【速報バックナンバー 2011年10月分】

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◎ 10月

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■2011年10月30日(日)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.25<最終号>  

 
  

@ 2011/10/30 09:10
今シーズン最後の宿泊客を見送る
(位ヶ原山荘)
A 2011/10/30 09:40
山頂付近はうっすらと雪化粧
(剣ヶ峰・蚕玉岳 − 位ヶ原山荘前)

B 2011/10/30 13:10
シャトルバスは最終便まで通常運行
(肩の小屋口バス停)

C 2011/10/30 13:40
気温1℃、小雨と濃霧の一日
(畳平バスターミナル)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 2011シーズン最後の速報をお届けします。

早朝6時の位ヶ原山荘の気温は5℃。夜明け前から断続的な雨が降り、朝の速報を編集していた6時30分時点では、曇空が広がっています。それでも東の空には朝日に焼けた赤い雲の帯が横たわり、天候が回復するような期待すら感じさせられたものです。この暖かい気温で、降ってくるものは雪ではなく、完全に雨。そのため、ここ数日間続いていた乗鞍スカイラインの早朝の通行止めはなく、今日のシャトルバスは終点の畳平までの通常運行が始発便より始まりました。

その後、9時前からまとまった雨脚を見せるようになってきます。そして、位ヶ原山荘では今シーズン最後の宿泊客を見送ろうとしています。激しく降り始めた雨降りに、シャトルバスが位ヶ原山荘に到着すると、最後の宿泊客は急いでバスに駆け込むほどの降り方です。

早朝ははっきりと見ることのできた山頂方面は、雨脚が強くなるにつれて、次第に霞んできます。そして、そんなはっきりしない視界の中でも、剣ヶ峰・蚕玉岳・朝日岳が連なる山肌には、うっすらと雪化粧している様子が見られ、位ヶ原山荘付近では雨であっても、山頂方面は雪に変わっていることがわかります。

その後も雨脚は強弱を繰り返すものの、雨が収まる様子はありません。気温もほとんど変わらず、正午の位ヶ原山荘の気温は5℃と、午前中から全く変わらない状態です。

午後になって、位ヶ原山荘付近では霧が立ち込めるようになります。しかし、その霧も大雪渓付近では霧が抜けて視界が回復します。13時の大雪渓の気温は4℃。雪渓上部付近までははっきりと視界が確保されているものの、それより上部の山頂部分には稜線を超えて流れ込む雲の塊が絶えず横たわり、午前中に見られた雪化粧をはっきりと確認できませんが、雲間から時折見え隠れする山肌を見ると、午前中の雪化粧はほとんど消えてなくなっていました。

また、路面上には凍結箇所など一切なく、空から降って来る物も、雪や霙(みぞれ)ではなく完全に雨である状況が続きます。そのため、シャトルバスは最終便まで通常運行が続きました。

お昼以降は雨の降り方は小康状態となってきます。午後の畳平は終始濃霧に見舞われて、冷たい空気が絶えず西から流れています。13時30分の畳平の気温は1℃。この天候で、畳平に訪れる方はまばらで、畳平バスターミナル内の売店では、明日までの営業ということもあって、店じまいの準備が始まっていました。

今日は、昨日の好天から一転して、雨の一日となってしまいました。しかし、今シーズンも無事に終えることができたことに感謝しなければならないと思います。

なお、今シーズンの速報は、本日をもって最後となります。最後までご愛読いただきありがとうございます。また、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.25<最終号> は、次週末掲載予定です。こちらのほうも、ぜひともご愛読お願いしたく、今しばらくお待ちください。(2011/10/30 16:00更新)

【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2011ノリクラ雪渓カレンダー正式版 の連載は、今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.25<最終号> をもって 今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
●速報●
2011年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2011年12月から2012年3月までのウインターシーズンについては、週末に速報をお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載を実施しない週もあります。
2012年3月下旬以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2012年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2012年5月中旬頃を予定しております。
  

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@ 2011/10/30 06:15
曇、時々雨 − シャトルバスは通常運行
(朝の速報 − 位ヶ原山荘前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時30分現在の位ヶ原山荘の気温は5℃。暖かい朝です。現時点では曇空ですが、夜明け前から雨が降ったり止んだりを繰り返しています。それでも、東の空には、朝焼けで染まった赤い雲の帯が見られます。また、路面は雨に濡れていますが、凍結している様子はなく、ほぼ、無風で、位ヶ原山荘からは、剣ヶ峰方面もはっきりと見られる状態です。
岐阜県側の乗鞍スカイライン、長野県側の県道乗鞍岳線は、7時から通常どおりの通行開始が予定され、シャトルバスも始発便から通常運行されます。本日で今シーズン最後の速報となりますが、今日一日の状況は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/10/30 06:45更新)

【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2011ノリクラ雪渓カレンダー正式版 の連載は、今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.25<最終号> をもって 今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
●速報●
2011年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2011年12月から2012年3月までのウインターシーズンについては、週末に速報をお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載を実施しない週もあります。
2012年3月下旬以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2012年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2012年5月中旬頃を予定しております。
  

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■2011年10月29日(土)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.25<最終号>  

 
  

@ 2011/10/29 07:00
朝から紺碧の青空
(シャトルバス始発便 − 観光センター前)
A 2011/10/29 09:30
登山 − 気温10℃、木漏れ日の中を心地よく進む
(摩利支天〜荒田沢橋 登山道)

B 2011/10/29 12:05
ダケカンバの枝振りが青空に映える
(位ヶ原山荘〜宝徳霊神 登山道)

C 2011/10/29 13:10
今日も紺碧の空がいつまでも続く
(大雪渓避難小屋)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 10月最後の週末を迎えた今日は、今シーズン最後を締めくくるのにふさわしい、終日快晴の一日を送ることができました。

早朝6時の乗鞍高原の気温はマイナス2℃。昨日以上の冷え込みとなり、観光センター周辺は霜に覆われる冷え込みの厳しい朝を迎えます。そんな冷え込みの厳しい朝には、快晴無風が待っていて、ぼんやりとした薄暗い朝でもしっかりとした深い色合いの青空が冴え、ノリクラの稜線にはまぶしいばかりの朝日が差し込んでいる様子が見られます。

この厳しい冷え込みにより、岐阜県側の乗鞍スカイラインは、昨日同様に凍結により通行止めとなりました。長野県側の県道乗鞍岳線では、凍結箇所はなく、シャトルバスは、大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)での折り返し運行が始発便から実施されました。シャトルバス始発便に乗車される大半の方は、剣ヶ峰登山の向かう方ですが、中には観光でお越しになった方もいて、バス乗務員から現地の肩の小屋口バス停には売店などの設備がないことなどの説明を受けて乗車されて行きました。ただ、乗鞍スカイラインの凍結通行止めも8時30分に解除され、8時便より、終点の畳平までの通常運行となりました。

昨日と同様、日差しがかなり強い状況で、7時を回る頃には冷え込みはかなり和らいできました。そして、今日は、三本滝レストハウスから大雪渓に向けて、歩いて登ることとしました。8時の三本滝レストハウス前の気温は12℃。もう、この頃になると寒さは全くなく、長袖であれば薄手のウェアーで十分なほど。相変わらずの快晴無風が続きます。

三本滝レストハウス前のかもしかゲレンデは、ウインターシーズンのスキー場営業の準備のため、下草刈りが施され、これまでは藪漕ぎ状態を強いられていたものの、かなり歩きやすい状態となっています。かもしかゲレンデから先は、摩利支天の登山道口まで車道を歩くこととなりますが、日陰に入るとやや寒さを感じさせます。それでも、登山には程よいコンディションと言えるものでした。

摩利支天からの登山道は、落葉を踏みしめながらの行程となります。所々、氷が張っていたり霜柱が立っていたりする様子があり、完全に落葉が終わって目を潤すもののなくなった光景に、一つのアクセントを添えています。

ようやく到着した11時の位ヶ原山荘の気温は7℃。日陰のベンチに腰を下ろして休憩していると、ものの数分で冷え込んできて、日なたを求めたくなるほど。そして、ここからは富士見岳直下の富士見沢を一望できるロケーションが広がり、ウインターシーズンのオフピステに通い続ける冬の常連の方々は、厳冬期になると真っ白に雪化粧した富士見沢に大きなシュプールを描く様子を想像しながら、いつまでも眺め続けていました。

その後も一向に天候に変化はありません。正午の屋根板(位ヶ原山荘〜宝徳霊神 登山道間)の気温は8℃。大きなダケカンバの白いグロテスクな枝振りが、青空に突き刺さるように伸びている様子があります。空の青色と白枝振りの冴える晩秋ならでは光景は、静かに冬を迎える最後のノリクラの色合いといえるでしょう。

