ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.4(2003/06/14) A
【稜線へ】
肩の小屋から稜線へ向かいます。肩の小屋からすぐのところに若干雪渓が残っていますがほぼ完全に夏道(登山道)を歩くことができます。
魔支利天岳 |
肩の小屋から10分ほど歩き180度振り返ると、コロナ観測所がある魔支利天岳(ましりてんだけ)の全貌が目に入ります。昨年と比較して雪の量はさほど変わりはないように見えますが、どちらかというとやや多い感じでしょうか?
肩の小屋に到着した頃は青空でしたが、肩の小屋から登り始めるとご覧のように霧が立ち込め始めます。この時期は天候が安定しないものですので仕方ありませんね。
【朝日岳〜蚕玉岳稜線】
肩の小屋から登り始めて30分ほどするとようやく雪渓にたどり着きます。こちらは朝日岳直下の雪渓です。稜線へはさらにこの雪渓を登っていきます。
明け方は山麓もあまり天気が良くなかったのですが、山麓からのバス発車時刻の頃にはすこし明るくなってきたこともあってか多くのスキーヤー・ボーダーが訪れています。もちろん山頂への登山の方もいらっしゃいます。肩の小屋から山頂までの間で雪渓があるのはこの朝日岳直下だけですが、結構斜度がありますので、普通の登山靴の場合は足を滑らさないよう注意が必要です。まだ、この時期はそれほど雪は硬くないのですが、梅雨に入り、雨と低温で雪渓はむしろこれから固くなる日があらわれ、アイゼンなども必要になると思います。
こちらが朝日岳〜蚕玉岳の稜線です。既に稜線から滑り降りることはできません。このエリアから滑走するには手前に見えている朝日岳直下の雪渓を滑り降りることになります。
朝日岳 | 朝日岳直下の雪渓 |
こちらは朝日岳直下の雪渓です。大雪渓につながっています。右の画像で一部雪渓が細くなっているところがありますが、滑走には今のところ支障はありません。この部分が途切れると朝日岳直下から滑り降りることはできなくなります。来週まではなんとか、大丈夫かなぁ〜といったところでしょうか?
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