【速報バックナンバー 2016年11・12月分】

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◎ 11・12月

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■2016年12月31日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参 加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2016/12/31 9:35
かもしかリフト運行開始され、ツアーコース入口からスタート
(ツアーコース入口)
A 2016/12/31 10:40
下地が硬いアイスバーン、シールが効かず全員ツボ足で登る
(ツアーコース − 入口急斜面)

B 2016/12/31 12:25
積雪がやや増えてブッシュが少なくなってきた
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2016/12/31 13:35
気温−12℃、激しく流れる雲間から今年最後の太陽が
(位ヶ原)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 2016年最後の速報をお届けします。森林限界を超えた先はやや荒れた雰囲気の天候だったものの、一日を通してみると、晴間の多い穏やかな大晦日でした。ただ、バーンは全体的にアイスバーン状態で、入口急斜面はシール着用者のほぼ全員がツボ足で登らざるを得ない状況でした。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、晴から曇の天候の朝を迎えます。気温はマイナス7℃、風はほとんどなく穏やかな状況、観光センター前駐車場はうっすらと積雪が残っていますが、周辺道路はほとんど積雪はありません。ただ、Mt乗鞍事務所前から第3駐車場方面は所々に積雪が残り、冬用タイヤ、また、タイヤチェーンの着用が必要な状況です。
Mt乗鞍は、昨日よりかもしかゲレンデの営業が始まり、これでツアーコース入口までリフト3基を利用して向かうことが可能になり、ハイシーズンと同じアクセス状況となりました。ただ、ゲレンデのコンディションは硬い下地にうっすらと柔らかい新雪が乗っている状況で、アルペンボーダーがエッジをグイグイくいこませて滑るには最適な状況ですが、おそらく、一般的にはエッジの効かないアイスバーン状況といってもよいでしょう。また、人通りの多いレストランやまぼうし前はテカテカ状態で、転倒しないように慎重に歩く人々の様子がみられました。

<ツアーコース>
9時のツアーコース入口の気温はマイナス6℃。先ほど申し上げたように、昨日からかもしかリフトの営業が始まったため、第3駐車場からツアーコース入口までリフト3基を利用してやってくることが可能になりました。この時間帯ですでに10〜20名ほどの方がお越しになって出発の準備を始めます。天候は晴れですが、激しく雲が流れ、時折強風が吹く状態のため、シールのチートシートが飛ばされたりする様子も見られました。

入口急斜面はかたい下地に数センチに新雪。問題は入口急斜面最上部で、アイスバーンの上にうっすらと新雪が乗っているものの、新雪の結晶が崩れてシールのグリップがほとんど効かず、シール着用者のほぼ全員が断念してツボ足で登らざるを得ないほどでした。この先は、新雪5〜10センチで、問題なく登ることが可能ですが、下地の硬さは5番標識付近まで続きます。

ツアーコースから望む山頂方面は、雲の間からぼんやりとその輪郭が見え隠れする程度で、今日は全体をはっきり確認することができません。ただ、時間とともに風は弱まる方向で、日差しもしっかりある中での登行でしたから、気温が低くとも寒さはそれほど感じませんでした。

正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス8℃。先週と比べて、明らかにブッシュの背丈が低くなり、ブッシュの密度が低くなっていることが一目でわかる状態です。それでも、滑り降りてくるスキーヤーの大半は苦労している状況があり、まだまだ、安全に下山滑走できる状況ではありません。

<位ヶ原方面>
ツアーコースからさらに登ると森林限界を超えた位ヶ原に到達します。13時の気温はマイナス12℃、おそらく、午前中よりも天候は落ち着いた状況になって来たと思われます。地形の凹凸はかなりなくなり、ハイシーズンの位ヶ原の光景になって来ました。ただ、場所によってはシールが全く効かないアイスバーンで、行く先の雪面の状況を確認しながらルートを選定する必要があります。激しく流れる雲間にまぶしい太陽が現れ、今年最後の輝きを放っていました。

屋根板方面は、積雪が増えてきているものの、岩場やブッシュが多い状態。ただ、完全に下山滑走不能かというと、そこまでひどい状態ではありません。今後、まとまった降雪を期待したいところですが、現時点では寒波到来の予報がないのが現状です。


<ツアーコースの積雪状況>
位ヶ原急斜面のブッシュが低くなり、かなり良い状況ですが、6番付近の谷はまだまだ大きいため、下山滑走には十分注意してください。
・ 1番標識付近で積雪40センチ(先週より15センチ増加、昨年より15センチ多い)
・ 3番標識付近で積雪85センチ(先週より15センチ増加、昨年より25センチ多い)
・ 5番標識付近で積雪80センチ(先週より20センチ減少、昨年より20センチ多い)

2016年も乗鞍大雪渓WebSiteをご覧くださりありがとうございました。これからもリアルタイムな情報を常にお届けできるよう継続して行きたいと思っております。今後ともどうかよろしくお願いいたします(2016/12/31 16:30更新)

 

【12月31日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2016ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2016/10/29〜30)<最終号>をもって2016シーズンの連載を終了させていただ来ました。2017シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2016年

2017年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2016年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2016年12月〜2017年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2017年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2017年5月中旬頃を予定しております。


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■2016年12月25日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  → ノリクラ雪渓カレンダー番外編<真冬のノリクラサミット>
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参 加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2016/12/25 08:05
位ヶ原山荘を出発
(位ヶ原山荘 − 年末年始営業中(12/2
〜1/))
A 2016/12/25 10:10
曇り空から快晴に − 極上のパウダーラン
(富士見沢)

