【速報バックナンバー 2013年4月分】

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◎ 4月

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■2013年4月29日(月)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6(プレリリース最終号)
  (ご注意 :今回の記事はバックカントリー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします)  

@ 2013/04/29 05:55
気温0℃、雲が激しく流れる
(位ヶ原山荘)
A 2013/04/29 07:55
位ヶ原山荘を出発!
(位ヶ原山荘)

B 2013/04/29 11:20
新雪はやや湿った雪質に
(屋根板)

C 2013/04/29 12:00
乗鞍岳春山バス全便運休−降雪で道幅が狭くバス通行不可
(県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋〜位ヶ原山荘間)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 午前中は強風と激しく流れる雲に天候の悪化を感じさせましたが、午後から一転して綺麗な青空に包まれた一日でした。

標高2350メートルにある位ヶ原山荘の早朝6時の気温は0℃。やや強めの風が吹き抜け、山頂方面は激しく雲が流れています。天候は悪化傾向を示すものの、山頂に雲がかかることはありません。昨晩の降雪はなく、二日前の新雪がほぼそのままの柔らかさを保っています。

天候は晴と曇を交互に繰り返す状況で、はっきりしない状況となってきました。今日の乗鞍岳春山バスも全便運休が続いています。そのため、朝のひと時をゆっくりとされるのかと思ったものの、宿泊のほとんどの方が朝早くから出発される様子がありました。

8時の気温は2℃。強風には絶えずさらされますが、寒さを感じさせるような雰囲気はありません。西の空を中心に絶えず雲に包まれた状態、それでも、時間とともに青空の時間帯のほうが長くなって行きます。9時過ぎにはすでに滑走を終えたスキーヤーの方々が位ヶ原山荘に戻ってきました。今日は鶴ヶ沢を滑走されたとのことですが、やや湿った新雪が残っていて、まずまず楽しめたとのことでした。また、摩利支天岳方面を滑走したボードの方々は上部は若干粘っこい感触が残るものの、楽しく過ごすことができたようですが、屋根板から下部は湿雪で若干滑りにくい状況だったようです。

正午の位ヶ原山荘の気温は4℃。屋根板方面は湿った新雪が残り、ツボ足で膝まで踏み抜くほどの状況です。そして、先ほどまで激しく流れていた雲の動きが少しずつ遅くなり、雲の厚みも薄くなってきて、青空が広がるようになって来ました。

そして、午後には完全に雲ひとつない快晴が広がって来ました。午前中は天候が悪化するような気配が感じられたため、早めに下山したスキーヤーもいらっしゃり、午後からの快晴にちょっと悔しそうな様子でした。

乗鞍岳春山バスは積雪のため全便運休が続いています。県道乗鞍岳線は冷泉小屋〜位ヶ原山荘間で路面に30センチほどの積雪が残る箇所があり、また、積雪のために道幅がかなり狭くなっていて、春山バスなどの大型車両の通行ができない状況が続いています。そのため、明日の4月30日(火)も全便運休が決定されました。

4月25日(木)から連日掲載いたしましたゴールデンウィーク前半の速報も、本日で一旦終了いたします。次回の速報はゴールデンウィーク後半初日の5月3日(金)の予定です。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6(プレリリース最終号) は、今週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/04/29 15:00更新)

●乗鞍岳春山バスは積雪凍結のため運休が続いています。(明日4月30日(火)も全便運休です)●
乗鞍岳春山バスは運行初日の4月27日(土)から積雪運休が続き、まだ一便も実施できていない状況です。4月29日(月)現在の県道乗鞍岳線は冷泉小屋〜位ヶ原山荘間で路面に30センチほどの積雪が残る箇所があり、また、積雪のために道幅がかなり狭くなっていて、春山バスなどの大型車両は通行できない状況です。そのため、明日(4月30日(火))の乗鞍岳春山バスは全便運休が決定しています。
 
【ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の連載再開について】 
●ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版●
今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6 で、プレリリース版の連載は終了いたしますが、5月中旬より正式版の連載開始予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー 正式版●
2013年5月中旬頃から開始し、10月末まで連載予定です。

【Mt.乗鞍 営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場営業終了に伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
【済】4月7日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月8日(月)〜17日(水) 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月18日(木)〜26日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月27日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(日) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月23日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】 5月15日(水)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス (ほおのき駐車場〜畳平:標高2700m)

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ 冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ 春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ 県道乗鞍岳線カーブ番号


<乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘)の運行 −4月27日(土)運行開始>
2月7日付けお知らせ「2013シーズン 乗鞍高原〜位ヶ原山荘(大雪渓)の春山バス運行について(1日3→4便へ増便)」でご案内いたしましたとおり、今シーズンの春山バスの運行は4月27日(土)より開始されました。ただし、天候路面状況により、延期・運休となる場合があります。

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■2013年4月28日(日)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6(プレリリース最終号)
  (ご注意 :今回の記事はバックカントリー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします)  

@ 2013/04/28 08:55
早朝から満車
(三本滝レストハウス前駐車場)
A 2013/04/28 07:45
乗鞍岳春山バス積雪全便運休 − 歩いてツアーコースへ
(かもしかゲレンデ)

B 2013/04/28 11:25
新雪20〜40センチ − 今日もパウダーが楽しめる
(ツアーコース − 5〜6番標識間)

C 2013/04/28 13:30
気温マイナス4℃ − 終日快晴が続く
(位ヶ原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ ゴールデンウィーク前半の二日目を迎えた今日は、終日快晴の青空に真っ白に雪化粧したノリクラが映え、昨日の新雪を十分楽しむことができた一日でした。

早朝6時の乗鞍高原は、快晴の朝を迎えます。気温は0℃、日の出とともに強風が吹きぬけるようになって来ました。綺麗に晴れ上がっているものの、ノリクラの峰々には激しく流れる雲の帯が横たわり、山麓の乗鞍高原以上に激しい暴風にさらされていることが想像されます。

乗鞍高原から三本滝レストハウス前駐車場までの県道乗鞍岳線は、昨日除雪されたため、部分的に路面凍結は見られるものの、通行に支障となる箇所はなく、夏タイヤでも何とか可能な状況です。しかし、三本滝レストハウス前駐車場はほぼ全面凍結していて、スタッドレスタイヤでもスリップしている様子もみられました。

昨日の速報でもお伝えしたように、本日の乗鞍岳春山バスの始発便(観光センター7時30分発、三本滝7時45分発)は、昨日の段階で運休が決定されていましたが、三本滝レストハウス前駐車場は、早朝からかなりの混雑が見られ、7時の段階で55台のマイカーがお越しになり、満車となりました。その後も、続々とスキーヤー・ボーダーの方々のマイカーがお越しになり、周辺の道路に路上駐車の列がかなり長くできてしまいました。三本滝レストハウス前駐車場の除雪拡幅を早急に願いたいところです。

8時のかもしかゲレンデの気温は4℃。少しばかり風が収まってきた状況ですが、雲ひとつない快晴の天候はこの先も続いて行きます。お越しになったスキーヤー・ボーダーの方々は、乗鞍岳春山バス運休を事前に承知されていたようで、大半の方がシールやスノーシューでかもしかゲレンデを登って行きます。

