態。そのため、7時便は5台が配車されたものの、30名ほどの方が乗車できず、次の8時便を待たなければならない状態となりました。先週も7時便が4台運行されることがありましたが、それをさらに上回りました。そして、観光センター駐車場は7時過ぎには満車となり、朝一番から待ったなしの混雑が始まりました。時間とともに上空を覆っていた雲は次第に抜け始めて、ようやく鳥居尾根が見えるようになり、時折青空が広がるようになります。8時を回る頃になると、ようやくノリクラの峰々が青空にしっかりとした姿をあらわすようになり、朝の寒さが和らいできます。満車の標識がでているものの、駐車場では空きスペースを探す車が右往左往する様子があちこちで見られ、シャトルバスに乗車しようとする方の長蛇の列は7時便の比ではない状態となります。8時便も9時便も6台で運行されたものの、どちらの便も乗車できない方が次の便を待つ状態。9時便にいたっては定刻直前には乗客の列が観光センターで折れ曲がってさらにトイレ付近にまで達するほど。また、それ以降の便になるとダイヤがかなり乱れる状態となり、これまでになく対応に苦慮されている様子がうかがえ、その混雑振りは12時便まで続きました。
9時を回る頃になるとようやく青空が広がり始め、乗鞍高原に訪れた紅葉がはっきりと輝くようになってきます。天候も良く、若干ひんやりとした空気の中、今日は沿道を散策しながら下ってこられる方々がかなりたくさんいらっしゃいました。寒さの和らいだ9時過ぎにヒルクライムに出かけましたが、若干曇りだした天候が広がり、全く汗のかかない状態が続きます。11時ごろになると再び青空が戻るようになって気温は10〜12℃を推移します。沿道を散策されている方々にも汗ばんでいる様子は見られず、紅葉見物にはもってこいの気候です。正午の位ヶ原山荘の気温は10℃。やや薄い筋状の雲が広がるものの、晴れ間もあって、外のテラスで休憩される方と中の食堂で休憩される方々はちょうど半々程度といったところ。上下長袖のサイクルジャージではあるもののヒルクライムの足を止めた瞬間、あっという間に冷え込む体には室内のストーブがありがたいものです。
午後は天候にはほとんど変化は見られず、晴〜曇の状態です。位ヶ原より上部では冷たい空気が広がり、大雪渓付近にはまだ霜柱が残ります。大雪渓にはいつものようにモーグラーの方々がコブのラインを楽しんでいます。午前中に日差しがあったこともあり、バーン表面は比較的柔らかい状態となっています。それでも下地は硬さがあって夏場のように雪飛沫を上げるほどの状態ではありません。
シャトルバスは午後は下り便の混雑が始まり、ほとんど定刻どおりの運行ができない状態で、16時の最終便は8台が運行されたものの、さらに3台が追加され、最後のシャトルバスが観光センターに到着したのは18時前といったほどの混雑振りでした。そのため、本日のシャトルバス乗客数は2008名で、今シーズン最高記録となりました。
紅葉は完全に山麓の乗鞍高原に移り、沿道の散策やヒルクライムは葉を完全に落としたグロテスクなダケカンバの枝振りを楽しみながらの状態となってしまいましたが、それでも青空と少しひんやりとした空気に包まれ、楽しい一日を過ごすことができました。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.22 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/10/12 20:15更新)

【紅葉情報 − 三本滝ゲート付近と休暇村より山麓の乗鞍高原が見頃です。(2008/10/12現在)
 
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.22  【紅葉情報】 をご覧ください )
上部エリアでもまだ紅葉は残っていますが、見頃のエリアは完全に山麓へと移動しています。乗鞍高原の紅葉は昨日よりもさらに進み、青空に綺麗に映し出されて見頃といえる状態となりました。詳細は今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.22  【紅葉情報】をご覧ください。
大雪渓(標高2700〜2600m)付近 (状況:× ほぼ終了です。)
一部残っているウラジロナナカマドもありますが、ほとんどが落葉し、ほぼ終了です。
宝徳霊神〜位ヶ原(標高2600〜2400m)付近 (状況:△ 落葉が目立ちます。)
大雪渓と比べるとまだ残っているものがあります。ただ、全体的に見ると、ダケカンバのグロテスクな枝振りがオオシラビソの緑の中ではっきりと目立つようになり、紅葉よりもそちらが美しい状態です。
冷泉小屋〜魔利支天(標高2200〜2000m)付近 (状況:△ 落葉が目立ちます。)
先週ほぼピークの色合いを見せた位ヶ原山荘から冷泉小屋付近のダケカンバも落葉が目立ちます。沿道の紅葉も落葉が目立ち、冷泉の周辺など、スポット的にきれいなところが残されています。
 三本滝ゲート〜乗鞍高原(標高1800〜1500m)付近 (状況:○ 三本滝ゲート付近・乗鞍高原が見頃を迎えました。)
現在、全エリアのなかでも三本滝ゲート・かもしかゲレンデ付近、そして、乗鞍高原も見頃の状態となっています。善五郎の滝 遊歩道のミズナラはかなり良い状態に、そして、鈴蘭橋でも色付くものが多くなってきました。