午後になって、若干雲が湧き始めますが、快晴無風の穏やかな天候に変わりはなく、今シーズン最後を締めくくるにはもってこいの一日を送ることができました。
この数日間続いた快晴も、明日は一旦下り坂を見せています。しかし、できれば雨に見舞われずに明日を終わることができたらと願っています。

なお、今シーズンの速報は、明日(10月30日(日))の掲載で終了します。最後までご愛読のほど、よろしくお願いいたします。
また、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.25<最終号> は、次週末掲載予定です。こちらのほうも、ぜひともご愛読お願いしたく、今しばらくお待ちください。(2011/10/29 15:40更新)

【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2011ノリクラ雪渓カレンダー正式版 の連載は、今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.25<最終号> をもって 今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
●速報●
2011年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2011年12月から2012年3月までのウインターシーズンについては、週末に速報をお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載を実施しない週もあります。
2012年3月下旬以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2012年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2012年5月中旬頃を予定しております。
  

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@ 2011/10/29 06:25
快晴 − シャトルバスは肩の小屋口バス停折り返し運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時30分現在の観光センターの気温はマイナス2℃。昨日以上に冷え込んだ朝を迎えます。
グリーンシーズン最後の週末を迎えていますが、観光センターにお越しの車はまばらで、静かな朝です。快晴無風の天候にノリクラの峰々に朝日がしっかりと差し込み、今日も一日良い天候が続きそうです。
この冷え込みにより、岐阜県側の乗鞍スカイラインは凍結通行止め。そのため、乗鞍高原を出発するシャトルバスは、大雪渓駐車場(肩の小屋口 バス停)での折り返し運行が始発便から予定されています。
昨日の速報でもお伝えしておりますが、乗鞍高原の紅葉はほぼ終了して、カラマツの紅葉のみ見頃が続いています。なお、今日一日の状況は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/10/29 06:45更新)

【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2011ノリクラ雪渓カレンダー正式版 の連載は、今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.25<最終号> をもって 今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
●速報●
2011年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2011年12月から2012年3月までのウインターシーズンについては、週末に速報をお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載を実施しない週もあります。
2012年3月下旬以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2012年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2012年5月中旬頃を予定しております。
  

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■2011年10月28日(金)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.25<最終号>  

 
  

@ 2011/10/28 09:15
落葉が終わり、青空が燦々と降り注ぐ
(善五郎の滝 遊歩道)
A 2011/10/28 10:10
紅葉 − カラマツのゴールデンオレンジが輝く
(県道乗鞍岳線 − 休暇村〜三本滝ゲート)

B 2011/10/28 10:25
リフト搬器の取り付けが始まる − スキーシーズンへの準備
(休暇村ゲレンデ 第二ペアリフト)

C 2011/10/28 11:30
紺碧の空がいつまでも続く
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原お花畑)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 本日は通常の取材日ではありませんが、現地に出向くことができましたので、速報をお届けします。

早朝6時の乗鞍高原の気温は0℃。冷え込んだ朝を迎えます。そして、雲ひとつない真っ青な空が一面に広がり、その青色の深さはいつも以上に感じられる朝を迎えます。今日は平日ということもあって、観光センター前駐車場にお越しになっている車は数台程度。静かな朝ですが、紺碧の空に浮かぶノリクラは誰の目にも留まるもので、朝の準備を始めるよりも、まずはカメラを稜線に向けてシャッターを切る様子があちこちで見られました。

ここ数日、乗鞍スカイラインの凍結通行止めが続いていますが、今朝もやはり通行止めとなり、シャトルバスは始発便から大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)での折り返し運行となりました。

日差しが高くなると同時に、早朝の冷え込みは徐々に解消して行き、8時を回る頃になると、日を受ける背中に暖かさを感じるほど。空気そのものは冷たさを感じさせるものの、今日はほぼ無風で、日差しの暖かさを十二分に感じられる状態です。そして、乗鞍スカイラインは9時30分に通行止めが解除され、シャトルバス9時便から、終点の畳平までの通常運行となりました。

乗鞍高原周辺の紅葉もそろそろ終りを迎えようとしています。カラマツもかなり落葉が目立つ状態ですが、まただま、葉をつけているものも多く、真っ青な空をバックに目一杯の太陽光線を受けて、ゴールデンオレンジの輝きを周辺に放っています。
それに対して、落葉の終わった善五郎の滝 遊歩道では、幹だけになったミズナラやシラカバが青空に突き刺さるように天に伸び、木漏れ日の美しかった数週間前までとは、打って変わって、落葉に青空が映るほどの明るい森を散策するのは、心が晴れるものです。

今日はこの天候は全く変わりません。正午の大雪渓の気温は8℃。強い日差しを受けた雪渓表面は、プチプチと音を立てて、雪渓に閉じ込められた空気がはじけながら雪解けしている様子があり、10月最終週であるにもかかわらず、またまだ雪解けが続いている様子があります。そのため、先週のような氷結している箇所はありませんが、とてもスキーブーツなどで登ることのできない硬いアイスバーンであることは変わりありません。

午後になって、上空には筋状の雲がたなびきます。それでも強い日差しは続き、日を受けている部分はかなりの暑さを覚えるほど。そのため、薄手のウェアで十分なほどで、今日は早朝以外は、全くアウターの不要な一日で、一年を通してみても、これ以上ない紺碧の青空に包まれた一日といっても良いでしょう。

なお、今シーズンの速報は、明日(10月29日(土))と、明後日(10月30日(日))の二日間で終了の予定です。最後までご愛読のほど、よろしくお願いいたします。
また、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.25<最終号> は、次週末掲載予定です。こちらのほうも、ぜひともご愛読お願いしたく、今しばらくお待ちください。(2011/10/28 18:10更新)

【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2011ノリクラ雪渓カレンダー正式版 の連載は、今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.25<最終号> をもって 今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
●速報●
2011年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2011年12月から2012年3月までのウインターシーズンについては、週末に速報をお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載を実施しない週もあります。
2012年3月下旬以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2012年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2012年5月中旬頃を予定しております。
  

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■2011年10月23日(日)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.24  

 
  

@ 2011/10/23 08:05
雨は収まるものの、山頂方面は激しく雲が流れる
(位ヶ原山荘前)
A 2011/10/23 09:30
ノリクラ通いも今日で終了 − シーズン滑走日数160日達成
(大雪渓)

B 2011/10/23 11:00
濃霧、気温2℃ − 早朝よりも気温が下がる
(畳平バスターミナル)

C 2011/10/23 15:05
紅葉 − カラマツが紅葉シーズン最後の彩を飾る
(見晴峠 登山道)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は山麓から山頂に向かって徐々に天候が回復していったものの、天候の回復とともに冷え込みを感じた一日でした。

早朝6時の位ヶ原山荘(標高2350m)の気温は7℃。夜明け前までは曇り空の天候でしたが、6時を過ぎたあたりから、断続的に激しく雨の降る状態となってきました。この天候ですから山頂付近はすっぽりと雲に包まれ、朝を迎えても薄暗い状態です。10月下旬にさしかかると雨から雪に変わるケースが多くなりますが、今日はこの雨が雪に変わるような気配は全くありません。そのため、岐阜県側の乗鞍スカイライン、及び、長野県側の県道乗鞍岳線はともに、通行可能で、シャトルバスは始発便から運行が開始されました。

断続的な雨も、7時ごろになると収まりを見せるようになり、時折、雲間に朝日が差し込むようになってきます。天候は回復傾向となってきますが、位ヶ原山荘から望む山頂方面は、相変わらず激しく雲が流れ、山麓の乗鞍高原では日差しが差し込んで天候が回復した状況とは裏腹に、山頂付近は怪しげな雰囲気を醸しだしています。
そして、大雪渓に到着する手前から霧雨が降り始め、大雪渓駐車場では濃霧とともに小雨が続きます。8時の大雪渓の気温は6℃。さほどの寒さではありませんが、昨日よりも体感的な温度には冷たさを感じます。

今日も大雪渓には常連のスキーヤーがお越しになり、今シーズン最後の晩秋スキーをされています。バーンは昨日以上に硬い状態で、エッジを食い込ませて一歩一歩慎重に登って行くものの、時折、バランスを崩す様子もあり、ひどいアイスバーンにスキーのエッジも歯が立たないほどで、バーン表面は雪ではなく、氷の表面のようにピカピカと光っているところが見られるほどです。そんなハードなコンディションの中、転倒などの怪我もなく今シーズンの滑走を終えることができ、無事に下山されて行きました。今日で今シーズン滑走日数160日達成ということですから驚きです。