B 2016/12/25 10:15
新雪10〜20センチ − 底打ち感のないパウダー
(富士見沢)

C 2016/12/25 11:25
天候に恵まれた一日となりました
(県境、畳平前)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 早朝は曇り空でしたが、9時30分頃から青空が広がり始めて快晴となり、またとない絶好の天候。そして、富士見沢はきれいなパウダーゾーンが広がり、本格的なバックカントリーの季節が始まりつつある状況です。

<朝の位ヶ原山荘>
7時の位ヶ原山荘の天候は、曇で気温はマイナス9℃。そのため、残念ながら標高2350メートルにある位ヶ原山荘から眺める日の出はあまり拝むことが難しい状況で、雲の隙間に朝焼けが一時的にみられました。曇り空ですが視界は良く、山頂方面がはっきりと眺められます。
位ヶ原山荘周辺の新雪は10〜20センチほど、ただ、昨晩は降雪がなく、それより前のものですが、雪が腐った様子は全くなく、降りたての雪質となっています。

<位ヶ原山荘を出発、富士見沢・鶴ヶ沢>
8時過ぎの位ヶ原山荘は、曇り空がつづきます。気温はマイナス6℃、曇っているものの、視界良好で山頂方面ははっきりとしています。位ヶ原山荘から屋根板を経由して富士見沢を下からアプローチしますが、屋根板の新雪は10〜20センチほど。まだ、周囲にはブッシュが多く、屋根板での滑走はまだ時期尚早と考えれます。屋根板から富士見沢の車道部分まで登りますが、こちらも新雪は10〜20センチほど。ほぼすべてのブッシュが埋まっていて、きれいなパウダー損が広がります。

10時の富士見沢の気温はマイナス10℃、道路設備(防護柵)がまだ埋まっていませんので、上端から滑走する際は十分注意が必要です。深雪は風の影響がほとんどなく、降りたての雪質に近い状況。ただ、新雪の20センチほど下層には硬いアイスバーンがあって、場所によってはそのアイスバーンがむき出しに近い状態ですから注意が必要です。

その後、鶴ヶ沢へ移動し、県境から畳平方面を望むと、すべてのものが真っ白。グリーンシーズンの畳平とは全く趣の異なる情景です。11時の県境の気温はマイナス12℃、日差しがあって暖かさが感じられるものの、やや強めの風が吹き抜けて寒さに拍車をかけています。

鶴ヶ沢は畳平方面からの風の通り道になっているため、常に強風が吹き抜ける場所で、新雪は雪の影響を受けて、パックされたやや滑りにくい状況。滑り始めるとターンができず、スキー操作に苦労するメンバーの姿を多く見かけました。

10時前から完全い快晴となり、またとない光景が広がり、雪不足が続く中でも、森林限界を超えたノリクラは期待を裏切らないパウダーゾーンが待っています。

なお、12月から3月までのウインターシーズンは、今回のように速報のみの掲載となっていますが、今回は位ヶ原山荘にて冬の常連たちが集う「ノリクラサミット」を開催いたしましたので、ノリクラ雪渓カレンダー 番外編<真冬のノリクラサミット> を次週末に掲載いたします。また、次回速報は次の土曜日の予定です。 (2016/12/25 19:00更新)

 

【12月25日(日)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2016ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2016/10/29〜30)<最終号>をもって2016シーズンの連載を終了させていただ来ました。2017シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2016年

2017年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2016年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2016年12月〜2017年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2017年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2017年5月中旬頃を予定しております。


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■2016年12月24日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  → ノリクラ雪渓カレンダー番外編<真冬のノリクラサミット>
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参 加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  

@ 2016/12/24 09:50
晴天の中、出発
(かもしかゲレンデ)
A 2016/12/24 11:15
先日の雨で下地が硬く、滑りやすい
(ツアーコース入口急斜面)

B 2016/12/24 13:35
大半は滑走可能だが位ヶ原急斜面はブッシュ
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

C 2016/12/24 14:05
今日はクリスマスイブ − サンタさんも登場!
(位ヶ原11号カーブ)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今日は晴れたり曇や雪だったりとはっきりしない天気の一日。ただ、降り積もる雪は極上の柔らかいもので、下地の硬ささえ気にしなければ、まずまずのパウダーを楽しむことができた一日だったと思います。
<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、曇から晴の天候。気温はマイナス3℃。上空の雲がやや足早に流れ、時折強風が吹き抜ける状況です。観光センター前駐車場は数センチの新雪が降り積もっています。周辺道路は国道158号から乗鞍方面に入る前川渡付近から積雪凍結が始まり、楢ノ木坂を登り木ると一気に全面真っ白の状態になります。また、千石平の上の保育園・体育館のあるS字カーブでは、今朝もスリップ事故が発生していた模様ですので、走行には十分注意し、対向車が来た場合は止まって待つくらいの慎重さが必要です。
Mt.乗鞍は、一昨日の雨でゲレンデコンディションが悪化したため、昨日は夢の平クワッドリフト、休暇村ゲレンデが営業中止されたものの、本日は運行開始が遅れた部分が一部ありましたが、ほぼ通常通りのリフト運行がはじまります。かもしかリフトはまだ運行されていません。

