【速報バックナンバー 2009年8月分】

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◎ 8月

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■2009年8月30日(日)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.16   第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 (9月中旬掲載予定)) 

 

@ 2009/08/30 08:21
第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 T
今大会二連覇、タイムは56分08秒 歴代最高
A 2009/08/30 09:10
第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 U
気温18℃、ヒルクライムにはちょうどよい気候

B 2009/08/30 09:00
第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 V
エントリー者数約4400名が数珠繋ぎとなって登り続ける

C 2009/08/30 10:25
第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 W
濃霧の中、大会は無事終了

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は、ノリクラにとって一大イベントである、第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の競技当日です。ほとんど晴れ間は見られませんでしたが、選手の方にとって、強い日差しに焼き付けられることなく、好条件の元でのレースとなったようです。
夜明け前の3時ごろから、まとまった雨脚に見舞われますが、それも夜が明ける頃には止んで来ます。夜が明ける頃には、曇り空に所々で青空が見えてきて、しっかりとした朝日に大雪渓は茜色に染まる朝を迎えます。6時の大雪渓付近の気温は12℃。やや風があるものの、寒さは全く感じない状況です。ただ、このまま天候が回復傾向を見せず。山麓を埋め尽くす雲海が徐々に上部エリアまで登ってくる様子がうかがえます。そして、県境のゴールエリア付近では、7時前から計測機器や誘導用のパイロンの設置があわただしく行われていますが、この頃になると、周辺は濃い霧に覆われてしまいます。それでも、霧の粒に濡れてしまうような状況ではなく、県境のゴールエリアから1.5kmほど下った大雪渓付近は、再び視界が回復する様態です。
レースは予定通り、7時30分のチャンピオンクラスの出走を皮切りに、各カテゴリー別に三本滝までのショートコースを走るジュニアクラスまで続きます。そして、そのジュニアクラスの出走時間の8時21分には、チャンピオンクラスのトップ選手が、二位以下の選手を大きく引き離して、大雪渓前を単独トップで通過して行きます。1位は昨年優勝の森本 誠選手で大会二連覇を果たし、タイムは昨年より、1分05秒早い56分08秒を記録し、歴代最高タイムをたたき出しました。総合二位は、丸山 光貴選手(56分14秒 − ロードレーサー男子 一位)で、総合三位 藤田 晃三選手(57分42秒 − チャンピオンクラス 二位)、総合四位 村山 利男選手(57分44秒 − チャンピオンクラス 三位)でした。
9時ごろになると、日差しが差し込むようになり、天候の回復が感じられる状況になりますが、10時前には、再び日差しがなくなってきて、それと同時に、空気が少しずつ冷たい感覚を伴うようになってきます。そして、周辺の霧が濃くなってきて、その後は、競技が終了するまで濃霧が続きました。
ただ、選手にとっては、強い日差しがなく、ひんやりとした気候が続いたため、ヒルクライムに程よいコンディションとなり、大粒の汗をほとばしりながらペダルをまわす様子もなく、秋風の中を進んでいるような錯覚さえ覚えるほどです。
今日は、大雪渓の雪渓上部より山頂付近に霧がかかる時間帯が長く、10時以降の下山時刻になると、コース上は山麓から湧きあげる濃霧が立ち込めるようになり、視界が100メートルを切る状況で、いつもなら下山途中でカメラを片手に記念撮影を行う選手の方々の姿が多く見られますが、濃霧の中を慎重に下山される様子が目立ちました。それでも、いつもは途中であきらめて、降りて歩いてしまうなのに、濃霧で周囲の状況がわからないために、知らずにゴールまで登って行けたという選手もいて、ヒルクライムとしては、程よい気候にあいまって好条件な一日となったようです。
この大会に焦点を当ててトレーニングを重ねてきた選手もいらっしゃったかと思います。そして、この一年でこの瞬間を楽しむためにヒルクライムを続けてきた選手も、もちろんいらっしゃったと思います。この大会を境に、ノリクラは秋へとシフトして行きますが、これからはひんやりとした空気に包まれてのヒルクライムを楽しむできるシーズンとなってきます。ノリクラにとって、そして、多くの選手にとって、この大会が一年の節目となっています。今回も、多くに選手の方々にお会いできたことをうれしく思っております。
本日の大会の様子は9月中旬頃、掲載する予定です。その際にはお知らせのコーナーにてご案内いたしますのでもうしばらくお待ちください。(2009/08/30 18:00更新)
 
 

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@ 2009/08/30 05:40
曇〜晴
(朝の速報 −大雪渓駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。6時の大雪渓の気温は12℃。早朝にまとまった雨が降りましたが、現在は止んで朝日が差し始めています。気温は12℃でやや風があるものの、寒さは全くありません。今日は、第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍のレースが開催されます。県道乗鞍岳線は、12時30分まで通行止めとなり、乗鞍高原側のシャトルバスも運休となります。大会準備の車両が次々とゴールエリアに向かって登って行きます。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/08/30 06:00更新)

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■2009年8月29日(土)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.16  )

 

 

@ 2009/08/29 07:55
雨と霧の中を山頂に向けて出発
(大雪渓避難小屋前)
A 2009/08/29 10:50
雨はやむものの濃霧が続く
(雪渓上部 −モーグルコース)

B 2009/08/29 15:20
乗鞍高原は晴れ間がのぞく
(第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍−大会エントリ)

