ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.18(2002/09/21) D
【雪渓上部 U】
こちらは雪渓上部から見下ろしたウラジロナナカマドの紅葉です。夏はハイマツと同系統の色(緑)ですので、その植生分布は良くわかりませんが、この時期になるとご覧のようにハイマツの縁を彩るようにウラジロナナカマドが植生しているのが良くわかります。
ホシガラス |
そして、秋になるとそのハイマツの上を忙しそうに飛び交う鳥がいます。ハイマツの実をついばみ、冬支度を整えているのでしょうか。
雪渓エリアは周辺をハイマツ帯で囲まれているので、ホントに多くのホシガラスが飛び交います。ハイマツに飛び込んだかと思うと、くちばしにハイマツの実を銜えて(くわえて)再び飛び去ります。
ご覧の画像ではハイマツの実を銜えていませんが、こちらを威嚇するかのように頭上すれすれのところをかなりのスピードで飛んでいきます。頭上を通過する時の風切り音にはかなり驚かされます。一瞬のできごとですが、もっと大きな鳥にもで襲われたかと思ってしまうほどです。
紅葉シーズンもようやく到来し、大雪渓エリアから山麓へ順番にその紅葉が楽しめます。大雪渓付近はウラジロナナカマドがメインですが、少し下ると、ダケカンバの黄色が一面に広がります。そして、さらに山麓に下ると一般の山々と同様にカエデやミズナラといった赤や黄色が楽しめます。その間、2〜3週間くらいではないかと思いますが、毎年見ても一向に見飽きることのない紅葉の魅力っていったいなんでしょうか?
【昨年の今ごろは?】
少し、影になっているのでわかりにくいのですが、紅葉は昨年と同程度。でも、昨年はすでに枯れ始めたウラジロナナカマドもありましたので、そういう意味ではちょっと今年は遅いのかもしれません。
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