<かもしかゲレンデ(リフト営業は行われていません)>
かもしかリフトはまだ運行が行われていませんが、10時の段階では5〜10名ほどの方が、パウダーランを楽しんでいらっしゃいます。10時のかもしかゲレンデの気温はマイナス4℃、このころになると、しっかりとした青空となり、日差しの暖かさが感じられる状況。新雪は10〜20センチほど、残念ながら先日の雨で底打ち感は免れませんが、きれいな新雪です。
今日はリフトを乗り継いで、かもしかゲレンデからスタートして、位ヶ原山荘に向かいますが、日差しの強さに暖かさを通り越して暑さを感じる状況。アウターを脱いで歩くスキーヤーの様子が多くみられます。

<ツアーコース>
10時30分のツアーコース入口の気温はマイナス6℃、少し煙った感じの空になってくるものの、風もほとんどなく穏やか...新雪は10〜20センチで、底打ち感があります。また、入口急斜面の上端部分は、下地の硬さがさらに目立ち、シールで登行するスキーヤーの多くはスリップ続出状態。中にはツボ足に切り替えて登る様子も見られました。
11時の入口急斜面上あたりから、小雪が降り始め、青空はなくなって、太陽の輪郭もぼんやりとしたものになります。それまでの暖かさ・暑さから、急激に冷え込みを感じます。

ツアーコースの積雪は、全体的に先週とほぼ同じかやや減少している状況。そのため、大半は登行・下山滑走は可能なものの、6番手前の谷と位ヶ原急斜面は、登行はできても下山滑走は困難な状況です。

13時の位ヶ原急斜面の気温はマイナス10℃、風がほとんどないため、アウターさえ着ていれば寒さはありません。ただ、肩の小屋方面から下山してきたボーダーの話では、寒さが厳しく、それ以上の行動が無理な状況だったとのことです。また、位ヶ原付近の視界は200メートル程度あって、入山が困難な状況ではなかったものの、積雪状況と勘案すると無理に向かう必要が感じられない状況でした。

<ツアーコースの積雪状況>
残念ながら、先週より若干積雪が減少しています。ただ、全体的にきれいな新雪に覆われていて、場所を選べがパウダーランを楽しむことができる状況です。ただ、位ヶ原急斜面は、シールで登ることは可能ですが、ブッシュがまだ多く、慣れていない方はかなり困難な状況と思われます。
・ 1番標識付近で積雪25センチ(先週より5センチ減少、昨年と同じ)
・ 3番標識付近で積雪70センチ(先週より20センチ減少、昨年より10センチ多い)
・ 5番標識付近で積雪100センチ(先週より10センチ減少、昨年より35センチ多い)

なお、12月から3月までのウインターシーズンは、今回のように速報のみの掲載となっていますが、今回は位ヶ原山荘にて冬の常連たちが集う「ノリクラサミット」を開催いたしましたので、ノリクラ雪渓カレンダー 番外編<真冬のノリクラサミット> を次週末に掲載いたします。また、次回速報は次の土曜日の予定です。 (2016/12/24 17:00更新)


【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2016ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2016/10/29〜30)<最終号>をもって2016シーズンの連載を終了させていただ来ました。2017シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2016年

2017年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2016年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2016年12月〜2017年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2017年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2017年5月中旬頃を予定しております。


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■2016年12月17日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参 加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2016/12/17 08:30
休暇村ゲレンデ − 本日より正式オープン
(かもしかゲレンデへは、休暇村リフト2本で)
A 2016/12/17 09:45
新雪20〜30センチ − 今日もパウダー三昧
(かもしかゲレンデ)

B 2016/12/17 11:35
ツアーコースは、位ヶ原急斜面を除き、何とか滑走可能に
(ツアーコース − 入口急斜面〜1番標識間)

C 2016/12/17 14:00
新雪50センチ − でもまだ滑走不能
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼  今日は終日雪の一日。休暇村ゲレンデが今日から正式にオープンし、リフト2本を利用してかもしかゲレンデ到達することが可能になりました。また、ツアーコースでも積雪が増えて、位ヶ原急斜面を除けば何とか下山滑走できるレベルになってきました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍・休暇村ゲレンデ>
早朝7時の乗鞍高原は、雪の朝を迎えます。気温はマイナス5℃、この雪は昨晩から降り続いていますが、明け方から降り方が強くなってきました。道路の積雪は国道から県道に入る前川渡あたりから見られるようになります。うっすらと積もっている程度ですが完全に凍結している箇所もあり、スタッドレスタイヤ・タイヤチェーンの装着が必要です。

Mt.乗鞍のリフト営業は、第3駐車場前のパラダイスコースのみでしたが、本日より休暇村ゲレンデの2本のリフトの営業が正式に始まります。これを乗り継ぐと、かもしかゲレンデにたどり着くことができ、全山徒歩に比べるとかなり時間短縮を図ることができます。また、夢の平クワッドリフトはお昼に営業開始を予定して、ゲレンデ整備が実施されましたが、積雪が薄く安全に滑走できる状態ではなかったことから、本日のオープン開始は見送られ、明日朝、再び検討されるとのことでした。

<かもしかゲレンデ(リフト営業は行われていません)>
9時のかもしかゲレンデの気温は、マイナス5℃。バーンには昨晩からの降雪が積もって、柔らかく軽い新雪が20〜30センチ程度。今週は週の初めに雨がみられ、その層が凍って固くなり、せっかくきれいなパウダーが降ったにも関わらず、硬い下地で底打ち感のある状態になってしまいました。それでも10名近くのスキーヤー・ボーダーの方々がお越しになり、ゲレンデ全てのパウダーを食いつくして行きます。

