ノリクラ 雪渓カレンダー

Vol.25(2005/10/30) B

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(Update:2005/11/07)

 

【白樺の小径 つづき】

ツアーコース

そして、さらに散策路を進むと、広い廃道のようなところに出ます。ここは冬場のスキーのツアーコースとなっているところ。この時期はごらんのように両脇を紅葉した樹木に覆われ、なかなかの景観を見せてくれます。このツアーコースに関しては詳細に調べておりませんが、木材切り出しのための森林鉄道の跡地のようです。もう少し詳細がわかりましたら、また、機会を作ってご紹介いたします。

 

再び散策路へ ツアーコースを過ぎたあたりから白樺が目立ちます

ツアーコースを横断して再び散策路へ戻ります。このあたりから白樺の木が多くなり始め、「白樺の小径」という名称が納得できるような景観になってきます。

 

ムシカリ しっかりとした冬芽

白樺の木が立ち並び、少し開けた場所にやってくると、若い小さなミズナラの木に混ざって、ムシカリを目にすることができます。このムシカリ、9月下旬から10月上旬に県道乗鞍岳線沿いで、ウラジロナナカマドやダケカンバと一緒に、赤い紅葉を見せてくれました。大きな葉はひときわ目立つ存在です。

その葉の上を良く見ると、冬芽(ふゆめ、とうが)がしっかりとできていることがわかります。秋の紅葉の時にはなかったものです。ムシカリの冬芽はご覧のように非常に特徴的な形をしていますので、すぐに冬芽であることがわかります。真ん中のつぼみ状のものが来年の春になって咲く花の部分(花芽)と、その両脇にある若葉の部分(葉芽)が、しっかり見分けることができます。

 

一の瀬園地入口

そんな木々の様子を見ながら歩くとすぐに一の瀬に到着します。何も観察せずに歩けば、おそらく20分もかからないほど。じっくり、木々の様子を観察しながら歩けば、1時間はかかってしまう小径(こみち)です。短いながらも、いろいろ変化のある散策路です。
大雪渓エリアなどの高山帯だけでなく、たまには、乗鞍高原の散策もいかがでしょうか??

 

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