ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.18(2002/09/21) B
【高山植物】
ミヤマアキノキリンソウ |
いつもの年なら、もう、綿帽子をつけている頃ですが、今年はちょっと遅れているようです。
ミヤマダイコンソウ |
こちらは先週お伝えしたものと同じミヤマダイコンソウです。大きな葉っぱが深い赤に染まっています。先週よりもだいぶ紅葉が進み、ミヤマダイコンソウの紅葉は今が一番でしょう。
チングルマ |
紅葉する高山植物は数多くありますが、紅葉する高山植物としてチングルマもその代表の一つと上げられるでしょう。しかし、今年はチングルマの紅葉はまだまだです。
クロマメノキ |
秋の高山植物には紅葉以外にも見て楽しむものがあります。こちらはクロマメノキ。ちょっと時期が早いのですが、画像の右下には葡萄のような紫の実がなり始めています。その紫の実の上のほうには、まだこれから熟す実があります。葉と同じ色なのでちょっとわかりにくいですね。
「クロマメノキ」と言うと、あまりピンと来ないかもしれませんが、いわゆる「ブルーベリー」の仲間です。
ガンコウラン |
クロマメノキもそうなんですが、こちらのガンコウランも花よりも実のほうが有名な高山植物です。大雪渓エリアではガンコウランはあまり目にすることがなく、圧倒的にアオノツガザクラの方が多いので、葉だけを見ているとアオノツガザクラかと思ってしまいます。しかし、黒い実が枝の途中からたわわになっていること。実がなっている枝とは別の枝に赤い花があることから、実が垂直に延びるアオノツガザクラとは異なることがわかります。
ガンコウランは雌雄異株で、黒い実がなっているのが雌株。赤い花がついているのが雄株です。
イワキキョウ |
紅葉・果実と続けてお伝えしましたが、探せばまだまだ花をつけているものがあります。それにしてもこのイワキキョウは長く花を楽しませてくれる高山植物です。
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