ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.5(2005/06/12) A

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(Update:2005/06/16)

 

【高山植物】

雪解けが終わると、ほとんど枯れ野原に見えるスゲ類も少しずつ緑色を帯びてくるようになります。

 

イワツメグサ(芽) ミヤマゼンコ(葉)

花の時期にならないとなかなか分からないものですが、左はイワツメグサ。昨年の枯れ葉の中から新しい芽を出し始めています。梅雨明け前には小さな白い可憐な花ですが、ブーケのようなボリュームで人目を引くことでしょう。

実は右の高山植物はちょっと自信がありませんがミヤマゼンコ。大雪渓ではお盆くらいになるとセリ科特有の(区別のつきにくい)花をつけます。図鑑などの公開画像のほとんどが開花時期のものしかありませんので、開花前のこの時期に高山植物を同定するのは、なかなか難しいものがあります。もし、間違っていましたらこっそりと修正しておきます(笑)。

掲載当初はハクサンボウフウとしていましたが、葉の形状から、ミヤマゼンコに訂正いたしました。

 

キバナシャクナゲ(つぼみ)

先週もお伝えしたキバナシャクナゲ。だいぶつぼみが大きくなってきて、画像以外のキバナシャクナゲもたくさんつぼみをつけています。来週あたりは開花しているのではないかと思います。

コメバツガザクラ(花)

キバナシャクナゲのような大きな花に目が向いてしまうのですが、よく周りを見回してみると、キバナシャクナゲよりも先に開花している高山植物を見つけることができます。岩肌に張り付くように自生しているコメバツガザクラ(米葉栂桜)。1センチにも満たない小さなかわいいツリガネ状の花をつけています。掲載当初、コケモモと紹介しましたが、花の形、そして、葉のつき方からコメバツガザクラに修正いたします。また、コケモモの画像についてはこれから大雪渓エリアでも撮影できますので、そのときに紹介いたします。(2005/07/06修正)

 

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