■2013年10月27日(日)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー
→ ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.25<最終号>(→紅葉情報は1ページ目に))
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@ 2013/10/27 08:25 位ヶ原山荘を出発! (位ヶ原山荘は10月31日まで営業)
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A 2013/10/27 12:50 激しく流れる雲間から絶景のパノラマが広がる (乗鞍岳山頂)
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B 2013/10/27 13:05 銀世界に太陽が眩しい (乗鞍岳山頂直下)
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C 2013/10/27 14:50 真冬日の一日 − 夕方になっても樹氷の光景が広がる (位ヶ原)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 昨晩の降雪で一面銀世界に雪化粧されたノリクラは、午後から綺麗に晴れ上がって、シーズン最後の輝きを放っていました。
早朝6時の位ヶ原山荘は、昨晩から続く吹雪の朝を迎えます。気温はマイナス4℃、位ヶ原山荘周辺の道路は、ほとんど乾燥しているものの、所々で吹き溜まりが見られる状態、山頂方面はすっぽりと雲に包まれていてその様子を伺うことができません。
長野県側の県道乗鞍岳線は、位ヶ原より上部で部分的に積雪や凍結が見られるため通行止め、そして、岐阜県側の乗鞍スカイラインでは、夫婦松駐車場の少し先(4kmポスト)付近から凍結箇所が見られ、こちらも通行止めとなっています。
時間と共に周辺にかかっている雲が若干薄くなって、周囲の様子が少しずつ見られるようになってきます。位ヶ原山荘の正面にある屋根板や富士見沢は完全に埋まるほどではないものの全面積雪となり、どんよりとした吹雪が続く中では、光りを失ったモノトーンな世界となっています。
そして、吹雪は収まっても風はさらに強くなり、頭上を激しく雲が行き交います。それと同時に8時ごろから、時折、青空が広がり始めます。2月から今シーズンの営業を行っている位ヶ原山荘は、10月31日の営業終了日まで残すところあと数日。今日も宿泊した登山者を送り出す様子が見られました。
一旦は天候の回復が感じられたものの、9時ごろになると再び吹雪が始まります。ただ、完全な雪ではなく、細かなあられ状態の吹雪ですから、激しく顔に痛く当たり続けます。視界も50メートル前後しかない状態で、県境付近ではひどい暴風雪が荒れ狂っていて、とても立っていられる状況ではありません。
また、肩の小屋から乗鞍岳(剣ヶ峰)へ向かう登山道も完全に真っ白。昨晩からの降雪によって、位ヶ原エリアから上部は完全に雪に覆われていて、太陽のない吹雪の中でも、真っ白な新雪に目が焼ける感じがあるほどでした。
吹雪も11時ごろには収まりはじめ、登山道上は北から吹き付ける強風が続きます。しかし、常に強風に耐え凌ぐばかりとは限らず、登山道を吹き抜ける風は、時には登山者の背中を押して、足取りを軽快にさせてくれるもの。そして、登山道周辺の積雪は1〜2センチ程度しかなく、吹き溜まりでも5センチに満たない状況です。しかし、絶えず強風が吹きぬける状況でも、飛ばされない積雪があるということは、降雪時に雨から雪へと変化して、着雪性の高い状態だったことを物語っています。
正午の乗鞍岳山頂は、激しく北から流れる雲間に青空がのぞくようになり、周辺のロケーションもはっきりと確認できる状況となってきました。気温はマイナス6℃まで低下し、絶えず強風が吹きぬける中、時折、足元を奪われるほどの突風に襲われ、山頂の社にしがみついて耐え凌ぐしかない状況となります。そんな中でも、眼下には黄金色の紅葉に輝く乗鞍高原や、真っ白に冠雪した高天ヶ原、そして、すぐ隣に存在しても激しく流れ続ける雲にかき消されている大日岳などが確認できるようになります。そして、高天ヶ原の山肌を覆うハイマツ帯が着雪してできた雪化粧は完全な純白ではなく、ハイマツの模様が雪の中から浮かび上がっていて、厳冬期の真っ白な雪模様とは一味違った趣を感じさせるものです。
午後になるとさらに天候は回復しますが、気温は一向に上昇せず、位ヶ原周辺では、ほぼすべてのダケカンバは幻想的な樹氷の世界を作り上げています。全身から白い花を咲かせて光景は、あまりの美しさにため息しか出ないほどの状況です。この付近は厳冬期になると乾いた雪になるため、枝に着雪することはほとんどなく、樹氷が発生しても午前中には落ちてしまいますから、このように終日に渡って樹氷が見られる状況は、初冬の限られた時期に、特定の気象条件が揃わなければ発生することはなく、貴重な光景ともいえます。
その後も、激しく流れる雲と青空が交互に訪れる光景が続き、今日一日が終わって行きました。
今シーズンの速報は本日が最終日となります。最後までご覧くださり有難うございました。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.25<最終号> は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/10/27
18:30更新)
【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】
2013ノリクラ雪渓カレンダー正式版
は、今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.25<最終号>
をもって今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
●速報●
2013年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2013年12月から2014年3月までのウインターシーズンについては、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載 を実施できない週もあります。
2014年3月下旬以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2014年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2014年5月中旬頃を予定してお
ります。
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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の位ヶ原山荘(標高2350メートル)の気温はマイナス4℃。昨晩から吹雪となり、路面は所々凍結と積雪が見られます。そのため、長野県側の県道乗鞍岳線は通行止めです。また、岐阜県側の県道乗鞍岳線は夫婦松の少し上(4kmポスト)から凍結が見られ、こちらも通行止めです。
先ほどから風がかなり強くなり、晴れてきましたが、あまり良いコンディションではありません。
なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/10/27
06:20更新)
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■2013年10月26日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.25<最終号>(→紅葉情報は1ページ目に))
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@ 2013/10/26 07:00 紅葉 − 乗鞍高原は見頃になってきた (乗鞍高原鈴欄)
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A 2013/10/26 13:20 午後から天候回復、見事な青空 (大雪渓)
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B 2013/10/26 14:15 真っ白な羽毛に変わって冬支度 (ライチョウ − 乗鞍岳登山道)
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C 2013/10/26 14:55 激しく行き交う雲間から力強い太陽が... (乗鞍岳山頂)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 台風27号が過ぎ去って、午前中の雨から次第に青空が広がるのと同時に、上部エリアは吹き返しの風が冷たく吹き抜けるようになりました。思った以上に天候状況のよい一日でした。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、台風の影響で雨が次第に強くなってゆきます。気温は10℃、風もなく寒さは全く感じられないコンディションです。そして、上空の様子は全くわかりませんが、周辺にはモヤや霧などはなく、雨が降る以外は天候が安定しているといった雰囲気です。
そして、一夜明けた乗鞍高原は、夜明け前に雨は一旦収まったものの、6時過ぎから再び降り始めます。気温は6℃で周囲の山肌をも飲み込むほどの低い雲に包まれていることもって、寒さは全くありません。長野県側の県道乗鞍岳線は、県境付近まで全線雨で通行に支障となる箇所もないことから、予定通り7時に開門となりますが、岐阜県側の乗鞍スカイラインでは、畳平で1.5℃の気温が観測されて凍結の恐れがあることから、7時の開門が見合わされました。そのため、長野県側・岐阜県側の両県とも、シャトルバスは運休となりました。
