【速報バックナンバー 2017年2月分】

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◎ 2月

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■2017年2月25日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参 加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2017/02/25 11:05
綺麗な青空に高天ヶ原・剣ヶ峰が顔を出す
(ツアーコース − 5〜6番標識間)
A 2017/02/25 11:25
ここから先はアイゼンのほうが安全 − アイゼンは必需品
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)

B 2017/02/25 12:50
位ヶ原からはほぼアイスバーン − アイゼン・スノーシューで
(位ヶ原 − シールはムリ!)

C 2017/02/25 13:15
一昨日の雨の影響できれいな樹氷 − 春が近づく証拠
(位ヶ原 − 厳冬期には見られません)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 水曜から木曜の朝にかけて、まとまった降雪に見舞われたものの、木曜日は雨で、昨日はきれいに晴れあがったことから、ノリクラは乗鞍高原から森林限界以降まで、ほぼ全域にわたってテカテカ状態となってしまいました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、先ほどまでの曇り空から青空が広がるようになってきました。気温はマイナス7℃、一昨日の雨が冷えて固まり、積雪箇所はすべてガチガチのアイスバーンとなっています。道路は観光センター付近までは、ほぼドライ状態のため、運転に支障となるところはないものの、Mt.乗鞍 事務所前あたりから、第3駐車場・休暇村方面は完全なアイスバーンになっていますので、スタッドレスタイヤ、または、タイヤチェーンの装着が必要です。

第3駐車場は、スケートリンク並みのテカテカ状態。駐車場からゲレンデに向かう常連のアルペンレーサーも、雪の上は慣れているはずですが、今日ばかりは歩幅を狭くして慎重に歩く様子がみられるほどです。

リフト営業が開始される8時30分頃にはすっかりきれいな青空が広がり、ツアーコースに向かう、やまぼうし・夢の平・かもしかの各リフトは定時より前に運転が開始されるほどスムーズに始まりました。ゲレンデはやや硬めではあるものの、かなりの初心者でなければ、楽しく滑走できるレベル。エッジのグリップがよく聞いてきれいにカービングを決めるスキーヤーの姿ありました。

<ツアーコース>
9時のツアーコース入口の気温はマイナス6℃、青空に流れる雲の雰囲気は春を感じさせるもので寒さはありません。すでに20〜30名ほどの入山者があって、硬めのコンディションにスノーシューではなく、初めからアイゼンで向かう登山者もいました。そして、最終的には80名ほどの入山者があった模様です。

ツアーコースは雨水が流れた縦波が、入口急斜面から5番標識手前まで見られ、まとまった雨量があったものとみられます。入口急斜面のバーンコンディションはクラストした硬い表層があるモナカ状態。ただ、シールのグリップが効かないほどのものではありません。その先も同じようなバーンコンディションが続きます。
そして、先ほどまで見えていなかった山頂方面
は、11時頃にはくっきりと姿を現すようになって、上部エリアの風も弱まってきました。日差しがしっかりあって、寒さはないものの、バーンはほとんど緩まず、6番標識より先はシールで登るのが困難な状態になってきます。

正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス8℃。10〜20センチほど降り積もる雪に柔らかさが感じられるようになってくるものの下地はかたく、下山滑走で転倒するケースや、シール登行をあきらめてアイゼンで登るスキーヤーの姿も目立つようになってきます。

<森林限界以降>
位ヶ原急斜面を登り切ると、ほぼ完全にアイスバーンとなり、シールの方は行き場を失う可能性がかなり高い状態となります。この先の位ヶ原もほぼ全面アイスバーンのため、雪面が柔らかいうちにスノーアイゼンを装着するか、シール登行をあきらめて、ブーツにアイゼンを装着されることを強くお勧めします。

13時の位ヶ原の気温はマイナス10℃、ダケカンバにわずかであるものの樹氷が見られます。厳冬期は乾いた雪のため、枝に着雪することはありませんが、春先になって着雪性のよい雪が降ると、このような現象が見られます。ですから、位ヶ原で樹氷が見られるということは、春が近づいている証拠といえるでしょう。

この先の摩利支天岳東斜面(通称:すべり台)も、吹き溜まりに柔らかい部分があるものの、大半が硬いバーン。富士見沢も目視で確認した様子では同様の状況でした。

今後、まとまった降雪がない限り、ツアーコース、及び、森林限界以降のバーン状況は改善されないと考えられます。シールだけでは登ることはできませんので、アイゼンは必ず持参してください。また、スノーシューやわかんの方も、アイゼンは必需品と考えてください。