かもしかゲレンデは昨日の新雪が10センチほど残っていて、まだまだ柔らかな感触が保たれています。しかし、強い日差しでアウターを着たまま登行すると、かなりの暑さを覚えるようになります。空気には冷たさがあって、火照った体をクールダウンしてくれるにはちょうど良い状況といえます。

県道乗鞍岳線は積雪凍結が続き、乗鞍岳春山バスは9時の段階で全便運休が決定されました。今日は大半のスキーヤー・ボーダーの方々が、すでにかもしかゲレンデを出発されたようで、2便の出発時刻が近づいても、バスの運行を待つ様子はほとんどありませんでした。

10時のツアーコース入口の気温は6℃。アウターがなくても汗ばむほどの陽気で、10センチ程度の新雪は表面が腐り始めて来ました。やや風の影響を受けて風紋がみられましたが、まだまだ新雪ゾーンがたくさん残っています。そして、入口急斜面を登り切った先のツアーコースも20センチ程度の新雪が残っています。

11時のツアーコース5番付近の気温は0℃。山頂付近の雲がすっかりなくなって、頂上付近からは激しく雪煙が湧き上がる様子が見られます。ツアーコース内ではほとんど風がなくなり、快晴の天候が穏やかに続いて行きます。そして、5番付近から先のバーンは、昨日同様の柔らかな新雪が残り、多くのスキーヤー・ボーダーが楽しそうに滑り降りてきます。

正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス2℃。新雪は40センチほど残っています。ほとんど昨日と同じような質感が残っていました。そして、遠景の山並みを見ると、中央アルプスも綺麗に雪化粧されて、いつも以上に近くに感じられるほどで、南アルプスや八ヶ岳も真冬並みの白さで冠雪されていました。

森林限界を超えた位ヶ原の13時の気温はマイナス4℃。やや強めの風が吹き抜けているものの、快晴の空は続きます。真っ白なノリクラの峰々、そして、紺碧の空のコントラストはまさに厳冬期そのもの。また、風が穏やかで、さほど低くない気温が春を感じさせます。

今日は乗鞍岳春山バスが終日運休でしたが、終日快晴の空の下で、楽しく新雪を味わうことができた一日となりました。明日も良い天候が続きますが、乗鞍岳春山バスは終日運休が決定しています。スノーシュー・シールでツアーコースを登る必要がありますのでご注意ください。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6(プレリリース最終号) は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/04/28 17:00更新)

●明日(4月29日(月))の乗鞍岳春山バスは全便運休です●
県道乗鞍岳線は、冷泉小屋〜位ヶ原山荘間で30センチ程度の積雪が残っていて、通行できない状況が続いています。そのため、明日の乗鞍岳春山バスは全便運休が決定しています。

●ツアーコースは今シーズン最後のパウダーが広がっています●
昨日の新雪が20〜40センチ降り積もり、午前中はパウダーを楽しむことができましたが、多くの方が滑走して午後にはほとんど消滅しました。しかし、上部エリアにはまだ残っているゾーンがあります。また、剣ヶ峰山頂方はアイゼンがアイゼンが必要な状況ですので、ご注意ください。これからの時期は雪崩発生に注意が必要です。過去の雪崩発生箇所は、ノリクラガイドマップ 冬〜春スキー版 に掲載しておりますので、ご参考にしてください。

<積雪量>
・ 3番標識では、昨日より5センチ少なく、先週よりも15センチ多く、昨年より10センチ多い積雪量です。
・ 5番標識では、昨日より15センチ少なく、先週よりも25センチ多く、昨年より55センチ多い積雪量です。
・ 位ヶ原急斜面では、昨日と変わらず、先週よりも60センチ多く、昨年より1メートル多い積雪量です。
・ 位ヶ原では、先週より20センチ多く、昨年より20センチ多い積雪量です。

<バーンコンディション(下山滑走の可否について)>
位ヶ原から三本滝レストハウスまでの下山滑走に支障となる雪解け箇所はありません。
 
【ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の連載再開について】 
●ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版●
今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6 で、プレリリース版の連載は終了いたしますが、5月中旬より正式版の連載開始予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー 正式版●
2013年5月中旬頃から開始し、10月末まで連載予定です。

【Mt.乗鞍 営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場営業終了に伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
【済】4月7日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月8日(月)〜17日(水) 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月18日(木)〜26日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月27日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(日) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月23日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】 5月15日(水)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス (ほおのき駐車場〜畳平:標高2700m)

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ 冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ 春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ 県道乗鞍岳線カーブ番号


<乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘)の運行 −4月27日(土)運行開始>
2月7日付けお知らせ「2013シーズン 乗鞍高原〜位ヶ原山荘(大雪渓)の春山バス運行について(1日3→4便へ増便)」でご案内いたしましたとおり、今シーズンの春山バスの運行は4月27日(土)より開始されました。ただし、天候路面状況により、延期・運休となる場合があります。

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■2013年4月27日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6(プレリリース最終号)
  (ご注意 :今回の記事はバックカントリー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします)  

@ 2013/04/27 07:40
積雪15センチ、春山バス全便運休 − 歩いてツアーコースへ
(三本滝レストハウス)
A 2013/04/27 09:50
真冬に近い良質な雪質
(ツアーコース − 入口急斜面上)

B 2013/04/27 11:50
新雪40センチ、ラッセルに四苦八苦
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2013/04/27 12:20
今シーズン最後のパウダーを堪能
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は終日吹雪が続き、4月下旬とは思えない真冬の雪質に全山覆われ、おそらく今シーズン最後のディープなパウダーを楽しむことができました。

早朝6時の乗鞍高原は、昨日から降り続く雪に包まれています。気温はマイナス2℃、乗鞍高原一帯の道路は完全に真っ白になっていて、4月21日(日)と同じような真冬のような光景となっています。ひどい吹雪ではありませんが、視界は100メートルにも満たない状況です。昨晩からの積雪は5センチ程度ですが、乾いた雪質のため風で吹き飛ばされてしまうため、降雪量は5センチよりも多いのではと思います。

そして、観光センターから7km先にある三本滝レストハウス前駐車場には、7時の段階で15台ほどしか車がなく、予想以上の少なさです。今日は乗鞍岳春山バスの運行初日ですが、積雪のため始発便(観光センター7時30分発、三本滝7時45分発)は、昨晩の段階で運休が決定されました。それに加えて、この積雪で、夏タイヤに交換された方が断念されていることが駐車台数の少なさの要因かと思います。なお、乗鞍岳春山バスは最終的に本日は全便運休となりました。

春山バス運休のため、歩いて登るしか方法はありません。お越しになった方々も、シールを装着したりスノーシューを用意される様子がごく自然に行われ、運休時はツアーコースを登ることを前提にお越しになった方がたくさんいらっしゃいました。

かもしかゲレンデは一晩で40センチほどの積雪があり、駐車場で待機する常連の方々の中には、ラッセルが強いられるファーストトレースを譲り合うようにしあう様子もあったほどです(笑)。

かもしかゲレンデを出発した頃には、時折、薄日が差す状況で、天候の回復が期待されたところでした。しかし、9時以降は太陽の輪郭を確認することができなくなって来ました。
9時のツアーコース入口の気温は0℃。ツアーコースとしてはやや強めの風が吹き抜けて、牡丹雪のような大きな雪が真横に流れて行きます。この時期に降る雪は大抵湿雪ですが、今日の雪は真冬並みの乾いた雪質で、昨日からの降雪は20センチほどです。そして、入口急斜面では強めの風でバーンがすぐにリセットされる状況で、先行者のトレースがすぐに消えてしまうほどの状況でした。