遅れ気味だった乗鞍高原の紅葉は、この一週間でかなり進んで、完全に見頃の時期を迎えました。乗鞍高原の紅葉はとにかく「全方位黄金色」で、そんな輝きのシャワーを絶えず浴びながらの散策は、雨が降っていても楽しいものです。
この雨も8時ごろには少しずつ収まるようになります。ただ、今度は霧がひどくなってきて、善五郎の滝
駐車場付近から上部では視界が100メートル程度しかないほどの状況です。そんな濃霧に包まれた善五郎の滝遊歩道では、深い色合いを紅葉したミズナラがモノトーンの錦絵を淡く見せてくれています。
9時の三本滝ゲートの気温は6℃、県道乗鞍岳線は通常通りに開門したものの、バス・タクシーが訪れる様子は皆無...しとしとと降り続く雨の中でのゲート管理業務は、寒さで身震いが止まりません。係の方々も残り1週間を切ってしまい、少しばかり寂しそうな雰囲気が垣間見られました。
善五郎の滝駐車場付近から発生していた濃霧も、三本滝ゲートを過ぎて摩利支天付近に差し掛かると上空が幾分明るくなり、冷泉小屋付近までやってくると雲間から日差しが差し込むようになって来ました。雨は完全に収まって、天候は明らかに回復傾向へと進んでゆきます。
そして位ヶ原山荘を過ぎた位ヶ原エリアでは、眼下に重厚な雲海が広がり、そこには八ヶ岳や南アルプスの頂だけがぽつんぽつんと頭を出している状況。乗鞍スカイラインから白山方面には重い雲海が広がることは良くあるものの、県道乗鞍岳線側ではこれだけ重厚な雲海は珍しいといっても良いでしょう。
正午の大雪渓の気温は5℃。この頃になると、雲間に青空が広がるようになって、暖かさも感じられるようになって来ました。そして、上空の雲が幾分足早に流れ始め、13時過ぎになって、ようやく山麓の乗鞍高原に垂れ込めていた雲海も解消傾向へと進んでゆきます。
このあと、乗鞍岳山頂(剣ヶ峰)方面へと向かいます。登山道には先週の新雪の面影は全くなく、所々で一部凍結がある以外は、登行において問題となるところはほとんどありません。しっかりと晴れ上がったかと思うと急激に雲が流れ込んできて、一気に視界が奪われる状況が繰り返されます。そんな中、濃霧の中から現れたのは雷鳥のメス。すでに全身の大半が白い羽毛に置き換わっていて、真冬に向けた準備が進められていました。
そして、位ヶ原や乗鞍高原などの山麓方面の雲はすっかりとなくなるものの、上空から絶えず雲が流れ込み、稜線を歩く我々の影がその雲に映ったり、虹がかかったりと、ちょっと幻想的な様子を楽しませてくれました。
15時の乗鞍岳山頂(剣ヶ峰山頂)の気温はマイナス4℃。どんどん冷え込んで行き、北風がさらに強さを増して行きます。稜線を激しく超えてゆく雲の行方を追いながら、重厚に広がる雲海の先の御嶽山などを眺めるものの、あまりの寒さにすぐに撤退しなければなりません。そして、行きの登山道には見られなかった登山道の凍結が帰りにはあちこちで見られるようになり、気温の低下と強風が続く状況が夜になっても続きます。
午後から天候が回復したものの、今後日付が変わる頃から雨が降る予報が出ています。速報を書く位ヶ原山荘の現在の気温はマイナス2℃、若干吹雪に近い状態になってきました。今後、降雪量が多くなると、明日は路面凍結積雪による通行止めの可能性があります。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.25<最終号> は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/10/26
18:00更新)
【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】
2013ノリクラ雪渓カレンダー正式版
は、今週末掲載予定の ノリクラ雪渓カレンダーVol.25<最終号>
をもって今シーズンの連載を終了させていただきます。連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。
●速報●
2013年11月はお休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
2013年12月から2014年3月までのウインターシーズンについては、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載を実施できない週もあります。
2014年3月下旬以降の春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2014年3月下旬頃から再開を予定し、ノリクラ雪渓カレンダー正式版は2014年5月中旬頃を予定してお
ります。
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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光センター前駐車場の気温は6℃。一旦収まりかけた雨が再びひどくなってきました。ご覧の通り、雲は低く垂れ込めて、観光センター周辺の山肌すらも覆い隠すほどです。
畳平は気温1.5℃で雨の天候。岐阜県側の乗鞍スカイラインは凍結の恐れから現時点では通行止めの措置が取られ、今後のパトロールで凍結の心配が解消されれば、開門されるとのこと。また、長野県側の県道乗鞍岳線も全線雨で、こちらは予定通り7時に開門します。また、シャトルバスは長野県側・岐阜県側共に運休となっています。
また、朝と夜の速報でお届けできない情報については、ツイッター@norikura_org
にてお届けしておりますので、あわせてご覧ください。
なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/10/26
06:40更新)
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■2013年10月20日(日)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー
→ ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.24(→紅葉情報は5ページ目から))
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@ 2013/10/20 07:45 雨は降り止まない − 雲はさらに低く垂れ込める (観光センター前駐車場)
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A 2013/10/20 08:15 見頃を迎えたものの、ピークの色合いまであと一歩! (一の瀬園地 − 大カエデ)
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B 2013/10/20 10:50 紅葉 − まだ緑のものが多い (善五郎の滝 遊歩道)
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C 2013/10/20 12:40 雨、気温6℃ −残っていた初雪が雨で消えてゆく (大雪渓入口)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 今日は終日雨...止む間の全くない降り方はまるで梅雨を想像させる状況。乗鞍高原の紅葉がようやく始まりだして、雨の中の散策を楽しむ一日となりました。
早朝6時の乗鞍高原は、夜半から降り始めた雨が続く朝を迎えます。気温は8℃、寒さをほとんど感じない状況です。早朝の時間帯は雲が比較的高く、位ヶ原の下部あたりまではなんとか確認できる状態でした。しかし、時間と共に雲は低くなり、周辺の山肌をも飲み込むほどの勢いを見せます。
長野県側の県道乗鞍岳線は、三本滝から県境まで全線雨で、通常通り7時に三本滝ゲートが開門されました。しかし、岐阜県側の乗鞍スカイラインでは一部で凍結箇所が見られ、7時の開門が見合わせとなりました。そのため、シャトルバスも長野県側・岐阜県側共に運休とされ、運行は乗鞍スカイラインの開通を待つ状態となりました。
今日の雨は降ったり止んだりの強弱はほとんどなく、しとしとといつまでも降り続く状況。そのため、天候の変化というものが全くない状態でした。観光センター前駐車場には6時の時点で15台ほどのマイカーがお越しになっていましたが、シャトルバス運休が続き、一台また一台と、少しずつ少なくなって行きます。
乗鞍高原の奥にある一の瀬園地は紅葉が見頃を迎え、行き交うマイカーの姿が絶えることはありません。そして、やはり一番人気は一の瀬園地の奥にある大カエデ。9時近くになるとたくさんのカメラマンが周囲に三脚を立てる様子が見られます。皆さん、高価な機材を丁寧に扱い、絶対に雨に濡れないよう慎重にカメラを操作される状況がみられます。そして、肝心の大カエデですが、色合いがが深まって見頃の時期を迎えています。かなりよい状態まで発色しているものの、真紅の輝きを見せるまで数日程度は必要かと考えられます。
一の瀬園地では大カエデ以外にもたくさんの紅葉を楽しむことができ、周辺を散策しているだけでも一日が終わってしまうほどのエリアです。一の瀬園地を含めた乗鞍高原の紅葉は昨年よりもやや遅めで、いつもならミズナラの紅葉で秋色いっぱいになっている善五郎の滝
遊歩道では、その大半が今年はまだ青い状態のまま...上部エリアにも行くができず、山麓の乗鞍高原の紅葉も遅れていて、今日は見るべきポイントの少ない状況となっています。
正午の位ヶ原山荘の気温は6℃。雨の降り方は全く変わらず、周辺は霧が漂う状況です。今日は風もほとんどなく、霧もしばらくそのまま座り込んで立ち退こうとする気配はありません。そして、位ヶ原山荘より上部では霧が抜けて、周辺の様子もはっきりと確認できる状況です。
13時の大雪渓の気温は6℃、降っているものは雪ではなく完全に雨です。そして、昨日まで大雪渓入口周辺には17日(木)のに降った初雪が消えずに残っています。しかし、この雨でその大半が溶けてしまい、ほぼ元の姿に戻ろうとしています。