<ツアーコースの積雪状況>
先週より積雪が増え、ほぼ例年なみの積雪量です。6番付近の谷はほぼ埋まりました。
・ 1番標識付近で積雪200センチ(先週より20センチ増加、昨年より115センチ多い)
・ 3番標識付近で積雪165センチ(先週より25センチ増加、昨年より78センチ多い)
・ 5番標識付近で積雪278センチ(先週より43センチ増加、昨年より148センチ多い)


なお、12月から3月までのウインターシーズンは、今回のように速報のみの掲載となっています。次回速報は通常、翌土曜日ですが、都合により一日前倒しして3月3日(金)にお届けする予定です。 (2017/02/25 18:50更新)

 

【2月25日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2016ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2016/10/29〜30)<最終号>をもって2016シーズンの連載を終了させていただ来ました。2017シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2016年

2017年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2016年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2016年12月〜2017年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2017年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2017年5月中旬頃を予定しております。


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■2017年2月18日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参 加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2017/02/18 08:20
どこもかしこもテカテカ − 足元注意・スリップ注意!
(Mt.乗鞍 − 第3駐車場前)
A 2017/02/18 09:25
今日は80名ほど入山者が押し掛ける
(ツアーコース入口)

B 2017/02/18 10:30
ツアーコースは全山締まった新雪で歩きやすい
(ツアーコース − 3番標識付近)

C 2017/02/18 12:45
クリーミーでまったりとしたパウダーランが楽しめる
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 昨日の雨でバーン状況が懸念されましたが、ツアーコースにおいては、大きな影響はなく、まずまずのパウダーランを楽しむことができました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、綺麗な青空の朝を迎えます。気温はマイナス7℃。乗鞍高原周辺は道路に積もった積雪が、昨日の雨で表面が融け、それが再び凍った最悪の状態。こうなると除雪もできないうえに、融雪剤も効かない状態となり、道路を横断するスキーヤーも足元を注意しながら歩く姿が見られました。そのため、ノリクラにお越しの方は、スタッドレスタイヤ、もしくはタイヤチェーンの装着が必須であることはもちろんのこと、スリップに細心の注意が必要です。

Mt.
乗鞍のリフト営業は、休暇村リフトの営業が点検作業で運行が見合わせになっていましたが、ツアーコースに向かうために必要となる、やまぼうし・夢の平・かもしかの各リフトは、ほぼ通常通りに運行が始まりました。ゲレンデのコンディションは昨日の雨の影響から、かもしかゲレンデの下部から山麓側は硬めのコンディションで、それよりも上はやわらかな感触があり、おそらく、昨日はかもしかゲレンデ中間付近を境に雨(湿雪)から雪へと変化したものと思われます。

また、早朝はきれいな青空だったものの、8時頃から白っぽくなってきて、山頂方面が確認できなくなり、さらには風も強くなって、天候の悪化が感じられるようになってきました。

<ツアーコース>
9時のツアーコース入口の天候は曇、まだ、ぼんやりと太陽がにじんでいるものの、周囲の木々が唸り始めています。それでも、朝一番の段階でツアーコース入口には30名ほどが訪れました。今日はスキーヤー・ボーダーの方々よりも、登山の方の姿が多く、アイゼン・スノーシュー・わかん等の装備で出発します。そして、最終的には80名ほどが入山した模様です。
ゲレンデ内は硬めのコンディションでしたが、ツアーコース入口はやや締まった新雪が10〜20センチ積もっています。そのため、沈み込みも少なく、登山者も比較的歩きやすい状況だったと思われます。

この先のツアーコースもコンディションはほぼ同じ、ほぼ全山にわたって10〜20センチの締まった新雪に覆われています。天候は徐々に悪化傾向をしめし、正午の位ヶ原急斜面の気温はマイナス10℃、少し前まで高天ヶ原の姿が見えていたものの、完全に雲に飲み込まれ、隣の鉢盛山も姿を消します。位ヶ原急斜面も締まった新雪が10〜20センチほどです。