入口急斜面を登り切った先のツアーコースも、真冬並みの乾いたパウダーが広がっています。10時の2番標識の気温はマイナス4℃。2番標識を過ぎたあたりから吹雪がひどくなって、顔を背けながら歩き続けます。このように、真冬並みの雪質が広がり、横殴りの吹雪に見舞われている状況となっていますが、さらに気温の低さが加われば、厳冬期の耐え難いコンディションとほとんど変わらないといえます。

11時30分の位ヶ原急斜面の気温はマイナス6℃。吹雪がさらにひどくなり、位ヶ原急斜面の上端部分が確認できないほど視界がひどくなっています。新雪は40センチと一段と多くなり、スノーシューで登行するボーダーの方々は、深雪のラッセルに四苦八苦される様子もありました。

ゴールデンウィークの期間は春の嵐に襲われることが良くみられますが、ツアーコース全面でディープなパウダーゾーンに覆われてしまうほどの状況は珍しいことです。なお、三本滝ゲートより先の県道乗鞍岳線は、午後になって除雪が実施されましたが、今日の乗鞍岳春山バスは全便運休となり、明日(4月28日(日))の始発便の運休も決定されました。

速報を書く、現在の乗鞍高原は15時ごろまで雪が降り続き、16時ごろから青空が広がってきました。しかし、山頂方面はまだ厚い雲が足早に流れていて、おそらく、降雪が続いていることと思います。なお、乗鞍高原内の道路の積雪は消滅いたしました。
前述の通り、明日の乗鞍岳春山バス始発便は運休がすでに決定されました。また、明日は天候が回復して道路の雪解けが進んでくると思いますが、2便以降の運行も不確定な状況のため、ツアーコースを登行されることを想定されたほうが良いと考えられます。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6(プレリリース最終号) は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/04/27 16:40更新)

●ツアーコースは今シーズン最後のパウダーが広がっています●
昨日からの新雪が20〜40センチ降り積もり、真冬並みの綺麗なパウダーが広がっています。積雪量も上部エリアを中心に増加して、位ヶ原急斜面では今シーズン最高の積雪量になり、それ以外の場所でも3月中旬〜下旬の状況と同程度まで増加しています。これからの時期は雪崩発生に注意が必要です。過去の雪崩発生箇所は、ノリクラガイドマップ 冬〜春スキー版 に掲載しておりますので、ご参考にしてください。

<積雪量>
・ 3番標識では、先週よりも20センチ多く、昨年より15センチ多い積雪量です。
・ 5番標識では、先週よりも40センチ多く、昨年より70センチ多い積雪量です。
・ 位ヶ原急斜面では、先週よりも60センチ多く、昨年より1メートル多い積雪量です。

<バーンコンディション(下山滑走の可否について)>
位ヶ原から三本滝レストハウスまでの下山滑走に支障となる雪解け箇所はありません。
 
【ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の連載再開について】 
●ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版●
今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6 で、プレリリース版の連載は終了いたしますが、5月中旬より正式版の連載開始予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー 正式版●
2013年5月中旬頃から開始し、10月末まで連載予定です。

【Mt.乗鞍 営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場営業終了に伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
【済】4月7日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月8日(月)〜17日(水) 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月18日(木)〜26日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月27日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(日) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月23日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】 5月15日(水)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス (ほおのき駐車場〜畳平:標高2700m)

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ 冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ 春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ 県道乗鞍岳線カーブ番号


<乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘)の運行 −4月27日(土)運行開始>
2月7日付けお知らせ「2013シーズン 乗鞍高原〜位ヶ原山荘(大雪渓)の春山バス運行について(1日3→4便へ増便)」でご案内いたしましたとおり、今シーズンの春山バスの運行は4月27日(土)より開始されました。ただし、天候路面状況により、延期・運休となる場合があります。

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■2013年4月26日(金)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6(プレリリース最終号)
  (ご注意 :今回の記事はバックカントリー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします)  

@ 2013/04/26 13:35
「乗鞍を世界に誇る山岳リゾートにしたい!」
(新湯けむり館オープニング式典)
A 2013/04/26 14:45
テープカット
(新湯けむり館 − オープニング式典)

B 2013/04/26 16:30
乗鞍岳春山バス駐車場の除雪が完了
(三本滝レストハウス前駐車場)

C 2013/04/26 16:55
気温-5℃積雪10センチ−明日の春山バス始発便は運休決定
(位ヶ原山荘前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は当初の取材日ではありませんが、明日の乗鞍岳春山バス運行開始に伴い、道路状況などを臨時でお届けいたします。

今日は朝一番は日差しの差す様子も見られましたが、7時ごろから雨が降り始めて、それに伴い気温も低くなってきました。午前中の天候は晴れたり雨が降ったりとめまぐるしく変化する状況でした。そして、今日は新湯けむり館のグランドオープンが14時で、それに先立って、13時から安全祈願祭とオープニングの式典が行われました。旧湯けむり館は建築から22年が経過して、温泉成分などによって設備の老朽化が進み、松本市によって新たな建物へと移り変わりました。式典には40名ほどの来賓・関係者が出席し、玉串法典などの安全祈願神事ののち、出席者の祝辞へと進んで行きます。その中で、湯けむり館の指定管理者となっているのりくら総合リゾートサービスの母体であるマックアース社長の一ノ本 達巳氏は、「日本が誇れる山岳リゾートとしての可能性が乗鞍にはあり、湯けむり館をスタートとして、世界に通用する山岳リゾートを目指して行きたい。」という主旨の祝辞をおっしゃっていました。

式典の最中から、乗鞍高原では雨から小雪へと変わって行き、14時の気温は4℃と肌寒さを覚えるようになって来ました。その後も雪は降り続き、車の屋根が白くなってくるほどの降り方です。

そして、山麓の乗鞍高原でも小雪が降り続く状況ですから、最も気になるのが、明日運行開始の乗鞍岳春山バスが通行する、県道乗鞍岳線の三本滝ゲート〜位ヶ原山荘の様子です。

春山バスを利用されるスキーヤー・ボーダーの方々の大半が三本滝レストハウス前駐車場を利用されると思いますが、昨日までは半分程度しか除雪がされていませんでした。本日夕方までにアスファルト部分がほぼ全面除雪が実施され、50台程度の駐車スペースができました。

標高1800メートルの三本滝ゲートの16時の気温は0℃。周辺の木々も白くなるほどの降り方が続いていて、県道乗鞍岳線は かもしかゲレンデを過ぎて摩利支天方面に差し掛かったあたりから路面が白くなり、標高2230メートルの冷泉小屋付近からは、視界が奪われるほどのひどい吹雪へと降り方が一段と強くなり、吹き溜まり箇所では20センチ以上の積雪で、路面上でも5センチ以上の積雪です。

