【速報バックナンバー 2006年10月分】

(E-mail : WebMaster@norikura.org)

◎ 10月

★速報バックナンバー★ →|  Index

■2006年11月5日(日)■

@ 2006/11/05 10:35
三連休最終日、三本滝レストハウスは満車
A 2006/11/05 12:20
県道乗鞍岳線は一部積雪
B 2006/11/05 14:05
大雪渓エリアは5〜10センチの新雪
C 2006/11/05 14:05
三本滝から3時間30分!

 ▼ 今シーズンの取材活動は終了いたしましたが、本日はよい天気でしたので、今シーズン最後のノリクラに出向きました。今朝の乗鞍高原は雲ひとつない快晴から始まり、朝7時の気温は4℃。吐く息が白くなっているのを確認すると、冬になってきたことを実感します。今日は三連休最終日。早朝の観光センター前駐車場は、10台程度の車しかとまっていませんでしたが、日が高くなるにつれて、観光客の方の車が、結構入ってきます。また、三本滝駐車場では、レストハウス前のアスファルト駐車場がほぼ満車の状態。
そして、気温も上昇し、窓を閉じきった車内では、暑さを感じるほどで、正午の三本滝の気温は14℃。10時過ぎから吹き始めた風には、やや冷たさを感じるものの、それでも、訪れた方々が、一枚上着を脱ぐ光景を目にすることができます。
これまで、県道乗鞍岳線が積雪などで通行止めになると、山頂方面に歩いて向かう方を、結構、見かけたものですが、さすがに11月に入り、その数もかなり少なくなっています。それでも、中には冬季閉鎖によるシャトルバスの営業終了を知らずに訪れ、歩いて大雪渓付近までお越しになった方もいらっしゃいました。
ポカポカ陽気の乗鞍高原と異なり、位ヶ原山荘付近より上部は日差しがあっても、寒さの方が勝っているようです。県道乗鞍岳線では11月1日(水)の午後から夜半にかけて降った雪が融けずに残っている箇所があります。
午後から少し雲が出始め、14時くらいから山頂付近では、雲の動きが激しくなってきます。15時の大雪渓は4℃。大雪渓付近の路面には積雪はありませんが、大雪渓エリアや道路の路肩には雪が残り、日中、日が当たっても融けた様子がないことから、気温の低い日が続いた様子が伺えます。山頂付近や雪渓の古い雪の上にも、新しい真っ白の雪がかぶっている様子が伺え、スキーヤー専用道や雪渓上部左側では5〜10センチ程度の積雪です。
16時くらいから、山頂から山麓に向かって風が強く吹き始め、極寒の世界となってきます。それでも、西日に照らされる魔利支天岳やコロナ観測所が綺麗に浮かび上がる様子を見ると、本当に冬季閉鎖されたのかと疑ってしまうほどです。17時の位ヶ原山荘の気温は1℃。日が落ちても、満月に照らされ、暗さをほとんど感じることなく、寒ささえなければ、冬に突入するという実感など全く感じさせない一日でした。なお、先週末掲載予定だったノリクラ雪渓カレンダーVol.25(最終号)は、現在、編集作業を行っております。掲載は数日後となる予定です。もうしばらくお待ちください。(2006/11/05 20:30更新)

| 速報バックナンバー | TOP |

■2006年10月29日(日)■

@ 2006/10/29 08:45
快晴
A 2006/10/29 12:20
綺麗な青空に白い雲が広がります
B 2006/10/29 13:35
リカンベントでヒルクライム
C 2006/10/29 15:05
最終日の出席者は4名!

 ▼ 今朝の乗鞍高原は、7時の気温は8℃と昨日とほとんど変わりありませんが、寒さは若干緩んだように感じます。早朝の観光センター前駐車場は10台ほどで、ガランとした感じです。昨日と同様、山頂方面は綺麗な青空が広がっていますが、少し雲がたなびいている様子が伺えます。シャトルバスはどの便も1〜2台の運行です。また、いつもなら、大雪渓入口の肩の小屋口バス停を通過していく便の方が少ないのですが、今日はほとんどの便が、肩の小屋口バス停を通過して行き、肩の小屋に向かう登山道を利用する人もほとんどありません。また、シャトルバスに限らず、観光バスやタクシーなどの車両も、いつもより少ないように見受けられ、ヒルクライムで畳平方面に登って行く姿も、余りありません。そんな中、リカンベントという変わった自転車で、今シーズン最後のヒルクライムに挑む方もいらっしゃいました。しかし、今日も、ヒルクライムには、若干、寒すぎるコンディションだったようです。
朝から綺麗に晴れあがった大雪渓エリアは、昼前くらいから、高天ヶ原と剣ヶ峰の間から雲が流れ始めるようになります。正午の大雪渓の気温は8℃。朝とほとんど気温は変わっていませんが、日差しが強く、歩き回ると、暑ささえおぼえるほどの気候です。ただ、8℃という気温のとおり、そよ吹く風には冷たさを感じ、季節は確実に冬へ向かっていることを実感させてくれます。その後、青空よりも雲のほうが多い状態になり、12時30分ごろから、日が雲に隠れ、晴れたり曇ったりの天候になってきます。
今日の大雪渓は強い日差しで、表面が緩み、また、、緩んだ雪面の下にしっかりとエッジの効く層があり、かなりよいコンディション。この時期としては、最高の状態ではなかったかと思います。今日は4名のスキーヤーが訪れ、思いのほかよい状態に、繰り返し繰り返し、最後の大雪渓を楽しんでいらっしゃいました。シャトルバスさえ動けば、来週も確実に滑走できる状態です。
日を追うごとに、日が傾く時間が早くなり、13時30分頃には大雪渓の南寄りのバーンは翳り始めます。翳り始めると同時に気温はぐっと下がり、15時の大雪渓は4℃。しかし、今日は日が翳っても明るい空が周囲をを照らし、夕方になっても、バーンコンディションが硬くならず、大雪渓エリアは昼過ぎとあまり変わらない雰囲気で、16時ごろには肩の小屋のある室堂ヶ原からコロナ観測所のある魔利支天岳や雪渓上部右側周辺にかけて、西日のスポットライトがあたり、このまま帰るのがもったいない感じさえしたほどです。

