ノリクラ 雪渓カレンダー
Vol.5(2006/06/10) F
【雪渓下部】
左の画像は大雪渓入口付近。これまで、雪の下に隠れていて見えなかったスキーヤー専用道を示す看板がようやく姿を現し始めました。積雪の多かった昨年ですら、シーズン初めにはこの看板は支柱全体の4分の1から3分の1くらい出ていましたので、この付近は、昨年より1ヶ月以上、雪解けが遅いことがわかります。
県道に接した面では、先週より、高さで1メートル程の雪解けがありますが、雪渓の中ほどは、先週と大きな変化はないようです。
雪渓下部のクレパス |
こちらは雪渓下部のクレパス。傾向は先週と変わらず、左右の横幅には変化はほとんどありません。
開口幅は1メートル以上 |
開口幅の広がり方は小さくなってきているものの、1メートル以上にまで広がっています。
クレパスの前後にはまだ、段差はありません |
開口幅が大きくなってくると、前後に段差がついてくることがありますが、まだ、その傾向はありません。ただ、これ以上、開口幅が広がると、飛び越えるのは困難になってきます。
【雪渓上部】
雪渓上部全景 | 雪渓上部右側 |
雪渓下部と同様、雪渓上部右側のクレパスも長さはほとんど変わりありません。昨日の降雪でクレパスが埋まっていますので、少しわかりにくい状態になっていますが、先週お伝えした、蚕玉岳〜朝日岳稜線や朝日岳直下から滑り降りて、大雪渓に差し掛かる部分のクレパスも、右側の画像の左上にありますので、朝日岳方面から滑り降りる際には注意が必要です。また、右の画像の中央に見える大きな雪渓上部右側のクレパスも含め、2つとも、長さは先週と変わりありません。
開口幅 1メートル以上 |
雪渓下部のクレパスと同様、開口幅は広がり具合は小さくなってきましたが、1メートル以上に成長しています。
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