17時の位ヶ原山荘前の気温はマイナス5℃。この付近の路面上の積雪は5〜10センチほどの積雪となり、西からのひどい吹雪で、前を向いて歩けないほどの状況です。

このため、明日の乗鞍岳春山バスは、路面の除雪が実施されないと運行できない状況で、本日19時にアルピコ交通から、始発便(観光センター前7時30分発、三本滝7時45分発)の運休の決定がなされました。また、積雪範囲がかなり広範囲で凍結箇所も見られることから、2便以降の運行についても微妙な状況です。

したがって、明日は春山バス運休に備えて、スノーシューなどを持参して、かもしかゲレンデからツアーコースへと登行される準備をされたほうが良いと思われます。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6(プレリリース最終号) は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/04/26 19:00更新)
 
【ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の連載再開について】 
●ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版●
今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6 で、プレリリース版の連載は終了いたしますが、5月中旬より正式版の連載開始予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー 正式版●
2013年5月中旬頃から開始し、10月末まで連載予定です。

【Mt.乗鞍 営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場営業終了に伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
【済】4月7日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月8日(月)〜17日(水) 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月18日(木)〜26日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月27日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(日) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月23日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】 5月15日(水)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス (ほおのき駐車場〜畳平:標高2700m)

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ 冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ 春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ 県道乗鞍岳線カーブ番号


<乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘)の運行 −4月27日(土)運行開始予定>
2月7日付けお知らせ「2013シーズン 乗鞍高原〜位ヶ原山荘(大雪渓)の春山バス運行について(1日3→4便へ増便)」でご案内いたしましたとおり、今シーズンの春山バスの運行は4月27日(土)より開始される予定です。ただし、天候路面状況により、延期・運休となる場合があります。

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■2013年4月25日(木)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6(プレリリース最終号)
  (ご注意 :今回の記事はバックカントリー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします)  

@ 2013/04/25 10:30
バスは道幅ギリギリ − 枝が当たっちゃって通れないよ!
(乗鞍岳春山バス試運転 − かもしかゲレンデ付近)
A 2013/04/25 10:50
気温6℃、快晴の青空 − 路面の雪も融けてぽかぽか陽気
(乗鞍岳春山バス − 冷泉小屋上20号カーブ)

B 2013/04/25 11:00
積雪量例年の1.7倍−雪の壁はバスよりはるかに高い
(乗鞍岳春山バス試運転 − 冷泉小屋上19号カーブ付近)

C 2013/04/25 12:25
試運転無事終了 − 春山バスは27日(土)運行開始決定!
(乗鞍岳春山バス試運転 − 位ヶ原山荘前)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今日は通常の現地取材日ではありませんが、27日(土)から運行予定となっている乗鞍岳春山バスの試運転が行われましたので、その模様をお伝えします。なお、本日の試運転の結果、乗鞍岳春山バスは予定通り27日(土)より運行が決定されました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、日中降り続いた雨が収まってきて、雲間から明るい月がぼんやりと浮かび始めました。雲が抜け始めていますが、まだ低く垂れ込めていて、周辺の山肌をも飲み込んでいる様子がうかがえます。気温は6℃、ほぼ無風で寒さはまったくありません。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、曇り空の朝を迎えます。7時の気温は4℃、やや肌寒さを感じる朝です。朝日の昇る様子のないどんよりとした状況ですが、1時間もしないうちに徐々に雲が抜け始め、ノリクラの峰々がその姿をあらわすようになって来ました。

8時ごろになると、観光センター前駐車場には地元の方々の車が集まり始めました。
乗鞍岳春山バスが運行されると多くのスキーヤー・ボーダーの方々が山頂方面からツアーコースに向かって下山滑走されますが、ツアーコースと平行して走る谷(伊那川、前川本谷)に誤って進入して、遭難する事案がこれまでに発生しています。それを防止するために、地元の方々が中心になって、前川本谷から伊那川の進入口に立ち入りを防ぐロープを設置し、ツアーコースへ誘導する対策が、毎年、乗鞍岳春山バス運行開始に先立って実施されます。
今日はそのロープ張りが実施するため、観光センターに集まった地元の方々が、位ヶ原方面へ出発されて行きました。

10時前にはきれいな青空が広がり、観光センター前には乗鞍岳春山バス試運転のためのバスが到着しました。道路を管理する松本建設事務所、環境省、中信森林管理署、長野県地方事務所環境課などの行政関係者をはじめ、地元の温泉組合・旅館組合・のりくら観光協会の方、そして、除雪を実施した金多屋建設、春山バスを運行するアルピコ交通、今回の試運転を取りまとめる松本市の方々など、20名以上の出席者が試運転バスに乗り込みました。

標高1800メートルの三本滝ゲートに到着し、ここからは冬季閉鎖区間の中を通行して行きます。なお、三本滝レストハウス前駐車場のスペースは先週とまったく変わらない状況でしたが、運行初日までには駐車スペースを拡幅するとのことでした。

三本滝ゲートを通過すると、バスの両脇に壁が徐々に高くなってきます。ヘアピンカーブなどは幅広く除雪されているものの、それ以外の部分はバスの1台分の幅員しか除雪されていません。それに加えて、雪の中から飛び出して横に伸びる木々の枝がさらに道幅を狭くさせています。ところによっては避けきれない箇所もあり、係員がバスから降りて枝を持ち上げ、何とかバスを通過させる一幕もありました。

そして、標高2230メートルの冷泉小屋を過ぎると、雪の壁が一気に高くなり、ところによってはバスの背丈の2倍近いところもあるほどです。除雪を実施した業者の方の話では、例年の1.7倍の積雪量だとおっしゃっていました。

11時を過ぎると、ほぼ快晴無風の気持ちの良い天候となります。遠くには穂高連峰などがくっきりと浮かび上がり、青空と白い雪の見事なコントラストの中を、試運転バスはゆっくりと進んで行き、11時30分に標高2350メートルの位ヶ原山荘に到着しました。

11時30分の位ヶ原山荘の気温は4℃。位ヶ原山荘の入口付近はまだ凍結箇所があって、バスから降りる方々も足元を注意しながら、山荘へと入って行きます。このあと、各関係者で今日の試運転の問題点などが協議されましたが、道幅の狭い箇所の除雪や三本滝レストハウス前駐車場の除雪の実施、また、バス運行には安全面を最重視し、また、雷鳥生息地につき、スキーヤー・ボーダーの方々への環境保護の啓蒙活動を繰り返し実施して行くことなどが確認され、予定通り4月27日(土)より、乗鞍岳春山バスの運行開始が決定されました。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6(プレリリース最終号) は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/04/25 18:50更新)
 
【ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の連載再開について】 
●ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版●
今回取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.6 で、プレリリース版の連載は終了いたしますが、5月中旬より正式版の連載開始予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー 正式版●
2013年5月中旬頃から開始し、10月末まで連載予定です。

【Mt.乗鞍 営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場営業終了に伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
【済】4月7日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月8日(月)〜17日(水) 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月18日(木)〜26日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月27日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(日) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月23日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】 5月15日(水)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス (ほおのき駐車場〜畳平:標高2700m)

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ 冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ 春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ 県道乗鞍岳線カーブ番号


<乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘)の運行 −4月27日(土)運行開始予定>
2月7日付けお知らせ「2013シーズン 乗鞍高原〜位ヶ原山荘(大雪渓)の春山バス運行について(1日3→4便へ増便)」でご案内いたしましたとおり、今シーズンの春山バスの運行は4月27日(土)より開始される予定です。ただし、天候路面状況により、延期・運休となる場合があります。

