ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版

Vol.3(2022/09/17) @

 

 

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(Update:2022/09/18)

 

さて、そろそろ、9月中旬ごろになると、色づきがはっきりと分かる時期に差し掛かりますが、気温の高い日が続き、今週はほとんど色づきが進んでいません。そのため、昨年よりも1週間ほど進行が遅れています。


◎ 今回の目次

Page-1 :  【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】        【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】        【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】 

●参考資料●
(見頃の時期) −過去5年間の見頃の時期(大雪渓・位ヶ原エリア (Page-1)
(紅葉情報) − 紅葉総合INDEX
(地図) − GoogleMap【乗鞍大雪渓WebSite】乗鞍紅葉状況(2022/09/17現在) 

 

 

GoogleMap上に今回の撮影ポイントを表示してあります。また、県道乗鞍岳線のカーブ番号も合わせて表示させておりますので参考になさってください。(撮影ポイントとカーブ番号は別レイヤーにしてありますので、表示を切り替えることが可能です)

 

【紅葉情報−大雪渓付近(標高2600〜2700m付近)】
★色づきが昨年より1週間ほど遅れています(例年の見頃:9月20日前後〜9月下旬)★

大雪渓付近

ノリクラの紅葉は9月中下旬から始まりますが、それに先立ち、9月よりノリクラ雪渓カレンダーにて紅葉情報を始めます。紅葉関連の情報は下記のページをご参照ください。

<紅葉関連情報>
過去5年間の見頃の時期(大雪渓・位ヶ原エリア) − こちら
■ 紅葉まとめ − 紅葉総合INDEX
■ ノリクラの紅葉の概要 −  乗鞍紅葉情報(紅葉の歩き方)  

大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)

 こちらは標高2600メートルの大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)の様子。先週とほとんど変わっていません。

 

2016年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2016ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2016/09/17〜18) D
2017年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2017/09/16) C
2018年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2018ノリクラ 雪渓カレンダー 
Vol.19(2018/09/15) C
2019年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2019/09/14) C
2020年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2020ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.3(Vol.20 2020/09/19) @
2021年の大雪渓駐車場下(トイレ・避難小屋周辺)
2021ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版 Vol.3(2021/09/18) @

過去6年間を見ると、今年と同じ程度の年があり、見頃は10月上旬がほとんどですので、今年の見頃の時期も、10月にずれ込むと思われます。

 

4号カーブ付近 宝徳霊神付近

全体的には上段の画像のように、ほとんど色づきが始まっていません。その中でも色づきが最も進んだ箇所は下段の2枚の画像です。昨年は下段左くらいの状態のものが全体的にみられ、翌週には見頃となりました。

 

【過去6年間の見頃の時期(大雪渓・位ヶ原エリア)】

 

毎週土曜日の取材日をもとに判断しておりますので、真のピークは前後数日のズレがあると考えてください。

【2021年】  ■2020年9月25日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.4紅葉情報

【2020年】  ■2020年10月3日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.5紅葉情報

【2019年】  ■2019年10月4日(金)     (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.22紅葉情報

【2018年】  ■2018年9月22日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.20紅葉情報

【2017年】  ■2017年9月30日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.21紅葉情報 )

【2016年】  ■2016年9月24日(土)       (ノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.20紅葉情報

→見頃は9月下旬 または 10月上旬のどちらかの1週間程度(注:9月下旬〜10月上旬ではありません)

 

こちらは過去5年間の見頃の時期を示したもの。早い年で9月22日、遅い年で10月4日と開きがあります。ただ、どの年も見頃の時期は長くて1週間しかありませんので、1週間ずれるとほぼ全て枯れ落ちて見所が全くない状態となります。そのため、当WebSiteでは見頃の時期を逃さないように情報提供しております。なお、リンク部分をクリックするとその時の速報と雪渓カレンダーを確認することができます。

 

【紅葉情報−宝徳霊神〜位ヶ原付近(標高2500m付近)】
★色づきが昨年より1週間ほど遅れています(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

位ヶ原−宝徳霊神バス停付近

標高2500メートル付近の位ヶ原エリア。ウラジロナナカマドの赤にダケカンバの黄色が加わりますが、ダケカンバの方がやや遅れて見頃を迎えます。現段階ではウラジロナナカマドが先行し、ダケカンバはまだ発色が進んでいない状態です。

 

@ 今年(9月第2週、先週) A 今年(9月第3週、今週) B 今年(9月第3週、来週)

<予測>今後の冷え込みにもよりますが、D昨年(9月第3週)の状態までしか進まないと推測されます。ただし、台風通過後、気温が冷え込めば、E昨年(9月第4週)の状態(見頃〜ピーク)にまで進む可能性もあります。

先週の段階では昨年とほぼ同じ状態だった(↓)
ノリクラ 雪渓カレンダー 紅葉版 Vol.2(2022/09/10)
先週とほとんど同じで昨年よりも1週間遅れている
(昨年@と同じ状態)
C 昨年(9月第2週) D 昨年(9月第3週) E 昨年(9月第4週)
2021年の位ヶ原−宝徳霊神バス停付近
色づきはまだ
2021ノリクラ雪渓カレンダー
Vol.2紅葉情報(2021/09/11)
2021年の位ヶ原−宝徳霊神バス停付近
色づきが始まった
2021ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版 Vol.3(2021/09/18) @
2021年の位ヶ原−宝徳霊神バス停付近
見頃を迎えた
2021ノリクラ 雪渓カレンダー 
紅葉版Vol.4(2021/09/25) @

