ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.16(2003/09/07) C

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(Update:2003/09/12)

 

【雪渓上部 V】

こちらは雪渓上部左側の右端部分です。先週と比べると雪渓の端が3〜5メートルほどは左に移り、上端も数メートルほど下がってきています。

右の画像をご覧下さい。先週は地面部分の手前に半分ほどまで雪がありました。この画像ではわかりにくいのですが、実際には手前の地面から雪渓につながる地面は一段下がっていて、先週までは一段下がったところまで雪があったものの、今週はそこからさらに数メートルくらい雪がなくなっています。

 

先ほどの位置から20メートルほど左に移動した箇所です。ここまで来ると皆さんが滑走されているエリアから少しはずれてきますが、お盆あたりの上端と同じ高さの箇所にたどり着くことができます。

右の画像で右下のほうにスキーヤーが立っているのがお分かりでしょうか?雪渓上端から現在のスタート位置を見比べると、滑走距離にして20メートルほどは下にあるように見えます。

 

その雪渓上端の積雪量は1.5メートルほど、先週の半分になっています。今回は天候に恵まれ、ご覧のように遠方に穂高連峰を望むことができます。

 

エア台

先週までフリーバーンのところだった所にできたエア台。先ほどのコブラインと同様、日差しがある割には雪面が硬いようで、着地箇所の雪を砕いています。作成されたのは別の方のようですが、みなさん一緒になって作業をされています。

 

今日も果敢にエアーに挑戦されています。

 

そのエア台の左側で新たにテレマークの方々がフリー滑走されています。

 

ただ、コブラインのように一定の箇所を滑るわけではありませんので、なかなか、スプーンカットはなくなりません。しかし、みなさんみごとな腕前(足前)でスプーンカットの中を滑走されています。

 

今日もほんとに良い天気。あくせくと滑らず、のんびりしながら、昼寝がぴったりな1日だったのではないでしょうか?

今回はほんとに良い天気でした。撮影した画像もすべて7日の分ですが、その前日の6日は山麓の乗鞍高原は晴れているものの、大雪渓は濃霧と強風の悪天候の1日でした。雪渓の状態もまるで別物で、10月といっても良いくらいの硬いバーンでした。

これからは天候によって雪渓の状態に大きな変化が現れてくることとになります。今回は晴れていても場所によっては固めのところもありましたが、もっとやわらかい日もあれば、前日のようにスキーブーツで歩くこともままならないなんて事もあり、冷え込みが厳しければその変化も大きくなってくるものです。

まだまだ、秋に足をかけはじめたばかりです。秋のノリクラの変化も楽しみたいものですね。

 

【昨年の今ごろは?】

date:2002/09/08

昨年はこの週当たりから、雪渓上部左側もだいぶ小さくなり、今まで右側で滑っていましたが、左側に移動し始めました。

 

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