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■2013年4月21日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.5
  (ご注意 :今回の記事はバックカントリー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします)  

@ 2013/04/21 06:45
気温0℃ − 昨日から降り続く雪で一面銀世界
(県道乗鞍岳線 − 観光センター前)
A 2013/04/21 07:30
積雪15〜20センチ − スタッドレスでもスリップしやすい
(県道乗鞍岳線 − 休暇村〜三本滝間)

B 2013/04/21 07:55
積雪20〜25センチ − 重たい湿雪に包まれる
(三本滝レストハウス前駐車場)

C 2013/04/21 08:05
小降りになってきたものの、まだまだ降雪が続く
(かもしかゲレンデ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 本日は取材日ではありませんが、臨時で速報をお届けします。

昨日夕方から降り始めた雪が一晩中続き、今朝の乗鞍高原は一面銀世界となりました。6時の気温は0℃。暖かな朝です。降り続く雪で屋根からドサッと雪が落ちる音に重みがあって、春先特有の湿った雪に覆われました。降り始めからの積雪は10〜15センチほど。着雪性の高い雪ですから、車の雪下ろしは一苦労させられるものです。

県道乗鞍岳線(エコーライン)は、乗鞍高原内は早朝に除雪がされたものの、路面が再び白くなるほどの降り方が続きます。そして、休暇村から先はさらに積雪量が多くなり、15〜20センチの積雪。道路のわだちが高くなり、スタッドレスタイヤを装着した四輪駆動車でもスリップするほどで、夏タイヤではとても走行できない路面状況です。

8時の三本滝レストハウスの気温は2℃。積雪は20〜25センチに達し、一晩中停められた車は完全に雪だるま状態になっています。三本滝レストハウスにお越しになっている車は10台にも満たない状態ですが、ツアーコースに向けて出発するスキーヤー・ボーダーの方々の出発光景がいつものように見られました。

かもしかゲレンデには、シールでジグザグと登って行く様子がはっきりとわかるほどしっかりとしたトレース跡がつけられていて、スキーヤーの方々が一列になって登って行く様子が見られました。かもしかゲレンデも20センチ程度の湿雪に覆われていて、ゲレンデを横切る県道乗鞍岳線は除雪が進められているものの、再び真っ白になり、切り通し箇所でスキー板をはずすことなく、そのまま車道を登って上段のゲレンデへと進んで行きました。

現在、県道乗鞍岳線の除雪は位ヶ原山荘まで先頭が進み、冷泉小屋まで路面が見える状態となりましたが、この降雪で除雪完了箇所も再び除雪しなおさなければならないかもしれません。また、位ヶ原山荘付近の昨晩からの積雪は20センチ程度の湿雪だったとのことです。

速報を書く現在の乗鞍高原は、かなり小降りになってきて、路面の雪解けが進んできました。乗鞍高原だけでなく、各地で季節外れの降雪に見舞われたようですが、これからの時期は、冬に逆戻りすることが多々ありますので、ご注意ください。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.5 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/04/21 09:50更新)
 
【ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の連載再開について】 
●ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版●
2013年3月23日取材分より開始し、4月下旬まで連載予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー 正式版●
2013年5月中旬頃から開始し、10月末まで連載予定です。

【Mt.乗鞍 営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場営業終了に伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
【済】4月7日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月8日(月)〜17日(水) 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月18日(木)〜26日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月27日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(日) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月23日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】 5月15日(水)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス (ほおのき駐車場〜畳平:標高2700m)

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ 冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ 春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ 県道乗鞍岳線カーブ番号


<乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘)の運行 −4月27日(土)運行開始予定>
2月7日付けお知らせ「2013シーズン 乗鞍高原〜位ヶ原山荘(大雪渓)の春山バス運行について(1日3→4便へ増便)」でご案内いたしましたとおり、今シーズンの春山バスの運行は4月27日(土)より開始される予定です。ただし、天候路面状況により、延期・運休となる場合があります。

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■2013年4月20日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.5
  (ご注意 :今回の記事はバックカントリー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします)  

@ 2013/04/20 07:15
三本滝ゲートまで通行可能になる
(三本滝レストハウス前駐車場)
A 2013/04/20 07:35
気温2℃、若干肌寒さの残る中を出発!
(かもしかゲレンデ)

B 2013/04/20 10:15
どんよりとした天候でも山頂ははっきりと
(ツアーコース − 1番標識付近)

C 2013/04/20 11:35
お昼前から小雪が舞い始める
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 午前中は何とか天気が持ちましたが午後からは小雪が舞い始めて、進み始めた春が若干後退したような冷たい空気の一日でした。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、明るい月が頭上に登った夜を迎えます。気温はマイナス2℃。風はなく寒さはほとんど感じられません。雲が若干たなびいているものの、明るい月に照らされたノリクラの峰々はボーっと白く夜空に浮かび上がり、月明かりに目が慣れてくると、その山肌の様子すらはっきりと捉えることができます。白肌に幾筋ものハイマツの尾根が出現し、雪解けが急激に進んでいることが夜空でもわかるほどです。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、青空の朝を迎えます。6時の気温はマイナス3℃。冷え込んだ空気に包まれて、次第に指先が悴んでくるほどの冷たさです。早朝は朝日が顔を出していましたが、青空は次第に白っぽくなってきます。それでも、ノリクラの峰々の様子ははっきりと視界が確保されている様子は変わりありません。

県道乗鞍岳線(エコーライン)の休暇村〜三本滝間で冬季閉鎖が解除されたことから、今日は観光センターから7km先の標高1800メートルにある三本滝レストハウスまで車で向かうことが可能になりました。7時の三本滝レストハウス前の気温は2℃。この時間帯になると青空はほとんどなくなり、薄日がなんとか差している曇り空へと変わって行きました。三本滝レストハウス前駐車場はアスファルト部分の半分程度しか除雪がされてなく、7時過ぎに15台程度の車がお越しになっていましたがほぼ満車に近い状態となってしまいました。そして、天候を心配して、出発の準備があわただしく進められている様子があります。
なお、しばらくは駐車スペースの少ない状況が続くかと思いますので、できるだけ早めに三本滝レストハウス前駐車場にお越しになったほうが良いかと思います。ただし、レストハウスなどは休業されていて、屋外トイレも利用できない状況ですのでご注意ください。

出発の準備が整えば、三本滝レストハウスのとなりにある、かもしかゲレンデからツアーコースへ向かいます。リフト営業は終了していますので、すべて歩いて行くこととなります。雪面のコンディションはやや固めでアイゼンが良く効くバーンといえますが、シールのグリップが効かないほどのアイスバーンではありません。

かもしかゲレンデを登ってツアーコース入口に到達した9時の気温は2℃。冷たい空気が流れ込んできて、バーン表面はフィルムパック状態となってきました。昨日の降った新しい降雪はほとんど残っていません。固めのバーンのため、入口急斜面ではシールのグリップが効きにくいところもあって、シールでの登行をあきらめて、スキーを担いでツボ足で登るスキーヤーもいらっしゃいました。