大雪渓から下山の途中、それまで濃霧と雨が続いていた天候は、急激に視界が開け、青空が上空を覆うようになって来ました。せめて、あと30分ほど早く天候が回復してくれたら、最後のノリクラスキーをより楽しく過ごすことができたのにと、少し後悔するものでした。

10時の大雪渓の気温は4℃。天候は晴れているかと思うと、山頂方面から激しく流れる雲に包まれて濃霧となり、その状態を周期的に繰り返します。そして、天候の変化とともに冷たい風が強弱を繰り返しながら吹いています。空気は明らかに冷たいものに置き換わっていて、気温以上の冷たさを感じさせます。

この天候は畳平でも同様で、濃霧が周期的に覆っています。10月末の冬季閉鎖に備えて、畳平の郵便局はすでに閉鎖され、このほかの施設に関しても今週中には閉鎖するものもあります。ただし、バスターミナル内の売店と軽食コーナーについては、10月31日(月)まで営業が予定されています。

正午の畳平の気温は2℃。朝は5℃もあった気温が日中には逆転する状態が見られます。激しく霧が流れているものの、お昼過ぎには雲間に青空がのぞくようになり、ここでも天候が回復傾向を見せています。どうやら今日は山麓から山頂に向けて、徐々に天候が回復している様子が見られます。

午後は乗鞍高原に移動します。しっかりとした日差しが差し込んで、散策していると暑さを感じさせるほど。そして、カラマツの落葉が昨日よりもさらに激しくなり、休暇村〜三本滝ゲートまでの県道乗鞍岳線は、落葉したカラマツの葉で全面褐色に染められていて、スリップには十分注意しなければならない状態でした。

週明けから気温が一気に低下する天気予報が見られます。そろそろ凍結通行止めという情報が流れ始めるのではないかと思いますので、現地にお越しの際は、十分注意されることをお勧めします。なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.24 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2011/10/22 17:40更新)

【紅葉情報 − 見頃を迎えている山麓の乗鞍高原も落葉が目立ちます。また、カラマツの紅葉が見頃です。】
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.24  【紅葉情報】 をご覧ください )
見頃を迎えている乗鞍高原一帯も落葉が目立つ状態となり、さらに山麓の番所周辺も見頃となっています。また、カラマツの落葉が激しさを増していて、所によっては、紅葉のボリューム感が減少しているところも見え始めました。路面に降り積もったカラマツの落葉はスリップしやすいので注意してください。

なお、ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版  ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 を公開中です。下記をご参照ください。

【ノリクラガイドマップ 紅葉版 のご紹介】
ノリクラの紅葉のビューポイントを地図で紹介する、「ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版 (大雪渓〜摩利支天)」 「ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 (三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)」を、9月15日に公開いたしました。見所、撮影ポイントを紹介しております。コース上の表記にマウスを当てると、ポップアップが表示され、そのURLをクリックすると、表記エリアの画像が見られますので、ぜひ、今後の紅葉散策・紅葉撮影の参考にしてください。 

【10月より、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を週末に復帰します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
7月より、毎週、木曜日・金曜日に行っていた、ノリクラ雪渓カレンダー取材日・速報掲載日を、従来どおりの土曜日・日曜日の週末に変更します。これに伴い、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、取材日の次週明けから、取材日の週末へと変更いたします。
今後とも、乗鞍大雪渓WebaSite をご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。
  

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@ 2011/10/23 06:30
断続的に雨 − シャトルバスは通常運行
(朝の速報 − 位ヶ原山荘前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時30分現在の位ヶ原山荘(標高2350メートル)の気温は7℃で寒さはありません。雨は断続的に降っていて、風が強弱を繰り返して怪しげに吹き抜け、天候が不安定な状況を見せています。この時期なら雪になってもおかしくありませんが、霙っぽさもなく、完全に雨です。
岐阜県側の乗鞍スカイライン、長野県側の県道乗鞍岳線は、ともに通行可能で7時に開門予定です。従ってシャトルバスも通常運行が予定されています。
昨日もお伝えしましたが、見頃を迎えている乗鞍高原一帯(標高1500メートル付近)も落葉が目立つ状態となり、さらに山麓の番所周辺も見頃となっています。また、カラマツがかなり色濃くなっていて、ちょうどピークの色合いと言ってよいでしょう。なお、今日一日の状況は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/10/23 07:00更新)

【ノリクラガイドマップ 紅葉版 のご紹介】
ノリクラの紅葉のビューポイントを地図で紹介する、「ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版 (大雪渓〜摩利支天)」 「ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 (三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)」を、9月15日に公開いたしました。見所、撮影ポイントを紹介しております。コース上の表記にマウスを当てると、ポップアップが表示され、そのURLをクリックすると、表記エリアの画像が見られますので、ぜひ、今後の紅葉散策・紅葉撮影の参考にしてください。 

【10月より、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を週末に復帰します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
7月より、毎週、木曜日・金曜日に行っていた、ノリクラ雪渓カレンダー取材日・速報掲載日を、従来どおりの土曜日・日曜日の週末に変更します。これに伴い、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、取材日の次週明けから、取材日の週末へと変更いたします。
今後とも、乗鞍大雪渓WebaSite をご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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■2011年10月22日(土)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.24  

 
  

@ 2011/10/22 06:55
雲が低く垂れ込め、雨は降ったり止んだり...
(観光センター前 − シャトルバス始発便)
A 2011/10/22 09:15
紅葉 − 真紅の絨毯が広がる
(鈴蘭バス停)

B 2011/10/22 11:25
紅葉 − カラマツが黄金色に光る
(三本滝ゲート上 − かもしかゲレンデ)

C 2011/10/22 12:40
氷上の晩秋スキー
(雪渓上部左側)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 終日に渡ってぐずついた天候で、雨が降ったり止んだりを繰り返す晩秋の雰囲気の一日でした。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、少し雨がぱらつき、闇夜で全く状態のわからない曇り空です。気温は10℃で、寒いとか暖かいといった温度感がなく、また、観光センターテラスにある幟(のぼり)も微動だしないほど、怪しいほどに静かな夜を迎えています。

そして、夜半過ぎから雨が降り出すようになり、一夜明けた乗鞍高原は小雨の朝を迎えています。6時の気温は10℃。低く垂れ込めた雲は、観光センター周辺の山肌すら飲み込むほどです。この天候ですが、岐阜県側の乗鞍スカイライン、及び、長野県側の県道乗鞍岳線ともに通行可能で、シャトルバスも7時の始発便から通常通りの運行が始まりました。

7時ごろになると、雨はほとんど止んで傘もいらないほどになってきます。それでも、山肌にかかっていた低い雲はさらに降下し始めて、観光センター周辺も煙ってくるほどになってきました。そんな不安定な雰囲気が感じられるようになり、8時30分ごろになると、突然激しく雨が降り始め、まとまった雨脚が収まりを見せない状態となってきました。

観光センター周辺の紅葉は、若干落葉が目立つようになり、葉を落とした木々を見ると、荒涼とした雰囲気を感じさせるもの。しかし、真紅の落葉が敷き詰められた光景もまた楽しいもので、さらに周辺のカラマツの紅葉がピークを迎えて、日差しがなくても黄金色に輝くほどの色合いもあって、こんな天候ですが、周辺の散策は楽しい発見をさせてくれます。

三本滝ゲート付近から上部では、若干風が吹くこともあります。それでも、その風に冷たさというものはあまりなく、紅葉の完全に終わった摩利支天や冷泉小屋付近は、霧に包まれながら煙っています。そして、位ヶ原山荘から先の森林限界を超えた辺りからは、完全に濃霧の中に飲み込まれ、大雪渓近くに達すると視界が50メートル程度にまで低下します。

正午の大雪渓の気温は8℃。霧雨が断続的に降っていて、濃霧で視界がない状態と山頂付近まではっきりと見渡すことのできるタイミングが交互に訪れます。風はほとんどなく、アウターはもちろん必要ですが、薄手の夏用のグローブでも手が悴むことのないほどで、この時期としては暖かい状態といえるでしょう。

雪渓は先週と同様に完全なアイスバーン。それでも今日も常連のスキーヤーがお越しになり、洗濯板のようなガタガタで、さらに凍り付いてカチカチのバーンに挑んでいます。一般的に考えれば、とても滑走できる状態とはいえませんので、決して、お越しにならないようご注意ください。