C 2009/08/29 15:25
明日はがんばります!
(第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍−大会エントリ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 午前中は雨と濃霧に見舞われたものの、午後からは次第に天候が回復し、ノリクラが一年でもっとも活気付く一日が始まりました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、虫の音が静かに響き、やや、生暖かさを伴う空気が流れる夜が続きます。気温は18℃で、体感的にはもう少し高めの気温を感じます。上空には、雲の濃淡が明るい月に照らされ、夏とも秋ともどちらとも取れない雰囲気が漂っています。
そして、一夜明けた早朝6時の乗鞍高原の気温は16℃。曇り空の隙間から朝日がのぞき始めると同時に、雨が降り始める生憎の天候。その雲は、鳥居尾根付近まで低く垂れ込め、どんよりとした雰囲気から今日一日が始まります。
朝の速報でもお伝えしたように、今日は乗鞍高原をスタートし、県道乗鞍岳線を県境ゴールまで自転車で登るヒルクライムレース、第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会初日で、大会会場となる観光センター前駐車場は、昨日16時より閉鎖され、一般車両の乗り入れができない状態になっています。そのため、シャトルバスも県道沿いにある、路線バスのバス停からの出発となります。ただ、この雨のため、シャトルバスに乗車される方はまばらで、7時のシャトルバスは3名の方が乗車されたのみです。
シャトルバスが大雪渓に到着した8時ごろの天候は、視界が50メートルを切るほどの濃霧と雨で、気温は10℃です。ただ、10℃という気温ほどの寒さは感じません。雨と霧は、周期的に交互に強弱を繰り返し、9時ごろには、まとまった雨脚を見せるようになります。この天候ですから、大雪渓を訪れるスキーヤーは、皆無といっても良いほど。
10時ごろになると、雨はほとんどやんできます。ほとんど風のない状態で、霧は全く身動きせず、雪渓上部左側にあるモーグルバーンは、3〜4コブ程度しか先が見えない中、黙々と滑り続けるモーグラーの姿がありました。通常、この時期で10℃程度の気温となれば、バーンはかなり固めの状態であるものの、今日は比較的柔らかめで、若干、セーブすることに心がければ、楽しくコブラインを滑走することができます。
この濃霧も、11時を過ぎる頃になると、西から足早に霧が流れるようになり、それと同時に、視界が回復し始めます。雲間から太陽が覗くときもあって、やや、蒸し暑さを感じる状態となってきます。正午の大雪渓付近の気温は14℃。天候の回復と同時に、やや、気温が上昇し始め、日差しがしっかり出ているわけではないものの、バーンをさらに柔らかさを感じるようになってきます。視界もさらに良くなり、位ヶ原付近まで見渡せるようになって来ました。
午後からは、観光センター前駐車場で行われた、第24回全日本マウンテンサイクリングin乗鞍の大会エントリー会場に出向きました。13時の乗鞍高原の気温は24℃。雲量が多いものの、青空が広がり、時折、しっかりと日差しが差し込みます。それでも、蒸し暑さはさほど感じず、13時から開始された受付会場に、関係書類を持参した選手の方々が、カテゴリー別に並んで、受付の手続きをされる様子があります。周辺道路も宿泊先に向かう選手のマイカーや、また、宿泊先から大会会場に向かう自転車などで、ごった返す様子も見られ、例年通りのレース前日の賑わいが夕方まで続きました。
週間予報などでは、明日は雨の予報が出ていましたが、とりあえず、雨には見舞われずにすむ天気予報が出ており、ノリクラの一大イベントが無事にスタートを切ることができるのではないかと思います。明日のスタートは7時30分を皮切りに、各カテゴリー別に行われ、4000名ほどの選手がゴール目指して登って行きます。
なお、明日は大会取材のため、朝の速報は実施いたしませんので、あらかじめご了承ください。また、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.16 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/08/29 19:00更新)

【お知らせ − 第24回全日本マウンテンサイクリング開催に伴う、観光センター駐車場の使用禁止・県道乗鞍岳線通行止め・シャトルバスの運休】
8月29日(土)〜30日(日)開催の全日本マウンテンサイクリング開催に伴い、下記の措置がとられます。当日、大雪渓など山頂方面にお越しの方はご注意ください。
    ◎ 観光センター駐車場の使用禁止  :  28日(金)16時 〜 30日(日)17時
    ◎ 県道乗鞍岳線(乗鞍高原〜県境)通行止め  :  29日(土)18時 〜 30日(日)12時30分
    ◎ シャトルバス運休  :  30日(日)のご来光便と6時の始発便から12時便(下り13時10分便)まで運休、13時便(下り14時10分便)から運行開始
   ※ 詳細は、お知らせ − 第24回全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍 開催に伴う通行・駐車規制のお知らせ。(2009/08/23) をご覧ください。
 
 

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@ 2009/08/29 08:00
雨・霧
(朝の速報 −大雪渓駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。8時の大雪渓の気温は10℃。先ほどからまとまった雨脚を見せ、それと同時に、視界が少し効くようになって来ましたが、雪渓上部より山頂方面は霧に包まれています。風はほとんどないものの、雨脚が流れてゆく様子を、はっきりと捉えることができます。周期的に雨と霧を切り返す天候が続きます。
今日は、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍 開催のため、観光センター前駐車場など、乗鞍高原周辺では、駐車規制が実施されています。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/08/29 08:30更新)

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■2009年8月23日(日)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.15  )

 

@ 2009/08/23 11:40
遠景の山々が水墨画のように折り重なる
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)
A 2009/08/23 12:10
午後から綺麗な青空に包まれる
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原5号カーブ付近)

B 2009/08/23 13:40
透明感の溢れる秋の空が広がります
(雪渓上部右側)