岐阜県側の乗鞍スカイラインは、その後も凍結通行止めが続き、速報を書く14時30分時点ではまだ通行止めが継続されています。
ノリクラのグリーンシーズンも残りわずかですが、今日は生憎の天候となってしまいました。次の週末が今シーズン最後となりますので、ぜひとも良い天候になることを期待したいところです。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.24 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/10/20
15:00更新)
【紅葉情報 −
大雪渓から三本滝ゲート付近の紅葉は完全に終了、山麓の乗鞍高原の紅葉が見頃を迎え始めました。】
乗鞍の紅葉は標高2600〜2700メートルの大雪渓付近で9月中下旬ごろから始まり、山麓の乗鞍高原は10月中旬ごろが見頃となります。乗鞍の紅葉の概要は、 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)
をご覧ください。
紅葉状況としては、大雪渓から三本滝ゲートまでは完全に終了し、乗鞍高原の紅葉が見頃を迎えました。ただ、しっかりとした色付きではないところが多く、あと1週間程度は必要かと思います。また、一の瀬の大カエデは、全体的に深い色合いとなってきたものの、鮮やかさはあと一歩といったところです。 ただ、今後は、上端部分から落葉が始まる可能性がありますので、ボリュームを取るか鮮やかさを取るか、微妙な状況と言えるでしょう。
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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光セ
ンター前駐車場の気温は8℃。ややまとまった降り方の雨となっています。長野県側の県道乗鞍岳線は全線雨で通行可能ですが、岐阜県側の乗鞍スカイラインは一部凍結があり、現在、7時の開門を見合わせる状況となっています。このため、シャトルバスは両県とも運休となり、今後、乗鞍スカイラインの凍結が解消されて通行可能になれば、運行開始するとのことです。
また、朝と夜の速報でお届けできない情報については、ツイッター@norikura_org
にてお届けしておりますので、あわせてご覧ください。
なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/10/20
06:25更新)
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■2013年10月19日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.24(→紅葉情報は5ページ目から)
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@ 2013/10/19 08:30 雲海 − 紅葉は乗鞍高原がメイン (県道乗鞍岳線 − かもしかゲレンデ〜摩利支天間)
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A 2013/10/19 13:05 積雪数センチ − ちょっと冬山登山の気分を! (肩の小屋〜剣ヶ峰登山道)
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B 2013/10/19 14:25 頂上小屋は10月31日まで営業します (頂上小屋 − 冬の準備)
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C 2013/10/19 15:35 午後からは視界も良くなり、穏やかな状況に (肩の小屋専用道)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 今日はどんよりとした曇り空の一日で、晩秋というよりも初冬の寒さが続いた一日でした。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、薄曇の夜を迎えています。気温は6℃ですが曇っていることもあって寒さは全くありません。その薄い雲の上からは満月前の小望月が明るく夜空を照らしていて、その明るさがあることもあって、寒さを感じないのかもしれません。
そして、一夜明けた乗鞍高原は、夜明け前に少し小雨がありましたが、曇り空の朝を迎えます。6時の気温は6℃、やはり昨晩と同じく寒さを感じない朝です。雲は比較的高く、山頂直下まで見通すことができ、その山肌にはうっすらと雪化粧が施されている様子が見られます。長野県側の県道乗鞍岳線は、大雪渓付近で小雪が見られるようになってきたものの、積もるほどの状況ではなく、本日は通常通り7時に開門されました。岐阜県側の乗鞍スカイラインでも、畳平付近で小雪が降っていて、凍結の危険性から7時の開門を見合わせることとなりました。そのため、長野県側・岐阜県側両県のシャトルバスは始発便から運行見合わせとなりました。
7時を過ぎる頃になると、少し小雨が降ってきました。しかし、傘をささなくてもほとんど問題とならないほどの降り方。おそらく1時間程度は降ったり止んだりを繰り返していたかと思います。そして、乗鞍高原から三本滝ゲートを通過してかもしかゲレンデに到達すると、眼下に雲海が広がっている様子が確認できます。乗鞍高原はこの雲海の下で、小雨が降ったり止んだりを繰り返す原因は、おそらくこの雲海がもたらしたものかと思います。
紅葉のメインは完全に乗鞍高原に移動してました。完全にピークの色合いではありませんが、周囲をやさしく黄金色に包む様子は、大雪渓・位ヶ原エリアなど森林限界を超えた先に見られる高山帯の紅葉とは違った雰囲気があって、ココロが落ち着くように感じられます。
9時の位ヶ原山荘の気温は4℃。徐々に冷え込んできて、じーっとしているとかなりの寒さを感じる状況。そして、山頂方面は周期的に雲が沸いていて、時折、その雲が一気に下降する様子もって、風の強さを少し感じるようになって来ました。それでも、さらに上部の位ヶ原に到達すると、完全に雲海の上となり、周囲の山々はその頂だけを雲海の上に顔を出す様子も見られるほどでした。この雲海は終日に渡って続き、紅葉も終わって青空もない今日のような状況の中では、唯一の見所と言っても良い状態です。
10時の大雪渓の気温は3℃。位ヶ原5号カーブがある宝徳霊神バス停付近から、道路の周辺に積雪が見られるようになって来ました。ただ、道路には全く積雪はなく、所々で路面が乾き始めるほどとなっています。そして、乗鞍スカイラインは10時30分に開門が決定され、シャトルバスは長野県側については観光センター発11時00分便から、岐阜県側については、ほおのき平駐車場発10時25分便から運行開始が決まりました。
大雪渓周辺は16日(水)から17日(木)にかけて降った初雪と、今朝の降雪がいたるところに残っています。ただ、全体を真っ白にするほどの積雪ではなく、初雪が降ったときよりも雪解けが進んでいるようです。それでも、雪渓上に残っている新雪部分は、積雪5センチほどもあり雪渓全面を覆い、新雪の真っ白なバーンは曇り空でもまぶしいほどの輝きを放っていました。
お昼前にシャトルバスが運行を開始したこともあって、乗鞍岳山頂(剣ヶ峰)に向かう登山者の方々が続々と登山道を登って行きます。こちらも積雪は数センチ程度で、アイゼンなどは必要ありませんが、下りは注意が必要です。また、稜線付近に到達すると、枯れ残ったミヤマクロスゲがびっしりと着氷していた氷のオブジェがあちらこちらにあって、冬の美しさに思わずカメラを向ける登山者の姿がありました。
正午の登山道の気温はマイナス2℃。稜線付近は西からのかなり冷たい風が吹き抜けていて、真冬並みのつめたさですが、お昼過ぎから稜線の風も収まって、寒さは幾分和らいで来ました。そして、台風27号の到来と本格的な降雪がやってくる前に、剣ヶ峰山頂直下にある頂上小屋では、雪の重みで倒壊するのを防ぐために小屋の外壁に支柱を設置する作業が始まりました。それでも小屋締めはまだ先で、今シーズンは10月31日まで営業されるとのことで、よほどの悪天候でない限り実施する予定とのことでした。
15時の頂上小屋付近の気温は一気に低下してマイナス8℃、ただ、ほとんど無風となり気温ほどの寒さはありません。そして、眼下には重厚な雲海が広がり、上空には幾分青空も見られる状況となってきました。しかし、明日は雨の予報が出ていて、気温は高めですが山頂方面は雪になる可能性もあります。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.24 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/10/19
19:00更新)
【紅葉情報 −
大雪渓から三本滝ゲート付近の紅葉は完全に終了、山麓の乗鞍高原の紅葉が見頃を迎え始めました。】
乗鞍の紅葉は標高2600〜2700メートルの大雪渓付近で9月中下旬ごろから始まり、山麓の乗鞍高原は10月中旬ごろが見頃となります。乗鞍の紅葉の概要は、 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)
をご覧ください。
紅葉状況としては、大雪渓から三本滝ゲートまでは完全に終了し、乗鞍高原の紅葉が見頃を迎えました。ただ、しっかりとした色付きではないところが多く、あと1週間程度は必要かと思います。また、一の瀬の大カエデは、全体的に深い色合いとなってきたものの、鮮やかさはあと一歩といったところです。
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@ 2013/10/19 05:50 曇−大雪渓〜畳平で小雪
県道乗鞍岳線は通行可、乗鞍スカイラインは開門見合わせ中
(朝の速報 −
