ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.19(2003/09/27)
〜あとがき〜 A

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(Update:2003/10/03)

 

【大雪渓へ】

位ヶ原山荘を過ぎてしばらくするとご覧のように乗鞍岳を間近に見ることができるようになってきます。昨年までは車道の両脇にたくさんのクルマが停まり、所狭しと大きな三脚が足を伸ばしていた光景とは大違いで、紅葉が遅れているせいもあると思いますが、カメラを肩にかけた人が数人いる程度でした。

 

ちょうど上の画像の左の車窓風景です。もしバスガイドさんがいるのなら「皆様、左手にご覧になれますのは...」と.マイク片手に観光案内でも始まるところでしょう。スキー場へのツアーコース入り口付近で、手前にはたくさんの高山植物が咲き、ダケカンバなどの紅葉がみごとな撮影ポイントの一つです。色合いはもう一歩というところでしょうか?

 

もう少し上に上がり、宝徳麗神バス停近くまで来るとダケカンバの黄色もかなり深みを帯びてきます。画像左は乗鞍岳、画像右は魔利支天岳と朝日岳です。大雪渓のバス停(肩の小屋口)までもう少しです。

 

【肩の小屋口に到着】

車窓の紅葉を楽しみながら8:45に肩の小屋口バス停に到着です。雪渓に上がる前に周辺の紅葉の様子も少しご紹介します。

 

こちらは県道から朝日岳を見たところ。先週まではちらほらとしかなかったウラジロナナカマドの紅葉もだいぶ進んでいます。しかし、実際には画像ほどきれいではなく、もう少し赤い色がほしいなぁ〜といったところです。もう少し県道を歩いてみます。

 

大雪渓付近まで上がってくると、完全に森林限界を超えていますので、眼下にキレイなハイマツ帯のじゅうたんが広がります。そこにナナカマドやダケカンバの赤や黄色の斑点が微妙な配置で点在し、人間が絵筆ではなかなか描けない模様です。

 

屋根板付近

穂高連峰

さらに歩き、畳平への入り口が見える付近まで足を伸ばすとご覧のように穂高連峰を見ながらの紅葉が楽しめます。こちらの色合いはくすんでいて、あと一歩のところです。しかし、今後の霜などの影響もあると思いますので、あと一歩なのかそれともこれで終わってしまうのか微妙なところです。

今度の週末あたりが非常に楽しみですが、良くても悪くてもそれなりに楽しむ心構えが大切ですね。

 

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