C 2009/08/23 14:25
澄んだ青空とひんやりとした空気に包まれた一日でした
(雪渓上部左側 − モーグルバーン)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 午後は昨日以上に綺麗な青空が広がり、終日に渡って、澄んだ冷たい空気に覆われて、秋でもここまで透明感の溢れる状況にお目にかかることができないほどの一日を送ることができました。
早朝6時の乗鞍高原は、薄い雲が上空を覆い尽くす朝を迎えます。気温は16℃ですが、気温以上に冷たさを感じるほど。観光センターでは、半袖を着ている方は、身を縮めて、肌寒そうな表情をされています。一時的に青空がのぞくものの、7時以降は、どんよりとした天候を見せるようになります。それでも、西の空にはノリクラの峰々がはっきりと浮かび、雲が流れるといった状態も見せず、絶えず、西の空に鎮座しています。
時間の経過とともに、蒸し暑さを感じさせる乗鞍高原も、全く気温の変化を見せず、いつもなら、8時ごろになるとジリジリと鳴き始めるセミも、今日はその存在すら意識しないほど。そして、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍を一週間後に控えて、出場する選手の方々が、ヒルクライムの練習に向けて、自転車の整備をされる様子が、観光センター前駐車場のあちこちで見かけることができます。この時期なら、上下ともに半袖のウェアで出発する方が多いものの、山麓の乗鞍高原ですら、ひんやりとした空気が流れ続ける状況のため、長袖の方もちらほら見かける状態です。
午前中は、ほとんど日差しのない曇り空が続き、ヒルクライムしていても、汗が出ないどころか、どれだけ負荷をかけてペダルを回しても、寒さすら感じさせる状況。10時の位ヶ原山荘の気温は14℃と、全く気温は上がらず、位ヶ原山荘に立ち寄るヒルクライマーの中には、暖かいものを求める姿もありました。
森林限界を超えた位ヶ原からは、遠景の光景がすぐ手元にあるかのように折り重なり、まるで水墨画を眺めているような光景が広がります。正午近くになると、柔らかい日差しも差し込むようになり、その水墨画の光景は、柔らかな輝きを放つようになります。
そして、お昼を境に、一気に青空が広がります。正午の位ヶ原の気温は14℃。青空と強い日差しが差し込むようになっても、澄んだ冷たい空気に包まれている状況は変わらず、ビビッドな風景に、色とりどりのサイクルジャージがマッチする光景の中を、カメラ片手にペダルを回すヒルクライマーもいらっしゃるほどです。
午後になると、さらに空の青さは深くなり、一筆書きされた上層の薄い雲が見事な光景を見せています。今日の大雪渓のバーンは、昨日以上に、柔らかい雪質。表面だけでなく、下地まで緩み、まるで春スキーのような状態。そんな状況の中を、まるで青空に飛び込むように、果敢にポールを攻めるジュニアたちは、時間のたつのを忘れるほど、いつまでも滑り続ける様子が見られ、今日は、本当にまたとない、秋真っ只中の快晴の一日といっても過言ではない状況を、最後まで楽しむことができました。午後になればなるほど、条件が良くなる天候に巡り会うことは、なかなかできないもので、そんな意味からも、貴重な一日を送ることができました。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.15 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/08/23 19:00更新)

【お知らせ − 第24回全日本マウンテンサイクリング開催に伴う、観光センター駐車場の使用禁止・県道乗鞍岳線通行止め・シャトルバスの運休】
8月29日(土)〜30日(日)開催の全日本マウンテンサイクリング開催に伴い、下記の措置がとられます。当日、大雪渓など山頂方面にお越しの方はご注意ください。
    ◎ 観光センター駐車場の使用禁止  :  28日(金)16時 〜 30日(日)17時
    ◎ 県道乗鞍岳線(乗鞍高原〜県境)通行止め  :  29日(土)18時 〜 30日(日)12時30分
    ◎ シャトルバス運休  :  30日(日)のご来光便と6時の始発便から12時便(下り13時10分便)まで運休、13時便(下り14時10分便)から運行開始
   ※ 詳細は、お知らせ − 第24回全日本マウンテンサイクリング in 乗鞍 開催に伴う通行・駐車規制のお知らせ。(2009/08/23) をご覧ください。
 
 

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@ 2009/08/23 06:15

(朝の速報 −観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。6時の乗鞍高原の気温は16℃。曇り空が広がっていますが、薄い上層の雲で、青空が所々に見られます。観光センター前駐車場は、昨日よりも、人出は多く、あちこちで、シャトルバスに乗車しようとされる方や、自転車の準備をされる様子が見られます。ご覧のように、ノリクラの峰々は、はっきりと確認できます。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/08/23 06:45更新)

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■2009年8月22日(土)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.15  )

 

@ 2009/08/22 10:35
青空が広がり、鰯雲の秋の空
(大雪渓駐車場前)
A 2009/08/22 13:05
完全な快晴。強い日差しでバーンも緩む
(雪渓上部右側)

B 2009/08/22 14:25
透明感の溢れる空が広がります
(雪渓上部左側 − モーグルコース)