午後になっても天候は全く変わりません。物音一つしない静かな晩秋がやってきた雰囲気がひしひしと感じられ、今日一日が終わって行きます。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.24 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2011/10/22 15:50更新)

【紅葉情報 − 見頃を迎えている山麓の乗鞍高原も落葉が目立ちます。また、カラマツの紅葉が見頃です。】
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.24  【紅葉情報】 をご覧ください )
見頃を迎えている乗鞍高原一帯も落葉が目立つ状態となり、さらに山麓の番所周辺も見頃となっています。また、カラマツがかなり色濃くなっていて、ちょうどピークの色合いと言ってよいでしょう。

なお、ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版  ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 を公開中です。下記をご参照ください。

【ノリクラガイドマップ 紅葉版 のご紹介】
ノリクラの紅葉のビューポイントを地図で紹介する、「ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版 (大雪渓〜摩利支天)」 「ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 (三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)」を、9月15日に公開いたしました。見所、撮影ポイントを紹介しております。コース上の表記にマウスを当てると、ポップアップが表示され、そのURLをクリックすると、表記エリアの画像が見られますので、ぜひ、今後の紅葉散策・紅葉撮影の参考にしてください。 

【10月より、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を週末に復帰します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
7月より、毎週、木曜日・金曜日に行っていた、ノリクラ雪渓カレンダー取材日・速報掲載日を、従来どおりの土曜日・日曜日の週末に変更します。これに伴い、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、取材日の次週明けから、取材日の週末へと変更いたします。
今後とも、乗鞍大雪渓WebaSite をご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。
  

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@ 2011/10/22 07:30
小雨 − シャトルバスは通常運行
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く7時30分現在の観光センター前駐車場の気温は12℃。夜半から小雨が降ったり止んだりを繰り返しています。しかし、現在は雨が降っている時間のほうが短く、傘がなくてもさほど濡れる状態ではありません。
岐阜県側の乗鞍スカイライン、長野県側の県道乗鞍岳線ともに通行可能で、シャトルバスも始発便から、終点の畳平までの通常運行が始まりました。
標高1500メートルの乗鞍高原周辺も、落葉が目立つ状況ですが、綺麗な紅葉が雨に濡れてしっとりと映し出されています。なお、今日一日の状況は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/10/22 07:50更新)

【ノリクラガイドマップ 紅葉版 のご紹介】
ノリクラの紅葉のビューポイントを地図で紹介する、「ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版 (大雪渓〜摩利支天)」 「ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 (三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)」を、9月15日に公開いたしました。見所、撮影ポイントを紹介しております。コース上の表記にマウスを当てると、ポップアップが表示され、そのURLをクリックすると、表記エリアの画像が見られますので、ぜひ、今後の紅葉散策・紅葉撮影の参考にしてください。 

【10月より、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を週末に復帰します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
7月より、毎週、木曜日・金曜日に行っていた、ノリクラ雪渓カレンダー取材日・速報掲載日を、従来どおりの土曜日・日曜日の週末に変更します。これに伴い、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、取材日の次週明けから、取材日の週末へと変更いたします。
今後とも、乗鞍大雪渓WebaSite をご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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■2011年10月16日(日)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.23  

 
  

@ 2011/10/16 08:50
シャトルバスは9時便より終点畳平までの通常運行に
(観光センター前)
A 2011/10/16 09:25
紅葉 − 乗鞍高原はピークの色合いを迎える
(一の瀬園地 − 大カエデ)

B 2011/10/16 11:05
紅葉 − 黄金色の木漏れ日があふれる
(善五郎の滝 遊歩道)

C 2011/10/16 14:15
終日快晴が続く
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原お花畑)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 昨日とは打って変わって、終日に渡って綺麗な青空の広がり、紅葉がピークを迎えた乗鞍高原は、散策日和の一日となりました。

早朝6時の乗鞍高原は、一時間ほど前まで激しく降っていた雨がピタッと止んで、曇り空が広がっています。気温は10℃。全く寒さはなく、晩秋に差し掛かったこの時期としては暖かな朝を迎えています。天候は回復傾向ですが、昨晩は終始雨が降り続き、観光センター前駐車場にお越しの車は10台ほどで閑散とした状態です。
一晩中降り続いた雨のため、岐阜県側の乗鞍スカイラインは通行止めです。しかし、長野県側の県道乗鞍岳線は大雪渓駐車場までは通行可能であることから、シャトルバスは、大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)での折り返し運行が始発便から始まります。

シャトルバスの運行が始まった7時を回る頃になると、先ほどまで上空を覆っていた雲はすっかりなくなり、上空はしっかりとした青空に包まれます。流れる雲は足早という言葉以上のスピードで、激しく西から東へ移り行き、青空が広がり始めると同時に、観光センター周辺でも風が強くなって来ました。

乗鞍高原周辺は紅葉がピークを迎えました。しかし、この強めの風でシラカバやミズナラなどの木々は、ハラハラと落葉が続き、周辺は落葉の絨毯が広がっています。観光センターから1.5kmほどのところにある一の瀬園地も、紅葉が見頃を迎えていて、散策を楽しむ方が朝早くからお越しになっています。
一の瀬周辺では、紺碧の青空にノリクラの峰々が一望でき、黄色や赤色の錦に染まった状況と相まって、この光景を時間を忘れて、いつまでも目に焼き付けていたいと思うほど。
また、一の瀬で一番の注目はやはり大カエデ。先週から紅葉が始まりましたが、今週は完全に真紅の色合いを見せてくれています。しかし、昨晩の風雨で若干落葉が始まっている様子があります。それでも、ピークを迎えた大カエデには、絶えず多くの観光客やカメラマンが集まり、青空とノリクラの峰々をバックに真紅の大カエデを取り込んでシャッターを切る様子がいつまでも続きます。

昨日より通行止めが続いていた乗鞍スカイラインは、10時10分より通行可能となり、肩の小屋口バス停での折り返し運行となっていたシャトルバスも、9時便から終点の畳平までの運行が可能となり、その後の便はすべて通常運行となりました。

その後、今日もヒルクライムに向かいました。10時を過ぎる頃になると、乗鞍高原周辺の風も収まり、日差しの暖かさを感じながらのヒルクライムを楽しむことができるようになってきます。しかし、日中になっても気温の上昇はなく、正午の三本滝レストハウスで10℃。それでも空気に冷たさはさほどありません。カラマツのヤニの香りが漂う三本滝ゲート周辺は、昨日はほとんどなかったカラマツの落葉も始まり、スリップには注意が必要です。

午前中と比べると、上部エリアの風も収まりを見せていると思われるものの、やはり、位ヶ原山荘付近から空気の冷たさを感じ始めます。14時の位ヶ原山荘の気温は7℃。ウインドブレーカーなどを着込まないと、寒くてこの先を進むことができません。ウインドブレーカーは上着だけでなく、パンツも着ないと足が寒くてたまらないほどです。

午後になっても快晴の天候は全く変わりありません。真っ青な空に遠景の山々もはっきり見られ、紅葉が完全に終わった位ヶ原など上部エリアでも、この青空が上空まで続く様子は、一見の価値があると思うほどです。そして、位ヶ原お花畑のある7号カーブを過ぎると、急激に風が強くなり、自転車があおられてバランスを崩す瞬間もあるほどです。

15時の大雪渓の気温は4℃。いつまでも青空が続くものの、山頂付近は稜線を越えて流れ込む雲が激しく下降する様子が絶えず続く様子を見ると、冬の荒天の気配が頭をよぎってしまいます。

晩秋の雰囲気が漂うようになってきたノリクラですが、穏やかな一日を終日に渡って楽しむことができました。なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.23 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2011/10/16 18:05更新)

【紅葉情報 − 上部・中腹エリアの紅葉は完全に終了し、山麓の乗鞍高原が見頃を迎えています】
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.23  【紅葉情報】 をご覧ください )
見頃のエリアは完全に乗鞍高原一帯です。観光センター周辺の散策だけでも十分楽しめる状況です。休暇村から三本滝ゲートまでの沿道のカラマツもかなり色付きを見せていて、広葉樹の紅葉とカラマツのオレンジを同時に楽しむことができます。
また、一の瀬の大カエデは真紅の色合いとなっています。しかし、若干落葉が見られますので、お早めにお越しになることをお勧めします。また、善五郎の滝への遊歩道のミズナラも見頃を迎えていますが、こちらでも落葉が始まっていますので、早めにお越しになることをお勧めします。

なお、ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版  ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 を公開中です。下記をご参照ください。

