ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.22(2005/10/09) B

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(Update:2005/10/13)

 

【肩の小屋】

さて、8日(土)の速報や冒頭でもお伝えしましたが、この日はほんとにひどい天候でした。今回の天候の様子を、少しだけお伝えいたします。

肩の小屋

ご覧のように肩の小屋周辺は濃霧。右の画像は肩の小屋前から山頂方面へ通じる登山道方面を見たところです。晴れていれば、朝日岳が見えるはずですが、ご覧のとおり、まったく見えません。

 

8日(土)はひどい雨...

この日は霧だけでなく、昼近くになって雨が強くなり、県道乗鞍岳線は左の画像のように川のようになっています。肩の小屋の屋根から落ちてくる雨水もかなりの勢いで地面をたたきつけています。降り続く雨のため、岐阜県側の乗鞍スカイラインは午後から通行止めになったほどです。

 

こんな雨でも登山に訪れる方はいらっしゃいます。

訪れたからには雨でも登ろうという方や、雨でもそれなりの魅力がある山だからという方など、いろいろだと思いますが、今日のような天候でも、霧にかすんだ登山道を黙々と登っていく方もいらっしゃいます。こんな状況でも、雨に濡れ、より一層、彩を増した高山植物やウラジロナナカマドの紅葉が、心を和ましてくれるでしょう。

 

こんな日は肩の小屋で一休み

この三連休で今シーズンの営業は終了
(来年の営業再開は6月最終土曜日予定)

少し歩くだけでずぶぬれになってしまう、今日のような天候の日は、肩の小屋で一休みしたいものです。乗鞍岳全体を見ても、休憩する場所は非常に限られていて、大雪渓エリアでは、肩の小屋口バス停付近にあるトイレと、この肩の小屋しかありません。
また、肩の小屋は岐阜県側の畳平から山頂へ向かう登山道と、長野県側の肩の小屋口バス停からの登山道の合流地点にありますので、どちらからも利用可能です。

速報でもお伝えしましたが、肩の小屋はこの三連休で今シーズンの営業を終わります。来年は例年通り、6月最終土曜日から営業を再開する予定です。宿泊はもちろん、お昼の休憩や、今回のような悪天候の時の雨宿りももちろんOKです。

マイカー規制が始まって、山麓からシャトルバスで大雪渓や山頂に訪れるため、最終バスに乗り遅れることなどを考えると、肩の小屋の存在は非常に心強いものです。

 

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