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。そのため、畳平下り最終は乗鞍高原行きが17時10分から16時10分に、ほおのき平・平湯温泉行きはAダイヤの場合、16時50分から16時20分(土日祝−ほおのき平止まり)、15時50分(平日)となりますので、ご注意ください。詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。

【ご注意 − これからの時期は初心者及びソフトブーツのボードの方は滑走できません】
大雪渓は雪解けが進み、急斜面の雪渓上部左側しか残っていません。これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈し、初心者の方、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

@ 2008/10/12 06:45
曇(乗鞍高原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今朝の速報は乗鞍高原からお伝えします。6時の気温は6℃。やや肌寒さを感じる朝を迎えました。早朝から山頂に向かう準備を始める方が観光センター駐車場の中を忙しそうに行き交う姿が見られます。三連休中日で満車に近い状態です。上空は雲に覆われていますが、所々に青空がのぞき、天候の回復が見込まれます。手の悴む寒い状況ですが、久しぶりの賑わいを見せています。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/10/12 07:45更新)

【ご注意 − これからの時期は初心者及びソフトブーツのボードの方は滑走できません】
大雪渓は雪解けが進み、急斜面の雪渓上部左側しか残っていません。これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈し、初心者の方、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

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■2008年10月11日(土)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.22   ) 

@ 2008/10/11 10:20
濃霧 − 今日も練習に励みます
(雪渓上部左側)
A 2008/10/11 13:20
気温3℃、激しく霧が行き交います
(富士見沢)

B 2008/10/11 15:00
紅葉 − 落葉でダケカンバの枝振りが映えます
(位ヶ原山荘〜冷泉小屋間)

C 2008/10/11 16:30
紅葉 − 見頃のエリアは山麓に移動しています
(魔利支天バス停付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は時間とともにどんどん気温が下がり、大雪渓エリアは常に霧に覆われた寒い一日となりました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は薄い鰯雲が怪しげに流れる様子を明るい月がきれいなグラデーションを映し出す夜空が広がっています。その雲行きから時折小雨がパラパラとふります。明るい月に照らされてノリクラの稜線ははっきりとその姿をあらわしています。それでも満月のときのように山肌の様子がわかるほどの明るさではありません。気温は12℃。いつものように西からやさしく流れる空気にさほどの冷たさはなく、気温の割には暖かい状態です。そして、先週まではあまりなかった落ち葉があちこちで見られます。
一夜明けて、乗鞍高原は雨、6時の気温は10℃です。三連休初日ではありますが、この天候のため、観光センター駐車場には40台程度しかお越しになっていません。またシャトルバスに乗車しようとする光景もあまり見られず、静かな朝を迎えています。どんよりとした天候のため、位ヶ原どころか鳥居尾根すら濃霧に隠れているほどです。今日の始発のシャトルバス7時便は2台が配車され、45名ほどの方が乗車されました。早朝は降ったりやんだりを繰り返していた雨は、この時間帯になるとほぼ連続して降り続くようになります。乗鞍高原でもかなり色濃くなってきた紅葉ですが、三本滝ゲートを過ぎる頃になると風が強くなってきて、きれいに色づいた葉がハラハラと舞い降りる様子が車窓に広がります。そのため、上部に向かえば向かうほど、落葉した様子が見られ、ダケカンバのグロテスクな枝ぶりがはっきりとしてきました。車窓からの視界はさほど悪くはないものの、位ヶ原山荘を過ぎて森林限界に差し掛かると山頂付近で激しく雲が流れ行く様子が広がるようになります。そのため、シャトルバスも大雪渓の一つ手前の4号カーブを過ぎた途端、霧に包まれるようになり、大雪渓駐車場にある肩の小屋口バス停に到着します。シャトルバスの到着した8時の気温は7℃。周囲は薄l暗く、霧と雨が絶え間なく流れてゆきます。その雨も9時を回る頃になるとほぼやんできますが、霧のほうは相変わらずで、その霧の粒でウエアがしっとりと濡れるほどの状態です。
今日は時間とともに気温がどんどん下がります。そんな中でも、雪渓上部左側には今年最後のノリクラトレーニングに励むジュニアレーシングチームがお越しになり、硬く締まったバーンでもその条件にあった練習を繰り返し行っています。霧の流れは相変わらず激しく続きますが、そんな霧が一瞬抜けて眺めることができる山麓は、燦々と太陽が差し込んでいる様子が確認できます。そんな様子からこの荒天は山頂付近だけであることがわかります。時折、覗く青空もつかの間で、正午ごろになると再び濃霧に包まれます。
正午の肩の小屋の気温は2℃。この天候ですから、肩の小屋はお昼休みに飛び込んできた登山客が一杯の状態です。しかし、肩の小屋は13日(月)をもって今シーズンの営業を終了するため、この賑わいももうあと少しのこととなりました。
午後を回り、14時ごろになってようやく大雪渓付近の濃霧はなくなりますが、それでも相変わらず、激しく行き交う雲や霧の様子は変わらず山頂付近を覆います。
ほとんど人の訪れのない大雪渓はミヤマクロスゲが激しく風になびき、荒涼とした雰囲気が今日一日広がっていました。また一つ冬へと近づいた様子を感じましたが、明日は良い天候となりそうです。三連休を迎え、多くの方がお越しになることと思います。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.22 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/10/11 19:20更新)