観光センター前駐車場)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光センター前駐車場の気温は6℃。明け方に一時小雨が降りましたが、現在はどんよりとした曇り空が広がり、雲は山頂付近まで垂れ込めています。寒さはありません。雲間に見えられる山肌には17日(木)の新雪・初冠雪が残っている様子が見られます。
大雪渓から県境方面や畳平で小雪が降っているため、岐阜県側の乗鞍スカイラインは開門するかどうか現在検討中です。なお、長野県側の県道乗鞍岳線(エコーライン)については、通常通り7時からの開門を予定しております。 そのため、岐阜県側のシャトルバスは始発便については運休、それ以降の便については乗鞍スカイラインの開通を待って検討するとのこと。また、長野県側のシャトルバスについても、現在運行見合わせ中です。
また、朝と夜の速報でお届けできない情報については、ツイッター@norikura_org
にてお届けしておりますので、あわせてご覧ください。
なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/10/19
06:30更新)
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■2013年10月17日(木)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
今回はありません)
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B 2013/10/17 15:55 まだ凍結箇所が残る − 通行不可 (位ヶ原
5号カーブ − 画像提供:三本滝ゲート管理人)
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C 2013/10/17 16:10 山肌にも一部積雪が残る (大雪渓上3号カーブ
− 画像提供:三本滝ゲート管理人)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 朝の速報でも申し上げたとおり、昨日の降雪により初雪・初冠雪が観測され、県道乗鞍岳線、及び、乗鞍スカイラインは積雪凍結のため、終日通行止めとなりました。
三本滝ゲート管理人によると、16時30分の位ヶ原山荘付近の気温は2℃。日中の日差しによりかなり雪解けが進んでいますが、県道乗鞍岳線は位ヶ原山荘より上部では、ご覧の画像のように部分的に路面凍結あり、大雪渓より上部では通行困難な状況が続いているとのことです。しかし、明日以降も週末にかけてよい天気が続きますので、道路上の積雪凍結はさらに自然融雪することが考えられ、週末には何とか通行可能な状況になることを期待したいところです。(2013/10/17
18:30更新)
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@ 2013/10/17 06:05 快晴・初冠雪 − 乗鞍スカイライン・県道乗鞍岳線通行止め (位ヶ原山荘前 − 画像提供:位ヶ原山荘支配人)
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@ 2013/10/17 06:05 積雪2センチ、最低気温マイナス4.6℃ (位ヶ原山荘前 − 画像提供:位ヶ原山荘支配人)
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B 2013/10/17 08:55 快晴・初冠雪 (観光センター前 −
画像提供:読者様)
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C 2013/10/17 08:20 色付きはあと一歩 (一の瀬
大カエデ − 画像提供:読者様)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 昨日の速報で初雪の様子をお伝えいたしましたが、本日はご覧のとおりの快晴の朝を迎え、山頂方面の初冠雪を確認できました。
位ヶ原山荘支配人によると、早朝7時の位ヶ原山荘の気温はマイナス1.5℃、最低気温はマイナス4.6℃を観測し、昨日は夜になってから山荘付近でも雪となり、ご覧のとおり、山荘のベンチや路面はうっすらと白く積雪凍結しました。多いところで2センチ程度の積雪とのことです。
このため、長野県側の県道乗鞍岳線(エコーライン)は路面凍結通行止めで、岐阜県側の乗鞍スカイラインでも、5kmポスト付近から上部で路面凍結が確認され、現在通行止めとなっています。(2013/10/17
07:00更新)
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■2013年10月16日(水)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー →
今回はありません)
▼ 台風26号の通過後、寒気が流れ込んだ影響から、午前中の雨が午後には霙に変わり、初雪となりました。
ご覧の画像は、本日夕方17時頃の標高2350メートル付近の位ヶ原山荘付近の様子。気温は0℃です。この付近はまだ路面は凍結していませんが、午後のパトロールに向かった三本滝ゲート係員の方の話では、標高2550メートル付近の位ヶ原
5号カーブ付近(宝徳霊神バス停)より路面はシャーベット状になり、標高2700メートルの県境付近では路面は積雪で真っ白になっているとのことでした。
なお、周辺は濃霧が立ち込めているため、山頂付近の様子は確認できませんが、おそらく初冠雪となっている可能性が高いと考えられます。
岐阜県側の乗鞍スカイラインは、昨晩の大雨による雨量規制のため、本日は終日通行止めでしたが、明日は路面凍結による通行止めの可能性が高い状況です。また、長野県側の県道乗鞍岳線は、本日は通行可能だったものの、明日は路面凍結による通行止めとなることが予測されます。(2013/10/16
20:10更新)
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■2013年10月13日(日)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー
→ ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.23(→紅葉情報は6ページ目から))
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@ 2013/10/13 06:45 本日シャトルバス乗車数2695名−運行開始以来過去最高 (観光センター前 − シャトルバス始発便)
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A 2013/10/13 10:30 鍋釜持ってサイクリング − 畳平を目指して! (県道乗鞍岳線 − 摩利支天上)
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B 2013/10/13 11:00 昨日の降雨・降雪で完全に落葉 − 路肩に雪がまだ残る (県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)
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C 2013/10/13 13:50 この連休で今シーズンのノリクラ通いも終了! (大雪渓 − 常連のスキーヤー・ボーダー)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 三連休中日に加えて、雲ひとつない快晴の空が終日続き、まさに秋晴れの一日となり、シャトルバスは2003年の運行開始以来、過去最高の乗車人数を記録しました。
早朝5時の乗鞍高原は、まだ夜明け前の真っ暗な朝です。気温は0℃で上空には満天の星空が広がっています。まだ真夜中といっても良い状況ですが、観光センター前駐車場は、すでに160台ものマイカーがお越しになっていて、ほぼ満車状態です。そして、駐車場内のあちこちでは人の動きがあわただしくなっていて、トイレなどでは朝の混雑がもう始まっています。そのため、6時には満車の表示が設置され、シャトルバス始発便を待つ列が長くなり始めています。
昨晩は19時から21時ごろにかけて乗鞍高原では雨が降り、この時点で4℃と冷え込んでいました。この雨は上部では雪だったようです。そして、長野県側の県道乗鞍岳線は、大雪渓上の富士見沢の2号カーブ付近で一部凍結があった以外には路面状況に問題はなく、通常通り7時に開門となる予定です。しかし、岐阜県側の乗鞍スカイラインでは、上部の畳平でマイナス4℃、風速12メートルが観測され、四ッ岳カーブ付近の11kmポストより上部で路面凍結が確認されたため、通行止めとなりました。そのため、岐阜県側のシャトルバスは全面運休となり、長野県側のシャトルバスは終点畳平の一つ手前のバス停「大雪渓・肩の小屋口バス停」での折り返し運行の措置が取られました。
観光センター前駐車場では、シャトルバス始発便を待つ列がどんどん伸びて行き、観光センター建物を取り巻いてさらに場外までつながる状態。これまでに経験のないほどの乗客数のため、バス車両を続けて入線させるものの一向に列は短くならず、最終的には始発便は10台ものバスが運行されました。しかし、それでも乗り切れずに、次発の8時便へご案内となった方もいらっしゃったほどです。
8時の乗鞍高原一の瀬園地の気温は8℃、少しずつ暖かさを感じるようになってきます。相変わらずの雲ひとつない快晴の中、一の瀬園地の奥にある大カエデにはカメラマンの方々が絶え間なく立ち寄る様子が見られます。大カエデは色付き始めているものの、まだ、はっきりとした色合いではなく、見頃を迎えるまで数日から1週間程度は必要かと思います。
