ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2003/09/27) C
【雪渓上部 U】
こちらはスタート地点です。先週までは画像真ん中付近で雪渓から頭を出している岩(ちょうどスキー板が置いてありますが、その奥)から手前上方は雪の下でしたが、今週はご覧のようにかなり岩が出ています。
同じ地点から左上方を見た部分です。先ほど述べた雪融けした箇所が画面右側の岩です。この付近の雪融けは1メートルほどと他の箇所よりも多くなっています。
いつもと同じようにさらに左上部の箇所に移動してみます。
こちらは先ほどの箇所から左上に移動した所です。こちらの箇所は雪渓の上端ですが、雪渓上部左側を右端から進んできてちょうど中間付近に当たるところです。先ほどと比べ、こちらの雪融けは50センチ程度とそれほど多い量ではありません。
右の画像は上端部分ですが、先週もお伝えしたとおり、雪の壁はなくなり、先週よりも3メートルくらい、雪渓の端が下方へ移動しています。
雪渓上部左側の右端で滑走できるのももうそろそろ終わりに近づいてきました、来週あたりは今のコブラインの左側にもう1本フリーの滑走ラインを作るか、左端に移動しなければならないと思います。
ノリクラも紅葉シーズンを迎え、いよいよ彩りの楽しい時期を迎え始めました。速報でもお伝えしたように9月29日の夕方から雪が降り始め、30日には初冠雪が観測されました。そのため、大雪渓エリアの紅葉への影響が心配されます。
5月中旬から毎週お伝えしてきた今年のノリクラ雪渓カレンダーも残すところあと1ヶ月です。まだ振り返るには早い時期かも知れませんが、マイカー規制になって「大雪渓へ滑りに行く」というスタイルが従来と大きく様変わりした1年でした。夏スキーに限らずほんとに「ノリクラが好き」という人しか訪れなくなったのも確かにあるでしょう。確かに「マイカー規制効果のよきあらわれ」といえるかもしれませんが、いろんな人にノリクラのよさを知ってもらう機会が少なくなったもの事実です。
いろんな人にノリクラのよさを知ってもらうことと、その人たちがノリクラを大好きになってゆっくりとノリクラを満喫できる環境を保つことはなかなか両立できないのかもしれませんね。
【昨年の今ごろは?】
今年は1週間程度は紅葉が遅れていますので、おそらく来週はご覧のようにウラジラナナカマドなどがキレイに赤くなっていると思いますが、初冠雪の影響がどれほど出ているか心配です。
(→ あとがきへ続きます)
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