【ノリクラガイドマップ 紅葉版 のご紹介】
ノリクラの紅葉のビューポイントを地図で紹介する、「ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版 (大雪渓〜摩利支天)」 「ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 (三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)」を、9月15日に公開いたしました。見所、撮影ポイントを紹介しております。コース上の表記にマウスを当てると、ポップアップが表示され、そのURLをクリックすると、表記エリアの画像が見られますので、ぜひ、今後の紅葉散策・紅葉撮影の参考にしてください。 

【10月より、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を週末に復帰します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
7月より、毎週、木曜日・金曜日に行っていた、ノリクラ雪渓カレンダー取材日・速報掲載日を、従来どおりの土曜日・日曜日の週末に変更します。これに伴い、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、取材日の次週明けから、取材日の週末へと変更いたします。
今後とも、乗鞍大雪渓WebaSite をご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。
  

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@ 2011/10/16 06:10
曇 − 乗鞍スカイライン通行止め、シャトルバス肩の小屋口まで
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光センター前駐車場の気温は10℃。昨晩から激しく降り始めた雨は早朝5時ごろには止んで、現在は曇り空です。その雲間に青空がのぞき始めていますので、天候は回復傾向を示しています。
岐阜県側の乗鞍スカイラインは、昨日から引き続き、雨量規制のため通行止めの措置が取られています。また、長野県側の県道乗鞍岳線は、大雪渓駐車場まで通行可能で、乗鞍高原から畳平に向かうシャトルバスも、大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)での折り返し運行が始発便から行われます。
東の空は雲がかなりなくなり、青空がのぞき始めて、これから日差しが差してくると思いますが、見頃を迎えた乗鞍高原の紅葉も朝日に照らされて、綺麗に輝いてくると思われます。なお、今日一日の状況は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/10/16 06:45更新)

【ノリクラガイドマップ 紅葉版 のご紹介】
ノリクラの紅葉のビューポイントを地図で紹介する、「ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版 (大雪渓〜摩利支天)」 「ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 (三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)」を、9月15日に公開いたしました。見所、撮影ポイントを紹介しております。コース上の表記にマウスを当てると、ポップアップが表示され、そのURLをクリックすると、表記エリアの画像が見られますので、ぜひ、今後の紅葉散策・紅葉撮影の参考にしてください。 

【10月より、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を週末に復帰します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
7月より、毎週、木曜日・金曜日に行っていた、ノリクラ雪渓カレンダー取材日・速報掲載日を、従来どおりの土曜日・日曜日の週末に変更します。これに伴い、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、取材日の次週明けから、取材日の週末へと変更いたします。
今後とも、乗鞍大雪渓WebaSite をご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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■2011年10月15日(土)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.23  

 
  

@ 2011/10/15 09:00
紅葉 − 乗鞍高原一帯が見頃に
(鈴蘭橋)
A 2011/10/15 10:40
県道乗鞍岳線 − 大雪渓駐車場まで通行可能に
(三本滝ゲート)

B 2011/10/15 11:45
紅葉 − 清流が彩りを添える
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート上)

C 2011/10/15 13:45
大雨で路面には土砂が流れ込む
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓駐車場付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は生憎の雨。山麓の乗鞍高原でに紅葉が見頃を迎え、しっとりとした色調が似合う一日でした。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、小雨が止んで雲間に闇夜がのぞく天候です。気温は10℃。この時期としては高めの気温で、寒さは全くありません。風もほとんどなく、静かな夜が続いています。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、昨晩からパラパラと断続的に降り続く雨が、まとまった雨脚を見せるようになって来ました。6時の気温は12℃。低く垂れ込めた雲は見頃を迎えた乗鞍高原周辺の山肌をも飲み込むほどです。この天候ですから、観光センター前駐車場にお越しになっている車は10台ほどで、週末とは思えない閑散とした状態です。そして、上空から吹き降ろす風が怪しげにながれていて、観光センターテラスの幟をはためかせています。

山麓の乗鞍高原からは低く垂れ込める雲に阻まれて、上部エリアの状況をうかがい知ることはできませんが、岐阜県側の乗鞍スカイラインは、強風のため通行止め。また、長野県側の県道乗鞍岳線も、雨量規制のため通行止めの措置が取られました。そのため、シャトルバスは始発便から運休が続きます。
剣ヶ峰登山に向かおうとされた方々も、観光センターで足止めとなり、雨が激しく降る状況をテラスの軒先で雨宿りしながら、シャトルバスの運行開始を待つ様子が続きます。

激しく降っていた早朝の雨も、時間とともに収まりを見せ始め、8時以降は周期的に強く降るときがあっても、ほぼ小雨となり、雨に濡れてもさほど苦にならないほどになってきました。そのため、県道乗鞍岳線は10時40分から大雪渓駐車場まで通行可能と判断され、三本滝ゲートが開門しました。ただ、一部の箇所で路面に土砂が流れ込んでいて、シャトルバスは終日運休となりました。

三本滝ゲートから先の県道乗鞍岳線は、昨日の風雨の影響から、路面は落葉の絨毯が広がり、見頃を迎えた乗鞍高原とは対照的に晩秋の雰囲気となってきました。
正午の摩利支天付近の気温は12℃。冷泉小屋や位ヶ原山荘方面まで見渡せるようになり、その山肌には紅葉の彩りはもうありません。ダケカンバの幹が針葉樹の深い緑にグロテスクに林立する様子があります。

冷泉小屋を越えた付近から、若干冷え込みを感じるようになり、13時の位ヶ原山荘では8℃まで低下します。そして、その先の森林限界を超えた位ヶ原では、山頂方面から激しく雲が流れ込み、急激に真下に下降する雲の流れも見られ、天候の安定しない状況があります。それでも山麓まではっきりと見渡せるようになり、その先の一の瀬付近は綺麗な彩が輝きを放っている様子もあり、紅葉前線は完全に乗鞍高原まで下降している状況がはっきりとわかります。

大雪渓付近の路面は小石が路面全面を多い尽くし、委託された業者の方々が土砂の撤去を行っています。この作業も夕方までには完了し、大雪渓駐車場までは、通行に支障となるものはありません。

14時の大雪渓の気温は6℃。視界は30メートルほどです。今日の大雪渓は、これまで以上のひどいアイスバーン。雪ではなく完全に氷で、とても滑走できる状況ではありませんでした。

夕方になっても気温の低下は感じられず、現時点の状況からは、夜間凍結を予測されるような状況ではありませんが、上部エリアの凍結による通行止めも考えられますのでご注意ください。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.23 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2011/10/15 18:50更新)

【紅葉情報 − 上部・中腹エリアの紅葉は完全に終了し、山麓の乗鞍高原が見頃を迎えています】
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.23【紅葉情報】 をご覧ください )
見頃のエリアは完全に乗鞍高原一帯です。観光センター周辺の散策だけでも十分楽しめる状況です。休暇村から三本滝ゲートまでの沿道のカラマツもかなり色付きを見せていて、広葉樹の紅葉とカラマツのオレンジを同時に楽しむことができます。
摩利支天より上部は、ほとんど落葉していて、ダケカンバはグロテスクな枝振りだけとなっていて、針葉樹林の深い緑の中に白い幹がコントラストとなっていて、晩秋の雰囲気を放っています。

なお、ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版  ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 を公開中です。下記をご参照ください。

【ノリクラガイドマップ 紅葉版 のご紹介】
ノリクラの紅葉のビューポイントを地図で紹介する、「ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版 (大雪渓〜摩利支天)」 「ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 (三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)」を、9月15日に公開いたしました。見所、撮影ポイントを紹介しております。コース上の表記にマウスを当てると、ポップアップが表示され、そのURLをクリックすると、表記エリアの画像が見られますので、ぜひ、今後の紅葉散策・紅葉撮影の参考にしてください。 

【10月より、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を週末に復帰します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
7月より、毎週、木曜日・金曜日に行っていた、ノリクラ雪渓カレンダー取材日・速報掲載日を、従来どおりの土曜日・日曜日の週末に変更します。これに伴い、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、取材日の次週明けから、取材日の週末へと変更いたします。
今後とも、乗鞍大雪渓WebaSite をご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。
  

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@ 2011/10/15 07:05
雨 − 乗鞍スカイライン通行止め、シャトルバス運休
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く7時現在の観光センター前駐車場の気温は12℃。昨晩から断続的に降っていた雨が、早朝からまとまった雨脚を見せるようになって来ました。雲は低く垂れ込め、観光センターテラスの幟もハタハタとはためいています。岐阜県側の乗鞍スカイラインは、強風のため通行止め。そのため、乗鞍高原から畳平に向かう長野県側のシャトルバスも運転見合わせの措置が取られています。運行開始のめどは現段階では立っていません。
天候はこの先も回復の見込みはなく、紅葉の見頃を迎えた乗鞍高原周辺の山肌すら雲に飲み込まれている状況です。なお、今日一日の状況は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/10/15 07:25更新)