入口急斜面を登り切った先のツアーコースも状況に変わりはありません。天候はややどんよりとした状態ではあっても、1番標識付近では真正面に高天ヶ原と剣ヶ峰が二つ並んで聳え立つ様子がはっきりと確認できる状況で、天候が急変するような雰囲気は感じられませんでした。

まるでゲレンデの中を歩いているような固めのバーンが続きますが、5番標識を超えたあたりから、うっすらと新雪が積もっている状態に遭遇できるようになって来ました。そして、11時過ぎからは小雪が舞い始め、山頂方面には雲がかかり始めました。

正午の位ヶ原急斜面の気温は0℃。この付近から新雪の柔らかさをしっかりと感じるようになって来ました。そして、その先の森林限界を超えた位ヶ原は、アイスバーンと新雪の部分がまだらに分布していて、アイスバーンの箇所に差し掛かると平坦な位ヶ原でもシールがまったく効かないほどの状況です。

13時の大雪渓の気温はマイナス5℃。周期的に霧が流れ込んできて周辺の視界が妨げられるようになって来ました。空気の冷たさもさらに増してきて、雪の降り方もはっきりとしてきました。

その後も小雪の舞う状況は続き、速報を書く現在の標高1500メートルの乗鞍高原でも霙っぽい雪がしっかりと降っています。明日は天候が回復する予報が出ていますが、乗鞍高原周辺でも積雪に注意し、冬季閉鎖が解除されたばかりの休暇村〜三本滝間は夜間凍結の恐れがありますので、冬用タイヤまたはタイヤチェーンを持参されることをオススメします。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.5 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/04/20 17:10更新)

●ツアーコースはゲレンデのようなやや固めのコンディションで、比較的滑走しやすい状況でした●
位ヶ原より上部では新雪が積もっている部分がありますがアイスバーンとのミックスで、斑状に降り積もっているため、滑走しにくい状態です。また、アイゼン必須な状態となっています。そして、これからの時期は雪崩発生に注意が必要です。過去の雪崩発生箇所は、ノリクラガイドマップ 冬〜春スキー版 に掲載しておりますので、ご参考にしてください。

<積雪量>
・ 3番標識では、先週よりも20センチ少なく、昨年より50センチ少ない積雪量です。
・ 5番標識では、先週よりも30センチ少なく、昨年より30センチ少ない積雪量です。
・ 位ヶ原急斜面では、先週よりも30センチ少なく、昨年より1メートル多い積雪量です。
・ 位ヶ原では、先週より10センチ少なく、昨年より40センチ少ない積雪量です。
・ 大雪渓は、先週より20センチ少なく、昨年より30センチ多い積雪量です。

<バーンコンディション(下山滑走の可否について)>
位ヶ原から三本滝レストハウスまでの下山滑走に支障となる雪解け箇所はありません。さらにその下部の休暇村ゲレンデは所々で積雪がなくなっていて、滑走が困難です。
 
【ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の連載再開について】 
●ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版●
2013年3月23日取材分より開始し、4月下旬まで連載予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー 正式版●
2013年5月中旬頃から開始し、10月末まで連載予定です。

【Mt.乗鞍 営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場営業終了に伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
【済】4月7日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
【済】4月8日(月)〜17日(水) 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月18日(木)〜26日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月27日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(日) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月23日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】 5月15日(水)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス (ほおのき駐車場〜畳平:標高2700m)

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ 冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ 春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ 県道乗鞍岳線カーブ番号


<乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘)の運行 −4月27日(土)運行開始予定>
2月7日付けお知らせ「2013シーズン 乗鞍高原〜位ヶ原山荘(大雪渓)の春山バス運行について(1日3→4便へ増便)」でご案内いたしましたとおり、今シーズンの春山バスの運行は4月27日(土)より開始される予定です。ただし、天候路面状況により、延期・運休となる場合があります。

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■2013年4月13日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.4
  (ご注意 :今回の記事はバックカントリー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします)  

@ 2013/04/13 08:35
快晴無風、気温4℃ − 穏やかな陽気の中を出発!
(休暇村ゲレンデ)
A 2013/04/13 09:50
昨日までの降雪でハイシーズン並みのコンディション
(休暇村ゲレンデ)

B 2013/04/13 13:15
午後も安定した天候が続く
(ツアーコース − 5番標識付近)

C 2013/04/13 15:35
気温マイナス2℃ − 新雪20〜30センチ、パウダーが広がる
(大雪渓)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 終日安定した天候が続き、今日はまさに「快晴無風」を代表するような天候の一日を過ごすことができました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、小雪の舞う夜を迎えています。気温はマイナス2℃。深々と降るという感覚はなく、一日中降り続いた雪が降り方が弱くなり、そろそろ収まってきたといったところです。路面に積雪はありませんが、日中に降り続いた降雪で木々にはびっしりと着雪している様子から、湿った雪が降っていることがわかります。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、雲ひとつない快晴の朝を迎えます。7時の気温はマイナス4℃、少しばかり冷え込んでいます。それでも、指先までキーンと響くほどの強い冷え込みではありません。西の空には真っ青な空が広がり、そこには再び雪化粧したノリクラの峰々が聳え立っています。この青と白のコントラストはまるで厳冬期のような美しさです。

乗鞍高原までの道程には積雪はありませんが、その先の休暇村方面はうっすらと道路が白くなっていて、早々に夏タイヤに履き替えた方は、若干スリップされながら休暇村まで登って来られたようです。すでに Mt.乗鞍 営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン) でお伝えしているように、今週は休暇村から全山歩いてツアーコースに向かう必要があります。そのため、例年なら人出が極端に少なくなりますが、今日は好天に恵まれたこともあって、休暇村駐車場には8時の段階で20台以上の車がお越しになっていて、すでに休暇村ゲレンデにはツアーコースに向けて登っていったトレースが何本も刻まれていました。

8時の休暇村の気温は4℃。もう寒さはなく、休暇村ゲレンデを出発するスキーヤー・ボーダーの方々も、アウターをザックに押し込んでから歩き出す様子がありました。休暇村ゲレンデ付近の新雪は5〜10センチほど。ブッシュが見えているところはほぼ皆無で、このままリフト営業しても問題ないほどのコンディションです。

快晴無風の天候に変わりはなく、目の前にノリクラの峰々が紺碧の空に映える様子を真正面に眺めながら先を進みます。日差しの暖かさを背中に受けると、大粒の汗を噴出しながら登ってゆく様子もあり、まさに春スキーの雰囲気が感じられる状況でした。

11時のかもしかゲレンデの気温は8℃。県道乗鞍岳線の除雪は三本滝ゲートを過ぎて、かもしかゲレンデを横切りさらに摩利支天方面まで進んでいます。ただ、三本滝レストハウス前の除雪がまだ進んでいないため、次週の開通時にどれだけマイカーの駐車スペースが確保できるか若干心配なところです。

もちろん、かもしかゲレンデも昨日までの新雪が10センチ以上降り積もり、ハイシーズンと変わらない状況です。
そして、正午のツアーコース入口の気温は12℃まで上昇し、20センチ程度降り積もった新雪はやや腐り始めて、滑り降りてくるスキーヤーは足を取られて、かなり苦労されている様子が見られました。

その後のツアーコースも全面真っ白な新雪。午後になって、緩んだ新雪がパックし始めて、滑りにくい状況が続きます。「位ヶ原より上部は良い湯気質だったのに...」と嘆きながら下山滑走する方々に何人もすれ違います。

