ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2003/10/11) A
【雪渓下部】
雪渓下部は完全に紅葉が終わってしまい、変化のの乏しい状態になって来ました。
ウラジロナナカマドは葉をつけているものがだんだん少なくなってきました。
葉のなくなったウラジロナナカマドは遠くから見るとハイマツの縁にポカンと灰色の穴が開いたように見えます。
【高山植物】
確かにウラジロナナカマドの紅葉はすっかり終わってしまったのですが、それでもハイマツ林をくまなくよく見ると、岩場に赤いものが点々としている様子が伺えます。ご覧の画像ではなかなかよくわからないかもしれませんが、ハイマツ林の上部の岩場にやや赤いものがあるのがお分かりになるでしょうか?
クロマメノキ(紅葉) |
枯れ始めてしまったものもありますが、チングルマの紅葉とこちらのクロマメノキの紅葉がウラジロナナカマドの紅葉が終わったあとの大雪渓をまだまだ彩っています。ウラジロナナカマドほどではありませんが、ハイマツの縁などに比較的広範囲に植生しているため、真紅に染まった紅葉は遠くからでも、確認することができます。
ウラジロナナカマドやダケカンバだけが紅葉ではありません。その意味からすれば大雪渓エリアの紅葉が終わったとはいえないのかもしれません。
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