気温はマイナス5℃と低めのものだったにも関わらず、何度も登り返す常連の方の中からは暑さを訴える声がありました。

<ツアーコース>
11時のツアーコース入口の気温はマイナス8℃。午前中と比べると雪の降り方は弱くなります。それでも、終日にわたって降り続きました。
ツアーコース入口は先週と比べると明らかにブッシュの量が少なくなり、入口急斜面はクマザサがほとんど見えなくなる状況になってきました。
入口急斜面の新雪は、ストック出突き刺して20〜30センチほどの状況で、下地に硬さを感じます。その先の入口急斜面上〜1番標識については、先週までは下山滑走のルートに難儀する状況はあっても、何とか滑走できる状況に。ただ、その先の位ヶ原急斜面は、積雪が50センチも増えていてもブッシュの密度にが変わらず、滑走できない状況です。また、先ほどのかもしかゲレンデと同様に、下地の硬さがみられ、6番の谷あたりから、下地の硬さが感じられなくなりました。

<ツアーコースの積雪状況>
先週より積雪は増えていて、位ヶ原急斜面を除けば何とか下山滑走も可能な状況になりました。

・ 1番標識付近で積雪30センチ(先週より5センチ増加、昨年より35センチ多い)
・ 3番標識付近で積雪90センチ(先週より30センチ増加、昨年より70センチ多い)
・ 5番標識付近で積雪95センチ(先週より45センチ増加、昨年より40センチ多い)


なお、12月から3月までのウインターシーズンは、今回のように速報のみの掲載となっています。次回速報は次の土曜日の予定です。 (2016/12/17 19:00更新)

 

【12月17日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2016ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2016/10/29〜30)<最終号>をもって2016シーズンの連載を終了させていただ来ました。2017シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2016年

2017年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2016年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2016年12月〜2017年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2017年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2017年5月中旬頃を予定しております。


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■2016年12月10日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参 加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2016/12/10 08:30
パウダーが待つ かもしかゲレンデへ急げ
(休暇村ゲレンデ)
A 2016/12/10 10:20
新雪30〜40cm − 今シーズン最初のパウダーを堪能
(かもしかゲレンデ)

B 2016/12/10 11:40
ツアーコースで「藪スキー」
(ツアーコース − 入口急斜面上)

C 2016/12/10 15:20
Mt.乗鞍 − 本日より営業開始
(パラダイスゲレンデ)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ この一週間は、まとまった降雪に見舞われ、Mt.乗鞍は予定通り本日オープンを迎えました。また、かもしかゲレンデにはパウダー狙いのスキーヤー・ボーダーがこぞってお越しになりました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、小雪の舞う朝を迎えます。気温はマイナス4℃、観光センター前駐車場は3〜5センチの積雪があり、周辺道路は朝早くから除雪作業のドーザーがうなりをあげています。道路の積雪は国道158号線から県道に入ったところから始まります。また、乗鞍高原内は除雪がおこなわれても、積雪はうっすらと残っていて(残していて)、スタッドレスタイヤ、また、タイヤチェーンの装着が必須です。

Mt乗鞍は、9時30分より今シーズンの営業を開始しました。営業ゲレンデは第3駐車場前のパラダイスゲレンデ。積雪は60センチで、スノーマシンの人工雪の上に昨日の降雪が加わり、ゲレンデコンディションは良好。お越しになった常連テレマーカーの話では、石を踏むようなことはなく、人工雪特有のアイスバーン状態は、昨日の降雪で全く感じられず、申し分ないとのこと。夕方になってもゲレンデが荒れる状況も見られませんでした。
また、スキー場の話では、今後、天然雪が降れば他のゲレンデのオープンが見込まれますが、現時点では、パラダイスゲレンデのみの営業が続けられるとのことでした。

<休暇村ゲレンデ〜かもしかゲレンデ(リフト営業は行われていません)>
それでは、休暇村ゲレンデから かもしかゲレンデ・ツアーコース方面へと向かいます。出発地点の休暇村周辺もまとまった積雪があり、駐車場で10〜20センチの積雪。すでにバックカントリースキーヤー・ボーダーの方々が出発の準備を始めます。8時の気温はマイナス4℃、東の空に日差しと青空がみられるものの、暖かさは一向にありません。先週の休暇村ゲレンデはほとんど積雪のない状態でしたが、今日は全面真っ白のパウダーゾーン。出発するスキーヤー・ボーダーの目的はかもしかゲレンデのパウダー。我先にと急いでかもしかゲレンデへと向かいます。

休暇村ゲレンデは、おそらく、積雪を温存するためと思われますが、その後、圧雪車による整備が入りました。そのため、パウダーゾーンはなくなり、場所によって石などがみられますので、下山滑走には注意が必要です。

10時のかもしかゲレンデは、時折薄日の差す天候、気温マイナス4℃、積雪30〜40センチで、すでにいくつものシュプールが刻まれています。この時点で5〜10名ほどのスキーヤー・ボーダーの方々がお越しになっていて、お昼までに20名近くの方がやって来たものと思われます。
「今日は『かもパウ』狙いだから!」と、他のスキーヤー・ボーダー以上に効率よく滑走できるように、登り返しにスキーの着脱を必要としないステップソール(うろこ板)で挑むテレマーカーは、周囲に目もくれずに、右から左へと少しずつラインを変えながらパウダーを食べつくします。少し底打ち感が見られたものの、日が高くなっても雪質の変化がなく、シーズン最初のパウダーとしては最高の状態だったのではないかと思います。

