ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.8(2003/07/12) C

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(Update:2003/07/17)

 

【雪渓上部】

先週から比べるとかなり雪融けが進んでいる様子がわかります。特に上端部分よりも、雪渓上部から下部へつながる部分の雪融けが激しい様子がわかります。

雪渓上部から雪渓下部へ滑り降りるには肩の小屋方面からと、さらに左に位置したこの画像の付近の2箇所です。雪渓下部のところでお伝えしたように肩の小屋方面から滑り降りる箇所は問題ありませんが、この画像の部分は雪融けが激しくなっています。

画像の右下へ降りていくとモーグルバーンの上部に、左に進むと、少し回りこんで、大雪渓の入り口付近に滑り降りることができます。

 

雪渓上部左側から下部への通過エリアは幅10メートルほど

こちらの画像は雪渓下部へ滑り降りる箇所を方向をかえて撮影したところ。左右どちらも幅は10メートルほどです。降雨にもよりますが、ここを滑り降りられるのも、今度の週末が精一杯といったところでしょうか?

 

雪渓上端から

上端から大雪渓を見下ろしたところです。この画像からも肩の小屋方面から雪渓下部へ降りるところ(画像左上部分)よりも、雪渓上部の左側から降りる箇所(画像右上部分)の雪融けが激しいことがわかります。

それ以外の部分関してはそれほど変化は大きくありません。

雪渓上部はまだまだかなりの広さがありますが、基礎系やポールの方々がご覧のようにエリアを決めて滑走されています。

 

雪渓上部の上端付近は、ご覧のような円錐型の状態のものが多数できていて、滑走するのにかなり手こずります。毎年この円錐状のものはできますが、これほど大きく、たくさんできている年も珍しいと思います。従って雪渓そのものはかなり広いのですが、実際に滑走できるのはスキーヤー・ボーダーが滑走することによってフラットにした箇所だけとなっています。

 

【肩の小屋周辺】

昨年は全く雪がなくなってしまった肩の小屋周辺ですが、今年はまだ残っています。一昨年から比べたら雲泥の差です。

 

肩の小屋方面に向かって一直線に竹の棒が立っています。毎年、この竹の棒が立っていますが、例年は誰か関係者の方が引き抜くのかそれとも、スキーヤー・ボーダーが折るのかわかりませんが、今年はご覧のようにたくさん残っています。冬季、コロナ観測所に向かうための道しるべです。

梅雨の末期に近づいてきましたがこの週末はまずまずの天候でした。しかし、金曜日は午後から通行止めだったようで、雪渓にスキーをされていた人たちも急遽下山することになったようです。今年は梅雨明けは若干遅れそうで、まだまだ油断はできません。

しかし、天候の急変は梅雨の時期に限ったことではなく、むしろ梅雨明け後の強い日差しの日の方が落雷・雷雨による急変の方が多いのです。

マイカー規制が実施され、クルマに逃げ込むことができなくなったわけですので、ぜひ避難所がほしいものですが...

 

【昨年の今ごろは?】

date:2002/07/13

昨年は大雨で1週間の間で大きな変化がありました。今年と比べるとだいぶ少ないことがわかりますね。

 

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