【紅葉情報 − 上部では終了し、紅葉は山麓へと移動しています。(2008/10/11現在)
 
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.22  【紅葉情報】 をご覧ください )
全エリアにおいて落葉が目立ち、見頃のエリアは三本滝ゲート付近とかなり限定された状態になっています。それより上部では見頃の時期をほぼ終え、乗鞍高原では全体的に色づき始めて今後見頃となってくるかと思います。詳細は今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.22  【紅葉情報】をご覧ください。
大雪渓(標高2700〜2600m)付近 (状況:× ほぼ終了です。)
一部残っているウラジロナナカマドもありますが、ほとんどが落葉し、ほぼ終了です。
宝徳霊神〜位ヶ原(標高2600〜2400m)付近 (状況:△ 落葉が目立ちます。)
大雪渓と比べるとまだ残っているものがあります。ただ、全体的に見ると、ダケカンバのグロテスクな枝振りがオオシラビソの緑の中ではっきりと目立つようになり、紅葉よりもそちらが美しい状態です。
冷泉小屋〜魔利支天(標高2200〜2000m)付近 (状況:△ 落葉が目立ちます。)
先週ほぼピークの色合いを見せた位ヶ原山荘から冷泉小屋付近のダケカンバも落葉が目立ちます。沿道の紅葉も落葉が目立ち、冷泉の周辺など、スポット的にきれいなところが残されています。
 三本滝ゲート〜乗鞍高原(標高1800〜1500m)付近 (状況:○ 三本滝ゲート付近は見頃です。乗鞍高原も始まりました。)
現在、全エリアのなかでも三本滝ゲート・かもしかゲレンデ付近が一番よい状態です。しかし、それより山麓の乗鞍高原でもかなり色づいていて、善五郎の滝までの遊歩道付近のミズナラもかなり色濃くなってきました。また、三本滝〜休暇村までのカラマツも色づきが目立ってきました。

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。そのため、畳平下り最終は乗鞍高原行きが17時10分から16時10分に、ほおのき平・平湯温泉行きはAダイヤの場合、16時50分から16時20分(土日祝−ほおのき平止まり)、15時50分(平日)となりますので、ご注意ください。詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。

【ご注意 − これからの時期は初心者及びソフトブーツのボードの方は滑走できません】
大雪渓は雪解けが進み、急斜面の雪渓上部左側しか残っていません。これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈し、初心者の方、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