<ツアーコース>
かもしかゲレンデの先のツアーコースは、先週と比べると、深いところで50センチ程度の積雪増加がみられます。そのため、先週はほとんどの区間でシールを装着しての登行が困難な状態が、今日は入口急斜面の最後の急坂も含めて、全区間でシール登行が可能になりました。ただ、入口急斜面のクマザサやその先のブッシュは残っていて、まともに滑走できるのは3番標識〜6番の谷手前までで、それ以外の区間はこの状況に慣れている方以外は滑走が困難な状況です。
そんな中、入口急斜面上まで滑り降りてきた常連スキーヤー。トップを行くリーダーの方は楽しそうに滑走するものの、後ろを追うメンバーはかなり手こずる様子がみられました。

午後になると、薄日の差しこむ時間帯が長くなる一方、風が強くなり、気温がかなり低下します。正午の入口急斜面上の気温はマイナス10℃で、14時の位ヶ原急斜面の気温はマイナス12℃でした。日の暖かさが全く感じられず、シーズン初めで寒さに体が順応していないこともあって、とにかく冷たい!思考回路が停止するほどの状況でした。

なお、6番の谷から位ヶ原急斜面は、先週よりも積雪は増えているものの、谷の深さやブッシュの密集度はほとんど変わっていませんでした。

全体的に、先週よりも積雪量が増えて、状況は良い方向に向かっていて、シールで問題なく登ることが可能になったものの、滑走という面においては、まだまだ、オススメできる状況ではありません。

<ツアーコースの積雪状況>
先週より積雪は増えていて、シールで登ることは可能ですが、ブッシュがまだ多く、慣れていない方はかなり困難な状況と思われます。
・ 1番標識付近で積雪25センチ(先週より10センチ増加、昨年より20センチ多い)
・ 3番標識付近で積雪60センチ(先週より30センチ増加、昨年より50センチ多い)
・ 5番標識付近で積雪45センチ(先週より15センチ増加、昨年より40センチ多い)


なお、12月から3月までのウインターシーズンは、今回のように速報のみの掲載となっています。次回速報は次の土曜日の予定です。 (2016/12/10 19:00更新)

 

【12月10日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2016ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2016/10/29〜30)<最終号>をもって2016シーズンの連載を終了させていただ来ました。2017シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2016年

2017年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<5月中旬>

 

●速報●
<2016年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2016年12月〜2017年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2017年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2017年5月中旬頃を予定しております。


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■2016年12月4日(日)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 

@ 2016/12/04 14:20
乗鞍フォーラム始まる − パネリストの方々
(第6回乗鞍フォーラム)
A 2016/12/04 13:30
高山市副市長の挨拶
(第6回乗鞍フォーラム)

B 2016/12/04 13:50
乗鞍だけガチャの事業報告
(第6回乗鞍フォーラム)

C 2016/12/04 14:20
パネルディスカッション「魅力あふれる乗鞍を再発見」
(第6回乗鞍フォーラム)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 本日は、岐阜県高山市で乗鞍自動車利用適正化協議会が主催する第6回乗鞍フォーラムが開催されました。今回で6回目を迎え、今回は飛騨・世界生活文化センターを会場に行われ、関係者・一般参加者合わせて150名が参加されました。

冒頭に乗鞍自動車利用適正化協議会会長である国島高山市長に変わって西倉副市長の挨拶で始まります。

「幹事長をやっております。今日はいろんな文化行事が市内で開催されておりますが、それにもかかわらず、多くの方がお越しくださりありがとうございます。
今日は「ともに考える乗鞍の明日」というテーマでフォーラムを開催いたしますが、貴重なご意見を賜りますようお願い申し上げます。
今年の入込数はかつてないマイカー規制以来最小の人数になってしまったことを報告させてもらうことは大変残念であります。いろんな事業・関係者の方と一緒になってやらせていただいている中で、来年はこのフォーラムが反省会という形ではなく、イベントの頭出しという位置づけにもっていきたい。そのため、フォーラムの時期についても検討して、皆様と一緒になってシーズンを頑張っていこうという場にさせていただきたいと思っております。また、毎年5月15日に乗鞍スカイランはオープンしますが、来年は5月1日に夫婦松まで通行できるように進めさせていただいております。今年はバス停新設も行いましたが、今年の結果や皆様の意見も頂戴しながら来年度に向けて進めていきたいと考えております。」

<乗鞍岳入込数報告>
今年度は170日のシーズン期間中、通行止めは3日のみでしたが、自転車含めた車両台数は13,096台で前年比92%、推定入れ込み数は115,599名で前年比96%(5336名ダウン)で、平成15年のマイカー規制実施以来、最低の状況となりました。これについて、9月に台風到来などの影響が考えられるとコメントされていました。

<乗鞍岳環境保全事業報告>
大気環境状況調査(二酸化硫黄、二酸化窒素・一酸化窒素)、植生影響調査、水質等調査については、良好な状態を保っているとの報告がなされ、乗鞍環境パトロール員の活動実績では、指導業務・公園案内業務の報告がありました。

<乗鞍だけガチャ事業報告>
毎年実施しているEV実証実験が今年度はできず、それに代わって、自転車の方々への周遊や乗鞍スカイラインへの入れ込み数の増加につなげられないかという取り組みで、今年度の社会実験という形で実施しました。

EV実証実験の中から見えてきたこととして、
@観光振興への効果はEVだけでは宿泊者を伴う観光客の増加につながらない。
AEV利用者へのマナー・ルール順守の徹底をしていかなければいけない。
B乗鞍の価値そのものを伝えていなかければならない、乗鞍のブランド化が必要。
が、挙げられ、それを踏まえた形で進められた。

