ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.18(2003/09/20) C
【雪渓上部 U】
こちらはコブライン、フリーのバーンのスタート地点です。先週とほとんど変わりありません。
同じ地点から左上方を見た部分です。このあたりは先週と比べて少し雪融けが進んでいでいます。特に進んでいるのは画面の左端部分です。
こちらがその左端の部分です。手前に大きな岩がありますが、先週はその奥の岩が頭を出し始めていたところですので、50〜70センチほどは雪融けしていると思います。今回は掲載できませんが、上端の部分の積雪量も先週は50センチくらいありましたが、高さは完全になくなり、上端が1〜2メートルほど下方へ移動しています。
雪渓上部左側の右端で滑ることができなくなってくる気配です。昨年は既に2週間も前に左端へ移動していますので、それから比べると今年はまだまだ多いといえると思います。
紅葉はまだまだ |
雪渓上部左側の左端ではご覧のようにハイマツ帯に向かって滑り込むような感じになります。例年ですと、ハイマツ帯の縁を彩るようにウラジロナナカマドの紅葉を見ながらのスキー・ボードが楽しめます。
ご覧のように今年はまだまだです。手前右側の少し色づいているのはスゲです。しかし、例年ならみごとな黄金のじゅうたんがみられるはずのスゲも紅葉が遅れています。
今年は雪融け、紅葉、高山植物など、何もかもが遅れています。雪融けが遅くなるのはスキーヤー・ボーダーにとって喜ばしいことですが、やはり大雪渓エリア全体を見た時、高山植物、紅葉にめぐり合えないのは少し残念です。以前から何度も申し上げていますが、大雪渓エリアの紅葉は遅れた場合は霜などの影響から紅葉そのものが訪れずに終わってしまうケースが多々あります。枯葉だけをぶら下げたウラジロナナカマドはやっぱり物悲しいものがあります。大雪渓エリアの紅葉はほんとに当たりが少ないと毎年その姿を見ていて実感しています。次週あたりから紅葉も本格的に始まると思いますが、今年は期待できるでしょうか?
【昨年の今ごろは?】
昨年はちょうど紅葉の見ごろを迎え始めたようですね。
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