C 2009/08/22 15:00
変幻自在に流れ行く雲と斜光がいつまでも続きます
(雪渓上部左側 − モーグルバーン)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 早朝の雨から一転して、天候が次第に回復し、秋を思わせるような空気に包まれながら、綺麗な青空が続く一日を送ることができました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、雨が止んで、少しずつ雲が抜けて行くと、夜空を飾る星たちが瞬き始めます。そんな静かな夜長に、秋の虫たちが小さく細く鳴きつづける様子は、少しばかり物悲しさを感じさせるものです。気温は18℃、南からの弱い風に、やや、生暖かさを感じます。
そして、一夜明けた乗鞍高原は、雨の朝を迎えますが、それも6時ごろになると、曇り空の中に青空がのぞくまで回復します。気温は18℃。東の空には雲間に朝日が昇り始めます。観光センター前駐車場の車は50台程度で、空きスペースのほうが多い状態。先週までのお盆期間とは、打って変わって静かな朝を送ります。時間とともに、青空がさらに多くなり、7時のシャトルバスは35名の方を乗せて観光センターを後にします。この頃になると、日差しの強さを感じるようになりますが、いつものような蒸し暑さはなく、真夏の雰囲気はありません。シャトルバスが三本滝ゲートを通過する頃には、やや、風が強くなり、先ほどの青空はほとんどなくなり、再び曇り空のなかを大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)に到着します。
8時の大雪渓駐車場の気温は10℃。ひんやりとした空気に包まれ、強めの風が吹きぬけています。山頂付近は、激しく雲が流れて行くものの、それをのぞけば、上空の雲の流れはほとんどありません。この天候も、10時を回る頃になると、青空が広がり始め、上空は綺麗な鰯雲に包まれます。ひんやりとした空気の流れと相まって、シャトルバスを降りて準備を進める常連のスキーヤーの方々も、一様に「秋ですねぇ〜」という、言葉を口にするほどです。強い日差しも、このひんやりとした空気の流れに打ち消され、暑さを全く感じさせないほど。それでも、雪面は、柔らかく緩んで、雪飛沫を上げながら練習するスキーヤーの姿を見ることができました。
正午の雪渓上部の気温は14℃。この頃になると、綺麗に晴れ上がり、鰯雲が足早に流れるようになってきます。西から絶えず吹き抜ける風が心地よく、空気そのものに、透明感を感じさせ、光のまぶしさが、夏のダイレクトな雰囲気よりも、明るく澄んでいる状態で、そんな所からも、秋の雰囲気を十二分に感じさせる状態でした。
午後になると、変幻自在に流れ行く雲が、ハイマツの緑のビロードに、綺麗な影絵のグラデーションを描く様子が絶えず続き、今日は、終日に渡って綺麗なノリクラに包まれて一日が終わって行きました。
雪渓上部左側にあるモーグルバーンには、20名程度の方がお越しになっています。14時を回る頃になると、もう、雪渓から日差しがなくなり始め、それと同時に、バーンコンディションも一気に変化を始めます。そんな所からも、季節がシフトしていることが観察できます。また、全日本マウンテンサイクリングin乗鞍まで、あと、一週間となったこともあって、今日の大雪渓前は、いつも以上にたくさんのヒルクライマーが駆け抜けてゆきました。
明日も、まずまずの天候の一日となりそうです。今日以上に、綺麗なノリクラを楽しめたら幸いですね。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.15 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/08/22 19:00更新)
 
 

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@ 2009/08/22 08:45

(朝の速報 −大雪渓駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。8時の大雪渓入口の気温は10℃、早朝の雨はやんで、曇り空に所々で晴れ間がのぞく天候です。そして、時折、薄日が差し込み、天候の回復が見込まれる雰囲気が感じられます。やや、強めに吹き抜ける風には、ひんやりとした感触があります。お盆が終わり、観光センター駐車場も、静かな雰囲気となっています。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/08/22 08:20更新)

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■2009年8月15日(土)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.14  )

 

@ 2009/08/15 08:40
シャトルバスは今日も朝から混雑
(観光センター前)
A 2009/08/15 12:20
午前中の快晴から、次第に雲が広がる
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原お花畑前)

B 2009/08/15 12:55
ヒルクライマーの姿が絶えません
(大雪渓前)

C 2009/08/15 14:35
午後になると完全に曇り空
(雪渓上部右側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日も早朝の快晴から始まり、まずまずの天候の中を、ノリクラの夏を楽しむことのできた一日となりました。
今朝の乗鞍高原は、雲ひとつない快晴に包まれ、一日が始まります。6時の気温は14℃と、昨日よりも低めの状態。それでも、太陽は肌をジリジリと焦がすほどの力強さがあって、朝のすがすがしさを通り越しています。お盆と週末が重なったこともあって、観光センター駐車場は、6時の時点で、ほとんど空きスペースのない状態となり、6時のシャトルバス始発便は、2台運行されたものの、乗車できない方もいらっしゃったほどで、ご来光バスも5台運行されたことも考えると、早朝から、今日一日の混雑状況が想像できるほどです。
7時の気温は21℃。先ほどまでの雲ひとつない天候に、雲が湧き始め、8時になると、山頂付近はすっぽりと雲に包まれてしまいます。乗鞍高原の気温は23℃ですが、照りつける日差しに、セミの鳴き声が耳に届くと、気温以上の灼熱感を覚えます。今日のシャトルバス上り便は、8時便が8台運行されたのを最高に、どの便も5台前後で運行され、観光センター駐車場のシャトルバス停留所は、シャトルバスの発着にかかわらず、絶えず、乗客の姿が絶えない状態が続きます。
シャトルバスの乗客の姿が絶えないのと同時に、今日も畳平へ向けてペダルを回し続けるヒルクライマーの姿も絶えません。今日は、ジリジリと肌を焦がすほどの強い日差しであっても、比較的、冷たい空気に覆われていて、ペダルを回し続けても、汗がほとばしるほどの状況ではありません。観光センターを出発し、10時の三本滝ゲート付近に達すると、晴れたり曇ったりの天候を繰り返します。気温は21℃です。そして、さらに上部まで登ると、風に冷たさが感じられるようになり、日差しがなくなると、かなり心地よい状態でヒルクライムを楽しむことができるようになって来ます。
11時の位ヶ原山荘の気温は17℃。かなり雲量が多くなり、上空は綺麗な鰯雲が見られ、そんな中を、トレイルランを楽しむ方や、登山道や車道を散策される方々もいて、ヒルクライマー以外にも、多くの方々がそれなりの楽しみ方で、ノリクラにお越しになっています。
正午の大雪渓付近の気温は17℃。この頃になると、南〜東の空以外は、ほとんど雲に覆われます。午後になると、気温は低めに推移し、14時の大雪渓の気温は15℃、山麓からの風がさらに冷たくなり、上空の雲は、やや鉛色の低い状態が見られ、時折、激しく霧が流れるときもあるものの、今日はそれ以上の天候の変化はなく、一日が終わって行きました。ただ、速報を書く、現在の乗鞍高原は、お湿り程度の雨が降っていて、やや天候が不安定な雰囲気を見せています。
午後のシャトルバス下り便は、どの便も4〜5台程度の運行で、乗客数も1550名程度で、昨日ほどの混雑ではなかったようでした。
今日はまずまずの天候が続き、短いサマーシーズンを十二分に楽しむことのできた一日となりました。
お盆期間の速報は、本日で終了致します。明日の速報は実施しませんので、ご了承ください。なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.14 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/08/15 18:20更新)
 
 