@ 2008/10/11 07:45
雨・濃霧(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今朝の大雪渓は強弱を繰り返しながら雨が降っています。そして、濃霧が全体を覆っていますが、撮影したときよりも速報を書く現在のほうがさらに濃くなっていて視界は50メートルほどまで低下し、目の前を霧の粒が流れてゆきます。ています。少しばかり風が舞う状態で上空もかなり暗く、天候の回復が望めるような雰囲気はありません。気温は7℃、肌寒い感覚があります。紅葉は完全に中腹に下り、冷泉小屋から三本滝付近が見頃です。三連休初日ですが、この天候のため静かな朝を迎えています。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/10/11 08:10更新)

【ご注意 − これからの時期は初心者及びソフトブーツのボードの方は滑走できません】
大雪渓は雪解けが進み、急斜面の雪渓上部左側しか残っていません。これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈し、初心者の方、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

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■2008年10月5日(日)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.21  ) 

@ 2008/10/05 09:25
紅葉 − 中腹エリアは色鮮やかなものが多い
(三本滝、かもしかゲレンデ)
A 2008/10/05 11:25
紅葉 − 今日もたくさんのカメラマンがお越しになっています
(位ヶ原山荘付近)

B 2008/10/05 13:55
気温3℃、急激に冷え込んでアイスバーン
(雪渓上部左側)

C 2008/10/05 13:40
霙交じりの雪 − 下山を急ぎます
(雪渓上部左側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 昨日の徐々に下り坂の天候を推移し、午後からは霙交じりの雪の降る生憎の天候となりました。
早朝の乗鞍高原は雲間から青空がのぞく天候から始まります。6時の気温は5℃。肌寒さを感じる朝です。東の空からは雲の隙間に太陽がのぞくようになってきます。しかし、昨日のように日差しの暖かさはまったくありません。観光センター駐車場には45台ほどの車がお越しになっていますが、シャトルバスに乗車する方が続々とバス停に列を作る様子もなく静かな状況です。そのため7時の始発便は昨日のような混雑はなく2台が配車されました。今日は終日を通して2〜3台で運行され、混雑は全くありません。時間とともに雲間からのぞく太陽はやや明るさをまして地面にはうっすらと影ができるほどになってきます。天候の状況は大きな変化はなく、風もほとんどありません。天気予報があまり芳しくないこともあっていつもなら駐車場のあちこちで見られるヒルクライムに向かう方が自転車の整備をされる様子は皆無に近い状態です。
8時の乗鞍高原の気温は12℃。長袖のサイクルジャージだけではやや肌寒くさらにインナーに薄手の長袖を着込んで、観光センターを出発します。先ほどまで差していた日差しは9時を回る頃になるとほとんどなくなります。それでも何とか雲の中に太陽の輪郭が見えています。そんな状態ですから。べダルをまわし続けても体が温かくならないどころか、風の当たる腕などに冷え込みを感じる状況です。
昨日もお伝えしたように、紅葉は三本滝から上部のエリアで見頃を迎え、そんな様子を眺めながらのヒルクライムはその辛さを完全に和らげてくれて、旧石畳のつづら折れに差し掛かっても、周囲の紅葉に気をとられて急なヘアピンカーブを通過したことを後になって気がつくほどです。昨日の賑わいとは打って変わり、沿道を行き交う人があまりありませんが、それも位ヶ原山荘付近にやってくると、ツアーでお越しになっているカメラマンの方々が、沿道に一列になって三脚を並べる光景が見られ、また、上部から下山しながら紅葉を散策する方もたくさん見かけるようになってきます。正午の位ヶ原山荘の気温は10℃。ちょうどこの頃になると西からの風が吹き始めるようになってきます。上空の雲もやや厚みを増すようになり、どんよりとした天候に変わってきます。
正午ごろから少しパラパラと降り出した雨は12時20分からしっかりとした降り方を見せるようになります。今日も大雪渓には常連の方々を中心に10名程度の方がお越しになり、硬く締まったバーンで練習を繰り返します。雨が降り出すと同時に気温はぐっと下がって、13時の大雪渓は3℃。一旦小降りとなった雨は再び降りだすと大雪渓の中間より上部では霙交じりの雪が降ります。降り方そのものはそれほど強くなく、程なくやんできますが、その後は雨が降ったりやんだりを繰り返します。そのため、乗鞍スカイラインでは凍結の恐れから14時45分から通行止めとなり、長野県側のシャトルバスも上り最終の観光センター発15時便が運休となりました。ただし、下りの最終の畳平発16時10分便に関しては運行されたようです。
現在も雨が降ったりやんだりを繰り返していています。このまま気温が下がれば凍結による通行止めも予測されます。
10月に入り、雪や凍結の情報が徐々に増えてくるようになります。今後は天候とシャトルバスの運行状況に注意しながら一日を過ごす必要があるようになってきます。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.21 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/10/05 19:20更新)