自転車は秋の台風の影響から昨年よりも減少しているものの、全体の傾向の中では増加傾向である。ただ、そのまま増加すればよいかというと課題もあり、
@昨年の自転車アンケートで見えてきた「自転車の人たちは国立公園内のルールを知らない」という結果があり、それについての周知が必要。
A安全に通行するためにバス・自転車の双方への注意喚起が必要。
B自転車にも入山協力金徴収の必要性。
が、挙げられ、それらをクリアし、また、自転車来訪者増加につなげるため、登頂記念の缶バッチとマナー啓発のチラシを入れたガチャを設置する運びとなった。

実施は平成28年8月21日〜10月30日まで、畳平バスターミナル前・銀嶺荘前・平湯ゲート小屋前の3ヶ所に設置しましたが、当初はそれほどの売り上げではなかったものの、9月3・4日に乗鞍スカイラン・エコーラインの価値とはどんなものかというアンケートを実施し、その際の自転車の人たちのSNS発信などの宣伝効果もあって、その後はどんどん売れるようになり、9月までの約40日間で600個が完売し、年間で2000〜2500個の販売の可能性が見込まれました。また、色々なデザインの缶バッチがあり、それをコンプリートしようと、何度も購入していただく状況も見られました。

来年以降は、乗鞍スカイラインへの回遊性の誘発・平湯温泉など周辺地域への回遊性の仕組みも課題としながら取り組みたい。

<パネルディスカッション>
今回も多岐にわたる話題が挙げられ、
@平湯登山道整備には一般参加者の募集でクラウドファンディングを利用し、大きな情報発信につながった件。
A歩いて楽しむ・ヒルクライムの方々など、リピーター客の増加が地域経済にも貢献でき、それがモデルケースにもつながるのではないかという意見。
B将来のためにも、地元の子供たちを乗鞍に来てもらうような行政の施策や各家庭での取り組みが必要ではないかという意見。
がある一方、地元旅館関係者からは「排ガス問題が低減しており、マイカー規制の緩和・解除に向けた積極的な検討をお願いしたい」という意見もあり、それに対して、「マイカー規制は排ガスだけの問題ではなく、EV実験では利用者のマナーが問題となっている。また、屋久島など世界遺産地域では入山規制の方向が検討される中、拙速なマイカー規制緩和は課題が大きい。」という内容の意見がパネラーからありました。

また、例年は地元の高山市民の方が大半でしたが、今回は、松本市在住のヒルクライマーからの発言もあり、「長野県側の三本滝ゲートと比べると、岐阜県側の平湯ゲート付近は整備が進んでいないため、ぜひ進めてもらい」 「県境に自動車道最高標高地点の表示、および、乗鞍スカイラインのキロポストへの残距離・標高の併記をお願いしたい」 「乗鞍スカイラインの自転車濃霧通行止に対しては、安全対策を実施した上で、通行できるようにしてほしい」といった、ヒルクライマーが切望する意見もありました。

また、事務局では、来年以降の開催は時期・場所も含めて現在検討中で、より多くの方が参加・意見していただく場にしていきたいとのことでした。 (2016/12/04 19:30更新)

 

【12月4日(日)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



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■2016年12月3日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 

@ 2016/12/03 07:20
快晴無風 − 早くもBCスキーはシーズンイン!
(鈴蘭橋登山口)
A 2016/12/03 10:05
例年以上にひどい藪漕ぎ − 登ることができても滑られない
(ツアーコース入口急斜面)

B 2016/12/03 12:30
積雪が少なく、ハイマツがまだほとんど隠れていない
(位ヶ原)

C 2016/12/03 12:55
すべり台など一部で滑走可能なもののまだ時期尚早
(位ヶ原)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 本日12月3日(土)より、2017シーズンの速報を開始いたします。毎週土曜日の更新を予定しておりますが、天候などの事情により日程の変更・中止の場合もありますので、ご了承ください。

今日は終日快晴の一日。真っ白に輝くノリクラにいち早く滑りに行きたい冬の常連たちがこぞって入山いたしましたが、ツアーコースは例年以上に積雪の少なく、登ることができても滑ることが一切できない状況で、下山は車道を利用することをオススメします。

<乗鞍高原・道路状況>
早朝7時の乗鞍高原はようやく日の出を迎え、白肌のノリクラが赤く燃える快晴無風の朝を迎えます。気温はマイナス5℃、ただ、気温ほどの冷え込みはありません。観光センターまでは積雪はないものの、その先のMt乗鞍 第3駐車場方面は場所によっては真っ白になっているところが続いていて、おそらく、夜間のスノーマシーンの降雪が流れてきたものと思われます。夏タイヤでは登ることが困難かと思いますので、スタッドレスタイヤの装着、もしくは、タイヤチェーンの携行・装着をお勧めします。

<Mt乗鞍スキー場、造雪状況>
来週12月10日(土)に、レストランやまぼうし前のパラダイスコースの営業開始が予定されています。現在はコース中間より上部での造雪が進められ、今後は下部も造雪が行われるものの、現時点では予定通りのオープンができるかどうか断定的なことはできず、正式発表はオープンの1〜2日前になるのではとのことでした。