今シーズンは積雪通行止めがほとんどなく、最終週まで大雪渓まで訪れることができ、これで今シーズンも無事に終えることができます。5月14日から毎週お伝えしてきた速報も、今回で今シーズンの掲載を終了いたします。約半年間、お付き合いくださりありがとうございました。なお、昨日、そして本日、取材して速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の2006シーズン ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(最終号)で紹介する予定です。
また、これまでご覧くださったなかで、ご感想などございましたら、ぜひ、お便りください。お待ちしております。( WebMaster@norikura.org )
(2006/10/29 19:45更新)

今朝の大雪渓は快晴。気温は6℃。時折、山頂から雲が湧き上がるときがありますが、それもなくなり、上空のジェット機の飛行機雲も短めで、済んだ真っ青な空が広がっています。日差しはあるもののが、そよ吹く風に冷たさがあって、それほど暖かさは感じません。そのため、速報を打つ手も悴んでいます。
今シーズン最終日曜日、訪れる人のほとんどいない大雪渓は、明るい日差しに包まれています。詳細については夜の速報にてお伝えいたします。(2006/10/29 09:30更新)

| 速報バックナンバー | TOP |

■2006年10月28日(土)■

@ 2006/10/28 10:40
白と青のビビッドな世界(善五郎の滝 散策路)
A2006/10/28 12:00
紅葉〜三本滝・東大ヒュッテ口 間
B 2006/10/28 15:25
極寒のヒルクライム
C2006/10/28 17:05
日没後は濃霧がさらにひどくなります(畳平)

 

▼ 今日も冷え込んだ朝から始まりました。昨晩はそれほどの寒さではありませんでしたが、朝の速報でもお伝えしたように、7時の気温は7℃。日が差し始めるまでの少しの間、起き上がれないほどの寒さを感じたほどです。昨日は午後から雪が降り、シャトルバスの最終便が畳平から降りてくることには、やや横殴りの雪が降っていたようです。しかし、今日は、7時の始発便から問題なく運行されました。7時便は1台でしたが、8時便は観光センター前では1便、その後、上部バス停での乗客のために、1台追加され、9時便は2台でした。また、観光センター前駐車場は、早朝は数えるほどしか車はありませんでしたが、9時便が発車する頃、ようやく半分程度の駐車率になりました。このほか善五郎の滝、鈴蘭橋、三本滝レストハウスなど、乗鞍高原の各スポットの状況を見ても、先週よりも訪れる人が少なくなっている感じがします。特に三本滝レストハウスは、お昼を回っても、レストハウス前の駐車場だけで事足りる状態でした。
乗鞍高原の紅葉はピークを過ぎ、真っ白なシラカナの幹と、真っ青な空のコントラストを映える季節になってきました。白と青のビビッドな色使いは、紅葉とは別の、空間のひろがりを楽しませてくれます。紅葉のピークは三本滝レストハウスから休暇村などの乗鞍高原にかけてのカラマツがメインになっています。どこを見てもゴールデンオレンジの世界が広がっています。シラカバの白とカラマツのオレンジと空の青の三段紅葉です。
これまでほとんど無風だった天候も、、乗鞍高原では11時過ぎから風が吹き始め、「カラマツ吹雪」が太陽に照らされて、キラキラと舞う光景がいたるところで見られます。正午の三本滝の気温は16℃。暑くもなく寒くもない、散策にはちょうどよい気候です。そして、この頃から山頂方面には雲がたなびくようになり、14時30分ごろから太陽が雲に覆われるようになってきます。太陽が当たっている分にはヒルクライムしていても、寒さは感じませんでしたが、日が翳ると気温は一気に下がり、位ヶ原山荘付近で8℃。登りにもかかわらず、長袖のサイクルジャージだけではとても寒く、ウインドブレーカーを一枚羽織ます。また、この付近から風も強くなり、上空の雲が西からから東に向けて激しく流れ、山頂付近も見え隠れするようになってきます。気温はどんどん下がり、16時の大雪渓は2℃。全身の震えが止まらないほどです。この天候は、長野県側よりも岐阜県側のほうがひどく、畳平は昼過ぎから濃霧に覆われています。畳平では冬季閉鎖を間近に控え、食堂や軽食コーナーが営業を取りやめています。濃霧はさらにひどくなり、17時を回る頃には、風がさらに強くなり、視界が10〜20メートルほどまでになってきました。真っ暗な中のダウンヒルは、横風を受けて、転倒しそうになるほどです。
明日は、当初の予報よりは少しよくなりそうですので、最後のノリクラをしっかり楽しんで見たいものですね。(2006/10/28 22:20更新)

