ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.22(2005/10/09) C

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(Update:2005/10/13)

 

【雪渓上部】

ここからはいつもと同じように雪渓の情報をお伝えします。先週は濃霧で大雪渓エリアの様子がわからない状態でしたので、2週間前の状態と比較すると、手前に写るミヤマクロスゲの大部分がまだまだ緑色でしたが、今週はご覧のように枯れた状態になっています。画像のものは黄色に変色してから少し時間がたっているので、あまりきれいな状態ではありませんが、ミヤマクロスゲの枯れた状態はちょうど、小麦畑のような,、きれいな褐色の色彩を見せ、結構、見ごたえのあるものです。

雪渓上部左側

こちらは雪渓上部左側。2週間前と比較すると、半分程度の大きさになっています。また、2週間前の段階で雪渓が左右に分割し始めましたが、右半分がほとんどなくなり、この位置の画像では、その存在すら確認できないほどです。また、左半分の方も、その左端部分がさらに分割しています。2004年と比べ、2〜3週間ほど遅い雪解けです。

いつも申し上げましたが、雪渓上部左側は他のエリア比べ急斜面ですから、雪渓での滑走に慣れていないスキーヤー・ボーダーはここでの滑走は危険を伴います。これからの時期はノリクラでの滑走をされたことのない方は絶対に滑走なさらないようお願いいたします。

 

雪渓上部左側 右側部分 右側部分の雪渓を見つけることができません

こちらは雪渓上部左側の右半分部分を見たもの。先週まで残っていた右半分はご覧のように見つけることができません。

 

雪渓上部左側 右側部分は、縦5m×横5m ほど

それでも近づいてみると、ご覧のように、ほんとに猫の額ほどの雪渓が残っています。この部分の雪解けの完了は、2004年と比べて2週間ほど遅い状態です。

 

雪渓上部左側 左側部分

こちらは左側部分。先ほどお伝えしたように、この左側部分は左端がなくなっていますので、十分な広さとはいえませんが、まだ、何とか滑走できる面積があります。

 

左端がなくなり、滑走エリアに近づいています 今日は雪がやわらかくブーツで登ることができます

左の画像が雪渓の左端。先週までは滑走エリアから30〜40メートルほど余裕がありましたが、ご覧のように20メートルもない状態になっています。また、先週はアイゼンで登らなければならないほど、ひどいアイスバーンも、強い日差しで緩んで、テレマークのやわらかめのブーツでも登ることができます。この時期は天候によって、バーン状態がかなり左右されるようになってきます。

 

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