ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.21(2005/10/02) E
【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近】
★この付近はピークまでもう少し★
屋根板 | 宝徳霊神バス停付近 |
もうピークといってもいいくらいの状態ですが、まだ、ダケカンバの色づきがもう少しです。
ダケカンバ(屋根板) | ウラジロナナカマド(屋根板) |
左の画像はダケカンバ一色で覆われている屋根板。しかし、その色合いが、まだ、いまいちです。先週から今週にかけての変化が少し遅い感じで、今度の週末まで落葉せずにいてくれたらうれしいところです。ただ、落葉するときは一気に来ますので、後はグロテスクな枝ぶりだけが残ります。ウラジロナナカマドの状況については何度も申し上げていますが、ご覧のように枯れてしまった状態のものが多いほどです。
ダケカンバについてはもう少し詳しく見てみます。
ダケカンバ(紅葉)−宝徳霊神付近 |
こちらは県道乗鞍岳線の宝徳霊神バス停付近のダケカンバです。先週も同じ箇所のダケカンバを紹介しました。まだ、緑の葉をつけていたものが今週に入って、黄色く染まり、一部では落葉が終わっているものもあります。この付近のウラジロナナカマドに関しては他のエリアと同様に枯れているものが多くなっています。
位ヶ原付近のお花畑 |
宝徳霊神バス停をさらに下山すると、お花畑に出ます。先週はダケカンバもウラジロナナカマドもやっと紅葉が進み始めた感じでしたが、ご覧のようにピークを迎えています。特に右の画像の手前に映る、オレンジ色のウラジロナナカマドの紅葉は見事です。大多数のウラジロナナカマドがきれいな紅葉を見せずに枯れてしまう中、とりわけ目立つ存在です。この付近の道路沿いには例年、右の像のようなウラジロナナカマドが普通に見られましたが、今年はほんとに壊滅的です。
左の画像の黒っぽい赤の部分は落葉したウラジロナナカマド。今年はこれがほんとに多い状態です。
【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近
登山道】
★この付近はピークまでもう少し★
登山道入り口付近(宝徳霊神バス停下) |
紅葉の時期、絶対にお勧めなのが、宝徳霊神〜位ヶ原山荘へ通じる登山道。この登山道は非常に便利にできていてい、宝徳霊神バス停のすぐ横から始まり、位ヶ原山荘のすぐ近くの県道乗鞍岳線に出ますので、シャトルバスで一旦上がってから、登山道をゆっくり降りて、位ヶ原山荘からまたバスに乗車して、乗鞍高原まで下山するなどといったスケジュールを組むことができます。
また、シャトルバスの観光案内のアナウンスで、「...9月下旬の紅葉は絶景です」と、言っているのはこのコースのことです。
ここが絶景ポイント |
宝徳霊神側からしばらく下山すると、一気に視界の開けるポイントに到達します。ここが一番の絶景ポイント。今年は残念ながら、濃霧のため眺めることができません。昨年の様子をこちらに掲載しておりますのでご覧ください。ここはこのページ一番上で紹介した屋根板を横から見たところで、ダケカンバの黄色が尾根全体に点在する様子は見事なものです。この時期のこのポイントははずせないといった感じです。
見事なウラジロナナカマドの紅葉 |
県道乗鞍岳線沿いと異なり、この付近のウラジロナナカマドは、概して、よい色づきをしています。ただ、登山道沿いでも、例年と比べると、落葉しているウラジロナナカマドを目にすることができます。
位ヶ原山荘に近づくとまだ紅葉していないものも |
登山道の上部付近では黄色に色づいているダケカンバも、位ヶ原山荘に近づくにつれて、まだ、青いものがたくさんあります。これらのダケカンバが黄色くなると、このページの一番上の屋根板付近・宝徳霊神バス停付近の画像のダケカンバがきれいな黄色になるはずです。ただ、そのころになると、黄色に色づいている上部付近のものが落葉を始めるため、全体的なバランスがうまく取れるかどうか微妙なところです。
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