<休暇村ゲレンデからツアーコース>
8時の休暇村ゲレンデの気温はマイナス3℃、ほとんど積雪はなく、シールでの登行は不可能。ただ、かもしかゲレンデ付近からはある程度の積雪があって、シールで登ることが可能。ただ、雪が非常に薄いため、滑走はできません。
その先のツアーコース入口も積雪が少なく、クマザサの洗礼を受けながら登ることになります。ただ、ルートはしっかりあるので、見落とさないようにトレースすれば全く問題ありません。最初の難関である入口急斜面をひどい藪漕ぎしながらの登った先は再びおびただしブッシュ。積雪は10〜20センチ程度です。

この積雪はツボ足でも問題なく登ることが可能ですが、3番標識付近から踏み抜く状況が目立つようになってきます。そして、6番標識の谷は人の背丈以上の状態で、その先の位ヶ原急斜面もブッシュが広がっています。ただ、こちらもルートを外さずに登れば、県道乗鞍岳線の位ヶ原11号カーブに到達可能です。

正午の位ヶ原の気温は10℃、快晴無風が続きます。ただ、その先は、地形がほとんど埋まってなく、車道で登って行くのが無難な状態。真っ青な青空に白く輝くノリクラは見事な光景ですが、滑走は全く不可能な状態です。

なお、その先の摩利支天岳東斜面(通称:すべり台)は何とか滑走可能だった模様で、常連のスキーヤーが滑走された模様です。ただ、先にも申し上げたように、ここまでのアクセスは相当悪いため、その点を覚悟のうえで入山するようお願いいたします。

下山の車道は荒田沢橋付近までスキーにて下山滑走可能ですが、その先は歩いて下山となります。日没が早い時期ですので、そのあたりも考慮した時間配分をお願いいたします。

<ツアーコースの積雪状況>
ツアーコースはブッシュが完全に沈み込んでいないほど積雪が少なく、今後雪解けが進むとアクセス不能に近い状態になる可能性があります。例年よりも積雪は少ない状況です。
・ 1番標識付近で15センチ
・ 3番標識付近で30センチ
・ 5番標識付近で30センチ
・位ヶ原7号カーブ付近は吹き溜まりで50センチ。


なお、12月から3月までのウインターシーズンは、今回のように速報のみの掲載となっています。次回速報は次の土曜日の予定です。(2016/12/03 18:00更新)

 

【12月3日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



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■2016年11月12日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 

@ 2016/11/12 10:20
長野県警山岳救助隊・信州登山案内人組合連合会・遭対協
合同訓練
(県警ヘリやまびこ1号 − 乗鞍高原 休暇村ヘリポート)
A 2016/11/12 11:00
山岳救助隊・遭対協隊員によるホイスト訓練
(県警ヘリやまびこ1号 − 乗鞍高原 休暇村)

B 2016/11/12 11:10
山頂方面は多いところで積雪1メートル
(大雪渓〜肩の小屋口登山道 − 読者様画像提供)

C 2016/11/12 12:35
山頂は猛烈な突風
(剣ヶ峰山頂 − 読者様画像提供)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 本年度の速報掲載は10月末で終了し、11月は速報休止期間ですが、乗鞍高原で実施された 県警ヘリ やまびこ1号によるホイスト訓練の模様、および、読者様よりいただいた山頂方面の画像をもとにお伝えいたします。

<長野県警山岳救助隊・信州登山案内人組合連合会・北アルプス南部遭対協 合同訓練>
本日は長野県警山岳救助隊・信州登山案内人組合連合会・北アルプス南部遭対協 合同訓練が実施されました。総勢60名ほどの隊員・山岳ガイドの方々がお越しになり、松本空港より休暇村へリポートに到着したやまびこ1号を前に、実際に遭難現場で山岳ガイドや一般登山者に実施してほしいこと・注意してほしいことなどが、やまびこ1号操縦士の方より説明がありました。

【やまびこ1号操縦士・山岳救助隊の方からの説明】
@
二次遭難を防止するため、現場周辺の登山道の一時規制を現場のガイドや登山者で広範囲にわたって実施してほしい。
A エンジン吸気口へのビニール袋等の吸い込みは、墜落への危険性が高まるため、ダウンバースト(ヘリコプターの吹きおろし風)による持参品の飛散の防止。また、ダウンウォッシュによる周辺落石の危険性もあり、上空のヘリばかりでなく、周囲の状況にも目配りが必要。
B  樹林帯の中の現場は上級からはわかりにくいので、派手で目立つ色(ピンク等)で大きく合図し、また、カメラのフラッシュやライトなども有効である。
C ヘリ底部は燃料タンクになっていて、アイゼンで室内に入ると穴をあける危険性があるため、ヘリ到着前にアイゼンは事前に外してほしい。

その後、遭対協乗鞍班や県警救助隊によるホイスト訓練が実施に移り、今回は二人一組での訓練で、ヘリから下降、および、地上から吊り上げる際の二通りの手順・体制を体験します。ヘリの爆音で声による合図は全くできず、ホイスト操縦者や一緒にホイストされるメンバーとは目配せや手腕による合図が重要で、手順通り手際よく進められることが求められ、実際に上空で体験しないとわからない部分が多いのも事実です。

午後からは、善五郎の滝周辺でのロープワークの訓練で、各班に分かれて懸垂下降などが行われました。なお、山岳遭難を防止するために、このような訓練が定期的に実施され、また、遭難救助だけでなく、一般登山者が安全に登山できるよう啓蒙活動なども日常的に行われています。

<山頂方面(読者様画像提供)>
今回は初滑りを目指して登った読者様の画像に基づきお伝えいたします。標高2230メートル付近の冷泉小屋付近まではほとんど積雪はなく、標高2350メートルの位ヶ原山荘付近から先は、完全に根雪になっています。

