ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.22(2005/10/09) A

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(Update:2005/10/13)

 

【高山植物】

登山道脇の高山植物の紅葉

魔利支天の山肌など、高山植物の紅葉は遠くから見る限り、すでに終わってしまい、茶色に変化しているように見えますが、よく見ると、真紅のものが、まだまだたくさん残っています。

 

クロウスゴとクロマメノキ(紅葉)

こちらはクロウスゴ(黒臼子)とクロマメノキ(黒豆の木)の紅葉です。この二つの高山植物はどちらもブルーベリーの仲間で、実のない状態ではどちらがどっちなのかよくわからないほど近似しています。しかし、実のなる時期になるとその形から判別することができます。さらにそれよりも、紅葉が訪れるこの時期は、もっと判別しやすい状態になります。

 

クロウスゴ(紅葉) クロマメノキ(紅葉)

クロウスゴの紅葉は橙系統の発色をしますが、クロマメノキはご覧のような赤紫から、黒っぽい紫で、色がまったく異なりますので、容易に見分けがつくはずです。

 

チングルマ(紅葉)

こちらはチングルマ。左の画像は定点撮影でお伝えしているものですが、2週間前、赤くなり始め、ご覧のように、今週は真っ赤の状態になっています。このほかのチングルマも大半のものも、真っ赤になっています。

以前にもお話しましたが、高山植物の紅葉は、エリアや種類によって、8月下旬から1ヶ月以上の間、楽しむことができ、ダケカンバ、ウラジロナナカマドといった高山帯や亜高山帯で一般的に紅葉する木々よりも、息の長いことがわかると思います。

 

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