@ 2006/10/28 08:00
快晴

 今朝の乗鞍高原は快晴。7時時点の気温は7℃。早朝はかなり冷え込みました。今は、風もなく、日差しの暖かさを十分感じさせてくれる朝です。昨晩、若干降雪があったようで、山頂付近は少し白くなっています。シャトルバスは正常どおり運行しています。詳細については夜の速報にてお伝えいたします。(2006/10/28 09:00更新)

| 速報バックナンバー | TOP |

■2006年10月22日(日)■

@ 2006/10/22 08:50
快晴
A 2005/10/22 13:50
遠景はややかすんでいるものの、終日快晴
B 2006/10/22 13:50
大雪渓は早くも翳り始めます
C 2006/10/22 15:00
親子でスキー!

 

▼ 今日の乗鞍高原は、昨日と同様、寒い朝から始まります。7時の気温は6℃。それでも、日が高くなると急激に気温が上がり、8時を過ぎるとそれほどの寒さを感じなくなります。観光センター前駐車場も、昨日と同じような状況で、早朝は3〜4割程度の駐車率。シャトルバスは7時便が1台、8時便が2台、9時便が3台と、こちらも、ほぼ、昨日と同じような状況です。
朝の速報でもお伝えしたように、大雪渓は快晴ですが、空気の透明度があまり高くなく、八ヶ岳や南アルプスなどの遠景はモヤの中に隠れ、ノリクラの山頂付近も少し、コントラストに欠けるような感じです。
午前中は、日差しにも恵まれ、暖かな雰囲気なのですが、太陽の光線の力強さが、今ひとつ欠けているようで、照りつけるような日差しは感じることは全くありません。穏やかな天候のなかでも、12時前には、突然、強い北風が断続的に吹きはじめるようになります。正午の大雪渓は14℃す、お昼の休憩で、一旦、腰を下ろして休むと、吹き始めた風と相まって、若干、寒さを感じることようになってきます。また、遠景の山々は、快晴の割には視界がよくなく、お昼を過ぎ、13時30分ごろから、薄い雲が青空を覆うようになってきます。
今日も、大雪渓には10名程度のモーグラー・ボーダーの方々がお越しになりました。バーンは昨日よりも若干やわらかく、滑りやすい状態です。今日の滑走バーンは、先週と同じく、雪渓上部左側の一番左端部分。しかし、先週残っていた新雪は皆無。したがって、昨日作成したコブラインを滑って楽しんでいらっしゃいます。この付近は、大雪渓の中でも一番最初に日が翳り始めるところで、14時前には、太陽が蚕玉岳の頂の中に落ちていきます。10月も後半になると、お昼を過ぎれば、あっという間に夕方です。翳りだした途端、気温は6℃まで下がり始めます。もちろん、バーンも締まりはじめ、15時を回る頃には、場所によっては、アイゼンでもしっかり突き刺さないといけないほどのかなりの硬さにまでなってきました。そして、その頃から、西からの風が連続的に吹くようになり、青空はほとんどなくなり、雲が全体を広がるようになってきます。確実に天候は下り坂に向かっているようです。
今日も天候に恵まれましたが、速報を書くこの時間帯は乗鞍高原では雨が降り始めています。そして、明日から天候が崩れる予報が出ていますので、来週は現地まで向かうことができるか微妙です。なお、昨日、そして本日、取材して速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の2006シーズン ノリクラ雪渓カレンダーVol.24で紹介する予定です。(2006/10/22 20:10更新)

今朝の大雪渓は快晴。風はほとんどありません。気温は9℃ですが、背に受ける日差しが暖かく、それほど寒さはありません。この晴天とこの時間帯の割には遠景が若干モヤっている感じがしますが、昨日の天候がそのまま続いているような印象です。まだ、訪れる人は多くなく、静かなノリクラです。ここにあるのは青空と暖かな日差しだけです。詳細については夜の速報にてお伝えいたします。(2006/10/22 09:30更新)

| 速報バックナンバー | TOP |

■2006年10月21日(土)■

A 2006/10/21 10:05
紅葉〜善五郎の滝 散策路
B 2006/10/21 10:40
紅葉〜鈴蘭橋
C 2006/10/21 17:00
畳平に夕日が落ちます
D 2006/10/21 17:10
薄暮の大雪渓

 