一の瀬から県道乗鞍岳線に戻って、10時の摩利支天の気温は12℃、やや風が吹き抜けるようになるものの、雲ひとつない快晴は相変わらず続きます。岐阜県側の乗鞍スカイラインが通行止めのため、畳平を経由して高山方面へサイクリングにやって来た学生の方々も、しばらく三本滝ゲートで待機していたものの、通行止め解除を期待して登り始めます。そして、10時30分に乗鞍スカイラインの通行止め解除となり、鍋釜をくくりつけて
いかにも重そうな自転車を懸命に漕ぎ続ける様子にも、通行止め解除を知って少しばかり元気にペダルを回す様子に変わってきました。
とにかく、綺麗な青空が続く様子に変化はなく、沿道を散策する方々やカメラマンの姿も昨日以上にたくさんお越しになっています。標高2350メートルの位ヶ原山荘を越えると、道路周辺には昨晩の降雪が所々に残っています。そして、その降雪の影響からか、幾分残っていた大雪渓・位ヶ原エリアの紅葉も完全に落葉し、ウラジロナナカマドの赤い実だけがかなり目立つ状況となってしまいました。
正午の大雪渓の気温は6℃。今日は山頂方面に向かった登山者も多く、大雪渓・肩の小屋口バス停から下り便に乗車される方が、午後の早い段階から集まり始め、シャトルバス下り便を待つ行列が絶えず見られるほどでした。そして、今日も大雪渓にはいつもの常連のスキーヤー・ボーダーの方々がお越しになっていて、今シーズン最後の雪渓スキーを楽しんでいらっしゃいました。夏場はノリクラに集まる常連の方々も、冬場は各地のホームゲレンデに戻り、それぞれのトレーニングを続けられ、再び、来シーズンにまたノリクラに集まることと思います。そして、14時の大雪渓の気温は4℃、日差しが傾き始めると雪渓のバーンは急に硬くなりますが、それでも滑り続ける様子が続き、最後の最後までノリクラの秋スキーを楽しんでいらっしゃいました。
冒頭にも申し上げたように長野県側のシャトルバスはかなりの混雑となり、始発便は10台、8時便は9台、9時便は9台が運行されました。そして、その後も5台以上の運行が続き、午後の下り便は増発に次ぐ増発が続く状況でした。そのため、本日の乗車人員は2695名にものぼり、2003年のシャトルバス運行開始以来、過去最高を記録しました。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.23 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/10/13
18:00更新)
【紅葉情報 −
大雪渓から摩利支天付近まで紅葉がほぼ終り、山麓の乗鞍高原の紅葉が始まっていないため、今週は端境期です。】
乗鞍の紅葉は標高2600〜2700メートルの大雪渓付近で9月中下旬ごろから始まり、乗鞍の紅葉の概要は、 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)
をご覧ください。
紅葉状況としては、先週の全山紅葉の様子から一変して、大雪渓から摩利支天付近までほぼ終了しました。しかし、山麓の乗鞍高原の紅葉がまだ始まっていないため、今週は見頃のエリアが摩利支天から三本滝ゲート付近にしかなく、今週は紅葉の端境期となっています。
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標高2700メートルの大雪渓付近から標高2500メートル付近の位ヶ原では、ほぼ終了しました。昨日は綺麗な色合いがスポット的に残る部分がありましたが、昨晩の降雨降雪で完全に落葉してしまいました。
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標高2350メートルの位ヶ原山荘から標高2230メートル冷泉小屋、そして、標高2100メートルの荒田沢橋付近も、大雪渓・位ヶ原エリアと同様にほぼ終了しました
▼
標高2000メートルの摩利支天から標高1800メートルの三本滝ゲートの区間は、先週と比べると落葉が目立つものの、見頃の箇所も残っています。全エリアの中で、紅葉らしい雰囲気が残っているエリアといえるでしょう。
▼
標高1500メートル付近の乗鞍高原は、色付きは始まっているものの、見頃といえるレベルではありません。一の瀬園地の大カエデも色付き始めているものの、まだ良い発色ではなく、一部で青い部分も見られます。見頃を迎えるには、少なくともあと数日から1週間程度は必要かと考えられます。
残念ながら、乗鞍高原の紅葉が本格的に始まるまでは、ノリクラの紅葉はしばらく「お預け」といった状況になっています。乗鞍高原の紅葉は上部の大雪渓・位ヶ原エリアのような霜枯れの心配はありませんので、今後、冷え込んで時期がやってくれば、綺麗な状況となるはずです。
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@ 2013/10/13 05:40 快晴−乗鞍スカイラインは凍結通行止 シャトルバスは大雪渓・肩の小屋口折り返し運行 (朝の速報 −
観光センター前駐車場)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光セ
ンター前駐車場の気温は0℃。この時期らしいさむさとなりました。天候は雲ひとつない快晴です。昨晩は少し雨が降り、観光センター周辺でも少し凍っている様子が見られますが、山頂方面には積雪はありません。また、長野県側の県道乗鞍岳線には凍結箇所はありませんが、岐阜県側の乗鞍スカイラインでは四ッ岳カーブ付近の11kmポスト付近より上部で凍結箇所があり通行止めとなっています。なお、畳平の天候は視界良好で風速12メートル、マイナス4℃と冷え込んでいます。
このため、岐阜県側のシャトルバスは運休で、長野県側のシャトルバスは畳平の一つ手前のバス停の大雪渓・肩の小屋口バス停での折り返し運行となります。
観光センター前ー駐車場は6時前に満車となり、シャトルバス乗り場は始発便1時間前の6時にすでに長い列となり、今日も混雑が見込まれます。
なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/10/13
06:20更新)
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■2013年10月12日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー
→ ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.23(→紅葉情報は6ページ目から))
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@ 2013/10/12 09:05 秋の雰囲気を楽しむ (県道乗鞍岳線 − 摩利支天付近)
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A 2013/10/12 19:25 紅葉 −
上部が終わって見所エリアが中腹に限定される (県道乗鞍岳線 − 摩利支天上)
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B 2013/10/12 10:45 紅葉
−柔らかい晩秋の光景、今日もたくさんのカメラマンが (県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘)
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C 2013/10/12 11:10 紅葉 − 上部エリアでも綺麗なものが若干残る (県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
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▼ 午前中は晴れた天候でしたが、午後からは鉛色の雲が立ち込めるようになり、冷たさがひしひしと迫ってくる晩秋の雰囲気に包まれた一日でした。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、激しい雨が収まり、満天の星空が広がります。気温は14℃、この時期としてはかなり高めの気温で、寒さは全く感じさせない状況です。上空に広がる星の輝きを見ると、それまでの光り方よりも一層輝きが増していて、星の一粒一粒が大きく感じられます。まるで真冬に見られるきりっとした澄んだ夜空です。
そして、一夜明けた乗鞍高原は、青空の朝を迎えます。気温は12℃、山頂付近に雲がたなびいているものの、山頂の様子がはっきりとわかる状態です。観光センター前駐車場周辺はやや強めの風が吹き、風そのものにはそれほど冷たさはないものの、体感的にはやや肌寒さを感じられる方が多かったようです。今日から三連休という方も多いかと思いますが、6時の観光センター前駐車場は53台と普段の週末並みの人出にとどまっています。それでも、7時のシャトルバス始発便に乗車される方々は、定刻1時間も前から列ができ始め、6時30分くらいには乗車口から50メートル先にある観光センター建物に到達するほどで、始発便は5台運行されました。列に並ぶ方々の多くは若干寒そうな様子が見られ、長袖を着ているにもかかわらず、さらにその上に着込む方もいらっしゃいました。
山頂付近にかかっていた雲も7時くらいになってほとんどなくなり、日差しの暖かさも感じられるようになって来ました。しかし、8時ごろになると再びくもがわきはじめます。ただ、しっかりとした青空は絶えず広がり、朝一番から吹き抜けていた強風もほぼなくなり、穏やかな雰囲気となってきました。乗鞍高原から三本滝までは、先週よりも紅葉の色付きは感じられるものの、本格的なレベルには達していません。