【ノリクラガイドマップ 紅葉版 のご紹介】
ノリクラの紅葉のビューポイントを地図で紹介する、「ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版 (大雪渓〜摩利支天)」 「ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 (三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)」を、9月15日に公開いたしました。見所、撮影ポイントを紹介しております。コース上の表記にマウスを当てると、ポップアップが表示され、そのURLをクリックすると、表記エリアの画像が見られますので、ぜひ、今後の紅葉散策・紅葉撮影の参考にしてください。 

【10月より、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を週末に復帰します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
7月より、毎週、木曜日・金曜日に行っていた、ノリクラ雪渓カレンダー取材日・速報掲載日を、従来どおりの土曜日・日曜日の週末に変更します。これに伴い、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、取材日の次週明けから、取材日の週末へと変更いたします。
今後とも、乗鞍大雪渓WebaSite をご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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■2011年10月9日(日)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.22  

 
  

@ 2011/10/09 06:50
シャトルバスは朝から長蛇の列
(観光センター前駐車場 − シャトルバス始発便)
A 2011/10/09 09:40
紅葉 − 乗鞍高原でも紅葉が始まる
(一の瀬園地 − 大カエデ)

B 2011/10/09 12:05
紅葉 − 昼下がりの木漏れ日を浴びて
(県道乗鞍岳線 − 三本滝ゲート上)

C 2011/10/09 14:35
終日快晴、足早に斜光が沈み行く
(雪渓上部左側 − モーグルコース)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 三連休中日の今日、終日快晴の青空が続き、穏やかな雰囲気につつまれ、多くの方の訪れたにぎやかな一日となりました。

早朝6時の乗鞍高原は、ノリクラの峰々が茜色に染まる快晴の朝を迎えます。気温は0℃で昨日ほどの冷たさはありません。三連休中日とあって、観光センター前駐車場は、この時点ですでに110台の車がお越しになり、昨日以上の人出が見られます。そのため、7時のシャトルバス始発便が到着する30分も前から、バス乗り場には長蛇の列ができ、乗り場から50メートルほど離れた観光センター建物に達して折れ曲がった後も、さらに伸びて行くほど。そのため、シャトルバス始発便は6台の運行で観光センターを出発します。

しっかりとした日差しが差し込むようになると、空の青さがさらに深くなり、秋そのものの高い空が映えてきます。乗鞍高原周辺でも紅葉が始まり、周囲は黄色や赤の色合いが綺麗に見られるようになって来ました。乗鞍高原各所には紅葉の見所が数々ありますが、その中で気になるのが一の瀬園地の大カエデ。今週初めは、頭頂部しか赤く名手いませんでしたが、ほぼ、全身が赤くなり、ピークの色合いまで、あと数日といったところでしょうか?真っ青な青空とノリクラの峰々をバックに、カメラマンの姿が絶えることはありません。

早朝の冷え込みも、10時くらいになると、乗鞍高原では日差しの暖かさを感じるようになってきます。その後、ヒルクライムに向かいますが、三本滝付近から、若干冷たい空気が漂う感覚があります。それでも、長袖のサイクルジャージであれば寒さはなく、穏やかな中を走り続けることができます。

正午の三本滝ゲート付近の気温は10℃。今日はこれ以上の気温の上昇はなく、穏やかな中でも、昨日同様に冷たい空気に流れる一日です。観光センター前駐車場は8時前には完全に満車になりましたが、三本滝レストハウス前駐車場も午前中にはほぼ満車。そのため、三本滝バス停も常に数十名の方がシャトルバスを待つ様子がありました。

午後になって、日差しが傾くと、木漏れ日が美しく差し込む様子があり、そんな中をヒルクライムに向かう方々が絶えず続く様子が見られました。そして、午後になっても気温の上昇はなく、13時の位ヶ原山荘の気温は9℃。そのため、いつもなら外のテラスでシャトルバスを待つ方々が見られるものの、今日は薪ストーブが煌々と炎を上げる屋内で、コーヒーなどを飲みながら休憩される様子があり、日差しがあっても、その暖かさが感じられなくなってきた季節であることが、そんな様子からも見られます。

14時の大雪渓の気温は4℃。快晴は続き、穂高連峰など遠景の山々は昨日以上にはっきりと見られる様子が続きます。今日も雪渓には10名近くの常連のスキーヤーがお越しになって、果敢にモーグルコースを滑走する様子があります。バーンは昨日同様に固めのコンディション。それでもモーグルコースは昨日よりもしっかりとした形状になるまで深く掘れていて、斜光に雪飛沫が光る様子が続いていました。

例年なら、沿道を散策される方々が多い様子がですが、今年は山頂を目指す方々が多かったようです。そのため、シャトルバスの下り便は午後になって、畳平や肩の小屋口といった上部エリアのバス停で、かなりの混雑となりました。午前中のシャトルバス上り便は、始発の7時便が6台、8時便が6台、9時便が8台、10時便が6台でした。
また、通常、シャトルバスは一時間に一本の運行ですが、午後の下り便では、臨時のダイヤで運行された時間帯もあり、急峻な山岳路線での変則運行はかなりの苦労があったようです。
なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.22 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2011/10/09 18:20更新)

【紅葉情報 − 上部エリアの紅葉はほぼ終り、見頃は摩利支天から三本滝ゲート付近です。乗鞍高原・一の瀬付近もお勧め、大カエデはあと数日でピークを迎えるでしょう。】
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.22  【紅葉情報】 をご覧ください )
状況としては、昨日と同じで、見頃は、標高2000m付近の摩利支天から、標高1800mの三本滝ゲート付近です。山麓の標高1500m付近の乗鞍高原でも色づきがはっきりとしてきました。善五郎の滝の遊歩道などに見られるミズナラなどは、まだ見頃といえる状況までいたっていない状況ですが、二枚目の画像の一の瀬の大カエデは、あと数日で真っ赤に染まることと思います。
大雪渓・位ヶ原の上部エリアは、ウラジロナナカマドの大半は落葉し、ダケカンバは褐色の葉が落葉せずに残っています。今後、ダケカンバが完全に落葉し、グロテスクな枝振りが、空に向かって踊る様子が見られるようになると、また別のモチーフとして撮影の対象になるのですが、そこまでの落葉はありません。

なお、ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版  ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 を公開中です。下記をご参照ください。

【ノリクラガイドマップ 紅葉版 のご紹介】
ノリクラの紅葉のビューポイントを地図で紹介する、「ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版 (大雪渓〜摩利支天)」 「ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 (三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)」を、9月15日に公開いたしました。見所、撮影ポイントを紹介しております。コース上の表記にマウスを当てると、ポップアップが表示され、そのURLをクリックすると、表記エリアの画像が見られますので、ぜひ、今後の紅葉散策・紅葉撮影の参考にしてください。 

【10月より、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を週末に復帰します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
7月より、毎週、木曜日・金曜日に行っていた、ノリクラ雪渓カレンダー取材日・速報掲載日を、従来どおりの土曜日・日曜日の週末に変更します。これに伴い、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、取材日の次週明けから、取材日の週末へと変更いたします。
今後とも、乗鞍大雪渓WebaSite をご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。
  

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@ 2011/10/09 05:50
晴 − 気温0℃、ノリクラが茜色に染まる朝
(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光センター前駐車場の気温は0℃。昨日ほどの冷え込みではありませんので、観光センター周辺に霜が下りている様子はありません。また、観光センター前駐車場は、この時点で満車に近いほどの状態で、昨日以上の賑わいとなっています。天候はご覧のように雲ひとつない快晴で、ノリクラの山肌が茜色に染まる朝を迎えています。
今日の乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線の両道路は、通常通りの通行ができ、シャトルバスも7時の始発便から、通常運行が始まる予定です。なお、今日一日の状況は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/10/09 06:35更新)

【ノリクラガイドマップ 紅葉版 のご紹介】
ノリクラの紅葉のビューポイントを地図で紹介する、「ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版 (大雪渓〜摩利支天)」 「ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 (三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)」を、9月15日に公開いたしました。見所、撮影ポイントを紹介しております。コース上の表記にマウスを当てると、ポップアップが表示され、そのURLをクリックすると、表記エリアの画像が見られますので、ぜひ、今後の紅葉散策・紅葉撮影の参考にしてください。 