▼ 今日は寒い朝から一日が始まりました。朝の速報でもお伝えしたように、乗鞍高原の7時の気温は9℃ですが、明け方はもう少し冷え込んでいたように感じます。早朝の観光センター前駐車場は3〜4割程度の駐車率で、閑散とした状態でした。それでも、周りの木々が赤や黄色に色づき始め、山頂付近も真っ青な空にくっきりとして、そんな風景を静かにじっくり楽しむには、申し分ない朝でした。シャトルバスは7時便・8時便はそれぞれ1台でしたが、9時便は3台で、10月も後半に入ったこの時期としては、まずまずの人出だったと思います。
紅葉は、魔利支天付近など上部から、山麓の乗鞍高原に完全に移り、一部で落葉が目立つものの、見頃を迎えています。黄色く染まったミズナラの木漏れ日を楽しみながら散策するのもよし...残雪が残る乗鞍岳をバックにカメラを向けるのもよし...乗鞍高原の紅葉は、大雪渓付近などの上部とは、一味違った楽しみ方ができ、ノリクラの奥の深さを感じさせてくれます。
午前中の乗鞍高原は、一時的に雲に太陽が隠れることがありますが快晴無風。日差しが特に強いという感じではありませんでしたが、気温は上昇し、正午の三本滝レストハウス付近で18℃。車から降りてくる観光客の中には、半袖姿の方もいらっしゃるほどでした。
これまでと比べると、ヒルクライムに訪れる方も、だいぶ少なくなってきました。三本滝付近では暑ささえ感じさせる気候も、ヒルクライムには、ちょっとひんやりと感じるほど。特に、位ヶ原山荘あたりを過ぎると、急激に下がります。さらに10月も後半を過ぎているせいもあって、正午を過ぎると急激に気温が低くなり、15時の位ヶ原山荘付近は8℃。長袖のサイクルジャージ一枚では、かなり冷え込んできます。
先週まで新雪が残っていた大雪渓は、その面影もだんだん少なくなってきて、今日は、終日、固めのコンディション。訪れたスキーヤー・ボーダーも、先週とは全く異なるバーン状態に閉口していたようです。
今日は、終日、晴天が続き、岐阜県側の乗鞍スカイラインでは、一面に広がる雲海のパノラマが西日に綺麗に浮かび上がっていました。そして、畳平のお花畑のV字谷に落ちる夕日は、明日の天気を約束してくれるような気配さえ感じさせてくれます。日が落ちた後も、明るい空が残り、大雪渓は薄暮の中にしっかりとした姿を見せてくれました。17時の気温は4℃。風はありませんが、冷たいものがサーッと吹き抜けるような感じさえ覚えます。
畳平に落ちた夕日を信じれば、あすもよい天気が続くはずです。残り少ないノリクラシーズンをしっかり楽しみたいものですね。(2006/10/21 22:10更新)

@ 2006/10/21 08:00
快晴

 

今朝の乗鞍高原は快晴。7時時点の気温は9℃と寒い朝を迎えました。ただ、風はなく、穏やかな日差しは暖かく、現在は、それほど寒さはありません。真っ青な空と、黄色く色付き始めた木々のコントラストが見事で、日が高くなるにしたがって、その輝きを増してきます。この快晴ですので、山頂付近の様子も手にとるようにはっきりうかがうことができます。シャトルバスは正常に運行されています。詳細については夜の速報にてお伝えいたします。(2006/10/21 08:55更新)

| 速報バックナンバー | TOP |

■2006年10月15日(日)■

@ 2006/10/15 08:50
快晴
A 2006/10/15 11:05
透明感が冴え渡る紺碧の空
B 2006/10/15 11:45
大雪渓はグルーミングバーン
C 2006/10/15 16:20
紅葉〜三本滝 かもしか平

 

▼ 今日は全く寒さを感じさせない朝を迎えました。位ヶ原山荘付近の6時の気温は6℃。気温だけ見るとかなりの寒さを感じてもよいのですが、雲海の中から昇った朝日の強い日差しが周りを照らし、気温の低さをスポイルしてしまうほどです。今日の観光センターは朝から、人出が多く、シャトルバスも、始発の7時便から3台で運行されるほど。その後の8時便も3台で、9時便にいたっては、5台も配車されました。
朝の雲海は9時を回る頃にはなくなり、近景の山並みと遠景の山並みが重なる光景が見事に織り成しています。特に、今日は時間がたつほど、空の透明感は増し、お昼近くには、これまで遠景の上に帯のようにたなびいていた雲がとれ、本当に雲ひとつない快晴状態になりました。正午の大雪渓の気温は10℃ですが、朝以上に天候がよくなったため、寒さは全く感じず、肌がヒリヒリするほどの日差しです。ただ、日陰に入ったり、そよ吹く風に冷たさを感じ、ほてった肌を一休みさせることができます。
紅葉は、先日もお伝えしたように、魔利支天バス停〜三本滝ゲート付近がみごろですが、このあたりも落葉がひどく、三本滝のかもしか平ゲレンデ付近を除けば、見ごたえのあるところは少なくなっている状態です。ただ、乗鞍高原でも始まりだしていますので、これからさらに、山麓へと下っていくことと思います。
今日も大雪渓は、先週の積雪で綺麗にグルーミングされた一枚バーンに、鋭くエッジをかませてカーブするボーダーなどは、久しぶりの大回りターンにハイシーズンの朝一ゲレンデをかっ飛ばす感覚がよみがえり、これまでのひどいスプーンカットに悩まされたことなどすっかり忘れ去ってしまったかのようなバーン状態です。新雪の綺麗な雪ですから結晶の崩れもなく、6月ごろの、まだ、スプーンカットができていない頃の大雪渓よりもさらによい状態です。
大雪渓も15時を過ぎると日が翳り、その後、バーン状態は堅くなりますが、アイスバーンのような堅さではなく、春先のゲレンデに、硫安を撒いたようなコンディションとなり、エッジをしっかり食い込ませて楽しむボーダー・スキーヤーには、夕方まで楽しいバーンとなりました。
登山道の積雪は、宝徳霊神〜大雪渓間などでも残っていて、日陰の部分はアイスバーン状態になっていますので、注意が必要です。
今日は、紅葉見物はもう一つといったところでしたが、ウインターシーズン前に、ハイシーズン並みのゲレンデ状態での滑走を楽しむことができ、夕方までよい天気の続いたノリクラは、想像以上の一日を楽しむことができたように思います。
なお、昨日、そして本日、取材して速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の2006シーズン ノリクラ雪渓カレンダーVol.23で紹介する予定です。(2006/10/15 20:00更新)