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@ 2009/08/15 06:10
快晴
(朝の速報 −観光センター駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしており、13日(木)から15日(土)まで、お盆期間中の三日間の速報を実施します。6時の乗鞍高原の気温は14℃。昨日より低めの気温ですが、朝から強い日差しにあまり涼しさは感じず、ジリジリと焼き付けられる感覚があります。そして、雲ひとつない快晴の空が広がっています。この時点で観光センター駐車場は、ほぼ、満車状態。シャトルバスも始発の6時便ですら、満席で乗車できない様子もあり、朝から混雑が始まっています。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/08/15 06:50更新)

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■2009年8月14日(金)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.14  )

 

@ 2009/08/14 09:55
紺碧の青空に向かって!
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓前)
A 2009/08/14 10:20
今日は山頂登山日和
(大雪渓〜肩の小屋登山道)

B 2009/08/14 11:30
強い日差しで、柔らかく滑り易いバーン
(雪渓上部右側)

C 2009/08/14 14:00
午後になると、雲がもくもくと浮かぶ − 本格的な夏の訪れ
(雪渓上部左側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日の大雪渓は、周期的に霧に包まれる時間帯があるものの、ほぼ、終日に渡って綺麗な青空に包まれた、本格的な夏のノリクラを楽しむことができました。
早朝6時の乗鞍高原の天候は、曇り空が広がり、周辺の山肌まですっぽりと包むほどの、低い雲に覆われています。その雲間には、一瞬ではあるものの、青空に包まれたノリクラがのぞき、今日の天候が期待される様子が見られます。気温は21℃で、寒くもなく暑くもない状態。観光センター前駐車場には、すでに140台ほどの車がお越しになっていて、ほぼ、満車に近い状態です。このため、ご来光バスは3台、始発の6時便は2台が運行されるほどの賑わいです。7時のシャトルバスが到着する頃になると、少しばかり霧雨が降り始め、7時便は115名の乗客を3台のバスに乗せて出発します。シャトルバスが三本滝ゲートを過ぎて、しばらくすると霧に包まれますが、摩利支天バス停手前あたりから霧が抜けると同時に、青空が広がり始め、雲ひとつない快晴の中を進みます。そして、位ヶ原山荘を過ぎた森林限界の先では、重厚な雲海の上をバスは進み、紺碧の空が広がる大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)に到着します。
8時の大雪渓入口の気温は17℃。すでに強い日差しが照りつけていて、そよ吹く空気の流れに心地よさを感じるほど。紺碧の空をバックに従えた大雪渓を拝むのは久しぶりのことですが、常連のスキーヤーの方々は、その光景よりも真っ先に、浅間山から八ヶ岳、そして、南アルプスや中央アルプスはど、名だたる山々だけが頭を出す重厚な雲海に、急いでシャッターを切る様子が見られ、ここに訪れた方々の足を止めてしまう絶景のロケーションが続いています。もちろん、山麓の乗鞍高原はこの雲海の下にあり、霧雨に見舞われて、大雪渓エリアのすばらしい様子など、想像もできないほどです。
雲ひとつない天候も、8時30分ごろには、鰯雲など上層の雲が、空を覆い始めて、山麓からの風を感じるようになります。強い日差しにジリジリと汗ばんでくる状態には、心地よい風の流れです。そして、この強い日差しに大雪渓のバーンコンディションは、通常の登山靴でも歩けるほどの柔らかい状態で、スプーンカットで荒れたバーンでも、整備せずに滑走できるほどになっています。
正午の雪渓上部の気温は16℃。この頃になると、山麓から一気に雲が湧きあがり、周期的に視界が妨げられるほど。力強い太陽もすっぽりと覆われ、ひんやりとした空気に、暑さでだれたジュニアレーシングのメンバーもホッと息をつく様子が見られます。そして、雪渓上部左側には、今日もモーグルコースに訪れるスキーヤー・ボーダーの方々が、たくさんお越しになり、雪解けで使用が困難になってきた、これまでのコブラインの南側に新たなラインが作成されました。
午後になると、青空にはモクモクとした雲が広がり、ようやくノリクラにも本格的な夏が訪れたように感じます。
お盆期間に入り、シャトルバスも混雑を見せるようになって来ました。午前中の便は、9時便が9台運行が最高に、どの便を5台前後が運行され、午後の下り便は、15時便が7台運行されたのが最高でした。
明日も良い天候が続く天気予報が出ており、今日以上の人出が見込まれます。ようやく訪れた本格的な夏のノリクラをしっかり楽しみたいものですね。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.14 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/08/14 18:40更新)
 
 

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@ 2009/08/14 07:55
快晴
(朝の速報 −大雪渓駐車場前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしており、13日(木)から15日(土)まで、お盆期間中の三日間は、平日ですが速報を実施します。8時の大雪渓入口は、昨日とは打って変わって、雲ひとつない紺碧の青空が広がる快晴です。気温は17℃。強い日差しが照りつけますが、そよ吹く空気の流れに心地よさを感じます。山麓には重厚な雲海が綺麗にたなびき、乗鞍高原の小雨の降る天候からは、大雪渓エリアの快晴をうかがい知ることはできないのではないかと思います。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/08/14 08:20更新)

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■2009年8月13日(木)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.14  )

 

@ 2009/08/13 09:05
濃霧に引き続き、雨が降り出します
(大雪渓駐車場)
A 2009/08/13 09:25
ヒルクライマーが急いで下山します
(大雪渓駐車場)

B 2009/08/13 10:30
降り続く雨の中、暖かいものが恋しい
(雪渓上部右側)