【10月より、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を週末に復帰します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
7月より、毎週、木曜日・金曜日に行っていた、ノリクラ雪渓カレンダー取材日・速報掲載日を、従来どおりの土曜日・日曜日の週末に変更します。これに伴い、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、取材日の次週明けから、取材日の週末へと変更いたします。
今後とも、乗鞍大雪渓WebaSite をご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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■2011年10月8日(土)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.22  

 
  

@ 2011/10/08 08:50
紅葉 − 最も見頃のエリアは三本滝ゲート〜摩利支天
(県道乗鞍岳線 − かもしかゲレンデ)
A 2011/10/08 09:15
ヒルクライムの方々が次々と訪れる
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天)

B 2011/10/08 09:50
紅葉 − 見頃の上限は冷泉小屋付近
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋 22号カーブ)

C 2011/10/08 10:25
上部エリアは、昨日の初雪と氷結が見られる
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓 4号カーブ付近)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 三連休初日の今日、冷え込んだ気候が続きましたが、ほぼ、終日にわたって綺麗な青空に恵まれた一日となりました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、明るい月が頭上に昇り、それと同時に、星も輝く透明感があふれる夜空が広がります。星の一つ一つが細かく瞬き、まるで冬の空を見ているようです。気温は2℃。吐く息が北から南へと白く尾を引く、寒い夜が続いて行きます。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、雲ひとつない快晴の朝を迎えます。気温はマイナス4℃と、かなり冷え込んだ状態に、寝具から起き上がるのをためらうほど...そんな冷え込んだ朝でも、観光センター前駐車場は三連休初日とあって、6時の時点ですでに100台近い車がお越しになり、シャトルバス乗り場や乗車券発売所の前には、長い列ができています。観光センター周辺も霜に覆われていて、昨晩の冷え込みの強さを物語っています。

昨日の乗鞍岳周辺は初雪に見舞われ、岐阜県側の乗鞍スカイライン、長野県側の県道乗鞍岳線ともに通行止めでした(その後、県道乗鞍岳線は11時より大雪渓駐車場まで通行可能)。そして、昨日に引き続き、今日も乗鞍スカイラインは通行止めですが、県道乗鞍岳線は大雪渓駐車場までは通行可能であることから、シャトルバスは大雪渓駐車場(肩の小屋口バス停)での、折り返し運行という条件付で、7時の始発便から運行が始まりました。
そのため、シャトルバス乗り場や乗車券発売所に並ぶ登山の方やカメラマンの方々に、折り返し運行であることをアナウンスしながら巡回する係員の様子も見られました。

冷えこんだ気温は、日差しが高くなっても一向に緩むことがありません。しっかりとした青空も全く変わらず続きます。乗鞍高原付近の木々も色づき始めて、紅葉の中を上部エリアへと進むと、沿道には三脚が林立する様子があちらこちらにあり、思い思いのアングルで紅葉の撮影をされています。また、その横を自転車でゆっくりと、また、途中で足を止めながら楽しんでいる方々も、たくさんお越しになっています。

天候は全く変わらないものの、今日は若干遠景は霞んだ様子があり、9時を回る頃になると、穂高連峰の輪郭も若干滲んできます。
大雪渓に到着した10時30分の気温は4℃。北からの冷たい空気が絶えず流れ、しっかりとした日差しがあっても、全く暖かさを感じることはありません。アウターの中に厚手のものを着込まないと寒さを覚える状況です。

上部エリアの紅葉が終りに近づいた色合いとなってしまい、大雪渓付近にお越しになったカメラマンは少し残念そうな様子。そして、10時50分に乗鞍スカイラインが開通して、シャトルバス10時便から通常通りとなって、終点の畳平までの運行となったものの、早朝に乗車した登山の方々は、大半が肩の小屋口バス停に戻って来られる様子が午後になっても続きます。そのため、14時下り便では、肩の小屋口バス停で乗車できない方々が見える様子もありました。

正午の大雪渓の気温は4℃。この頃になると、足早に雲が上空を流れるようになります。それでもしっかりとした日差しは続き、冷たい空気が流れていても、防寒着をしっかりしておけば、寒さはさほど感じません。
今日も、大雪渓には常連のスキーヤーお越しになりました。いつものように滑走されるものの、かなりのアイスバーンにスキーブーツで登るのも至難の業で、昨日の新雪ですら凍り付いているほどの状況でした。

そして、午後になって、若干雲が湧き始めるものの、ほぼ、終日に渡ってよい天候が続きました。
今日のシャトルバスは、始発の7時便が5台、8時便が4台、9時便が5台、10時便が4台と、まずまずの人出でした。

なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.22 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2011/10/08 18:20更新)

【紅葉情報 − 上部エリアの紅葉はほぼ終り、見頃は摩利支天から三本滝ゲート付近です。乗鞍高原・一の瀬付近もお勧めです】
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.22  【紅葉情報】 をご覧ください )
タイトルのとおり、見頃は、標高2000m付近の摩利支天から、標高1800mの三本滝ゲート付近です。しかし、山麓の標高1500m付近の乗鞍高原や一の瀬付近も、ヤマウルシなどが綺麗に色づき、また、ミズナラも黄色くなり始めたところが、色調良く楽しめます。
大雪渓・位ヶ原の上部エリアは、ウラジロナナカマドの大半は落葉し、ダケカンバは褐色の葉が落葉せずに残っています。今後、ダケカンバが完全に落葉し、グロテスクな枝振りが、空に向かって踊る様子が見られるようになると、また別のモチーフとして撮影の対象になるのですが、そこまでの落葉はありません。

なお、ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版  ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 を公開中です。下記をご参照ください。

【ノリクラガイドマップ 紅葉版 のご紹介】
ノリクラの紅葉のビューポイントを地図で紹介する、「ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版 (大雪渓〜摩利支天)」 「ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 (三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)」を、9月15日に公開いたしました。見所、撮影ポイントを紹介しております。コース上の表記にマウスを当てると、ポップアップが表示され、そのURLをクリックすると、表記エリアの画像が見られますので、ぜひ、今後の紅葉散策・紅葉撮影の参考にしてください。 

【10月より、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を週末に復帰します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
7月より、毎週、木曜日・金曜日に行っていた、ノリクラ雪渓カレンダー取材日・速報掲載日を、従来どおりの土曜日・日曜日の週末に変更します。これに伴い、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、取材日の次週明けから、取材日の週末へと変更いたします。
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@ 2011/10/08 10:30

(朝の速報 − 大雪渓駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く10時30分現在の大雪渓駐車場の気温は4℃。今朝の乗鞍高原はマイナス4℃まで冷え込み、観光センタ周辺でも霜が降りていました。乗鞍スカイラインが凍結通行止めが続いていましたが、10時50分より、通行止めが解除され、肩の小屋口バス停での折り返し運行が続いていたシャトルバスは、10時便より、正常運行となりました。三連休初日を迎えたこともあって、今日は多くのカメラマンや登山の方がお越しになっています。
紅葉は、上部エリアはほとんど終了し、色づいている箇所は位ヶ原山荘付近から山麓で、見頃は標高2000メートル付近の摩利支天より三本滝ゲート付近となっています。乗鞍高原も色づきが始まっています。なお、今日一日の状況は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/10/08 10:50更新)

【ノリクラガイドマップ 紅葉版 のご紹介】
ノリクラの紅葉のビューポイントを地図で紹介する、「ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版 (大雪渓〜摩利支天)」 「ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 (三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)」を、9月15日に公開いたしました。見所、撮影ポイントを紹介しております。コース上の表記にマウスを当てると、ポップアップが表示され、そのURLをクリックすると、表記エリアの画像が見られますので、ぜひ、今後の紅葉散策・紅葉撮影の参考にしてください。 

【10月より、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を週末に復帰します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
7月より、毎週、木曜日・金曜日に行っていた、ノリクラ雪渓カレンダー取材日・速報掲載日を、従来どおりの土曜日・日曜日の週末に変更します。これに伴い、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、取材日の次週明けから、取材日の週末へと変更いたします。
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■2011年10月4日(火)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.22  

 
  

@ 2011/10/04 10:40
紅葉 − 最も見頃のエリアは摩利支天
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天)
A 2011/10/04 11:10
紅葉 − ダケカンバの黄色が冴える
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋 22号カーブ)

B 2011/10/04 11:30
最低気温マイナス4℃、日中になっても霜柱が残る
(位ヶ原山荘前)

C 2011/10/04 12:05
紅葉 − 位ヶ原のダケカンバは褐色を呈し始める
(県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 本日は週末ではありませんが、現地に訪れることができましたので、速報のみお伝えいたします。