▼ 今朝の大雪渓は快晴。気温は昨日と同じ7℃。少し風が出てきましたが、昨日以上に日差しが強いため、寒さはありません。空の透明度が高く、遠景の山々が折り重なるように綺麗に浮かんでいます。登山や写真に訪れる方も多く、今日の肩の小屋口バス停付近はにぎわっています。詳細については夜の速報にてお伝えいたします。(2006/10/15 09:20更新)

| 速報バックナンバー | TOP |

■2006年10月14日(土)■

@ 2006/10/14 08:45
A 2006/10/14 10:15
まだかなり雪が残っています
B 2006/10/14 11:40
ヒルクライム
C 2006/10/14 15:40
夕方近くには霧が立ち込めます

 

▼ 今朝の乗鞍高原は晴から曇の天候。8時の気温は10℃、朝の冷え込みはありますが、特別寒いというほどではありません。三連休の翌週ということもあって、観光センター駐車場は半分以下の駐車率。山頂方面は、若干、モヤがかかっていますが、山肌に残る残雪を確認することができます。シャトルバスは、通常通り運行し、8時の便は2台、9時の便は3台で、上部の紅葉が終了したこの時期としては、まずまずの人出と言えるでしょう。
紅葉は、位ヶ原山荘付近から上部は、ほぼ、終了し、朝の速報でもお伝えしたように、見頃は魔利支天バス停付近から三本滝ゲート付近です。ピークといってもよいほどの色合いを見せているものもあります。また、乗鞍高原でも、紅葉が始まりだした状態です。
先週降った雪は、まだ、かなり残っていて、スキーヤー専用道は半分以上が雪の下で、肩の小屋に向かう登山道も、上半分のエリアでは、積雪が残っている状態です。いずれも、アイゼンが必要なほどの積雪量や堅さではありません。
10時30分ごろより、山麓から雲が湧き上がり、山頂付近を覆うこともありましたが、正午ごろには再び晴れだします。正午の大雪渓の気温は13℃。ほぼ無風で、日差しが暖かさをもたらしてくれるため、休憩していても、それほど寒さを感じることはありません。
ただ、夕方になるとさすがに寒さが身にしみてくるようになり、16時の気温は6℃と急激に下がってきます。それと同時に、山麓から、大雪渓全体を覆うように霧がわきあがり、気温の低下と立ち込める霧で、かなりの冷え込みを覚えます。
今日は、三連休で訪れることのできなかった常連たちが、今シーズン初のパウダーを楽しみにお越しになりました。雪渓上に残る先週の新雪は、だいぶ落ち着き、比較的滑走しやすい雪質になっています。また、シャトルバスも15時の下り便が4台と、観光客のの人出は、まずまずのようでした。
シャトルバスの最終便が肩の小屋口を発車する頃には、霧が深くなり、かなり薄暗くなってきます。さすがに、日の落ちる時間が早くなってきました。明日も天候には問題がなさそうです。新雪で、一部のバーンはフラットになりましたので、まだまだ、大雪渓での滑走は楽しめそうです。(2006/10/14 19:05更新)

▼ 今朝の大雪渓は晴。気温は7℃。風は全くなく、真っ白な雪に日差しが照り返されて、静かで明るい朝を迎えています。気温が低く、寒さを感じますが、明るい日差しがあるので、それほどでもありません。先週降った雪はご覧のようにまだ残り、車道の路面は乾いていますが、宝徳霊神付近より上部では路肩に残っています。また、肩の小屋への登山道にも一部積雪があります。大雪渓付近の紅葉は、完全に終了し、魔利支天から三本滝ゲート付近が見頃となっています。詳細については夜の速報にてお伝えいたします。(2006/10/14 09:20更新)

| 速報バックナンバー | TOP |

■2006年10月9日(月)■  

A 2006/10/09 11:30
三段紅葉(位ヶ原山荘前)
B 2006/10/09 13:45
登山道には真っ白な雪(宝徳霊神バス停付近)
C 2006/10/09 13:40
雪化粧・初冠雪の大パノラマ
D 2006/10/09 15:00
今シーズンの初パウダー