さらに登って森林限界を超えた位ヶ原の気温はマイナス12℃、視界は100メートル前後で、行く先の木々が確認できる程度の状況のため、慣れている方なら問題ないものの、周辺の地形・地理を熟知していないと、方向を見失う可能性のある状態のため、ここで引き返す方も多かった模様でした。なお、厳冬期の位ヶ原は常に強風にさらされていることから、柔らかい雪が吹き飛ばされてアイスバーンになっていることが多いものの、今日は全面柔らかい雪質に覆われています。おそらく、昨日は標高2500メートルの位ヶ原においても、着雪性の良い雪が降ったものと考えられます。

そして、ツアーコースのパウダーランは、クリーミーでまったりとした感触。パックされた箇所はなく、厳冬期の雪質とは異なるものの、これはこれで楽しく滑走できるものでした。午後になって天候が回復し、再び晴れ間が見えてきたものの、速報を書く16時現在は再び曇ってきて、雪がチラチラと舞う様子がみられます。明日は天候が回復する傾向のようですが、やや遅れる可能性も考えられますので、最新の天気予報をご確認ください。

<ツアーコースの積雪状況>
ほぼ、例年並みの積雪状況で、6番付近の谷は山麓側を除いて、ほぼフラットに近い状態になってきました。
・ 1番標識付近で積雪180センチ(先週より10センチ増加、昨年より105センチ多い)
・ 3番標識付近で積雪140センチ(先週より5センチ減少、昨年より60センチ多い)
・ 5番標識付近で積雪235センチ(先週と同じ、昨年より85センチ多い)


なお、12月から3月までのウインターシーズンは、今回のように速報のみの掲載となっています。次回速報は次の土曜日の予定です。 (2017/02/18 16:30更新)

 

【2月18日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2016ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2016/10/29〜30)<最終号>をもって2016シーズンの連載を終了させていただ来ました。2017シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2016年

2017年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2016年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2016年12月〜2017年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2017年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2017年5月中旬頃を予定しております。


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■2017年2月11日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参 加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2017/02/11 08:25
2月の祝日連休 − 朝からにぎわっています
(Mt.乗鞍 − 第3駐車場)
A 2017/02/11 09:35
「シールはいいなぁ〜」 − ツボ足だと膝まで埋まる
(ツアーコース − 入口急斜面)

B 2017/02/11 12:45
午後から降り方が強くなる
(ツアーコース − 4番標識付近)

C 2017/02/11 11:40
この先はムリ! − 今日はここで撤退するのが正解!
(ツアーコース − 位ヶ原急斜面)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 西日本を中心に各地で被害をもたらしている今回の寒波。ただ、ノリクラにおいては「普通の荒天」で、降雪量も比較的少なく落ち着いた一日といってよいかと思います。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、小雪の朝を迎えます。気温はマイナス10℃、降雪は夜明け前から始まったばかりですので、積雪は2〜3センチ程度。ほとんど風もなく、穏やかな朝といってよいでしょう。この週末は本日が建国記念日の祝日で連休となり、スキー場にとっては年末年始に次いで最もにぎわう二日間と予想されますが、やはり、この天候にも関わらず、Mt.乗鞍の第三駐車場は8時の段階で3分の1が埋まり、午前中には満車になりました。そして、チケットセンターではバレンタインデープレゼントとして、先着でチョコレートのプレゼントがあり、明日も実施されるとのことでした。
今日は氷点下どころか、終日マイナス10℃以下の気温のため、雪質は乾いたサラサラの状態で、ゲレンデコンディションは申し分ない状態です。

<ツアーコース>
Mt.乗鞍のリフト営業は、ほぼ定刻通り始まり、ツアーコース入口には9時過ぎには到着することができました。9時のツアーコース入口の気温はマイナス10℃、雪の降り方は変わりません。ゲレンデは人出が多いにもかかわらず、ツアーコースに向かう人の姿は数えるほど...やはり、大荒れと発表されている天気予報の影響があるのかもしれません。

入口急斜面の新雪は10〜20センチで、昨日までのトレースがうっすら残っていて、思ったほどの新雪量ではありませんが、下地の硬さはほとんどなく、まずまずのパウダー感が得られます。その先も、ほぼ同じようなコンディションが続きますが、5番標識から新雪30〜40センチと増加します。そのため、6番標識付近の谷はかなり埋まって、山麓側の谷以外はほぼ完全い埋まってしまいました。