C 2009/08/13 11:40
天候は一向に変わりません
(雪渓上部左側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日の大雪渓は、濃霧と雨に終始見舞われた一日となりました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、雨が降り始め、時折、まとまった雨脚を見せるようになってきます。それでも、その後は降ったり止んだりを繰り返す状態が続き、朝を迎えます。
一夜明けた乗鞍高原は曇り空。6時の気温は20℃とやや高めです。お盆期間が始まったこともあって、観光センター駐車場には、すでに100台ほどの車がお越しなり、早朝からザワザワとした雰囲気があります。山頂方面に向かう登山の方や、自転車の整備をするヒルクライマーの方々などが、準備を行っている間に、雲間から青空が広がり始め、雲は足早に東へ流れていく様子が見られます。早朝から山頂方面に向かう方々が多いこともあって、シャトルバスは始発の6時便は2台が運行されますが、7時の便は1台のみで、31名の方を乗せて大雪渓方面に出発します。
先ほどまで、青空がのぞいていた天候も、シャトルバスが休暇村を過ぎて夜鳴峠付近に達すと、青空はなくなり、風で木々がざわめくようになって、冷泉小屋付近からは霧に包まれるようになってきます。小雨も降り始め、位ヶ原山荘から先の森林限界を超えてからは、視界が100メートルを切るほどの濃霧に包まれます。
7時のシャトルバスが大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)に到着した8時ごろの気温は14℃。視界はさらに悪くなり、50メートルを切るほど。西からの風も強く、目の前を激しく霧が流れる様子を見て取れるほどです。訪れるスキーヤーはほとんどなく、それでも、数分おきに通過して行くヒルクライマーは、9時ごろから降り始めた雨で、びしょ濡れになりながら、畳平を目指して行きました。
10時ごろになって、西からの風が山麓から吹きぬけるようになって、雨が一旦収まりを見せるものの、それも一時的なもので、11時以降は、再び、西からの風に変わって、まとまった雨脚と濃霧が続いて行きます。そんな中、常連のジュニアレーシングのメンバーは、モチベーションを維持するために、掛け声をかけながら、トレーニングに励む姿もあって、通いなれているフィールドではあっても、やはり、今日の天候は辛い状況であることは間違いありません。そして、雪渓上部左側のモーグルコースにも数人のスキーヤーやボーダーの姿がありますが、固めのバーンコンディションに、スピードをコントロールしながら滑走する様子があり、スプーンカットのひどいコンディションでは、整備したコース以外では、とても滑走できる状態ではありません。
正午の気温は14℃。今日は終日に渡って14℃前後を推移する状態で、天候も雨が降ったり止んだりを繰り返すものの、濃霧に関しては回復の兆しどころか、午後のほうがひどい時間帯もあるほどでした。
大雪渓付近のひどい天候も、乗鞍高原近くまで下山すると、日差しがまぶしく差し込み、午前中は乗鞍高原でも雨に見舞われたものの、大雪渓付近のひどい状況を想像すらできない穏やかなものです。それでも、その後の乗鞍高原は、晴れたり曇ったりする状態が夕方まで続き、さらに絶えず霧雨が降って、不安定な天候の一日となってしまいました。
お盆のピークに入って来ているものの、生憎の天候に見舞われ、明日以降に期待したいところです。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.14 は次週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/08/13 17:30更新)
 
 

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@ 2009/08/13 07:50
濃霧
(朝の速報 −大雪渓駐車場前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしており、今日から15日(土)まで、お盆期間中の三日間は、平日ですが速報を実施します。8時の大雪渓入口は、視界が50メートルを切る濃霧と強風に見舞われています。気温は14℃、湿気があるため、寒さはほとんど感じません。目の前を激しく霧の粒が流れて行き、雨はほとんど降っていないものの、霧の粒で全身が濡れてしまう状態です。お盆の期間が始まりましたが、観光センター駐車場は早朝の段階では、まだ、空きがあって、比較的、落ち着いた状態です。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/08/13 08:20更新)

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■2009年8月9日(日)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.13  )

 

@ 2009/08/09 11:40
終日に渡って曇空
(雪渓上部右側)
A 2009/08/09 12:55
山麓の山々には千切れ雲が浮かぶ
(雪渓上部左側)

B 2009/08/09 14:30
暑くもなく寒くもない気候
(雪渓上部右側)

C 2009/08/09 15:15
全員揃って!
(雪渓上部右側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は、時間が経過してもほとんど変化を見せない曇り空の一日となりました。
9時の大雪渓の気温は14℃。雪渓上部の辺りから山頂方面にかけて霧がかかるものの、視界には全く問題のない状態。そして、山麓の山々にはちぎれて浮かぶ雲がたなびく様子が綺麗に広がっています。風はほとんどなく、大雪渓駐車場前を数分おきに通過して行くヒルクライマーも、ひどく汗を噴き出すような様子は見られません。今日のシャトルバスは、どの便も2〜3台程度で運行され、昨日のような混雑は見られなかったものの、観光センター駐車場は8時の段階で満車になるほどの賑わいを見せます。
10時ごろになると、少し薄日が差すものの、天候は全く変わりません。そして、いつもなら西から吹く風が、やや生暖かさを伴った南風を感じるようになり、午後には、風向きが東寄りに変わってゆきます。
正午の雪渓上部の気温は14℃。過ごし易い気候に、雪渓を登るスキーヤーも汗ばむ様子はありません。日差しがないにもかかわらず、雪渓のバーンコンディションは、昨日と同様、柔らかめの状態で、少し滑走すれば、表面の凹凸も、ある程度ならすことができます。ただ、スプーンカットが大きくなって来ているため、表面をならさないと、かなり滑りにくい状態ですが、そんな板が暴れるバーンをしっかりと抑えながら滑るボーダーの方々の姿もありました。
午後になっても、全く変わらない天候が続きますが、14時ごろから東からの風が強くなり、雲の動きも早くなってきます。低く垂れ込める雲から、真下に霧が大雪渓に流れ込んで、天候の悪化の兆しがあるものの、結局、夕方まで、雨に見舞われずに今日一日を送ることができました。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.13 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/08/09 19:00更新)
 
 

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■2009年8月8日(土)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.13  )

 

@ 2009/08/08 10:25
ヒルクライマーがひっきりなく訪れます
(大雪渓駐車場)
A 2009/08/08 12:50
濃霧が抜けて、雲と空の織り成すグラデーション
(雪渓上部左側)