 

▼ 今日は終日快晴の一日でした。朝の速報でもお伝えしたように、今日のシャトルバスは積雪通行止めのため運休。ただ、すぐに別のエリアに移動する人が多いためか、観光センター駐車場は全く混雑はありませんでした。それとは引き換えに、三本滝レストハウス駐車場は、周辺を散策する人が集中し、9時20分には満車となり、空きを待つマイカーの列が県道乗鞍岳線にできたほどです。大抵の場合、三本滝駐車場に止めた観光客は1kmはなれた三本滝までの散策を手軽に楽しむケースが多いのですが、そのような方に加え、紅葉見物のため、県道乗鞍岳線を歩いて登る方がたくさんお越しになっていました。魔利支天より上部では、澄み渡る晴天に真っ白な頂を望むことができ、黄色や赤に色づいた紅葉が冴え、森林限界を超える位ヶ原山荘付近では、今シーズン一番のコントラストを得ることができたのではないかと思います。
今日は、日が上がった途端、気温が比較的上昇し、一日を通して穏やかな天候に恵まれました。9時の三本滝レストハウス付近では16℃まで上昇し、付近を散策する人や登山などを楽しむ方は、汗ばむほどの陽気でした。上を目指して登っていっても、気温の変化はあまりなく、正午の冷泉小屋付近でも16℃。ただ、木陰で休憩するとひんやりとする感じはあります。
今日は午後になって天気はよく、若干、うろこ雲のような上層の雲がたなびくときはありますが、遠景がかすむようなことはなく、穂高連峰から、浅間山、八ヶ岳、南アルプスまで、一望することができます。
位ヶ原を抜けて、宝徳霊神バス停付近まで来ると、高天ヶ原から、大雪渓のある剣ヶ峰・蚕玉岳・朝日岳の峰々、さらに北側の魔利支天岳、富士見岳、大黒岳すべての山が雪化粧した初冠雪の大パノラマが青い空をバックに浮かび上がっています。
登山道は冷泉小屋付近から積雪が始まり、大雪渓は深いところで、30センチ以上の積雪があり、毎週お越しになる常連の方々は、今シーズン最初のパウダーを楽しんでいらっしゃいました。もちろんこの時期の降雪ですので、やや重めの状態であることは間違いありません。
15時を過ぎる頃から、大雪渓は日が翳り、12℃程度あった気温は16時には7℃、17時には3℃まで急激に下がります。真新しい雪もかなり硬く、アイゼンでないと登ることができないほどになってきます。
今日は、県道乗鞍岳線としては珍しく、一日かけて県境まで除雪が行われました。一応、除雪は完了しましたが、大雪渓上の3号カーブより先は、まだ、雪が一部残っていて、自然融解を待つ状態です。したがって、明日の朝はまだ、通行止めは解除されないかと思いますが、日差しで、路面が乾けば、通行可能になるかと思います。
今日は、一日中、晴天のなか、普段は見落としがちのノリクラを自分の足で登ることで、再確認できた一日だったように思います。
なお、一昨日・昨日、そして、本日、取材して速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の2006シーズン ノリクラ雪渓カレンダーVol.22で紹介する予定です。(2006/10/09 20:10更新)

@ 2006/10/09 07:00
快晴、初冠雪

 

▼ 今朝の乗鞍高原は快晴。気温は4℃。昨日まで吹いていた風は全くありません。ご覧のとおりノリクラの峰々は初冠雪です。今日もシャトルバスは運休で、観光センター前駐車場は半分以下の駐車率。それほど人出はありません。詳細については夜の速報にてお伝えいたします。(2006/10/09 07:30更新)

| 速報バックナンバー | TOP |

■2006年10月8日(日)■  

@ 2006/10/08 07:30
お天気雨 − 虹がかかります。
A 2006/10/08 12:00
午前中は晴れ・雨・突風の繰り返し(三本滝レストハウス)
B 2006/10/08 12:00
肩の小屋は終日濃霧・雪、吹き溜まりで20〜30センチ
C 2006/10/08 16:10
二段紅葉〜位ヶ原山荘付近。積雪はこの付近から。

 

