ノリクラ 雪渓カレンダー

プレリリース版 Vol.6(2008/04/26〜27) D

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(Update:2008/05/01)

 

【27日は雲に支配されます。(屋根板〜位ヶ原)】

早朝の荒天から一転して次第に快晴の空へ

強い西風で時折地吹雪となり、視界の効かない天候から朝が始まりましたが、急速に回復し始めた天候は、9時過ぎにはご覧のような快晴の空が広がるようになります。

除雪の先端は位ヶ原山荘の先まで

県道乗鞍岳線の除雪は位ヶ原山荘まで進んでいます。

 

切り通しは高いところで4メートル以上

位ヶ原山荘付近の切り通しは高いところで重機の背丈以上の所もあって、4メートル以上はあるかと思います。

屋根板入口 春スキーバス運行前の静かなこの時期がいいですね

こちらは屋根板の入口。時刻はまだ10時30分ごろですが、ツアーコースから位ヶ原を経由して滑り降りてきたボーダーの方に出会います。少しお話をお聞きすると、三本滝を8時ごろ出発されたとのことでかなりハイペースで登ってこられたことがわかります。いつもWebSiteをチェックしてくださり、今回も休暇村ゲートから三本滝ゲートの開通がいつなのか調べながらお越しになったとのこと。「春スキーバスの運行前のこの時期が一番静かでいいですね。」と、静かなノリクラを楽しまれていました。

 

富士見岳 − 激しく流れる雲の動きはダイナミックな光景

屋根板 − 変化にとんだ光景は飽きのこない時間が流れる

今日の屋根板・富士見岳はご覧のように変幻自在の雲のシルエットが昨晩の新雪で真っ白に輝く雪面にきれいなグラデーションを織り成す一日となりました。そんな様子をどれだけ眺めていても飽きのこない風景と時間が流れます。

屋根板から位ヶ原へ − 午後になっても変わらぬ光景

屋根板から位ヶ原に上がる午後になってもその光景は続きます。

 

位ヶ原 − 午後になっても枝先が白く輝き、風とともに剥がれ落ちる音が唯一天然の音

昨晩の湿った降雪がダケカンバの枝々に着雪し、少しばかりの樹氷が冴える青空に見事なコントラストを描きます。午後になってからもこんな樹氷が見られることからお分かりのとおり、今日は一日中冷たい空気に包まれています。それでも日の光を浴び、風に揺さぶられるたびにバラバラと音を立てて剥がれ落ちて行く音が無音の位ヶ原で唯一の天然の音となっています。

 

若干風紋が見られるものの、硬く締まったフラットなゲレンデ状態

昨晩の降雪が若干積もった位ヶ原はきれいな白さを見せます。風で幾分の風紋が見られますがほぼフラットといってよいバーンで、硬く締まったゲレンデといってもいい状態です。

 

午後になると激しく雲に包まれるようになります − 天候悪化を警戒しながら早めに下山

午後を過ぎると大雪渓・山頂付近は激しく雲に包まれるようになり、そんな中を滑り降りてきたボーダーの方がこちらに向かってこられます。昨年5月に来たときは岐阜県側の乗鞍スカイラインのシャトルバスを予定していたが通行止めとなって、急遽、ツアーコースから来たのがはじめてのノリクラで、今年は2月以来2回目。雲行きが怪しくなってきて、やはり、そんな状況を警戒しながら行動しなければと、これ以上の悪化を心配しながらツアーコースへ滑り降りて行きました。

安全に行動するには、どれだけ経験を積んでも、「心配すること・恐れること」を忘れてはならない重要なファクターといえるでしょう。

 

トイレの屋根が見えてきたら大雪渓に到着です。 Next

 

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