B 2009/08/08 14:40
一瞬ではあったものの、夏の太陽!
(雪渓上部右側)

C 2009/08/08 16:00
しかし、夕方には濃霧と雨
(雪渓上部右側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は、終始濃霧に覆われましたが、一時的には、綺麗な青空が見え隠れし、強い日差しに汗ばむ気候を、久しぶりに感じ取ることのできた一日となりました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、雨が止んで、満月を少し過ぎたあかるい夜空が広がっています。筋状にたなびく薄い雲が、そんな月夜を綺麗に演出します。明るい夜空に、西の空には、ノリクラの稜線がくっきりと浮かび上がるものの、剣ヶ峰付近だけは雲がかかっている様子が、まるで真昼のようにはっきりとうかがうことのできる夜が続きます。気温は18℃、暑くもなく、寒くもない、温感を感じさせない状態です。
そして、一夜明けた早朝6時の乗鞍高原は、まるで、昨晩の明るい月に照らされた筋状の雲の広がる青空がそのまま続いています。気温は18℃。今日から、お盆にかけて連休という方も多いせいか、観光センター駐車場には、すでに90台ほどの車がお越しになり、シャトルバスに乗車しようと準備をされる方々が、6時前から、あちこちで見られるほどで、6時のシャトルバス始発便は2台が運行されました。
早朝の晴れ間は、時間とともに雲量が多くなり、7時のシャトルバスが出発する頃には、ほとんど、曇り空となってしまいます。7時の便は1台しか運行されなかったこともあって、補助席まで使って完全に満車で出発します。この頃になると、気温は20℃を越え、車内は蒸し暑さを感じさせるほどになります。
冷泉小屋から位ヶ原山荘付近までは、少し霧があるものの、森林限界からは、再び、視界が開け、雲海の上に南アルプスの頂を眺めながら、大雪渓に到着します。
朝の速報でもお伝えしたように、8時の大雪渓駐車場の気温は14℃。ひんやりとした感覚はありません。雲が多いものの、しっかりとした日差しが差し込み、次第に青空が多くなってきます。ただ、この天候も9時ごろには、山麓から激しく湧き上がる雲と、山頂方面から降りてくる霧が大雪渓付近でぶつかって、次第に視界が失われてゆきます。それでも、周期的に濃霧が抜けて、日差しが少し差し込むと、かなりの蒸し暑さを感じさせ、これまで汗ばむことを感じさせなかった状態から、本格的な夏へとスイッチしている様子がうかがえます。
正午の雪渓上部の気温は18℃。雪渓には、コブラインを楽しむモーグラーや、スキーキャンプの方々がいつものようにやって来ています。ただ、柔らかい雪質に、コブラインは、すぐに深くなってしまい、途中でデラがけする様子もありました。
そして、昼過ぎには山麓の濃霧が抜けてきて、位ヶ原方面には、雲と青空の織り成すグラデーションの美しいパノラマが開けます。さらに、雲間に広がる青空には、力強い太陽が、ダイレクトに降り注ぐ瞬間もあって、本当に一瞬ではあったものの、この光景を待ってましたとばかりに喜ぶ常連の方もいらっしゃいました。
ただ、この天候もここまでで、15時ごろには、再び山麓からの濃霧がわきあがってきて、周期的に視界が奪われ、16時ごろには、少しまとまった雨がふって、今日一日が終わって行きました。速報を書く、現在の乗鞍高原は、小雨が降り始り、雷鳴が続いています。今日はしっかりとした天候ではなかったものの、少しずつ夏を感じさせる一日でした。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.13 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/08/08 18:35更新)
 
 


@ 2009/08/08 07:50
晴〜曇
(朝の速報 −大雪渓駐車場前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。8時の大雪渓入口は、晴と曇の中間の天候。上層の薄い雲と山麓から湧き上がる雲にはさまれ、その雲間に綺麗な青空と日差しがのぞく状況です。気温は14℃、風はなく穏やかな雰囲気です。山麓の観光センターは、朝から賑わいを見せ、お盆に向けて連休が始まった方も多いのではないかと思います。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/08/08 08:20更新)

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■2009年8月2日(日)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.12  )

 

@ 2009/08/02 08:00
まとまった雨脚の中、雪渓に向けて出発
(大雪渓駐車場)
A 2009/08/02 11:00
午前中はひどい濃霧が続きます
(雪渓上部右側)

B 2009/08/02 12:00
天候が回復し、山麓の雲海が綺麗に湧き上がる
(雪渓上部右側)

