ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.6(2003/06/29) A
【雪渓下部 U】
こちらはいつもの石碑の岩。今週は人の背よりも高くなっています。先週同様、50センチほど雪融けしていると思います。この石碑の周辺もかなり岩が出始めています。石碑もその周辺も昨年より雪融けがやや進んでいるように感じます。
畳平から肩の小屋に通じる道路から大雪渓への滑り込みのところです。こちらもかなり雪融けが進み、岩に注意しながら滑走する必要があります。おそらく今週で最後かと思います。また、雪渓上端は道路から1.5メートルほど下がっていますので、雪渓を下から登って滑る場合は問題ありませんが、道路から雪渓に降り立つ場合は注意が必要です。
こちらは雪渓下部右側に例年できるモーグルコース。先週まではあまり多くの人が訪れていませんでしたが、今日は何人かのスキーヤーでラインを作っています。
まだ、出来立てですので浅めのラインですが、多くの人が滑走すれば深くなり、また、雨がたくさん降れば、浅くなっていきます。
【高山植物】
コバイケイソウ |
雪融けが終わった地表からはいろいろな高山植物が芽を出し始めます。この大きく力強い2本の芽はこの形からコバイケイソウだと思われます。高山植物の中には花はもちろんのこと、その前段階の芽、もしくは、実が有名という種類のものがあります。このコバイケイソウは比較的大型の高山植物で、スーッと立ち上がった花の姿は有名ですが、芽もいろいろな図鑑で掲載されています。
しかし、例年この周辺にコバイケイソウが咲いていたかどうかあまり定かでなく、どちらかというとウラジロタデがたくさん咲いていたように記憶しておりますので、少しばかり自信がないのも事実です。もちろん周辺にはウラジロタデの芽もたくさん出始めています。(もう少し大きくなったら確実にわかりますが、もし、間違っていましたらひそかに訂正しておきます。 笑)
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