【紅葉情報 − 三本滝から位ヶ原に渡って広範囲に見頃を迎えました。(2008/10/05現在)
 
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.21  【紅葉情報】 をご覧ください )
三本滝から位ヶ原付近まで広範囲にわたって見頃を迎えています。基本的には昨日の紅葉情報とほぼ同じで、大雪渓・位ヶ原など上部のエリアでは降雪・霜による影響が大きいものの、位ヶ原山荘から山麓ではその影響が少なく、良い色合いのものが多いといえます。昨日は詳細にお伝えできなかった位ヶ原付近に関してはまだきれいな色合いの物が多く見受けられました。また、乗鞍高原でも紅葉が始まったといえる状態になりました。詳細は今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.21  【紅葉情報】をご覧ください。
大雪渓(標高2700〜2600m)付近 (状況:△ 大半のものが枯れ始めています。)
先週の降雪・霜で大半のウラジロナナカマドがダメージを受けています。先週、まだ紅葉していない状態のものは紅葉せずに枯れてしまい、状態のよいウラジロナナカマドはかなり少ない状態です。それでもスポット的にまずまずの状態のものも一部残されています。
宝徳霊神〜位ヶ原(標高2600〜2400m)付近 (状況:○ 見頃です。)
屋根板のダケカンバはかなり色づきを見せ始めました。ただ、枯れてしまった部分もあって、全体的にややくすんだ状態なのが残念です。先週の段階で紅葉していないウラジロナナカマドが赤くなっているものが見受けられます。宝徳霊神から位ヶ原山荘に下る登山道では降雪・霜枯れを免れたウラジロナナカマドがきれいに紅葉している部分があり、きれいな赤を求めるなら登山道がお勧めかもしれません。また、県道乗鞍岳線の11号カーブや7号カーブもきれいな状態がまだ結構あります。
冷泉小屋〜魔利支天(標高2200〜2000m)付近 (状況:○ 見頃です。)
位ヶ原山荘から冷泉小屋付近、そして、さらに下って魔利支天付近までが現在一番良い所といえます。ダケカンバの色づきがもう一声といった所で、まだこれからが楽しみなエリアです。
 三本滝ゲート〜乗鞍高原(標高1800〜1500m)付近 (状況:△ 三本滝ゲートより上部では見頃です。乗鞍高原も始まりました。)
三本滝ゲートから魔利支天付近では先週よりもかなり色づきがよくなり、見頃と言えるでしょう。また、三本滝〜休暇村のカラマツも部分的に色づき始めました。乗鞍高原でも紅葉が始まりました。

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。そのため、畳平下り最終は乗鞍高原行きが17時10分から16時10分に、ほおのき平・平湯温泉行きはAダイヤの場合、16時50分から16時20分(土日祝−ほおのき平止まり)、15時50分(平日)となりますので、ご注意ください。詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。

【ご注意 − これからの時期は初心者及びソフトブーツのボードの方は滑走できません】
大雪渓は雪解けが進み、急斜面の雪渓上部左側しか残っていません。これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈し、初心者の方、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

 

@ 2008/10/05 06:55
曇(乗鞍高原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今朝の速報は乗鞍高原からお伝えします。6時の気温は5℃。寒い朝を迎えました。東の空には朝日がさして雲の中から明るさがうかがえる状態です。上空は青空よりもやや雲のほうが多い状態。観光センター駐車場の車は昨日よりもやや少なく、風はほとんどない静かな朝を迎えています。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/10/05 07:20更新)

【ご注意 − これからの時期は初心者及びソフトブーツのボードの方は滑走できません】
大雪渓は雪解けが進み、急斜面の雪渓上部左側しか残っていません。これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈し、初心者の方、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

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■2008年10月4日(土)■     ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.21  ) 

@ 2008/10/04 11:10
今日は登山日和
(登山道 − 大雪渓〜宝徳霊神)
A 2008/10/04 12:35
夏のような強いコントラストにはっきりとした雲が浮かびます
(雪渓上部左側)

B 2008/10/04 14:15
紅葉 − ノリクラ一番の絶景
(登山道 − 宝徳霊神〜位ヶ原山荘)

