ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.21(2004/10/03) F

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(Update:2004/10/07)

 

【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近 U】
★この付近はが一番見ごろ★

2番目の石畳付近 新しい石垣の上

この付近はランドマークとなるものがあまりありませんので、場所をしっかりお伝えすることができませんが、冷泉小屋を少し下ったあたりに急坂のヘアピンカーブでコンクリート舗装されている箇所が3箇所あります。県道乗鞍岳線で一番難所のエリアで、通称「石畳」と呼んでいるところです。
左の画像が2番目の石畳の付近。ナナカマドに関してはほぼピークといってもよいくらいの色合いですが、ミネカエデやダケカンバはちょっと緑が残ったものもあります。その様子は右の画像のほうがよくわかるかと思います。この右の画像は3つある石畳の箇所をさらに下り、三本滝上流のクロイ沢にかかる荒田橋を渡って数百メートル直線が続く箇所があります。ここに県道乗鞍岳線の拡幅工事の一環で新しく石垣が設置されていますが、その上からのぞいたところでバスがちょうど橋を渡っているところです。

 

荒田橋手前

石垣付近

左の画像はさらに下って荒田沢橋(あれたさわ)のひとつ手前のカーブからの撮影です。まだ緑が残り、ピークまでもう少しといったところです。そして荒田沢橋方面に下って行き、右の画像が新たにできた石垣付近です。石垣の上はきれいなナナカマドの紅葉が見られますが、ごらんのように濃い霧ではっきりと映し出せないのが残念です。
ちょうど右の画像の手前の道路が右方向にカーブしていますが、この先に荒田沢橋があり、荒田沢が道路と平行しています。また、右端に写るガードレール付近に摩利支天のバス停に向かう登山道が始まり、荒田沢のせせらぎを耳にしながら降りて行くことができます。

 

登山道−うっそうとした森の中 登山道−苔むした原生林

少しばかり摩利支天に続く登山道の様子をご案内します。ガードレールから登山道に足を踏み入れるとまず、沢の流れる音が耳の飛び込んできます。しばらく進むと沢はだいぶ下のほうに行ってしまいますが、絶えずせせらぎの音を聞きながら足を進めていくことになります。左の画像のように少し開けたところもありますが、ほとんどは右の画像のような朽ちた木や岩肌がきれいに苔むしている原生の森といった雰囲気で、なかなかいい感じだと思います。車道付近に比べて少し紅葉が遅れている感じですので、これから紅葉を楽しみながら足を進めていくことができるのではと思います。

バスなどの車窓からの眺めだけでなく、ぜひ、自らの足で歩いてみてください。小さな小さな発見をたくさん体験できますよ。

 

先ほどの「昨年の今頃は?」のコーナーでも述べましたが、ちょうど昨年の今頃の紅葉と今年の紅葉のエリアが同じくらいになっています。例年、紅葉が大雪渓・位ヶ原付近に始まりだすと一気に山麓まで降りてくるのですが、今年は早くから始まったものの、気温の低い日が少ないせいか、紅葉前線の下降がいつもよりも鈍っているのかもしれません。

それでも乗鞍高原に紅葉が移りつつあるようです。今度の三連休あたりはどの付近まで進んでいるか楽しみですが、また台風が来ていますので、紅葉見物には適さない週末になりそうです。

 

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