▼ 昨日から続いた悪天候が今日も一日荒れ狂いました。朝の観光センター駐車場は7割くらいの駐車率。三連休の中日とシャトルバスの通行止めが重なり、観光センターには入れ替わり立ち代り観光客が訪れ、バス会社の係員などに、運行の見込みやお勧めの観光スポットをなどをたずねる姿をいたるところで見かけることができます。晴・雨・強風の天候は一向に治まる気配はなく、これほど長時間にわたって「お天気雨」が続くことはこれまで経験がありません。このお天気雨のため、今日は一日中、虹を観察することができました。
シャトルバスが運休のため、三本滝レストハウスは大勢の人でにぎわい、正午のの気温は11℃。お天気雨さえなければ、三本滝への散策にはちょうどよい気候です。
大雪渓上の標高2750m付近にある肩の小屋の管理人の話では、今日の最低気温はマイナス2℃。肩の小屋付近の積雪は2〜3センチ程度で、吹き溜まりで20〜30センチほど。朝の天候は視界が20〜30メートルほどの濃霧で、風が強く、時折、雪が舞う状態とのことです。宿泊の方が4名いらっしゃいましたが、全員、歩いて下山されたとのことです。正午の肩の小屋の天候もほとんど変わらず、西の風、風速10メートル、天気霧、視程20メートル、気温2℃です。
正午の三本滝付近で雨でしたが、冷泉小屋付近では14時30分ごろより雪となり、位ヶ原山荘付近からかなりの強風となり、雪・落葉など空を舞うものはすべて西から東へ真横に流れていきます。県道乗鞍岳線の積雪は位ヶ原山荘付近より始まり、深いところで10センチほどのシャーベット状の積雪です。16時30分の気温はマイナス1℃で、まさに雪化粧という言葉がぴったりの情景です。
位ヶ原山荘付近の強風は、その後、山麓にも広がり、魔利支天バス停付近では大木が道路をふさぐように倒れ掛れ始めました。
肩の小屋付近の天候は夕方になっても変化を見せず、西の風、風速12m、天気雪、視程20m、気温1度 です。位ヶ原山荘付近の積雪は、夜の冷え込みで凍結する恐れがあり、日当たりが悪い箇所では、しばらく融雪が見込めない状況です。明日は今日のような悪天候はないと思いますが、積雪状況と魔利支天付近の倒木処理を考えると、シャトルバスの運行は望み薄です。(2006/10/08 22:25更新)
※ 謝辞:肩の小屋の画像は、肩の小屋管理人殿より、ご提供いただきました。

▼ 今朝の乗鞍高原はお天気雨。きのうの夕方から降り続く雨と時折吹く突風はいまだに変化はありません。このお天気雨で観光センター前駐車場には、虹が消えてはかかり、消えてはかかりの繰り返しを見せています。7時の気温は9℃。寒い朝です。この荒天のため、長野県側の県道乗鞍岳線の三本滝ゲートから山頂方面、岐阜県側の乗鞍スカイラインは全線積雪通行止めです。積雪は畳平で30センチあり、県道乗鞍岳線では標高2150m付近にある冷泉小屋の下のアレタ沢橋付近まで、乗鞍スカイラインは標高2200m付近にある猫の小屋の下付近まで積雪があります。そのため、シャトルバスは始発から運休です。詳細については夜の速報にてお伝えする予定ですが、現地に出向くことができませんので、場合によっては、お伝えできないこともありますので、あらかじめご了承ください。(2006/10/08 08:55更新)

| 速報バックナンバー | TOP |

 

■2006年10月7日(土)■

@ 2006/10/07 09:30
濃霧
A 2006/10/07 13:20
午後から雪が降り始めます(気温3℃)
B 2006/10/07 15:40
次第に降り方が強くなり積もりだします(気温マイナス1℃)
C 2006/10/07 17:05
紅葉〜アレタ沢橋

 

▼ 今朝の乗鞍高原は曇空。一時的に薄日が指す天候でした。8時の気温は12℃。やや寒さを感じる気候です。三連休初日ですが、観光センター駐車場の車は半分以下と少ない状況。シャトルバスは7時便・8時便とも2台。8時過ぎには一旦青空が見える天候でしたが、位ヶ原山荘を過ぎるあたりから霧が立ち込め始め、9時の大雪渓は朝の速報でもお伝えしたように強風と濃霧に覆われる天候でした。その後、一旦、薄日の差すこともありましたが、11時を過ぎる頃から、風がさらに強くなり、県境付近では立っているのもやっとという状況です。また、雨も降り始めました。
正午の気温は3℃と朝より下がり、大人一人では到底持ち上げることのできないバス停の看板が倒れるほどの強風の中、霙(みぞれ)がふりはじめ、次第に本格的な雪に変わってきます。こんな天候にもかかわらず、今日も雪渓ではスキーを楽しむ方がいらっしゃいました。バーンは午前中に降った雨で緩んで、雪が降りしきる状況でも、比較的滑りやすい状況だったようです。
午後になって、天候は悪化する一方で、降雪は強くなり、大雪渓エリア次第に白くなりはじめます。16時の気温はマイナス1℃。肩の小屋への登山道は午前中に降った雨に雪が混ざり、非常に滑りやすい状況になっていました。このような状況のため、午前中は比較的山頂を目指して、登山道を登っていく方々を見かけましたが、午後からは、大雪渓エリアを訪れる人は皆無。いつシャトルバスが運休してもおかしくない状況でした。また、乗鞍スカイラインでも今日は通行止めの措置はとられませんでした。
大雪渓付近で吹き荒れた強風は、山麓方面でも吹き荒れ、せっかくの紅葉もかなり落葉が目立ちます。しかし、休暇村付近まで紅葉が進み、魔利支天や三本滝付近まで見頃のエリアが広がっています。朝の状況では位ヶ原もかなりよい色合いを見せていました。ただ、冷泉小屋付近では強風でかなり落葉が目立ち、先週、ピークを迎えた木々は軒並み葉を落としています。
夕方になっても天候に変化はなく、17時頃の県境付近は、路面がシャーベット状態となり、下り最終便は位ヶ原山荘付近までチェーンを装着しての走行でした。
今日は、雨と雪で濡れた合羽から、寒さが突き刺さり、撮影どころか、バチバチと顔に突き刺さる雪の粒に身を縮こませながら歩くのがやっとの一日でした。乗鞍高原は18時を過ぎる頃から、暴風雨に見舞われています。この天候が続けば、早朝は降雪凍結で通行止めになる可能性があります。ただ、天候は回復傾向にあるようですので、日差しで気温が上がれば、問題ないかもしれません。せっかくの三連休を十二分に楽しみたいものですね。(2006/10/07 20:00更新)

