ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2004/09/18) B
【雪渓上部 T】
先週から更に小さくなっています。雪融けの勢いはまだ止まりません。
雪渓上部右側 |
右側部分がなくなりかけています |
雪渓の右端部分の雪融けが激しいことは先週もお伝えしましたが、今週に入って右半分がご覧のようになくなりかけています。したがって形そのものが大きく変化しています。
右部分は完全に途切れてしまいました | 雪渓上部左側の左部分 |
左の画像は右の全体像の右端部分から撮影したもので、完全に右側部分が途切れてほとんどなくなっている様子がわかります。右の画像は残った左側部分です。まだ雪がたくさんあるように見えます。確かに横幅はまだ取れますが、滑走距離がほとんど取れない状態です。
それでは雪渓を右から左に順番に紹介します。
右端部分 |
こちらは右端部分。先週までの状況で申し上げると真ん中よりもやや右よりで、落石跡のすぐ右です。
全体の中で一番フラット | あまり積雪量がないかもしれません |
画像では少しわかりにくいと思いますが、他のエリアと比べてかなりフラットです。滑走距離は中まわりで3ターンほど。しかし、右の画像のように上部には多くの岩が出てきています。したがってあまり積雪量がないことが予測され、来週あたりは滑走できなくなっているかもしれません。
大岩の落石跡付近 |
先ほどの右端部分より少し左に移動し、こちらは大岩の落石跡付近です。この画像の上が落石の岩があったところです。
大岩の滑落地点 |
先週ここから大岩が落石したところです。先週と比べて高さで70〜80センチ位は雪融けが進んでいます。雪融けのペースは全く落ちていないようです。雪渓の下の地面も見え始めています。積雪は1〜1.5メートルほどしかないことがわかります。
落石した大岩ですが、先週の雪渓カレンダーで「昨年はなかった」と申し上げましたが、一昨年(2002年)のカレンダーを確認すると、同じ位置に岩が存在しています。したがってそれ以前から存在しており、お詫びして訂正します。ただ、2001年は積雪量が多かったため、その存在の有無は確認できません。
バーンはかなりガタガタ... | 下端も岩が出てきています |
先ほどの右端のバーンは結構フラットだったのに対し、こちらはかなりガタガタのスプーンカット。それに加え、下端部分も岩が出てきていますので、他に滑走できるところがあればそちらのほうがよい感じです。
Copyright (C) 乗鞍香辛料監視委員会 |