ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2003/10/11) C
【雪渓上部 U】
前のページの画像は11日(土)のものでした。きれいにコブのラインを滑っているシーンが載せていますが、その時もかなり固めのバーンで普通の方はあんなふうに滑られないものです。そして、こちらの画像は翌日の12日(日)の模様です。この日は霧がかかり、バーンは前日以上に硬くなっています。もう滑るというより「慎重に雪渓を下山する」といった感じです。
それもそのはず、バーンの多くの部分がご覧のように凍り始めています。この箇所は特に雪渓の端で、一旦融けた雪が再び凍って完全に氷状態になっています。
ご覧のように登る時は凍った雪渓をブーツで蹴って引っかかり部分をしっかり作りながら一歩一歩登っていきます。ここまで凍結がひどくなってくるとテレマークやアルペンボードのハードブーツで上っていくことは不可能です。
それでもブーツの先端が磨り減っていたりするとアルペンスキーのブーツでも登ることができません。ご覧のように雪渓の下からスキーをつけ、「かにさん歩き」で、雪渓を登っていく常連の方も見えます。
雪渓の中で一番凍結がひどいのは、多くの場合、下端部分です。こちらの常連の方は下端部分を避けるように岩場に迂回しています。
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