▼ 今朝の大雪渓は濃霧の中。風が強く、山頂から山麓に向かって霧の粒が激しく流れていきます。霧の中に少しいるだけで、全身ずぶ濡れになるほど粒の大きい霧です。視界は50メートルほどで、大雪渓入口から雪渓上部・山頂方面は全く見えません。気温は7℃。風が強いため、気温以上に寒さを感じ、手が悴んでうまくタイプできないほどです。紅葉は位ヶ原・冷泉付近などでは先週よりもかなり彩がよく、ピークといってもよいくらいです。詳細については夜の速報にてお伝えいたします。(2006/10/07 09:55更新)

| 速報バックナンバー | TOP |

■2006年10月1日(日)■

@ 2006/10/01 08:45
A 2006/10/01 11:55
今日も滑ります
B 2006/10/01 15:40
紅葉〜冷泉小屋・魔利支天間(石畳付近)
C 2006/10/01 16:20
紅葉〜冷泉小屋・魔利支天間(28号カーブ)

 

▼ 今朝の乗鞍高原は曇。しかし、視界やよく、観光センター前駐車場から眺める山頂付近ははっきりとしています。8時の気温は16℃。寒さは全くありません。駐車場は半分程度の埋まり具合で、昨日よりやや少なめの状態です。10月に入って、シャトルバスはご来光便と6時便は運行されず、7時便が始発となります。7時便は1台、8時便は2台と混雑はありません。昨日の話になりますが、今シーズン最後のご来光バスが昨日運行され、大勢の方がお越しになり、用意された3台のバスは、全部満席状態だったようです。
大雪渓は朝の速報でもお伝えしたように、視界のよい曇空。少しかすんだ遠景には穂高をはじめ、八ヶ岳、南アルプスの稜線がくっきりと浮かび上がっています。また、本日、大雪渓・肩の小屋周辺で、早朝、一時的に雪が降ったようです。おそらく、今シーズンの初雪ですが、公式な記録は、もう少しあとになるかと思います。
朝は影ができる程度の薄日が差すものの、お昼近くになると、厚い雲に日差しが遮られるようになってきます。正午の大雪渓の気温は12℃。朝よりも気温が低くなってきます。そして、30分もたたないうちに、霰(あられ)交じりの雨が降り、大雪渓エリアは山麓から沸きあがる霧に覆われ始めます。その後、1時間くらいは小雨で推移していたものの、次第に本格的な降り方となり、14時を過ぎる頃から完全に雨と濃霧。気温は7℃と一気に下がり始めます。冷泉小屋から上部はこの霧にすっぽりと覆われています。
3日ほど前までほとんど進んでいなかった紅葉は、昨日もお伝えしたように、一気に進み、現在、三本滝ゲートより上部は「紅葉エリア」となっていて、冷泉小屋と魔利支天の中間付近から大雪渓や位ヶ原などの上部エリアまで見頃を迎え、中にはピークといってもいいくらいの彩のところもあります。どのエリアを回っても、はずれくじのない状態です。
お昼過ぎから降り始めた雨は、その後もやむことはなく、気温もどんどん低くなってきます。17時の魔利支天の気温は8℃。最終のシャトルバスに乗り込む頃には、魔利支天も濃霧に覆われ、終点の観光センターに到着したときには完全な闇夜。現在も しとしとと冷たい雨が降り続いています。
全山紅葉を迎えたノリクラ。せっかくの雨で少し残念でしたが、一雨ごとに寒さが増して、色づきがさらによくなれば幸いかと思います。なお、昨日と本日、取材して速報でお伝えできなかった各種情報は、今週末掲載予定の2006シーズン ノリクラ雪渓カレンダーVol.21で紹介する予定です。(2006/10/01 20:30更新)

▼ 今朝の大雪渓は曇。気温は14℃です。一枚余分に着てちょうどよい気候で、時折吹く秋風に寂しさを感じさせるような雰囲気です。曇り空ではあるものの視界はよく、大雪渓付近から位ヶ原・乗鞍高原まではっきり見えますので、紅葉見物にはそれほど問題はありません。また、光の反射ががないためか、昨日よりも綺麗な色合いを見せてくれ、「全山紅葉」の様相を見せ始めています。詳細については夜の速報にてお伝えいたします。(2006/10/01 10:10更新)

| 速報バックナンバー | TOP |


| Index | Top-Page |

Copyright (C)  乗鞍香辛料監視委員会