C 2009/08/02 13:30
しかし、午後から再び雨と霧の天候に
(畳平)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 一瞬の晴れ間に、午後からの天候の回復が期待されたものの、結局、今日も最後まで雨に悩まされた一日となってしまいました。
早朝6時の乗鞍高原は、気温は18℃の雨の朝を迎えています。風はほとんどありません。この天候のため、シャトルバスに乗車するために準備をされる姿は、観光センター前駐車場にはほとんどない状態。低く垂れ込めた雲が、鳥居尾根付近すら隠してしまう状況です。それでも、6時30分ごろになると、少しばかり雨の降り方が弱まってきて、7時のシャトルバスは25名の乗客を乗せて出発します。
シャトルバスが向かう道中も、天候の変化はほとんどありません。それでも、雨の降ったときだけ冷泉小屋手前付近から見られる、通称「幻の滝」の水量は、それほどの勢いではないため、上部での雨の降り方はそれほどではないことがわかります。しかし、シャトルバスが大雪渓に到着した8時ごろは、まとまった雨脚に見舞われ、大雪渓上部付近から山頂にかけて、濃霧に覆われています。
時間とともに、霧が徐々に下がり始め、8時30分頃には大雪渓全体が濃霧に包まれます。ただ、雨は小雨になって来て、びしょ濡れにさらされる状況から解放されるようになって来ました。大雪渓の雪質は、この雨で尖ったスプーンカットが目立つ状況で、さらに少し固めのバーン。雪渓上部右側には、基礎キャンプやレーシングキャンプの方々がお越しになっているものの、視界が50メートルを切る濃霧のため、ガタガタのバーンを滑るエッジング音だけが濃霧の中に響き、すぐ隣のレーンで滑っていても、その存在に気付かないほどの状況でした。
この雨も、11時ごろになると、ほぼ、おさまりを見せ、次第に霧が抜け始めるようになってきます。そして、正午近くになると、大雪渓の霧は完全になくなり、位ヶ原まではっきりと見渡せるようになります。さらに、位ヶ原の先の乗鞍高原方面には、雲海が綺麗に湧き上がり、激しく燃えているかのような勢いを見せています。レーシングキャンプにやって来ている学生の方々も、そんな勢いある自然現象が広がるロケーションを目の前にして、感嘆される様子が見られるほどでした。正午の雪渓上部の気温は12℃。天候はさらに回復傾向を見せ、日差しが差し込むようになって来ます。それと同時に、西からの風が強まりを見せ、青空がのぞくほどの回復振りを見せます。
ただ、この天候もここまでで、13時ごろになると、霧雨が降り始め、その後は、濃霧と雨を繰り返す天候で今日一日が終わって行きました。
昨日と同様、8月とは思えない、冴えない天候の一日となり、そろそろ、燦々と降り注ぐ太陽の光と、青空にもくもくと湧き上がる夏の雲といった光景に巡り会いたいものです。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.12 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/08/02 18:20更新)
 
 


@ 2009/08/02 07:45
雨・霧
(朝の速報 −大雪渓駐車場前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。8時の大雪渓入口は、まとまった雨脚の天候に見舞われています。霧が雪渓上部から山頂付近にかかりますが、視界はしっかり確保されています。気温は10℃ですが、風がなく、寒さはさほど感じません。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/08/02 08:20更新)

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■2009年8月1日(土)■       ( 今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー Vol.12  )

 

@ 2009/08/01 10:05
朝は青空がのぞくものの...
(大雪渓駐車場)
A 2009/08/01 10:40
次第に濃霧に覆われ、周期的な雨に見舞われます
(雪渓上部左側)

B 2009/08/01 11:45
正午ごろになってまとまった雨と雷鳴に一斉に撤退
(雪渓上部左側)

C 2009/08/01 13:40
午後は冷たい空気に覆われ、強い雨脚と周期的な濃霧が続く
(雪渓上部右側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 8月最初の速報をお伝えします。関東甲信は、すでに梅雨明けしておりますが、一向にそんな気配の見せない一日となりました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、星空の広がる穏やかな夜。気温は15℃で、天候が安定している雰囲気を感じさせてくれる様子が見られます。ただ、それも時間の経過とともに、周期的に雨がパラパラと降り始め、早朝5時には連続して降るようになってしまいます。
6時の乗鞍高原の気温は18℃。先ほどまで降っていた雨が止んで、曇り空の中に青空がのぞくようになってきます。そして、時折、位ヶ原付近まで、視界が見通せるようになって、朝日も見え隠れるする状態。小鳥も囀り始めて穏やかな朝を迎えています。
それでも、7時ごろになると、再び、雲が多くなって青空がなくなってきます。観光センターにお越しになった車は40台ほどと少なく、シャトルバスの7時便は21名の方を乗せて出発します。しばらくすると、小雨が降り出すものの、薄日が差す状態が続き、はっきりしない天候のまま位ヶ原山荘付近にやってくると、すぐ目の前すらわからない程の濃霧となり、シャトルバスは視界が50メートルにも満たない大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)に到着します。
8時の大雪渓駐車場の気温は14℃で、ものの10分もしないうちに、視界が開けて青空ものぞく状態。ただ、今日はこの後もめまぐるしく変化する天候が続き、ものの30分もしないうちに青空がなくなって、雨が降り始めます。お昼前までは、雨と曇空から晴れ間がのぞく天候が、めまぐるしく入れ替わっていましたが、11時前からは、完全に濃霧に包まれるようになってきます。濃霧が抜けても山麓方面は絶えず雲海に包まれていて、大雪渓付近の様子をうかがい知ることのできない状態に、訪れる方が少ない状態が続きました。
天候は全く回復傾向を見せず、正午前から雷鳴とまとまった雨に教われるようになってきます。気温は10℃。先ほどより、少しずつ気温が下がり始めます。
午後も、全く変わらない天候が続き、午前中よりも冷たい空気に包まれ、雨脚はさらに強さを増して、時折、襲われるスコールに見舞われるようになります。そのため、大雪渓には、いつもはにぎやかなモーグルコースには数名ほどのスキーヤーの姿しかなく、基礎キャンプに訪れた方々が、悪天候の中でもトレーニングに励む姿のみとなりました。
15時の雪渓上部の気温は8℃。正午の気温よりもさらに下がって、つめたな空気に覆われ、雷鳴がなり響く状態が周期的に見られ、終日に渡って不安定な天候の一日となってしまいました。全く梅雨明けを感じさせない天候が8月になっても続いていますが、明日もあまり期待できない天気予報が発表されています。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダーVol.12 は今週末掲載を予定しておりますのでどうぞご覧ください。(2009/08/01 19:10更新)
 
 


@ 2009/08/01 08:00
霧が次第に抜け始め、青空がのぞく
(朝の速報 −大雪渓駐車場前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けしております。8時の大雪渓入口の天候は、視界が全く効かない状況から、次第に霧が抜け始め、青空と日差しが差し込むようになって来ました。それと同時に、少しばかり風が吹くようになりますが、それほど強いものではありません。気温は14℃。差し始めた日差しに、アウターを着ていると少し暑さを感じるほど。速報を書く現時点は、画像を撮影した8時時点から15分ほど経過していますが、すでに山頂付近まではっきり見える程、天候は回復しています。詳しくは、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2009/08/01 08:20更新)

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