ツアーコース最上部の位ヶ原急斜面は30センチ程度の新雪。午後になって多くのシュプールが刻まれて、パウダーゾーンの面影がなくなってきました。しかし、朝から続く快晴無風の状況が続き、ひんやりとした空気が流れて、心地よくクールダウンさせてくれます。
位ヶ原急斜面から望む遠景の山並みもはっきりと眺めることができ、久々に雪化粧された中央アルプスがいつも以上に大きく聳える様子が間近に感じられました。

ツアーコース位ヶ原急斜面を登り切った先の位ヶ原は、新雪が10センチ程度降り積もり、所々にシュカブラ(雪紋・風紋)が見られますが、アイスバーンになっているところは少なくなっています。15時の位ヶ原の気温はマイナス2℃まで低下しますが、アウターを着なくてもそれほど寒さを感じさせないほどまで快晴無風が続き、日差しの暖かさがいつまでも続きます。

今日は本当に終日快晴無風の一日で、休暇村からの長距離の登行が強いられる状況だったにもかかわらず、多くのスキーヤー・ボーダー、そして、登山の方々がお越しになりました。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.4 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/04/13 18:15更新)

●ツアーコースは昨日までの新雪が下部では10センチ程度、上部では20〜40センチほど降り積もっています。●
新雪ではありますが、、ツアーコースは湿雪で、コンディションが良いのは位ヶ原よりも上部エリアだけとなっています。
これからの時期は雪崩発生に注意が必要です。過去の雪崩発生箇所は、ノリクラガイドマップ 冬〜春スキー版 に掲載しておりますので、ご参考にしてください。

・ 3番標識では、先週よりも10センチ多く、昨年より40センチ少ない積雪量です。
・ 5番標識では、先週よりも10センチ多く、昨年より10センチ少ない積雪量です。
・ 位ヶ原急斜面では、先週よりも70センチ多く、昨年より1メートル多い積雪量です。
・ 位ヶ原では、先週より15センチ少ない積雪量ですが、大雪渓は先週よりも大幅に増加しています。

 
【ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の連載再開について】 
●ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版●
2013年3月23日取材分より開始し、4月下旬まで連載予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー 正式版●
2013年5月中旬頃から開始し、10月末まで連載予定です。

【Mt.乗鞍 営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】
スキー場営業終了に伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
4月7日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月8日(月)〜17日(水) 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月18日(木)〜26日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月27日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(日) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月23日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】 5月15日(水)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス (ほおのき駐車場〜畳平:標高2700m)

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ 冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ 春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ 県道乗鞍岳線カーブ番号


<Mt.乗鞍のリフト営業 − 4月7日(日)で通常営業終了>

Mt.乗鞍の通常営業は4月7日(日)までです。なお、13日(土)・14日(日)に特別営業が検討されていますが、夢の平クワッドリフト・かもしかペアリフトは特別営業の対象になっていません。したがって、4月8日(月)〜18日(木)の間は、休暇村ゲレンデより全山登行となります。
<県道乗鞍岳線(休暇村〜三本滝ゲート間)−4月18日(木)11:00冬季閉鎖解除>
県道乗鞍岳線は休暇村より先の区間については冬季閉鎖となっていますが、スキー場営業終了に伴って除雪作業が開始され、4月18日(木)11:00より休暇村ゲート〜三本滝ゲート区間が通行可能となります。乗鞍高原から三本滝ゲートまではマイカー通行可能ですが、路面状況により通行止めとなる場合があります。(4月中は夜間凍結の可能性があります。チェーンなど携行をお勧めします。)
<乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘)の運行 −4月27日(土)運行開始予定>
2月7日付けお知らせ「2013シーズン 乗鞍高原〜位ヶ原山荘(大雪渓)の春山バス運行について(1日3→4便へ増便)」でご案内いたしましたとおり、今シーズンの春山バスの運行は4月27日(土)より開始される予定です。ただし、天候路面状況により、延期・運休となる場合があります。

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■2013年4月6日(土)        (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.3
  (ご注意 :今回の記事はバックカントリー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参加されることをお勧めします)  

@ 2013/04/06 09:00
気温12℃ − 曇天でも天候はまだ安定している
(ツアーコース入口)
A 2013/04/06 11:30
バーンはガリガリ・バリバリ − アイゼンがよく効く
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

B 2013/04/06 11:50
遠景の山並みが雲に飲み込まれて行く
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2013/04/06 12:15
気温0℃、ホワイトアウト直前の吹雪に − 急いで下山
(位ヶ原)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ 今にも泣き出しそうな天候だったにもかかわらず、なんとか午前中だけは悪天候に見舞われずに済みましたが、、午後からは予報どおり雪へと天候が急変しました。

日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、きれいな星空の広がる夜を迎えています。気温は6℃。もちろん寒さはなく、若干の空気の流れを感じるもののほぼ無風で、天気予報で報じられているような天候の激変を感じさせる状況ではありません。

そして、一夜明けた乗鞍高原は、曇り空の朝を迎えます。7時の気温は8℃。数日前から週末の悪天候が予報されていたものの、夜明けとともに雲間に朝日が登り、高天ヶ原の裾野付近まで視界がはっきりしている状況で、悪天候を感じさせるような風の吹き方もありません。上空の雲も厚みがなく、雲間に幾分青空がのぞいています。

乗鞍高原周辺もこの1週間でかなり雪解けが進んでいて、春が足音を立ててやってきている様子が感じられます。Mt.乗鞍は明日(4月7日(日))で通常営業が終了しますが、ゲレンデを見回しても滑走不能な箇所はほとんどなく、比較的良好なコンディションが維持されているようです。13日(土)・14日(日)に特別営業が検討されているものの、ツアーコースに向かうために必要な夢の平クワッドリフトとかもしかペアリフトは対象外であるため、リフトを利用してツアーコース入口に向かうのも今回が最後となります。(参考 : 下記の【Mt.乗鞍 営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】 をご参照ください。)

9時のツアーコース入口の気温は12℃。早朝は雲の中に隠れていたノリクラの峰々もこの時間帯になるとはっきりと確認できる状態となり、本当に天候が悪化するのかと疑ってしまうほどの状況です。しかし、急速に発達する低気圧は台風と同じ状態ですから、接近とともに天候が激変することを忘れてはなりません。
そんな天候状況にもかかわらず、今日もツアーコース入口には10名ほどのスキーヤー・ボーダーの方々がお越しになり、「今日は午前中だけにして早めに切り上げます。」と、挨拶を交わす様子が見られました。

数日前に降雪があったものの、入口急斜面は昨日までのトレース跡がしっかりと刻まれ、新雪が残っている箇所は皆無と行ってもよいでしょう。冷え込んで固まった春先のゲレンデに近いバーンコンディションが続いて行きます。

入口急斜面を登り切った先のツアーコースも状況に変わりはありません。ほとんど風はありませんが上空には足早に雲が流れて行きます。しかし、いつもと異なって、南から北へと流れています。それでも、中央アルプスはしっかりと確認でき、上空の雲は比較的高い位置にとどまっているようです。
そして、さらにツアーコースを登って行くと、白い新雪部分と汚れた春雪部分とがくっきりと分かれていて、数日前の降雪がなんとか残っている状況が見られるようになって来ました。ただ、その新雪部分も数センチ程度で、ちょうど昨年の同時期には、この時期としては珍しくまとまった降雪があって、数十センチの積雪に見舞われた状況からすれば「雀の涙」といった状態です。

