ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.6(2004/06/19) C

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(Update:2004/06/24)

 

【高山植物】

ハクサンイチゲ(花)

今、一番「旬」の高山植物はハクサンイチゲ。こちらのハクサンイチゲは室堂ヶ原(むろどうがはら)のものですが、前述のように畳平のお花畑や鶴ヶ池、そして、肩の小屋にも一部自生しています。ハクサンイチゲの若葉が出だした頃は昨年より少し早いかなと思いましたが、結局、開花の時期は昨年とあまり変わらない状況のようです。

 

チングルマ(若葉)

こちらのチングルマは大雪渓エリアのものですが、昨年と比べて3週間ほど早い発芽です。あと3週間もすると見慣れた白い花をつけることと思います。

 

コケモモ(花) ミヤマタネツケバナ(花)

ハクサンイチゲ以外にも、色々な高山植物が花をつけ始めています。大雪渓ではまだ少ないものの探してみると結構見つかります。左の画像は甘酸っぱい赤い実で有名なコケモモ。花は白〜ややピンクっぽい色で小さな釣鐘型の花です。そして、登山道など岩の隙間から小さな顔を出しているのがミヤマタネツケバナ。さほど有名ではないので気にも留めず、登山の足を休めることなく通り過ぎてしまいます。茎の高さは5センチ程度で気をつけて歩いていないと踏み付けてしまいそうです。モミを水に付け、田植えの準備をする頃に咲く「タネツケバナ」の高山型と言われています。

コケモモ、ミヤマタネツケバナ、いずれも1センチにも満たない小さな可憐な花をつける高山植物です。

 

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