三本滝ゲートを通過して、かもしかゲレンデ付近までやってくると、先週ピークを迎えた紅葉が今週もかろうじて残っている状況です。そして、道路の周辺ではいたるところで落ち葉が広がり、先週の見事な紅葉の跡形がほとんどない場所もあるほどです。それでも、ダケカンバの幹の立ち姿や周辺に残る紅葉のバランスは秋の雰囲気を楽しむには十分な様子で、ビビッドな色合いとは次元の異なる淡い色合いがなんともいえない雰囲気を醸し出しています。
11時の位ヶ原山荘の気温は7℃、この付近からやや風が強くなってきて、先ほどまでの青空もほとんどなくなってきました。位ヶ原山荘から望む屋根板・富士見沢はダケカンバの幹がはっきりと確認できる状況となり、その中に紅葉が点在する様子が見られ、紅葉のピークは完全に終り、柔らかな晩秋の雰囲気が広がります。時折、雲間から日差しが差し込むと、大勢のカメラマンの方々が一斉にシャッターを切る様子もあり、まだまだ、紅葉シーズンが続いていることを感じさせる瞬間でした。
そして、上部エリアの位ヶ原・大雪渓エリアは、激しく雲が流れる状況となってきます。このエリアはほとんど紅葉は終了してしまいましたが、のんびりと沿道を散策される様子があって、じーっとしていると寒さを感じる状況でも、歩いているとちょうどよい気候で、秋の散策の楽しさは、こんなところにあるのかなぁ〜と、改めて感じさせてくれるものです。正午の位ヶ原の気温は6℃。気温が徐々に低下し始めます。そして、山頂付近の雲はさらに激しく西から東へとうねるように流れて行きます。
13時の大雪渓の気温は6℃、風がやや強くなってきて、アウターなしではかなりの寒さを感じさせる状況となってきました。大雪渓には上級者のみ滑走可能な雪渓上部左側の他に、雪渓上部右側もまだ残っていて、過去に例のないほど積雪量の多い状態が続いています。そして、今日も常連のスキーヤーの方々が雪渓上部左側に作ったコブで滑走されている様子が見られます。
14時の大雪渓の気温は0℃。手が悴んでしまい、吹き抜ける強風でかなりの寒さです。そして、周辺は視界が50メートルにも満たないほどの濃霧に見舞われ、晩秋を通り越して、初冬の雰囲気すら感じさせるほどです。それでも、常連のスキーヤーの方々は寒さ知らずで、元気に滑り続けていました。
その後、ポツリポツリと雨粒が落ちてくる状況となりましたが、それ以上の天候の変化はなく、今日一日が終わってゆきます。また、大雪渓付近の濃霧はどうやら上部エリアだけだったようで、位ヶ原山荘付近まで下山すると山麓の乗鞍高原に日差しの指す様子がはっきりと確認できる状況でした。
明日は晴マークが並ぶ天気予報となっていますが、朝晩はかなり冷え込みますので、しっかりとした防寒対策を整えてお越しください。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.23 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/10/12
17:55更新)
【紅葉情報 −
大雪渓から摩利支天付近まで紅葉がほぼ終り、山麓の乗鞍高原の紅葉が始まっていないため、今週は端境期です。】
乗鞍の紅葉は標高2600〜2700メートルの大雪渓付近で9月中下旬ごろから始まり、乗鞍の紅葉の概要は、 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)
をご覧ください。
紅葉状況としては、先週の全山紅葉の様子から一変して、大雪渓から摩利支天付近までほぼ終了しました。しかし、山麓の乗鞍高原の紅葉がまだ始まっていないため、今週は見頃のエリアが摩利支天から三本滝ゲート付近にしかなく、今週は紅葉の端境期となっています。
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標高2700メートルの大雪渓付近から標高2500メートル付近の位ヶ原では、ほぼ終了しました。ただ、綺麗な色合いがスポット的に残る部分がありますので、そのような箇所をモチーフにした写真撮影はまだ可能です。
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標高2350メートルの位ヶ原山荘から標高2230メートル冷泉小屋、そして、標高2100メートルの荒田沢橋付近も、大雪渓・位ヶ原エリアと同様にほぼ終了しました
▼
標高2000メートルの摩利支天から標高1800メートルの三本滝ゲートの区間は、先週と比べると落葉が目立つものの、見頃の箇所も残っています。全エリアの中で、紅葉らしい雰囲気が残っているエリアといえるでしょう。
▼
標高1500メートル付近の乗鞍高原は、色付きは始まっているものの、見頃といえるレベルではありません。
残念ながら、乗鞍高原の紅葉が本格的に始まるまでは、ノリクラの紅葉はしばらく「お預け」といった状況になっています。乗鞍高原の紅葉は上部の大雪渓・位ヶ原エリアのような霜枯れの心配はありませんので、今後、冷え込んで時期がやってくれば、綺麗な状況となるはずです。
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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く5時現在の観光セ
ンター前駐車場の気温は12℃。まだ夜明け前ですが、しっかりとノリクラの峰々を確認できる晴れた朝を迎えます。観光センター前駐車場は強弱を繰り返しながら南風が吹きぬけて、風には幾分温かさが残っています。駐車場には普段の週末と同じ程度のマイカーがお越しになり、早くも出発の準備の様子が見られます。乗鞍スカイラインは7時より開門し、シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通り のAダイヤでの運行が開始される予定です。
なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/10/12
05:45更新)
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■2013年10月6日(日)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー
→ ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.22(→紅葉情報は6ページ目から))
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@ 2013/10/06 08:40 山頂から中腹まで全山紅葉が続く (県道乗鞍岳線 − 摩利支天上 31号カーブ)
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A 2013/10/06 11:10 紅葉 − 見事な色合いを放ちカメラマンの注目の的 (県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)
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B 2013/10/06 11:50 紅葉 − どこをとっても見事! (宝徳霊神〜位ヶ原山荘 登山道)
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C 2013/10/06 15:45 山麓からの雲の流れと午後の斜光が美しい (県道乗鞍岳線 − 大雪渓上 3号カーブ)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 昨日に引き続き、今日も見事な紅葉日和となりました。
早朝6時の乗鞍高原は、ほとんど雲のない快晴の朝を迎えます。気温は11℃でこの時期としてはかなり暖かな朝といえます。観光センター前駐車場には75台のマイカーがお越しになり、普段の週末並みの人出です。そして、朝一番から出発の準備に忙しそうな様子があちこちで見られるようになって来ました。
綺麗に晴れ上がり、紅葉もピークを迎えたこともあって、7時のシャトルバス始発便を待つ方々が大勢集まり、6時30分ごろには50メートル離れた観光センター建物まで達し、さらに観光センターに沿うように長く伸びて、最終的には公衆トイレの入口付近まで到達してしまいました。そのため、始発便は6台が運行され、快晴が続く山頂方面へと出発して行きました。観光センター前駐車場のほうも7時の段階で空きスペースがかなり少なくなり、8時に満車となるほどの賑わいとなっています。
上空には少しずつ雲が沸きあがります。秋の雲という感じではなく、どちらかというと夏雲に近い状態。空気はさわやかですが、肌を焦がすようなジリジリとした暑さを感じさせるものです。そのため、紅葉見物で沿道を散策される方々も額に汗を滲ませながら歩く様子が見られます。
今日もたくさんのヒルクライマーがお越しになりましたが、ほとんど前に進めない状態。「写真を撮っている時間のほうが長く、今日はほとんどヒルクライムになっていません」と、おっしゃる方がほとんどで、中にはカメラを片手に持ったまま、自転車を走らせる方もいらっしゃるほどでした。
9時の摩利支天付近の気温は16℃。この頃になると上空の雲がやや多くなってきます。そして、その雲はまるで生き物のように変幻自在に形を変えて、沸いては消えて、消えては沸く状態が周期的に見られるようになります。そのため、雲に日差しが遮られるタイミングが多くなってきて、ヒルクライマーや紅葉散策の方々にはクールダウンに程よいコンディションとなるものの、紅葉撮影のカメラマンにとっては日差しは写真の最重要要素であるため、日差しが戻ってくる瞬間をじっと待つ様子も見られました。
11時の位ヶ原山荘は、綺麗な青空が広がり、大雪渓方面から歩いて下山される登山者やカメラマンが数多く休憩されていて、シャトルバス下山便を待つ列が絶えず見られる状態です。また、位ヶ原山荘から上部の位ヶ原エリアでは、歩行者天国かと思ってしまうほどたくさんのカメラマンが、大きな三脚を携えて歩く様子が見られます。