他の箇所も同様の傾向ですので、昨年と今年の進み具合の推移をこちらでご確認ください。

今年の場合は、「@今年(9月第2週、先週)」から「A今年(9月第3週、今週)」がほとんど進んでないため、「A今年(9月第3週、今週)」と「C昨年(9月第2週)」がほぼ同じ状態のため、来週は「D昨年(9月第3週)」くらいまでしか進まないのではと考えられます。ただ、台風が通過した後、気温が下がる予報が見られますので、その場合は、「E昨年(9月第4週)」まで進む可能性もあります。

 

富士見沢 − 現段階では枯れているものは少ない

富士見沢もウラジロナナカマドについても同様で、今週は発色がほとんど進まず、昨年より1週間遅い状態となっています。ただ、葉の縮れが目立つ箇所が若干あります。

 

今回の位ヶ原お花畑

7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。こちらも発色が進んでいません。

 

2021年の位ヶ原お花畑
2021ノリクラ 雪渓カレンダー紅葉版 Vol.3(2021/09/18) @

2020年の位ヶ原お花畑
2020ノリクラ 雪渓カレンダーVol.3(Vol.20 2020/09/19) @

2019年の位ヶ原お花畑
2019ノリクラ 雪渓カレンダーVol.19(2019/09/14) C

こちらは、昨年・一昨年の7号カーブ付近の位ヶ原お花畑。このほかの年と比べても、今年は遅いほうです。

 

今回のツアーコース入口(11号カーブ)

ツアーコース入口付近の11号カーブのウラジロナナカマド。画像奥のほうの紅葉はほとんど進んでいませんが、手前の早く色づきが進んだ部分はほぼ枯れています。

 

2016年のツアーコース入口(11号カーブ)
2016ノリクラ 雪渓カレンダー 
Vol.19(2016/09/17〜18) D
2017年のツアーコース入口(11号カーブ)
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2017/09/16) C
2018年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2018ノリクラ 雪渓カレンダー 
Vol.19(2018/09/15) C
2019年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2019/09/14) C
2020年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2020ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.3(Vol.20 2020/09/19) @
2020年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2021ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版Vol.4(2021/09/25) @

この箇所に関しては、手前のウラジロナナカマドが枯れ始めたにもかかわらず、奥の紅葉が進んでいない状態が見られ、過去6年でも今年同じような年が多いと思われます。

 

ツアーコース入口(11号カーブ)

手前にあるウラジロナナカマドがこちら。ノリクラの紅葉はこのウラジロナナカマドから始まります。前述のとおり、枯れ始めました。

 

2016年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2016ノリクラ雪渓カレンダー
Vol.18(2016/09/10〜11) D
2017年のツアーコース入口(11号カーブ)
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2017/09/16) C
2018年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2018ノリクラ 雪渓カレンダー 
Vol.19(2018/09/15) C
2019年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2019/09/14) C
2020年の位ヶ原11号カーブ、ツアーコース入口
2020ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.3(Vol.20 2020/09/19) @

 例年だとまだ残っていることの方が多いですが、今年は例年よりも早く進んでいるようで、例年より早く進んた箇所はこちらだけのようです。

 

こちらは毎年、比較的奇麗に発色するウラジロナナカマド。昨年だと真紅に近いレベルまで色づいていました。こちらのウラジロナナカマドに関しては、昨年より2週間程度も遅い状態です。

 

【紅葉情報−冷泉小屋〜摩利支天付近(標高2220〜2000m付近)】

★色づきが昨年より1週間ほど遅れています(例年の見頃:9月下旬〜10月上旬)★

冷泉

こちらは標高2230メートルの冷泉。こちらは色づきが始まったと同時に落葉も始まり、あまり状態が良くありません。

 

2016年の冷泉
2016ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2016/09/17〜18) F
2017年の冷泉
2017ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2017/09/16) D
2018年の冷泉
2018ノリクラ 雪渓カレンダー 
Vol.19(2018/09/15) C
2019年の冷泉
2019ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.19(2019/09/14) C
2020年の冷泉
2020ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.3(Vol.20 2020/09/19) @
2021年の冷泉
2021ノリクラ 雪渓カレンダー
紅葉版Vol.4(2021/09/25) @

過去6年間と比べても、今年は落葉ように感じられます。

 

今回の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ)

冷泉小屋と魔利支天バス停の中間付近にあり荒田橋(あれたばし)を少し下ったあたりの28号カーブ付近。色づきが少し始まっていますが、色づきが始まったと同時に、葉の縮れも目立っていて、状態がよくありません。

 

2021年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ)
2021ノリクラ 雪渓カレンダー紅葉版Vol.4(2021/09/25) @

2020年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ)
2020ノリクラ 雪渓カレンダーVol.3(Vol.20 2020/09/19) @

2019年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ)
2019ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2019/09/14) C
2018年の冷泉小屋〜魔利支天中間地点(28号カーブ)
2018ノリクラ 雪渓カレンダー Vol.19(2018/09/15) C

 過去にも色づきと同時に葉の縮れが発生する状況は見られましたが、今年はその傾向が目立ちます

 

中腹エリアは紅葉する木の種類が多く色彩豊か

中腹エリアは、上部エリアで見られるウラジロナナカマドやダケカンバのほかに、タカネナナカマド(赤)やオオカメノキ(赤)やミネカエデ(黄)などが加わり、上部エリアよりも色彩豊かです。上部エリアよりも若干早めに推移してますので、次週末あたりは見頃に達する箇所もあるのではないかと思います。

 


 

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