大雪渓は深いところで1メートル。ただ、表面がひどくパックされていて、稜線直下からの滑走はやや難しく、大雪渓の吹き溜まりを中心に初滑りを楽しまれたようです。また、山頂付近はかなりの強風ですが吹き溜まりで20センチ程度。天候が良かったこともあって、読者様以外に2名の登山者がお越しになっていたとのことでした。(2016/11/12 21:00更新)

 

【11月12日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



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■2016年11月5日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 

@ 2016/11/05 12:05
超快晴 − ぽかぽかの登山日和
(中洞権現)
A 2016/11/05 11:55
雷鳥 − 冬への衣替えが
(阿多野郷登山道 − 中洞権現下)

B 2016/11/05 13:40
積雪30センチ − 御岳・恵那山・中央アルプスなど一望
(剣ヶ峰山頂直下 富士山も肉眼で確認)

C 2016/11/05 13:45
阿多野郷から標高差1500m、距離9kmを登り切る
(剣ヶ峰山頂)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ グリーンシーズンの速報は10月末で終了しましたが、本日は現地に向かうことができましたので、臨時で速報をお届けします。

今日は言うまでもなく、終日快晴の登山日和。11月に入って本格的な降雪に見舞われて、きれいに雪化粧したノリクラと青空は見事なまでに美しいものでした。

一般的に乗鞍登山といえば、畳平や大雪渓肩の小屋口から出発されるケースが大半で、まれに三本滝や乗鞍高原から出発されることがあるといった程度にとどまっています。しかし、それ以外の古い登山道が数多くあって、今回はそのうちに1本の登山道を登ります。出発は岐阜県高山市高根にある阿多野郷から中洞権現経由剣ヶ峰山頂というルートです。非常に景観に優れてルートですが、かなりタイトであり、一般向けではありませんので、あらかじめご了承ください。

7時30分に標高1500メートルの阿多野郷から登山道を歩いて出発します。気温4℃、登り序盤はかなり急勾配で、鬱蒼とした森林の中を行きます。積雪は標高2170m付近から見られるようになり、標高2720メートルの中洞権現付近では10〜20センチの降雪で完全に冬景色といった状況です。なお、阿多野郷から中洞権現への登山道は、クマザサの刈払いが森林限界手前まで実施されていて、歩きやすい状態となっています。

森林限界を超えて中洞権現までの登山道は、岩場からハイマツ帯へと移り変わり、そのハイマツは標高が高くなるにつれて背丈が低くなり、取り付けてある赤や青のリボンが積雪に隠れて見にくい状態。おそらく、森林限界を超えた先で濃霧に見舞われた場合、方向を見失い、戻って来られない危険な状態になるのでご注意ください。そして、そんな中、ほぼ保護色になった雷鳥の姿を見ることできました。足には分厚い羽毛が生えそろい、いかにも暖かかそうな雰囲気になっていました。

正午の中洞権現の気温は0℃、ここから眺めるノリクラは火口の権現ヶ池の外輪山である薬師岳・屏風岳が真正面に見られ、普段のノリクラでは体験できないもの。そして、山肌は完全に真っ白に輝き、冬への装いが出来上がっていました。さらに周辺の山並みもきれいに雪化粧が施され、北岳の隣には富士山の姿が肉眼で確認できる状況でした。

14時の剣ヶ峰山頂はマイナス2℃、相変わらず雲一つない快晴が続きます。周辺の積雪は深いところで30センチ程度。ただ、県道乗鞍岳線は、山頂から見る限り、位ヶ原周辺には積雪は見られませんでした。

今回は、出発が7時30分で、中洞権現に到着したのは12時00分、山頂は13時45分で、片道所要時間は6時間15分、標高差1500m、距離9kmでした。かなりタイトな状況ですので、一般向けではありませんが、森林限界を超えた先の素晴らしい風景は、何度もノリクラを訪れる常連ですら魅了するものでした。なお、11月中の速報更新は、基本的にはありませんのでご了承ください。(2016/11/01 22:50更新)

 

【11月5日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】



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■2016年11月1日(火)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ノリクラ雪渓カレンダーVol.25<最終号>
 

@ 2016/11/01 07:20
初雪 −積雪2〜3cm
初冠雪が11月にずれ込むのは6年振り
(画像提供:位ヶ原山荘)

画像・記事の転載・引用・リンクについて

▼ <初雪・初冠雪情報> 本日、標高2350メートルの乗鞍岳位ヶ原山荘にて初雪を観測。昨晩からの降雪より、山荘周辺で積雪2〜3cm。早朝には山麓から位ヶ原より上部の初冠雪も確認され、初冠雪が11月にずれ込むのは2010年以来6年振りです。

岐阜県側乗鞍スカイライン、および、長野県側県道乗鞍岳線は、ともに本日11月1日より冬季閉鎖です。
県道乗鞍岳線では、従来、休暇村ゲートの閉鎖は三本滝ゲート閉鎖の数日後になっていましたが、今年から三本滝ゲートと休暇村ゲートが同時に本日閉鎖され、本日以降は休暇村までしか通行できませんのでご注意ください。

来年の開通は、岐阜県側乗鞍スカイラインは2017年5月15日(月)。長野県側乗鞍岳線の休暇村〜三本滝間は2017年4月17日(月)11時、三本滝〜県境間は2017年7月1日(土)6時です。(2016/11/01 08:00更新)
 

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