そして、どこを切り取っても絵になる風景が続き、その中でも最も人気なのは、位ヶ原の11号カーブの真紅のウラジロナナカマド。その周辺には人が絶えず立ち寄る様子があり、燃え盛るような激しい真紅を放つ状況には多くの人の心が引き寄せられるものといっても良いでしょう。
正午の大雪渓付近の気温は16℃。日差しが強くても流れる空気はかなり冷たいものがあります。その影響もあるのかもしれませんが、山麓からは絶えず濃霧が流れ込むようになります。午前中の快晴はほぼなくなり、空気感も幾分ひんやりとした状況となってきました。
今日の大雪渓には、常連のモーグルスキーヤーのほかに、ポールを立ててアルペンの練習をされるグループ、そして、ボードのコブ練習のグループもいて、この時期としては珍しいほどの混雑状況でした。
午後からは大雪渓上部にある肩の小屋に向かいます。今日も山頂登山に向かう方が絶え間なく立ち寄る様子が続きます。そして、肩の小屋の今シーズンの営業は今日までで、道路凍結などいつ起きてもわからない時期になってきたこともあって、早くも物資の搬出作業が行われ、小屋締めの準備が進められていました。
山麓からの周期的な雲の流れはまるで夏を思わせるような雰囲気でしたが、湧き上がる雲に夕方の斜光が差し込んで、綺麗な紅葉を一段と美しく照らす様子は今シーズン一番の光りの演出ではないかと思うほどでした。
今日のシャトルバスは始発便が6台、8時便が5台、9時便が6台運行され、午後の下り便もかなりの台数が運行され、始発の畳平だけでなく、位ヶ原山荘などの中間の停留所でも列を作ってバスを待つほどの状況で、途中の停留所から乗り降りをする紅葉シーズンならではの状況となりました。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.22 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/10/06
18:20更新)
【紅葉情報 −
大雪渓から三本滝ゲートまで全山ピークを迎えました。お早めに紅葉見物にお越しください】
乗鞍の紅葉は標高2600〜2700メートルの大雪渓付近で9月中下旬ごろから始まります。乗鞍の紅葉の概要は、 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)
をご覧ください。
紅葉状況としては、昨日とほぼ変わらず、2700メートルの大雪渓付近から標高1800メートル付近の三本滝ゲート付近まで全山ピークを迎えています。
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標高2700メートルの大雪渓付近から標高2500メートル付近の位ヶ原では、10月2日(水)の速報の通り、霜枯れを免れたウラジロナナカマドがかなり良い色合いを見せています。真紅に近い物が数多く見られ、場所によっては昨年並みのよい状態のウラジロナナカマドがあります。ダケカンバは昨日よりも落葉が目立つところがあり、屋根板(宝徳霊神バス停から位ヶ原山荘への登山道付近)では、ダケカンバの白い幹が目立ち始めています。
大雪渓〜位ヶ原の見頃はあと数日程度と考えられます。おそらく、次の三連休は見頃を過ぎてしまうことが予測されますので、できるだけ早いうちにお越しになったほうが良いでしょう。
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標高2350メートルの位ヶ原山荘から標高2230メートル冷泉小屋、そして、標高2100メートルの荒田沢橋付近は、若干落葉があるものの、色合い的にもほぼピークです、こちらはまだ1週間程度は楽しめるかと思います。ただ、落葉のため今後はボリューム感が乏しくなる可能性があります。
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標高2000メートルの摩利支天から標高1800メートルの三本滝ゲートの区間は、全エリアの中でも色合いが最も鮮やかになっています。全エリアの中で一番勢いのある場所といえます。大雪渓エリアから下山しながら散策を楽しまれる場合、摩利支天からさらに三本滝ゲートまで歩くのはかなり辛いものがありますが、近距離で紅葉を撮影するにも耐えうるだけの美しさがあります。
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標高1500メートル付近の乗鞍高原は、色付きは始まっているものの、見頃といえるレベルではありません。また、一の瀬園地の大カエデは色付きが始まり、ほぼ昨年並みの状態です。また、昨年と同じような進み方をすれば、あと2週間ほどでピークになると考えられます。
次週の三連休の見頃は冷泉小屋〜摩利支天付近、さらに三本滝ゲートの区間と、山麓の乗鞍高原へと移って来ると考えられ、上部の大雪渓・位ヶ原は見頃が過ぎてしまう可能性がありますので、早めにお越しになることをオススメします。
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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光セ
ンター前駐車場の気温は11℃で暖かく、ご覧のように雲ひとつない快晴の朝を迎えています。駐車場は朝早くから準備にあわただしくされる様子がみられ、現時点で半分程度の埋まり、いつもの週末並みの賑やかさがあります。ピークを迎えた紅葉見物に多くの方がお越しになっています。
乗鞍スカイラインは7時に開門予定で、シャトルバスも通常時のAダイヤでの運行が始まります。シャトルバスは長野県側・岐阜県側ともに通常通り のAダイヤでの運行が開始される予定です。
大雪渓・位ヶ原の紅葉は賞味期限が短いため、あと数日程度で見頃を過ぎる可能性があり、次週末の三連休まで持つか微妙なところです。ぜひとも、お早めにお越しください。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/10/06
05:50更新)
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■2013年10月5日(土)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー
→ ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.22 (→紅葉情報は6ページ目から))
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@ 2013/10/05 10:50 大雪渓から三本滝まで全山紅葉、歩いて散策がオススメ! (県道乗鞍岳線 − 冷泉小屋付近)
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A 2013/10/05 12:00 紅葉 − 今がまさにピーク (県道乗鞍岳線 − 位ヶ原 11号カーブ)
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B 2013/10/05 16:05 紅葉 − 目が覚めるような真紅 (大雪渓)
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C 2013/10/05 17:00 夕方になって見事な雲海が広がる (県道乗鞍岳線 − 大雪渓付近)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 10月2日(水)の速報とほぼ同じか、やや色合いが深くなった紅葉が見られ、大雪渓から三本滝ゲート付近まで全山紅葉となりました。
日付が今日に変わる頃の乗鞍高原は、上空を薄い雲がたなびく星空の夜を迎えます。気温は10℃、少し北風があるものの風が吹いていることすら感じさせない穏やかな夜が続いています。
そして、一夜明けた乗鞍高原は、曇り空の朝を迎えます。6時の気温は11℃で暖かな朝です。山頂付近には位ヶ原付近まで雲がかかっていて、時間と共に少しずつ薄くなってゆく様子が見られます。長野県側の県道乗鞍岳線、及び、岐阜県側の乗鞍スカイラインは、10月より開門時間が1時間遅くなり7時に開門します。そのため、シャトルバスも始発便が1時間遅くなっています。7時の始発便は2台で乗車された方々は、登山の格好をされた方が3分の2ほどで、大きな三脚などを携えたカメラマンの方が3分の1程度でした。また、観光センター前駐車場は6時の段階で30台ほどしかお越しになってなく、通常の週末よりもかなり少ない状況でした。
7時ごろになると、山頂付近にかかっていた雲は完全になくなり、曇り空ではあるものの、くっきりとその姿を見せるようになってきます。そして、山肌を紅葉の木々がパッチワークのように鮮やかに浮かび上がる様子が見られ、山麓の乗鞍高原から見てもピークを迎えたことがはっきりとわかるほどです。
紅葉は標高1800メートルの三本滝ゲート付近から本格的に始まり、標高2700メートルの大雪渓までの全エリアに渡って、ほぼピークの状態となっています。特に三本滝ゲートから標高2000メートルの摩利支天付近の色合いは他のエリアよりも鮮やかで綺麗です。また、それより上部になると若干落葉が見られるものの、ピークの状態が位ヶ原お花畑の7号カーブ付近まで続き、それより大雪渓付近では、若干落葉が目立つ状況になっていますが、霜枯れを免れたウラジロナナカマドは、かなり良い発色となり、真紅の輝きを見せています。
正午の大雪渓の気温は13℃。位ヶ原山荘付近より上部では、周期的に雲が流れ込むようになります。それでも、位ヶ原エリアから大雪渓エリアに欠けては車道を下りながら散策するカメラマンの様子があちこちで見られ、霧の中で淡く光る紅葉にシャッターを切ったり、霧の抜ける瞬間をじーっと待つ様子もありました。
今日の大雪渓は、車道直近の雪渓下部の雪解けが完全に終了しましたが、雪渓上部右側はまだかなり残っている状況です。また、滑走可能な雪渓上部左側には今日も数名のスキーヤー・ボーダーの方々がお越しになり、コブのラインを滑走されていました。気温が比較的高めということもあって、日差しがないものの、比較的バーンはやわらかめで滑走しやすい状況でした。