9時の乗鞍高原は快晴の朝を迎えています。気温は5℃、冷たい空気が流れていますが、日差しが強く、暑いのか寒いのかわからないような状況です。観光センター前駐車場は、30台ほどの車がお越しになっています。ただ、出発の準備をしているような光景はなく、おそらく、大半の方がシャトルバスで上部エリアに出発された後であると、考えられます。

乗鞍高原周辺でも紅葉がはっきりとしてきて、善五郎の滝 駐車場から鈴蘭橋までの区間は、正面に剣ヶ峰を配置し、明るいシラカバの黄色が映える構図が見られます。そこに真紅のヤマウルシの輝きもあって、鮮やかな光景となっています。
三日前の10月1日(土)の速報でお伝えしたときは、摩利支天付近が最も見頃のエリアとお伝えしました。今回は、若干ピークが過ぎている感じがあるものの、鮮やかな色合いを見せている箇所もあって、まだまだ見頃が続いていています。ただ、この色合いが週末まで持つかどうか微妙なところです。

正午の位ヶ原山荘の気温は6℃。平日ではあるものの、紅葉撮影に訪れたカメラマンがお昼休みをされる光景が絶えず続いています。今日の最低気温がマイナス4℃だったことから、位ヶ原山荘周辺には霜柱が見られ、お昼を過ぎても、まだまだ残っていて、今日は終日にわたって冷たい空気に包まれました。

さて、前回の10月1日(土)の速報では、位ヶ原周辺のダケカンバがしっかりとした色合いを見せるようになってきたことをお伝えしました。しかし、今回は黄色から褐色に変化したものが大半となり、やや落葉も目立つ状況です。また、この付近はオオシラビソの緑の針葉樹林に、黄色くダケカンバが点在する様子が特徴的ですが、上部エリアの位ヶ原・屋根板よりも、やや山麓寄りの箇所の方が色合いが良くなっています。

今週末は三連休を迎える方も多くなるかと思います。おそらくその頃には、摩利支天から山麓側が紅葉のメインとなっていると考えられます。なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.22 は、次の週末に取材した分と合わせて、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2011/10/04 17:50更新)

【ノリクラガイドマップ 紅葉版 のご紹介】
ノリクラの紅葉のビューポイントを地図で紹介する、「ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版 (大雪渓〜摩利支天)」 「ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 (三本滝〜乗鞍高原・一の瀬エリア)」を、9月15日に公開いたしました。見所、撮影ポイントを紹介しております。コース上の表記にマウスを当てると、ポップアップが表示され、そのURLをクリックすると、表記エリアの画像が見られますので、ぜひ、今後の紅葉散策・紅葉撮影の参考にしてください。 

【10月より、ノリクラ雪渓カレンダーの取材日・速報掲載日を週末に復帰します。(土曜日・日曜日 → 木曜日・金曜日)】
7月より、毎週、木曜日・金曜日に行っていた、ノリクラ雪渓カレンダー取材日・速報掲載日を、従来どおりの土曜日・日曜日の週末に変更します。これに伴い、ノリクラ雪渓カレンダーの掲載日も、取材日の次週明けから、取材日の週末へと変更いたします。
今後とも、乗鞍大雪渓WebaSite をご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。
  

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■2011年10月1日(土)■       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー 正式版 Vol.21  

 
  

@ 2011/10/01 11:55
紅葉 − 中腹エリアはピークの輝きに
(県道乗鞍岳線 − 摩利支天上 28〜29号カーブ)
A 2011/10/01 13:10
紅葉 − 沿道にはカメラマンの姿が...
(県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 6号カーブ付近)

B 2011/10/01 13:45
紅葉 − 位ヶ原のダケカンバは一晩でさらに色濃く
(県道乗鞍岳線 − 3号カーブ)

C 2011/10/01 14:15
気温4℃、アイスバーンに表面がテカテカに光る
(雪渓上部左側 − モーグルコース)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 綺麗に晴れ上がった天候が続きましたが、日中になって冷え込んだ空気に包まれ、ヒルクライムしていても全く汗を覚えることのない一日でした。

早朝6時の乗鞍高原は、山頂付近に雲がたなびいているものの、綺麗な青空が広がり始めます。気温は8℃、寒さを感じる状況はありません。10月最初の週末ですが、観光センター前駐車場は20台ほどしか車がなく、シャトルバスに乗車しようと準備される姿も少なく、静かな朝を迎えています。それでも7時のシャトルバス始発便を待つ列は、40名ほどの方が並んでいて、やはり週末の人出が見られる状況になってきました。

時間の経過とともに、日が高くなって日差しがしっかりと差し込む状況となってきます。それと同時に気温も上昇してきますが、9時を回る頃から冷たい空気が流れ込むようになり、早朝よりも冷え込んだ様子です。

観光センター前駐車場にはシャトルバスに乗車しようと準備をされる方と同時に、ヒルクライムに向かう様子もあります。冷え込んだ空気が流れ、通常のサイクルジャージだけではかなりの寒さを覚え、ウインドブレーカーを着て、今日はヒルクライムに出かけます。
そんな格好でペダルを回し続けても、背中に汗を感じることはなく、ほぼ快晴の青空に降り注ぐ太陽の暖かさが本当にうれしいものと実感し、昨日よりもさらに色濃くなった紅葉が沿道に広がる様子を眺めながら、大雪渓を目指して進みます。

この時期の紅葉のメインエリアは、やはり上部の大雪渓・位ヶ原エリアであることもあって、位ヶ原山荘を過ぎたあたりでは、三脚を広げて何度もシャッターを切るカメラマンの姿が見られますが、紅色のウラジロナナカマドがほとんど皆無となってしまった状況に、どの風景を切り取ろうかと思案しながら歩く様子が見られました。

正午の冷泉小屋付近の気温は10℃でしたが、13時の位ヶ原山荘では7℃。そして、14時前の大雪渓付近では4℃という気温です。しかし、日差しがある分、何とか寒さを持ちこたえることができたように感じます。しかし、大雪渓の雪質は、表面に若干柔らかめな部分があるものの、テカテカ光るほどのアイスバーンで、滑走するスキーヤーのエッジング音が高らかにこだますほどの状況。そして、エッジで削れば削るほど、下地の硬い部分が現れて、さらにテカテカになる様子があり、今日の太陽の日差しは、雪渓のアイスバーンを和らげるほどではなかったようです。

午後になって、風の流れが弱くなり、14時ごろからは上空に鰯雲が流れるようになります。今日はそれ以上の天候の悪化はなく、ほぼ終日に渡って、綺麗な青空の下、昨日よりさらに色濃くなった紅葉を楽しむことができた一日となりました。

9月29日(木)から三日間お届けした速報は、今日で一旦終了です。次回の速報は、今週末の10月8日(土)を予定しております。なお、今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー正式版Vol.21 は、次週明け掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2011/10/01 18:30更新)

【紅葉情報 − 一晩で冷泉小屋〜摩利支天付近の中腹エリアはピークの色合いに、そして、位ヶ原のダケカンバも一晩でかなり色濃くなってきました。】
( →詳細は 後日掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.21  【紅葉情報】 をご覧ください )
特筆すべきところは、位ヶ原や屋根板のダケカンバの黄色が一晩で色濃くなってきた点です。このエリアのウラジロナナカマドがほぼ終了してしまったことから、この黄色の色合いに、安堵を覚えるほどです。
そして、冷泉小屋〜摩利支天付近は、ほぼピークの色合いになっていて、明日お越しの方は、ぜひとも、冷泉小屋バス停から摩利支天のバス停まで散策されることをお勧めします。
乗鞍高原でも、色合いの変化が見られるようになり、ヤマウルシは見頃を迎えています。

なお、ノリクラガイドマップ 紅葉 上部エリア版  ノリクラガイドマップ 紅葉 下部エリア版 を公開中です。下記をご参照ください。

【ノリクラガイドマップ 紅葉版 のご紹介】
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@ 2011/10/01 06:20

(朝の速報 − 観光センター前駐車場)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光センター前駐車場の気温は8℃。今日も暖かい朝を迎えています。昨日の雨はすっかり止んで、ご覧のように青空が広がり始めました。今日からシャトルバスの始発便が7時になったことから、まだ、出発の準備を始める方々の様子にあわただしさはありません。
また、今月より、取材日を従来どおりの週末に復帰いたします。週末を迎えた観光センター前駐車場は思ったほどの人出はありません。静かな朝となっています。今日は良い天候に恵まれる予報が出ていますので、秋空を楽しめることを期待したいものです。なお、今日一日の状況は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2011/10/01 06:45更新)

【ノリクラガイドマップ 紅葉版 のご紹介】
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