ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.4(2005/06/05) A

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(Update:2005/06/09)

 

【高山植物】

キバナシャクナゲ(葉)

先週はちらほらとしか見つけることのできなかったキバナシャクナゲも、今週に入って雪解け進んだ箇所では、キバナシャクナゲを簡単に見つけることができます。

 

キバナシャクナゲ(つぼみ)

先週も紹介したキバナシャクナゲのつぼみも、かなりしっかりしたものになってきました。あと1〜2週間もすれば咲き出すものも出てくるでしょう。まだまだ花の少ないこの時期、開花が楽しみですね。

 

ハクサンイチゲ(新芽)

こちらの花が咲き出すと、いよいよ高山植物の季節がやってきたと感じさせるハクサンイチゲ。この新芽からはどんな花がつくのか全く想像できませんが、茎の先端から数枝に分かれて白い花をつける様子は独特なので、すぐに分かると思います。

最初は葉の奥にくっつくような、ころころしたつぼみがやがて開き、始めはタンポポのようにずんぐりしていますが、次第に延びてきます。そして、花が終わったあとでも、その高さを増す、不思議なところがあります。

 

【稜線へ】

それでは今回も肩の小屋から登山道を使って、稜線まで登っていきます。

 

先週はこの付近まで雪がありましたが... 左の地点より30〜40メートルほど登るとあります。

先週までは肩の小屋からの登山道はほとんど雪の下でしたが、今週に入ってかなり雪解けが進んでいます。上の画像のように、先週から比べて30〜40メートルほど雪がなくなっています。ちなみに右の画像のあたりが肩の小屋〜朝日岳の中間付近です。

 

摩利支天岳

摩利支天岳そのものは先週と比べてそれほど積雪量に大きな変化はないように見えます。山麓付近の肩の小屋から室道ヶ原や五ノ池方面の雪解けに変化が少しあるように見えます。

 

緩みすぎてかなり歩きづらい

先週も雪が緩んで歩きづらいということを申し上げましたが、今週もかなり歩きづらい状態です。通常、日がさして緩んできても下の方は固いんですが、上から下まで均一に柔らかい状態です。この付近も積雪量がだいぶなくなってきているのかもしれませんね。

 

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