午後になって、時折青空がのぞく瞬間もありましたが、終日曇り空が続きます。しかし、夕方になって重厚な雲海が山麓に広がるようになり、穂高の山並みや八ヶ岳、南アルプスなど名立たる山々が雲海の中から頭だけを突き出す様子が見られ、最後の最後まで今日は見事な風景を楽しませてくれました。
明日も終日曇り空ですが、紅葉散策にはほとんど支障はないと思います。全山ピークを迎えた紅葉は、見頃を迎えると落葉が早期に始まりますので、明日は是非とも乗鞍の紅葉見物にお越しいただけたら幸いです。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.22 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/10/05
19:20更新)
【紅葉情報 −
大雪渓から三本滝ゲートまで全山ピークを迎えました。お早めに紅葉見物にお越しください】
乗鞍の紅葉は標高2600〜2700メートルの大雪渓付近で9月中下旬ごろから始まります。乗鞍の紅葉の概要は、 乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)
をご覧ください。
2700メートルの大雪渓付近から標高1800メートル付近の三本滝ゲート付近まで全山ピークを迎えました。
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標高2700メートルの大雪渓付近から標高2500メートル付近の位ヶ原では、10月2日(水)の速報の通り、霜枯れを免れたウラジロナナカマドがかなり良い色合いを見せています。真紅に近い物が数多く見られ、場所によっては昨年並みのよい状態のウラジロナナカマドがあります。また、ダケカンバに関しては10月2日(水)よりも一部で落葉が目立つ状態となっています。色合いもかなり深くなり、ピークの状態となっています。
大雪渓〜位ヶ原の見頃は、あと数日程度と考えられます。次の三連休は見頃を過ぎてしまう可能性がかなり高いため、上部エリアの紅葉を楽しみたい方は、明日ぜひともお越しください。
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標高2350メートルの位ヶ原山荘から標高2230メートル冷泉小屋、そして、標高2100メートルの荒田沢橋付近は、若干落葉があるものの、色合い的にもほぼピークです、こちらはまだ1週間程度は楽しめるかと思います。ただ、落葉のため今後はボリューム感が乏しくなる可能性があります。
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標高2000メートルの摩利支天から標高1800メートルの三本滝ゲートの区間は、全エリアの中でも色合いが最も鮮やかになっています。全エリアの中で一番勢いのある場所といえます。大雪渓エリアから下山しながら散策を楽しまれる場合、摩利支天からさらに三本滝ゲートまで歩くのはかなり辛いものがありますが、近距離で紅葉を撮影するにも耐えうるだけの美しさがあります。
次週の三連休の見頃は冷泉小屋〜摩利支天付近、さらに三本滝ゲートの区間と、山麓の乗鞍高原へと移って来ると考えられ、上部の大雪渓・位ヶ原は見頃が過ぎてしまう可能性がありますので、できれば、明日お越しになったほうが良いと思います。
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▼ 7月より朝の速報を現地からお届けします。速報を書く6時現在の観光セ
ンター前駐車場の気温は11℃。ご覧のとおりの曇り空で位ヶ原付近まで雲がかかっています。曇っているせいもありますが暖かな朝です。今日の観光センター前駐車場はお越しになるマイカーは通常の週末よりも少なめです。また、長野県側の県道乗鞍岳線、及び、岐阜県側の乗鞍スカイラインは10月より開門時間が1時間遅くなって7時より開門予定で、岐阜県側のシャトルバス(平湯温泉〜ほおのき平〜畳平)は雨天時のBダイヤ、長野県側(乗鞍高原〜畳平)は正常時のAダイヤでの7時から運行が始まります。午前中は雨の予報が出ていますが、ピークを迎えた紅葉をぜひとも楽しんでください。なお、今日一日の詳細は、今晩掲載する夜の速報にてお伝えします。(2013/10/05
06:00更新)
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■2013年10月2日(水)
(今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー
→ ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.22(次週末掲載予定))
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@ 2013/10/02 12:30 紅葉 − 大雪渓から摩利支天付近まで完全に見頃になる (県道乗鞍岳線 − 位ヶ原山荘前)
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A 2013/10/02 13:00 紅葉 − 赤黄緑とビビッドな原色がちりばめられる (県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)
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B 2013/10/02 13:10 紅葉 −
ダケカンバもナナカマドも予想以上に状態が良い (県道乗鞍岳線 − 位ヶ原11号カーブ)
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C 2013/10/02 13:30 紅葉 −
霜枯れを免れたナナカマドがあちこちで真紅の輝き (宝徳霊神登山道)
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画像・記事の転載・引用・リンクについて
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▼ 今日は通常の取材日ではありませんが、紅葉の進捗状況をお伝えするために、臨時で速報をお伝えします。
夏に逆戻りしたような暑い一日でしたが、過度な気温の低下がなかったこともあって、週末よりもさらに色付きが増し、状態のよくなかったウラジロナナカマドも、霜枯れが免れたものが、あちこちで真紅の輝きを放つようになってきました。
9時の観光センター前駐車場の気温は16℃、綺麗な青空が広がっていますが、山頂方面には夏を思わせるようなモクモクとした雲が帯状に横たわっています。空気はひんやりした感覚があるものの、夏をも思わせるようなジリジリとした暑さを感じるコンディションで、長袖では暑さにバテてしまうほどの状況です。観光センターから望む位ヶ原や富士見沢方面は、週末と比べて色付きの違いが一目でわかるほどで、本格的な紅葉シーズンを迎えました。
良い天候が続いていますが、三本滝ゲートを通過して、しばらくすると、頭上に雲が流れ込むようになり、時折、日差しが遮られるようになってきます。紅葉前線は標高1900メートル付近の摩利支天と三本滝ゲートの中間付近まで進んでいて、色合い的にもほとんどピークに近い状態になっています。特にウラジロナナカマドの発色が良く、日差しが隠れた状態になっても鮮やかな色彩を発していて、葉の状態がよいことを証明してくれます。
さらに上部の摩利支天から冷泉小屋付近も、もちろんピークに近い状態。早期に紅葉が始まったものはすでに枯れ落ちていますが、全体のボリューム感があるために、あまり気になる状態ではありません。そして、位ヶ原山荘に近づくにつれて、周辺の山肌には針葉樹の林の中のダケカンバに紅葉が始まり、綺麗なパッチワークが点在する独特の風景が見られるようになって来ました。
正午の位ヶ原山荘の天候はほぼ曇。気温は17℃と決して暑くない気温ですが、やはりムシムシとした空気感が残っています。そして、位ヶ原山荘には今日も多くのカメラマンが立ち寄って、お昼休みを取る様子があります。いつもなら館内にストーブが灯されているものの、今日はこの暑さのため、お客様の大半が屋外のテラスで休憩される様子が見られました。
位ヶ原山荘から望む屋根板・富士見沢は1枚目の画像の通り、ダケカンバがかなり色濃くなっていて、ほぼピークの色合いとなっています。下からの屋根板・富士見沢を見たときにはわかりませんが、大雪渓上の3号カーブから俯瞰して確認すると、一部のダケカンバで落葉が始まり、グロテスクな枝振りが遠景からでもわかる状態が一部で見られるようになって来ました。
そして、最も気になるところは大雪渓・位ヶ原エリアのウラジロナナカマドの状態。
この週末はかなり多くのウラジロナナカマドで霜枯れの影響を受けて、今後があまり期待できない状態でしたが、霜枯れを免れたウラジロナナカマドが綺麗に発色して、探さなくとも状態のよいウラジロナナカマドの紅葉があちこちで見られ、あきらめかけていた今年の紅葉状況が期待が持てる雰囲気となっています。
どこをとってもウラジロナナカマドの赤、ダケカンバの黄色、そして、青空やハイマツ帯の緑があちこちにちりばめられて、探さなくとも状態のよい紅葉に巡り合えることができる状態となっています。
おそらく、今日明日あたりがピークとなるかと思いが、次の週末あたりまでは、このコンディションが続くことと思いますので、天候に問題がなければ、お越しいただけたら幸いかと思います。
なお、本日取材分の ノリクラ雪渓カレンダー 正式版Vol.22 は、次週末掲載予定です。今しばらくお待ちください。(2013/10/02
16:15更新)
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