ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.24(2004/10/23) D

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(Update:2004/10/28)

 

【雪渓上部】

話を雪渓に戻します。降雪で少しは雪が増えているかと思いましたが、どうもその様子はなさそうです。

 

雪渓上部左側

先週は降雪により比較になりませんので、先々週と比べますが、増えているところか先々週よりも減っています。特に左側部分の雪解けが激しくなっています。

 

大雪渓入口から雪渓までの道程の間、先週の降雪はほとんど残っていません。しかし雪渓の上に降った雪は多少残っていて、厚さにして5〜10センチ程度です。右の画像でお分かりと思いますが、縦状に溝ができていますが、溝の底辺部分が雪渓の雪でその溝の深さから積もり残っている新雪の量がわかります。

 

いったん緩んでほとんど氷に近い状態

新雪とは言ってもフカフカの状態のものではありません。日中の日差しでいったん緩み、再び凝結しているため、ほとんど氷状に近いものです。とてもとても普通の登山靴などでは登っていけるものではありません。

 

雪渓上部左側、右端

さて、全体的な雪渓の様子ですが、画像の右下部分に雪解けの名残のように残った雪渓があるのがお分かりでしょうか?先々週まではここまで雪渓がありましたので、降雪があったにもかかわらず、ここまで雪渓が小さくなっているということはかなりの融雪があったと思います。しかし、右端の位置は先々週とほとんど変わりません。

 

雪渓上部左側、左端

全体的にはさらに左側部分の方が雪解けが激しいです。先々週と比べて雪渓の下端があがっているのと同時に、積雪量が少なくなっているため、右の画像のように、ところどころ岩や石が頭を出すようになってきました。ただ、今週に入ってまた降雪がありましたので、これ以上の融雪が起こるかどうかなんともいえないところです。

今週に入って再び降雪のため、県道乗鞍岳線は通行止めになってしまいました。また、鈴蘭周辺でも若干降雪があり、確実に冬が近づいてきています。この状態が続けば今度の週末も通行止めが続くかもしれません。しかし、次回が今シーズン最後のノリクラ雪渓カレンダーとなりますので、大雪渓の様子をお伝えできないかもしれませんが、いつものように紅葉や山麓の様子などをお伝えしたいと思っております。

今シーズンはたくさんの情報をノリクラ雪渓カレンダーや速報でどのようにしてお伝えしていこうかといろいろ苦労しましたが、なかなかまとめきれず、お見苦しい点が、多々あったかと思います。
次回で今シーズン最後となりますが、ぜひご感想などお寄せ下されば幸いです。お待ちしております。(E-mail : WebMaster@norikura.org

 

【昨年の今ごろは?】

date:2003/10/26

この週が10月最後の週末で、ご覧のとおり県道乗鞍岳線は通行止めです。。県道乗鞍岳線は21日以降ほとんどの日で通行止めとなり、乗鞍スカイラインは24日に冬季閉鎖に入りました。そして、長野県側のシャトルバスは県道乗鞍岳線の冬季閉鎖を待たずに27日より運休としました。それ以降、県道乗鞍岳線はそのまま冬季閉鎖に入っていきました。

 

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