正午の位ヶ原急斜面の天候は、雪がやや強くなってきて、気温はマイナス14℃、新雪は20〜30センチ程度です。この先の位ヶ原方面に向かった方の話では、視界・天候とも登行不可能な状態ではなかったとのことですが、今日のような天候の場合は不測の事態も考えて、位ヶ原急斜面あたりで撤退することをオススメします。
なお、ツアーコースのパウダーランは、乾いた雪質にも関わらず、あまり滑走性はよくありません。5番より山麓側の降雪量の少ない箇所の方が滑走性のよいパウダーランが楽しめます。

なお、位ヶ原急斜面より先の森林限界以降でのパウダーランエリアは、摩利支天岳東斜面の通称:すべり台、富士見沢、屋根板が主な場所になり、剣ヶ峰山頂方面はこの時期の滑走はオススメしません。剣ヶ峰山頂方面の蚕玉岳・朝日岳からの滑走エリアは、この時期、風紋(シュカブラ)がひどく、滑走に適さないことが多いためです。剣ヶ峰山頂方面の滑走シーズンは、4月下旬以降となります。

速報を書く17時現在は、やや降り方が落ち着いてきましたが、今後も降雪が見舞われます。雪崩などには十分ご注意ください。特に雪崩多発地帯への入山は細心の注意をお願いいたします。なお、雪崩多発地帯はノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末>にて確認できます。

<ツアーコースの積雪状況>
ツアーコースの積雪は、例年並みかやや多い状態になってきました。
・ 1番標識付近で積雪170センチ(先週より15センチ増加、昨年より90センチ多い)
・ 3番標識付近で積雪145センチ(先週より15センチ増加、昨年より50センチ多い)
・ 5番標識付近で積雪235センチ(先週より35センチ増加、昨年より90センチ多い)


なお、12月から3月までのウインターシーズンは、今回のように速報のみの掲載となっています。次回速報は次の土曜日の予定です。 (2017/02/11 17:30更新)

 

【2月11日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2016ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2016/10/29〜30)<最終号>をもって2016シーズンの連載を終了させていただ来ました。2017シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2016年

2017年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2016年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2016年12月〜2017年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2017年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2017年5月中旬頃を予定しております。


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■2017年2月4日(土)       (今回取材分のノリクラ雪渓カレンダー  →  ウインターシーズンの掲載はありません)
 
   (ご注意 :今回の記事はバックカントリ ー経験者を対象としたもので、ツアーコース初心者の方は、経験者と同行するか、ガイドツアーに参 加されることをお勧めします。 ツアーコースマップ → ノリクラガイドマップ 冬スキー 版<対象時期:12月末〜4月末> )  
 

@ 2017/02/04 09:20
超快晴 − 今日はツアーコースに行かなくっちゃ!
(ツアーコース入口)
A 2017/02/04 09:35
今週は降雪ほとんどなし − やや締まった新雪
(ツアーコース − 入口急斜面)

B 2017/02/04 13:05
午後になってもきれいな青空
(すべり台)

C 2017/02/04 14:05
森林限界のパウダーは裏切らない
(大雪渓前)
その他の画像が本文末尾にあります。

画像・記事の転載・引用・リンクについて

 ▼ 今年ももう一ヶ月が過ぎて、2月最初の速報をお伝えします。今日は見事な快晴!それも終日にわたって続き、午後になるほど風が収まって穏やかな陽気に包まれました。

<乗鞍高原、道路状況、Mt.乗鞍>
早朝7時の乗鞍高原は、快晴無風の青空が広がります。気温はマイナス12℃、耳や指先がキーンと痛くなる冷たさです。昨晩の降雪はないものの、乗鞍高原周辺の道路は積雪があって、スタッドレスタイヤ、またはタイヤチェーンの装着が必須です。そして、7時前からノリクラの峰々が赤く燃え、その後は急速に青空が冴える状況になってきます。
Mt.乗鞍の第3駐車場は続々とマイカーがお越しになり、ゲレンデスキーヤーだけではなく、大きなザックにスノーシューなどを括り付けた登山者の姿も目立っています。この天候ですから、バックカントリーにお越しの方も多いものと思われます。

Mt.乗鞍のリフト営業が定刻通りに始まり、9時過ぎにはツアーコース入口に降り立つことができました。今週はまとまった降雪がなく、ゲレンデもやや硬めのコンディション。ただ、エッジをしっかりくいこませて高速にターンするにはもってこいの状況で、かもしかゲレンデはそんなレーサースキーヤーがかっ飛ばす様子がみられました。

