ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.18(2003/09/20) A

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(Update:2003/09/26)

 

【高山植物】

ミヤマダイコンソウ(紅葉) モミジカラマツ(紅葉)

例年そうなんですが、ウラジロナナカマドの紅葉に先んじて高山植物の紅葉が見ごろを迎え始めます。こちらの2つの高山植物も紅葉を迎え始めました。ただ、大雪渓エリアではこの2つはキレイな紅葉を見せてくれることが少なく枯れてしまうケースも多いようです。

 

イワオトギリ(紅葉)

上の2つの高山植物とは対照的にこちらのイワオトギリは、その一帯をしっかりとキレイな紫に染めています。ヨツバシオガマもそうなんですが、紫に変身する高山植物はホントにキレイに紫に染め上がっています。ただ、地面や周りの状況から目立つ色合いではないので、キレイに紫になっていてもすこし目を凝らして探さないといけないのが残念です。

 

コガネイチゴ(実)

イワオトギリの紅葉は色合い的に保護色となって目立たないのですが、こちらのコガネイチゴもハイマツ林の下など湿り気の多い目立たない場所に自生しています。ご覧のように小さく可愛らしい赤い実をつけ始めています。ハイマツ林に少し頭をつっこんでみるとコガネイチゴの世界が広がっていたりします。

 

コケモモ(実)

こちらもハイマツ林の付近に自生していますが、ミツバオウレンとは逆にどちらかというと日当たりの良い場所を好むコケモモです。こちらも実がなっていますが、ご覧のように日の当たっている部分から赤くなってきています。

 

クロウスゴ(実)

コケモモと同様にハイマツ林の縁などでよく見かけるクロウスゴ(黒臼子)。ご覧のように実の先端が臼のようにへこんだ特徴的な実をつけています。小さな木なんですが、クロマメノキとよく似ていて、実がなっていないとどちらなのか良くわからないほどです。ご覧のように葉の色が少し変わりかけていますが、クロウスゴもクロマメノキも紅葉します。もう少しするとクロウスゴのキレイな紅葉をお伝えできると思います。

 

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