C 2008/10/04 14:45
紅葉 − きれいな色合いが徐々に山麓に下って来ています
(登山道 − 宝徳霊神〜位ヶ原山荘)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ きょうは終日に渡って青空が広がり、澄んだ空気にコントラストの強い日差しが降り注ぐ一日が続きました。
日付が今日に変わることの乗鞍高原は星が瞬く夜空が広がっています。ただ、いつもよりも星の数が少なく感じます。気温は7℃、顔をやさしくなでて行く空気の流れはいつもの西からではなく、南から流れています。その空気には少しばかりひんやりとした感覚がありますが、しばらく外で夜の雰囲気を楽しんでいてもさほどの寒さは感じません。星の数が少なく、月のないことから、晴れているとぼんやり浮かぶノリクラの稜線も確認できません。それでも西の空にも星が広がっていますので、曇っている様子はなさそうです。そして、ワサビ沢をやさしく流れるせせらぎが、いつも以上にはっきりと耳に届き、本当に静かな夜が続いています。
そして、一夜明けて早朝の乗鞍高原は雲ひとつない快晴。6時の気温は4℃と寒い朝を迎えました。そして、この頃になると西の空に浮かぶノリクラの山々は少しばかり茜色に染まった様子を見せ、今日一日の天候を保障してくれるかのような夜明けを迎えました。6時の観光センター前駐車場にはいつもより多い90台ほどの車がお越しになっています。そして、10月からシャトルバスの始発が7時となり、大きな三脚を肩に担いだカメラマンの方々が早くもシャトルバスの券売所に列を作り、さらにチケットを買い求めた方から並んだバス停の列と交差するほどの状態。そのため、いつもなら1〜2台程度の7時便は4台で運行されました。強い日差しに照らされて何もかもがはっきりと浮かび上がる中、シャトルバスの車窓からもはっきりとした色彩の回廊の中を車窓を食い入るように眺める方々ばかりで、いつもはほとんど下車する方のいない冷泉小屋や宝徳霊神といったバス停で多くの方が下車します。シャトルバスが大雪渓入口に到着した8時の気温は10℃。ただ、強い日差しがそんな気温をかき消すように体感温度は上昇します。ここから下山しながら紅葉撮影に出向くカメラマン、そして、山頂方面に登山に向かう方など、様々な方がいらっしゃり、そんな方々が出発の準備をしていると、位ヶ原山荘方面から歩いてこられた方がさらに山頂に向かうためにやってこられた様子もうかがえ、大雪渓駐車場周辺は終日に渡って人が途絶えることがありませんでした。
この天候は全く変化を見せずに午前中をおくります。アウターを着ていると暑いだけでなく、薄着で散策していても汗ばんでくるほどの状態。それでも気温は13℃前後を推移しています。空気が澄んでいることもあって、午前中は水墨画のように八ヶ岳や南アルプスの山々が折り重なるようにくっきりと浮かび、それをバックに赤く色づいたウラジロナナカマドを撮影するカメラマンもいらっしゃいます。11時ごろになると東の空に雲が浮かぶようになります。真っ青な空に形のはっきりとした雲が浮かぶ様子はまるで夏空を思わせるもの。ただ、夏よりも空の高さ・青さが冴え渡り、ほとんど動きのない雲でもその形だけは少しずつ変化を見せるところを眺めていると時間のたつのも忘れてしまいます。今日の大雪渓はいつものように常連の方々が10名ほどお越しになりスキーを楽しんでいらっしゃいます。繰り返し登る様子にはかなり暑い様子で額に汗をにじませています。午後になると、下りのシャトルバスの混雑が始まり、畳平発15時10分便は4台が配車されます。いつもなら始点の畳平とスキーヤーの多い肩の小屋口以外のバス停では数名程度の乗車が通常ですが、この便では位ヶ原山荘前には長い列ができています。そんな様子からも紅葉シーズンが本格的に始まったことを思わせてくれます。斜光に照らされる中にきれいな紅葉が広がり、16時の魔利支天では10℃と気温が低くなるものの、強い日差しは夕方になっても降り注いでくれて、寒さとは無縁の一日が終わって行きます。今日は本当に良い天候が続き、お越しになった方々にとってノリクラがいつも以上にきれいに目に映ったことと思えるような一日でした。明日はやや下り坂の天気予報が出ているようです。天候の変化で紅葉の見え方も換わってくることと思いますが、どんな時でも楽しく過ごせるように色々な視点を持って歩き回ることができれば楽しい一日をおくることができるかもしれません。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.21 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2008/10/04 19:45更新)