<ツアーコース>
9時過ぎのツアーコース入口の天候は快晴、気温はマイナス2℃、少し風が感じられるようになってきました。バックカントリースキーヤーや登山者はすでに30名近くが集まって、出発の準備を始ます。今日は最終的にに40名から60名ほどの入山者となった模様です。そんな中、朝3時から登り始めた地元のスキーヤーの方がツアーコース入口を下山され、「森林限界以降はまずまずの状況ですよ」とのこと。
先ほど申し上げたように、この1週間はまとまった降雪がなく、入口急斜面もやや締まった新雪が10センチ程度積もっているに過ぎない状況で、その先はややパックされた雰囲気のバーンコンディションが続きます。

3番以降になると風がやや強く感じられ、気温はマイナス2〜4℃程度なら、日差しがあれば暑さを感じるコンディションですが、今日はアウターが欠かせない状況でした。
新雪状況は、最上部の位ヶ原急斜面でもほとんど変わりありません。また、6番標識付近の谷はかなり埋まってきましたので、下山滑走にはほとんど問題ないかと思いますが、ギャップが完全になくなったわけではありませんので、転倒には十分注意して下さい。

<森林限界以降>
ツアーコースを登り切った先の、12時の位ヶ原の気温はマイナス4℃、もちろん、燦々と太陽の降り注ぐ快晴がが続いていますが、やや強めの冷たい北風に体が一気に冷えます。また、バーンは所々にシュカブラ(風紋)があって、締まった感触のバーンです。なお、この時期の山頂方面はシュカブラが存在する状況が続いていて、山頂・稜線からの滑走は適さないため、滑走道具は肩の小屋付近にデポしておき、アイゼンに履き替えて、山頂と往復することをオススメします。

このほか、摩利支天岳東斜面(通称:すべり台)は柔らかいパウダーエリアも残っていて、降雪がないにも関わらず、さすが森林限界のパウダーが裏切らないといえます。ただ、場所によってはシュカブラがあったり、パック感のある積雪状況も点在します。なお、富士見沢についても遠方からの判断では、すべり台とほぼ同じ状況だったと推測されます。


<ツアーコースの積雪状況>
ツアーコースの積雪はほぼ例年並みになって来たと考えられます。6番標識付近の谷もかなり埋まって、下山滑走が問題なくできる状況ですが、ギャップがなくなったわけではありませんので、転倒などには十分注意してください。。
・ 1番標識付近で積雪155センチ(先週より10センチ増加、昨年より70センチ多い)
・ 3番標識付近で積雪120センチ(先週と同じ、昨年より20センチ多い)
・ 5番標識付近で積雪200センチ(先週より5センチ増加、昨年より55センチ多い)


なお、12月から3月までのウインターシーズンは、今回のように速報のみの掲載となっています。次回速報は次の土曜日の予定です。 (2017/02/04 18:00更新)

 

【2月4日(土)速報 − そのほかの画像 (クリックで拡大)】


【来シーズンの速報、及び、ノリクラ雪渓カレンダーの連載再開の予定】 
2016ノリクラ雪渓カレンダー正式版 は、ノリクラ雪渓カレンダーVol.25(2016/10/29〜30)<最終号>をもって2016シーズンの連載を終了させていただ来ました。2017シーズンの連載再開予定は以下の通りですが、変更の可能性もありますので、あらかじめご了承ください。

 

 

2016年

2017年

  11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月〜10月
速報 ×


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)


(毎週土曜)

ノリクラ
雪渓カレンダー
× × × ×

プレリリース版
<3月下旬〜5月上旬>

正式版
<中旬開始>

 

●速報●
<2016年11月> お休みさせていただく予定です。ただ、ツアーコースなどの降雪状況によっては一時的にお届けする可能性もあります。
<2016年12月〜2017年3月> ウインターシーズンは、週末を中心にトップページの速報のみお届けする予定です。ただし、天候状況などにより、掲載が実施できない場合があります。
<2017年3月下旬以降> 春夏秋シーズンは、ノリクラ雪渓カレンダー(プレリリース版・正式版)の取材日に合わせて実施する予定です。
●ノリクラ雪渓カレンダー●
ノリクラ雪渓カレンダープレリリース版は2017年3月下旬頃から再開を予定しノリクラ雪渓カレンダー正式版は2017年5月中旬頃を予定しております。


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