ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.1(2004/05/15) B

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(Update:2004/05/20)

 

【畳平周辺】

ご覧下さってお分かりになるかと思いますが、昨年と比べてかなり少ないです。昨年ですと左の不動岳(2875m)の山頂から下のお花畑まで雪がつながっていましたが、今年は既に途切れています。また、鶴ヶ池も中心部分にまだ氷結部分がありましたが今年はすっかりなくなり、周辺の雪も少なめです。昨年と比べて2〜3週間、例年と比べても2週間は雪融けが早いといえます。

 

【肩の小屋へ】

畳平から富士見岳(ふじみだけ 2817m)・不消ヶ池(きえずがいけ)を通り、長野県側の肩の小屋に向かいます。今日は例年になく たくさんのスキーヤー・ボーダーの方が山頂を目指していく光景を目にすることができます。

富士見岳・不消ヶ池を更に進むと、左の画像のように乗鞍の主峰、剣ヶ峰(けんがみね)が姿をあらわしてきます。因みに右に伸びている道はコロナ観測所に向かう道路で、肩の小屋に向かう道はこの山(魔利支天岳)の向こう側となります。

 

コロナ観測所へ向かう道の分岐点を過ぎると眼下には大雪渓がパノラマ写真のように展開されます。一番高い頂(いただき)が主峰の剣ヶ峰(けんがみね 3026m)、右側に蚕玉岳(こだまだけ 2979m)、朝日岳(あさひだけ 2975m)となります。そして、剣ヶ峰の左のなだらかな山が高天ヶ原(たかまがはら 2829m)です。

 

雪の壁も例年より低いです。 雪融けで道路はぬかるんでいます。

コロナ観測所へ向かう道路との分岐から肩の小屋方面を見たところです。例年ですとまだ除雪が行われていませんが、今年はしっかり除雪されています。したがって肩の小屋までは特別な装備がなくても問題ありませんが、途中ぬかるんでいる箇所がありますのでご注意下さい。

 

肩の小屋周辺

   

肩の小屋北側

肩の小屋南側

大雪渓エリアの中でこの付近が一番雪融けが進んでいるのではないかと思います。昨年よりも2〜3週間ちかく雪融けが早く感じます。

 

肩の小屋付近の画像ではにだいぶ雪が残っているように見えますが、残っているのは画像に写っている箇所だけで、その周辺はもう完全に雪融けが終わっています。

それでは肩の小屋から稜線までの様子をご紹介いたします。

 

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