さらに上部に上って行くと、風に冷たさを伴うようになってきます。3番標識付近からシールで登る足裏から、バーンの硬さを感じるようになり、冷え込んできている様子がうかがえます。そんな状況ですが、アウターなくても寒さを感じさせることはなく、遠景の山並みの見え方にもあまり変化はありません。ただ、雲はうねって流れている様子もあって、決して油断ができない状況であることは間違いありません。

正午前から下山滑走を開始するスキーヤー・ボーダーの方々が多くなり、「上部はカチカチでとても滑られる状況ではありません!」と、一様におっしゃりながら下山される様子が続きます。

正午の位ヶ原の気温は0℃。パックされた表面は比較的厚みがあって、バリバリと割りながら登って行く状況が続きます。ただ、細かなシュカブラ(風紋・雪紋)がそのまま凍り付いて、下山滑走はとても容易なものではありません。
12時30分ごろから山頂付近は雲に飲み込まれるようになり、中央アルプスなどの遠景はほぼ完全に雲の中に隠れてしまいました。さらには霙交じりの雪へと変わって行き、風の強さが一段と増してきて、吹雪に近い状態です。

13時の大雪渓の気温は0℃。雪の降り方が増してきて、バーン表面もうっすらと雪が降り積もるほど。ただ、大雪渓付近も硬いバック状態のコンディションですから、決して滑走しやすい状況ではありません。そして、山頂方面からは雲が徐々に下降し始めて来ました。この先はおそらく天候が激変することが予想されます。

速報を書く現在の乗鞍高原は雨が降っています。これからの時期は天候の激変に特に注意しなければなりません。特に降雨後に気温が急激に低下することもよくあるため、低体温症が懸念されます。厳冬期のように降雪だけの天候状況とは違った対応が必要となります。

なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー プレリリース版Vol.3 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/04/06 17:10更新)

●ツアーコースは下部は春雪ですが上部から硬くなり、位ヶ原・大雪渓はパック状態で、稜線方面に向かう方は、アイゼンの携行は必須です。●
これまでは昨年よりも積雪量の多い状態がつづいていましたが、昨年同時期にまとまった降雪がありましたので、今週は昨年よりも少ない状況となっています。また、これからの時期は雪崩発生に注意が必要です。過去の雪崩発生箇所は、ノリクラガイドマップ 冬〜春スキー版 に掲載しておりますので、ご参考にしてください。

・ 3番標識では、先週よりも10センチ少なく、昨年より60センチ少ない積雪量です。
・ 5番標識では、先週よりも5センチ少なく、昨年より40センチ少ない積雪量です。
・ 位ヶ原急斜面では、先週とほぼ同じで、昨年より50センチ〜1メートル多い積雪量です。
・ 位ヶ原では、先週より10センチ少ない積雪量です。

●ご注意 − ツアーコース入山にはしっかりとした装備と下準備を●
ここ最近、しっかりとした下調べをせず、また、ゲレンデ滑走とほとんど変わらない装備でツアーコースに入山される様子が散見されます。
ゲレンデ最上部からツアーコース入口へ容易にアクセスできることが大きな要因かと思いますが、ゲレンデ管理区域外を一歩でも外れた場合は、自己の管理下で行動することが求められます。ゲレンデ管理区域外上部は天候の変化がゲレンデ内よりも激しく、きれいなパウダーコンディションばかりではありません。湿雪やパック・クラストといったまともに滑走できないコンディションに遭遇することも珍しくなく、ゲレンデ内滑走以上に負傷する確立も高くなります。
地図などでのコース把握をしっかり整え、天候の急変によるホワイトアウトの可能性も考慮した装備と行動が必要で、一旦、事故が発生すると山岳遭難という扱いとなり、場合によっては、本格的な救助体制をとる必要があり、多額の救助費用が必要となることを十分認識して行動されるようお願いいたします。


【Mt.乗鞍 営業終了以降の乗鞍岳春山アクセス方法(4〜6月、ツアーコース、春山バス、乗鞍スカイライン)】

スキー場営業終了に伴い、ツアーコース等の上部エリアへアクセス方法が変わり、時期によっては乗鞍高原から全ての区間が登行となります。下記の情報にご留意の上、計画してください。

  スキー場〜三本滝ゲート
(標高1600〜1800m)
三本滝ゲート〜ツアーコース入口
(標高1800〜2000m)
ツアーコース入口〜位ヶ原
(標高2000〜2500m)
位ヶ原方面〜大雪渓
(標高2500〜2600m)
4月7日(日)まで リフト乗車 リフト乗車 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月8日(月)〜17日(水) 徒歩(休暇村G、スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月18日(木)〜26日(金) マイカー(県道乗鞍岳線) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等) 徒歩(スノーシュー等)
4月27日(土)〜5月下旬 マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘:標高2350m) 徒歩(スノーシュー等)
5月下旬〜6月30日(日) マイカー(県道乗鞍岳線) 乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜大雪渓:標高2600m) ※6月23日(日)は天空マラソンのため運休
【岐阜県】 5月15日(水)〜 乗鞍スカイラインシャトルバス (ほおのき駐車場〜畳平:標高2700m)

※ 乗鞍岳周辺の概要は、下記のノリクラガイドマップを参考にして下さい。
● ツアーコースなど − ノリクラガイドマップ 冬〜春スキー版   ● 春山滑走エリアなど − ノリクラガイドマップ 春〜夏スキー 山頂版
● 県道乗鞍岳線 − ノリクラガイドマップ 県道乗鞍岳線カーブ番号


<Mt.乗鞍のリフト営業 − 4月7日(日)で通常営業終了>

Mt.乗鞍の通常営業は4月7日(日)までです。なお、13日(土)・14日(日)に特別営業が検討されていますが、夢の平クワッドリフト・かもしかペアリフトは特別営業の対象になっていません。したがって、4月8日(月)〜18日(木)の間は、休暇村ゲレンデより全山登行となります。
<県道乗鞍岳線(休暇村〜三本滝ゲート間)−4月18日(木)11:00冬季閉鎖解除>
県道乗鞍岳線は休暇村より先の区間については冬季閉鎖となっていますが、スキー場営業終了に伴って除雪作業が開始され、4月18日(木)11:00より休暇村ゲート〜三本滝ゲート区間が通行可能となります。乗鞍高原から三本滝ゲートまではマイカー通行可能ですが、路面状況により通行止めとなる場合があります。(4月中は夜間凍結の可能性があります。チェーンなど携行をお勧めします。)
<乗鞍岳春山バス(乗鞍高原〜位ヶ原山荘)の運行 −4月27日(土)運行開始予定>
2月7日付けお知らせ「2013シーズン 乗鞍高原〜位ヶ原山荘(大雪渓)の春山バス運行について(1日3→4便へ増便)」でご案内いたしましたとおり、今シーズンの春山バスの運行は4月27日(土)より開始される予定です。ただし、天候路面状況により、延期・運休となる場合があります。

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