【紅葉情報 − 三本滝から位ヶ原に渡って広範囲に見頃を迎えました。(2008/10/04現在)
 
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.21  【紅葉情報】 をご覧ください )
三本滝から位ヶ原付近まで広範囲にわたって見頃を迎えています。ただ、詳細に観察すると先週の降雪・霜の影響を受けている部分が多く、それでも今日の晴天に照らされてそんな状態がスポイルされて映し出されたようにも感じます。明日は曇ですので、今日とはまた異なった速報となる可能性がありますが、そのときの光線の状態によって見え方にかなり差異がありますのでご了承ください。詳細は今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.21  【紅葉情報】をご覧ください。
大雪渓(標高2700〜2600m)付近 (状況:△ 大半のものが枯れ始めています。)
先週の降雪・霜で大半のウラジロナナカマドがダメージを受けています。先週、まだ紅葉していない状態のものは紅葉せずに枯れてしまい、状態のよいウラジロナナカマドはかなり少ない状態です。それでもスポット的にまずまずの状態のものも一部残されています。
宝徳霊神〜位ヶ原(標高2600〜2400m)付近 (状況:○ 見頃です。)
屋根板のダケカンバはかなり色づきを見せ始めました。ただ、枯れてしまった部分もあって、全体的にややくすんだ状態なのが残念です。先週の段階で紅葉していないウラジロナナカマドが赤くなっているものが見受けられます。宝徳霊神から位ヶ原山荘に下る登山道では降雪・霜枯れを免れたウラジロナナカマドがきれいに紅葉している部分があり、きれいな赤を求めるなら登山道がお勧めかもしれません。また県道乗鞍岳線の11号カーブや7号カーブもきれいな状態に見えましたが、今日は車窓から確認したまでですので、詳細は明日お伝えします。
冷泉小屋〜魔利支天(標高2200〜2000m)付近 (状況:○ 見頃です。)
位ヶ原山荘から冷泉小屋付近、そして、さらに下って魔利支天付近までが現在一番良い所といえます。ダケカンバの色づきがもう一声といった所で、まだこれからが楽しみなエリアです。
 三本滝ゲート〜乗鞍高原(標高1800〜1500m)付近 (状況:△ 三本滝ゲートより上部では見頃です。)
三本滝ゲートから魔利支天付近では先週よりもかなり色づきがよくなり、見頃と言えるでしょう。また、三本滝〜休暇村のカラマツも部分的に色づき始めました。乗鞍高原はまだこれからです。

【10月よりシャトルバスの始発・最終便がそれぞれ1時間ずつ短くなります。】
10月よりシャトルバスは始発と最終がそれぞれ1時間ずつ短くなります。そのため、畳平下り最終は乗鞍高原行きが17時10分から16時10分に、ほおのき平・平湯温泉行きはAダイヤの場合、16時50分から16時20分(土日祝−ほおのき平止まり)、15時50分(平日)となりますので、ご注意ください。詳しくは 乗鞍岳マイカー規制・乗り換え駐車場・シャトルバス情報 をご覧ください。

【ご注意 − これからの時期は初心者及びソフトブーツのボードの方は滑走できません】
大雪渓は雪解けが進み、急斜面の雪渓上部左側しか残っていません。これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈し、初心者の方、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

@ 2008/10/04 07:55
快晴(大雪渓)

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▼ 今朝の大雪渓は雲ひとつない快晴。気温は10℃。日差しが強く寒さを感じないどころかアウターを着ていると暑さを感じるほどの気候です。紅葉シーズンが始まって今日はたくさんのカメラマンが三脚を片手にシャトルバスから降り立ちます。快晴無風とはまさに今日のような天候を指す状況が広がっています。紅葉はさらに進んで三本滝から上部は見頃を迎えたといっても良いでしょう。カメラマンにとっては忙しい一日となりそうです。詳しくは夜の速報でお伝えいたします。なお、朝の速報は都合により実施しない週もありますのでご了承ください。(2008/10/04 08:30更新)

【ご注意 − これからの時期は初心者及びソフトブーツのボードの方は滑走できません】
大雪渓は雪解けが進み、急斜面の雪渓上部左側しか残っていません。これからの時期は天候の急変により降雪・凍結などで冬山の様相を呈し、初心者の方、ソフトブートのボードの方は絶対にお越しにならないようお願いいたします。

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